ついに起きてしまった4人目の殺人事件。マスコミやSNSは犯人をあおったとして、一本木(玉木宏)に非難を浴びせます。
世間を敵に回した太陽新聞にワクチンから新たな殺人予告が届きます。それは“因果応報”と書かれた手紙を無作為に読者へ送るというゲームでした。
警察から紙上討論の中止要請を受けて、太陽新聞の経営陣は筆を緩めることを検討し始めますが、吉村(渡部篤郎)は毅然とした態度で討論を続けさせます。
そんな中、殺人予告状が江原家、一本木の自宅に届けられ、一本木は茂(萩原聖人)から「犯人に心当たりがある」と聞かされます。
目次
ドラマ『だから殺せなかった』 前回振り返り
父親の江原茂(萩原聖人)から出生の秘密を明かされた陽一郎。
彼は大学の心理カウンセラー・万里子(高岡早紀)を介して、連続殺人事件への関与を疑う一本木と会い、「自分は犯人ではない」と潔白を訴えます。
ワクチンとの紙上討論を売り物にする太陽新聞の姿勢に憤り、それを主導する吉村(渡部篤郎)と対峙する一本木。
ワクチンの人物像が見えてこないことに苛立った一本木は、紙上討論で踏み込んだ反論をします。
しかし、それによって激怒したワクチンは4人目の殺人を予告し、それは実行されてしまいました。
太陽新聞も警察も、新たな犯行を止めることは出来なかったのです。
【ネタバレ】ドラマ『だから殺せなかった』第4話あらすじ・感想
一本木バッシング
4件目の殺人が起きてしまったことで、マスコミやSNS上では、犯行を止められなかった一本木(玉木宏)の責任を問い始めます。
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警察は、太陽新聞に対して、犯人が刺激されないよう反論記事を事前に見せて欲しいと要請してきました。
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しかし吉村(渡部篤郎)は、報道の自由に関わることだとして、その要請をきっぱりと断りました。
太陽新聞には、抗議の電話や投書がひっきりなしに来ていました。
社長や幹部たちは世間を敵に回したことを気にして筆を緩めることを検討し始めました。
しかし、一本木はそれを飲む気はありません。
陽一郎の目標
一本木は、大学のカウンセリング室で陽一郎(松田元太)と会います。
陽一郎は、ワクチンは無差別殺人を装っている気がすると持論を話します。
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陽一郎は、一本木に刺激を受けて、将来新聞記者を目指す事にしたといいます。
「一本木さんは間違っていません。きちんと犯人と向き合っています!」
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牛島と一本木がクラブで話していると、そこへ毛賀沢教授(酒向芳)が2人に対して絡んで来ました。
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新たな殺人予告
太陽新聞の元にワクチンから手紙が届きます。
それは、読者に向けた新たな殺人予告でした。
ワクチンは、読者へ向けて『因果応報』と書かれた手紙を無作為に配布し、そのうちの誰かを殺すというのです。
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警察は、記事を載せるなと言います。
しかし、吉村はここで怯んでいては犯人の思うつぼだと、毅然とした態度でいるべきだと社長に訴えます。
「責任は全て私がとります」
しかし一本木の筆は一向に進みませんでした。
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「あなたの脅しには屈しない」
一本木は、決死の覚悟で反論しました。
『因果応報』
江原家に、ワクチンから『因果応報』の手紙が届きました。
その夜、一本木が帰宅するとポストに白い封筒が届いていました。
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翌日、一本木は4件目の現場で聞き込みをします。
そこで、目撃者を見つけました。
その目撃者は誰かが言い争う声を聞いていました。その時『タカシ』という言葉が聞こえたと言います。
一本木は牛島に警察が掴んでいる情報を確認しました。
ワクチンが配った殺人予告は20通。4件目の家に手紙は届いていませんでしたが、被害者は不倫をしていました。
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しかし、『タカシ』の件については、警察が掴んでいるのは『タカハシ』という声だったといいます。
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茂の告白
そんな中、一本木は江原茂(萩原聖人)から「2人で話をしたい」と呼び出されます。
茂は、くれぐれも陽一郎には話さないようにと釘を刺し、殺人予告の送り主に心当たりがあると話し始めました。
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なんと、茂は以前から同じ封筒で脅迫状を受け取っていたと言います。
犯人は、陽一郎が実の息子ではないことを知っていました。
「犯人は、陽一郎の実の父親なんです」
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茂たちが赤ん坊を引き取った1年後、捨てられていた前橋の産婦人科に1人の女性が現れました。
女性は赤ん坊を捨てたといい、その後どうなったのか気になって尋ねて来たと言います。
その時、院長は里親のことを伝えてしまったのです。
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そして、19年後の今になって実の父親は「子供を返せ」と脅して来たのだと言います。
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陽一郎を守りたい
しかし茂は犯人の名前をまだ言えないと言います。
警察に言えば陽一郎に危害を加えると言われているからです。
茂は、男と直接会って金で解決しようと考えていました。
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一本木に話したのは、万が一自分に何かあった時に警察と陽一郎に真相を話して欲しいからだと言います。
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「父親として、どうしても陽一郎を守りたいんです」
一本木は茂の頼みを受け、通報する前に自分なりに調べてみることにしました。
そしてすぐに前橋に向かい、陽一郎が捨てられていた『石橋産婦人科』に女性のことを聞こうとしましたが、けんもほろろに追い返されてしまいます。
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終結宣言
前橋にいる一本木の元に気になる情報が飛び込んできました。
4件目の被害者の息子の名前が『タカシ』だったというのです。
その子は現在児童養護施設にいるとのこと。
一本木が牛島に確認すると、『タカハシ』という情報が匿名の通報でもたらされており、しかもそれは太陽新聞に目撃者情報があるという記事が出て以降のものでした。
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一本木が本社に帰ると、ワクチンから手紙が届いていました。
一本木はそれを読んだ途端顔色を変えます。
「終結宣言だ・・・」
ワクチンは一方的に終結宣言をし、最後に署名をつけていました。
その名前とは・・・毛賀沢達也。
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生物学の研究者である毛賀沢は、この事件は『生物学的な大いなる実験』をしたと言います。
動物のオスは自分のテリトリーに入って来たオスを攻撃する。
だから彼は自分の女に手を出しなわばりを犯した男を攻撃したというのです。
「これで私のシナリオは完結する」
ワクチンこと毛賀沢は、自分もまた罪深いウイルスだから始末をつけなければならないといいます。
「死ぬことでレジェンドになる」
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毛賀沢の遺体
茂が会おうとしていたのも、毛賀沢のことでした。しかし、数日前から連絡が取れなくなり、会えていないと言います。
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警察が大学の毛賀沢の部屋を調べたところ、ワクチンが手紙の封に使っていたロウと印が見つかりました。
しかし、一本木はどうしても合わないピースがあると、この期に及んで取材に出かけます。
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一本木は、4人目の被害者の息子がいる児童養護施設の前に立っていました。
ドラマ『だから殺せなかった』 第4話 ネタバレ・感想&まとめ
ドラマもクライマックスを迎え、遂にワクチンの正体が明かされました。
ワクチンは、なんと毛賀沢教授でした!
たまに出てくる女好きのタレント教授。怪しい人物をやりがちな酒向さんが演じていることで、何かあると思いましたが、やはりでした。
しかし、一本木の言うように『タカシ』の問題が残されています。
そして4話目にして犯人がわかるというのもおかしな話なので、毛賀沢教授はダミーの可能性があります。
次回は最終回。一本木は真相に辿り着けることは出来るでしょうか?必見です!