ドラマ『だから殺せなかった』 第3話 陽一郎の出生の秘密! そして4人目の犠牲者が・・・。

だから殺せなかった

出典:だから殺せなかった公式ページ

父親の江原茂(萩原聖人)から出生の秘密を明かされた陽一郎。彼は大学の心理カウンセラー・万里子(高岡早紀)を介して、連続殺人事件への関与を疑う一本木と会い、「自分は犯人ではない」と潔白を訴えます。

ワクチンとの紙上討論を売り物にする太陽新聞の姿勢に憤り、それを主導する吉村(渡部篤郎)と対峙する一本木。

ワクチンの人物像が見えてこないことに苛立った一本木は、紙上討論で踏み込んだ反論をします。しかし、それによって激怒したワクチンは4人目の殺人を予告するのでした。

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ドラマ『だから殺せなかった』 前回振り返り

「俺の殺人を言葉で止めてみろ」。”ワクチン”と名乗る者から届いた手紙には、新聞紙上で一本木(玉木宏)との討論を求め、それを破れば新たな殺人を犯すと書かれていました。

警察はワクチンが首都圏連続殺人事件に関わっているとみて捜査を進める一方、紙上討論によって売上がV字回復した太陽新聞の自作自演を疑い始めます。

一方、太陽新聞は独自の犯人像に迫るため取材を続けます。一本木は、ワクチンへの反論記事を書きつつ、事件現場にいた不審な大学生・江原陽一郎(松田元太)に接触を試みます。

しかし、父親の茂(萩原聖人)が現れ、陽一郎に話を聞くことは出来ませんでした。

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【ネタバレ】ドラマ『だから殺せなかった』第3話あらすじ・感想

出生の秘密

首都圏連続殺人事件の現場にいた陽一郎(松田元太)に話を聞こうと、陽一郎の家の前で待ち伏せしていた一本木(玉木宏)。しかし、そこに父親の茂(萩原聖人)が現れ、陽一郎はその隙に家の中に入ってしまったため、話を聴くことは出来ませんでした。

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一本木は、陽一郎が事件と関わりがあるのではないかと疑っていました。

一本木が帰った後、茂と陽一郎は話をします。
もちろん、茂は陽一郎を疑ってはいません。それよりも、陽一郎が母親の死によってふさぎこんでいることが気になっていました。

「いつまでも引きずっていたら母さんが悲しむ」

「もうやめてよ!僕は2人の子供じゃなかったんだね」

茂は、必死で何故陽一郎を迎えることになったのか、その経緯を説明します。

茂たち夫婦は、子供が欲しかったために努力をしましたが、それは実りませんでした。
そんな時、懇意にしている前橋の医師が、子供を引き取らないかと持ちかけてきたのです。

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赤ちゃんは、クリニックの前に置き去りにされていました。でも、「群馬県」というのは偶然でしょうか?

たった1人の息子

茂たちはすぐに前橋に赤ちゃんを迎えに行きます。
そして、里子ではなく、自分たちの子として迎えるため、医師が違法とわかって出生届を書いてくれたのです。

moyoko

夫婦は本気で陽一郎を自分の子だと思っていたのですね。

「お前は、俺と母さんのたった1人の息子だ」

moyoko

陽一郎は、茂の思いを受け取ってくれました。

翌日、一本木が大学の心理カウンセラーである万里子(高岡早紀)から呼び出され、大学に行くと、陽一郎が待っていました。
陽一郎は、自分が何故あの現場にいたのかを話し、身の潔白を主張します。

陽一郎は、自分より可哀想な人を見つける「不幸の切り抜き」をしている中で、連続殺人事件の犯人に何故か共感を覚えてしまったと言います。

moyoko

世の中を憎み、何かに絶望しているのを感じたそうです。そういえばワクチンは、別れた子供は今頃大学生と言っていましたよね・・・?

一本木は、陽一郎を疑ったことを素直に謝ります。

もう一つの罪

そこに、ワクチンから手紙が届いたと一本木に連絡が入ります。

手紙の内容は世間の大反響に気を良くしたワクチンが、3人目の犯行を詳細に伝えてきました。
朝の品川駅前での凶行。人込みの中で倒れる被害者。
でも、立ち止まる人は誰もいなかったと言います。

moyoko

しばらく経ってから、やっとホームレスの男性が被害者に近づいていったのだと言います。

ワクチンは、これは人間のもう一つの罪だと言います。

moyoko

「何もしない暴力」というものもあるということです。

「ジャーナリズムにもその深い罪は見えるか?」

一本木たちは、まず3人目の被害者家族に、脅迫電話がなかったか確認すると、家族はここでも不審な電話を受けていました。
しかし、なかなか人物像が浮かび上がってきません。

一本木は、対話記事とは別に、特集を組んで相手の反応を見ようと提案します。

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世間の声や識者の声を集めて、ワクチンがどう思うのか聞かせて欲しいと反論記事で伝えます。

激怒するワクチン

ワクチンは返信の中で「ふざけるな!」と激怒していました。
自分は一本木との対話を要求しているのであって、言う事を聞かなければまた殺人を犯すと書かれてあります。

moyoko

もちろん、その手紙も紙面にそのまま載せます。

一本木は、臆することなく「あなたは人を愛したことはないのか?」と問います。
息子を捨てた時に、少なからず後悔をしたということは、息子を一度は慈しんだ証拠ではないかと思ったのです。

そのやりとりを見た警察は「刺激しすぎだ」と太陽新聞にクレームをつけてきました。

刑事の望月は、まだ太陽新聞の自作自演を疑っています。

一本木は、望月からワクチンとの対話記事を載せる際、有料サイトに誘導する広告があると指摘されます。

moyoko

実際に、それで太陽新聞は業績が上がっています。これでは、殺人事件を食い物にしていると言われても仕方ありませんね。

ジャーナリズムとコマーシャリズム
有料サイトやその他殺人事件を連想させる広告の掲載は吉村(渡部篤郎)が命じたものでした。
吉村は、報道機関といっても所詮企業なので、ビジネスを考えることも必要だと言います。

実は、一本木が『記者の慟哭』を書くことになったきっかけになった投書は、吉村が匿名で出したものでした。

その吉村が仕組んだ記事によって、ワクチンは声明文を送ってきたのです。

moyoko

あまりにもタイミングが良すぎますよね。

吉村が離婚で別れた子供も、今頃大学生になっているはず。
一本木は、本当に会社上層部の自作自演なのでは?と疑いを持ちます。

殺人予告

ワクチンは、ますます激高していきました。

「お前の言葉は何も響かない」

苛立ちを抑えきれないワクチンは、新たに殺人を犯すと言い出しました。

一本木は「言葉で彼の犯行を止めるしかない」とパソコンに向かいます。

そしてワクチンを「殺さない勇気がない弱者」だと言い切り、「殺人を思いとどまることで、あなたが救われる」と説得を試みました。

moyoko

ワクチンが言う事を聞いてくれるとは思えませんが・・・。

世間は、ワクチンを止めることが出来ない一本木を批判し始めます。
そんな中、千葉県浦安市で男性の遺体が発見されたニュースが流れます。

「これがヤツの犯行だったら、あんたのせいだぞ!」

望月は一本木を責め立てます。

一本木は祈るような思いで郵便を待ちました。
やっと届いた手紙を急いで開封します。

「お待ちかねの4人目の犠牲者だ」

ドラマ『だから殺せなかった』 第3話 感想&まとめ

最後のシーンは手紙から、ワクチンの高笑いが聞こえてきそうなシーンでした。

ワクチンの人物像に迫るため、踏み込んだ記事を掲載した一本木。

しかしそれを読んだワクチンは激怒し、遂に第4の殺人を犯すに至りました。

改めて、一本木は大変な重責を担っていますね。

気になるのは、陽一郎が捨てられていたのがちょうど一本木が住んでいた頃の群馬県だったということです。

陽一郎は不思議と事件に惹かれています。ワクチンが別れた息子も、今頃大学生です。

もしかして・・・?

残すところあと2回。真相が気になります!

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