ドラマ『だから殺せなかった』 第2話 「俺の殺人を言葉で止めてみろ」。”ワクチン”と名乗る者から届いた手紙に…

だから殺せなかった

出典:だから殺せなかった公式ページ

「俺の殺人を言葉で止めてみろ」。”ワクチン”と名乗る者から届いた手紙には、新聞紙上で一本木(玉木宏)との討論を求め、それを破れば新たな殺人を犯すと書かれていました。

警察はワクチンが首都圏連続殺人事件に関わっているとみて捜査を進める一方、紙上討論によって売上がV字回復した太陽新聞の自作自演を疑い始めます。

一方、太陽新聞は独自の犯人像に迫るため取材を続けます。

一本木は、ワクチンへの反論記事を書きつつ、事件現場にいた不審な大学生・江原陽一郎(松田元太)に接触を試みます。

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ドラマ『だから殺せなかった』 前回振り返り

新聞販売の不振により経営難にあえぐ太陽新聞。

記者がリストラ対象になることを懸念した取締役・吉村隆一(渡部篤郎)は社会部遊軍記者・一本木透(玉木宏)に、“犯罪報道と家族”をテーマに記事を書くように指示します。

一本木は悩みながらも20年前の自身の過酷な経験を書き始めます。

そんな中、首都圏連続殺人事件の犯人とおぼしき人物から、一本木宛てに新聞紙上での討論を要求する一通の手紙が届きます。

ウイルスと名乗る手紙の主は、一本木に対し「俺の殺人を言葉で止めてみろ」と挑戦状を叩きつけるのでした。

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【ネタバレ】ドラマ『だから殺せなかった』第2話あらすじ・感想

ワクチンの要求

太陽新聞の記者・一本木(玉木宏)宛てに、届いた首都圏連続殺人犯『ワクチン』の名乗る者から手紙が届きました。

手紙には1件目の殺人の詳細が記され、さらに一本木に対し、新聞上で討論をし「俺の殺人を言葉で止めてみろ」と書かれていました。

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ワクチンは、掲載しなければ新たな殺人を犯すと書いています。

太陽新聞は、犯行声明文を事実としてそのまま掲載することを決め、さらに犯人像に迫るべく取材を続けることにしました。

一本木は早速反論記事の執筆に取り掛かります。
そして、人間が罪深きウイルスというなら、ワクチンは何故ワクチンたりえるのか、わかりやすく説明して欲しいと求めました。

犯行声明文と反論記事が掲載された新聞は大反響を呼びます。

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部長は他紙に遅れを取るわけにはいかないと、少しでも早く犯人の手がかりを見つけるように記者たちに発破をかけます。

被害者たち

現時点でわかる首都圏連続殺人事件の被害者3名の共通点は、皆成人男性で、離婚寸前の家庭である部分です。

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女性、子供、高齢者はターゲットにされていません。

一本木は何か理由があるはずだと最初の被害者の家を訪ねます。
すると、被害者の妻は「夫が死んでくれて助かった」と言うのです。

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妻は、酒と女に溺れる夫から暴力を受けていたのです。

一本木がさらに取材を進めると、被害者は飲み屋の女と不倫を繰り返しており、仕事場での評判も最悪でした。
最後に付き合っていたとみられる女は、被害者が殺害されてからすぐに行方不明になっているとのことでした。

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もしかしたら、他の被害者も同じようなキャラクターなのでしょうか?

陽一郎の悩み

首都圏連続殺人事件の記事をスクラップしている不審な大学生・江原陽一郎(松田元太)は、再び万里子(高岡早紀)のカウンセリングルームを訪れました。

前回「近くの人に騙された」と語っていた陽一郎。
その後、万里子は陽一郎の母親が亡くなっていることを知り、彼にそのことと騙されたことは関係あるのか尋ねました。

すると、陽一郎はゆっくりと口を開き、話し始めます。

陽一郎は両親と3人で幸せに暮らしていました。
ところが、母親がすい臓がんに倒れ、間もなく亡くなってしまいます。

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その後陽一郎も父親(萩原聖人)も、なかなか立ち直ることが出来ませんでした。

ある時、陽一郎が遺品整理をしている中で、母親の日記を見つけます。
その中には衝撃的な事実が書かれていました。

なんと、陽一郎は本当の子供ではないというのです。

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19歳の彼には、受け止め切れない事実だったようです。

父親にそのことを突きつけることは出来ませんでした。
陽一郎は、一人自分は何者なのか、この19年は一体何だったのかと考えるようになってしまったのです。

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そのことと、事件への興味はどう繋がっているのでしょうか?

二通目の手紙

しばらくして、太陽新聞にワクチンから二通目の手紙が届きます。

ワクチンは自分も罪人だと認め、自分の罪は息子が産まれて間もなく妻子を捨てたことだといいます。

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ただ、その罪によって純化された自分はワクチンになれたのだと言います。よくわからない言い分です。

太陽新聞の上層部からは、このままワクチンの言いなりになって、犯行がエスカレートすることを危惧する声が聞かれました。
しかし一本木は、筆を止めないと宣言します。

「犯人とのやりとりで、犯行を止めることが出来れば」

一本木は、いかなる理由であろうとも殺人は許されることではなく、暴力を野放しにしたら法治国家も民主主義も崩壊すると反論記事を記しました。

太陽新聞は、この公開討論記事によって、売上を瞬く間にV字回復させることが出来ました。

罪深き人間の本性

次に送られてきた手紙には、2件目の殺人の詳細が記されていました。

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殺人のターゲットに選んだのは、いかにも軽薄そうだったのと、その場に最後に残ったからという“なんとなく”な理由でした。たまったもんじゃないですね!

ワクチンは、被害者をめった刺しにした後、屋上から転落させました。
周囲にいた人々の中には、潰れて血まみれの遺体をカメラで撮影し、その映像をネット上にアップするなど他人の死を軽んじているような行動を取る人がいました。

「これが罪深き人間の本性だ。今後も俺は罪深き人間を裁き続ける」

ワクチンは手紙をそう結びます。

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確かに、そういう意味では罪深いかもしれませんが、決して殺していい理由にはなりません。

一方、連続殺人事件の捜査を進める警視庁では、ワクチンのおかげでV字回復した太陽新聞の自作自演なのではないかという声が上がり始めました。

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ワクチンは何故太陽新聞を選んだのか?「記者の慟哭」を読んだからという以外に、理由があるのかもしれません。

刑事たちは、一本木の周辺を徹底的に調べることにしました。

脅迫電話

2人目の被害者も、家庭内では暴力をふるい、浮気を繰り返し、仕事場で嫌われていました。

一本木は、2人目の被害者の妻から、実は殺害される数日前に「俺の女に手を出すな」という脅迫電話を受け取っていたことを知らされます。

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そのことは警察に届けられておらず、独自情報です。一人目の方に確認したところ、同じような電話がかかってきたことが判明しました。

一本木は、群馬時代に知り合い、今は警察庁キャリアである牛島(甲本雅裕)に情報提供を頼んでいました。

牛島によれば、手紙の入手経路や金の流れなどから、犯人に迫るのは難しいとのこと。
そして牛島は、この劇場型犯罪に少し違和感を持っていると言います。

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あまりに饒舌すぎるので、劇場型に見せかけようとしているのでは?と牛島は考えています。

牛島は、ワクチンが一本木の「記者の慟哭」を読んで手紙を送ってきていることから、例の汚職事件に関わる人物なのではないかと推理しました。

一本木と陽一郎

一本木が3件目の事件現場、品川駅周辺で取材をしていると、被害者が倒れていた場所の撮影をしている陽一郎を見かけます。
一本木が声をかけようとすると、陽一郎は逃げ出してしまいました。

陽一郎が以前見かけた名峰学院大学の学生だと気がついた一本木は、万里子に仲介を頼みますが、守秘義務を理由に断られてしまいます。

一本木は仕方なく学内で陽一郎が現れるのを待ちます。
しかしそこでも陽一郎は逃げ出したので、一本木は周りの学生から話を聞いて自宅まで押しかけます。
しかし家から出てきた父親の茂(萩原聖人)に阻まれ、陽一郎から話を聞き出すことは出来ずに追い返されてしまいます。

陽一郎は、逃げ込んだ自室のカーテンを閉め、怯えた表情を浮かべていました。

ドラマ『だから殺せなかった』 第2話 ネタバレ・感想&まとめ

ワクチンからの挑戦を受け、紙上討論を続けながら取材をする中で、被害者が女性がらみのいわゆる“クズ”と呼ばれる類の人たちであることがわかってきました。

ワクチンも妻子を捨てた罪を背負っているとのことですが、それがクズを成敗していい理由にはなりません。
まだまだワクチンの狙いがどこにあるのかわかりませんね。
次回は、一本木の奮闘むなしく、次なる殺人が起きてしまいます。さらに、自作自演疑惑も深まることになりそうで、次回も目が離せません!

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