『デイジー・ラック』あらすじ・ネタバレ感想!佐々木希主演!アラサー女子4人の悩みをリアルにポップに描く

『デイジー・ラック』あらすじ・ネタバレ感想!佐々木希主演!アラサー女子4人の悩みをリアルにポップに描く

出典:U-NEXT

ドラマ『デイジー・ラック』は、NHK総合テレビ「ドラマ10」にて2018年4月から6月に放送されました。

原作は、海野つなみの同名タイトルの漫画です。

幼馴染の「ひなぎく会」のアラサーの女性4人の問題山積みの日々を、あたたかく微笑ましいタッチで描いています。

原作のリアルだけれどメルヘンを含んだ絶妙な世界観を表現しようとしています。

仕事に、恋に、アラサー女子たちの幸せ探しのお話です。

主演は佐々木希です。

第1子を懐妊し同年秋に出産を控えていた中で、独身女性役を自然体で演じていました。

他3人は、夏菜、中川翔子、徳永えりが、それぞれの持ち味を生かし体当たりで演じています。

「ひなぎく会」の4人の誰かが、きっとアラサー女子の心の声を代弁してくれるはずです。

それでは『デイジー・ラック』をネタバレありでレビューします。

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【ネタバレ】『デイジー・ラック』あらすじ・感想

「1話」

薫(佐々木希)は30歳を目前にして勤めていたジュエリーショップ会社は倒産し、結婚を考えていた彼氏・浩太(浅香航大)には振られてしまい、一気に両方を失ってしまいます。

そして、甘かった人生観を後悔し、人生のリスタートに選んだのがパン職人の道でした。

粘り強く足を運んだ甲斐があり、北村ベーカリーへ雇ってもらうことができました。

店に以前パン屋の試食であった男性がやってきます。

男性は安芸開人(鈴木伸之)と言い、もともとこの北村ベーカリーの職人でパン作りを勉強しに3年間ヨーロッパを回ってきて戻ってきたのです。

ミルトモ 編集部

アラサーで職も結婚の夢も失うことのダメージがいかに大きいかということは、経験からも想像がつきます。それでも楓の場合、趣味にパン作りということがあったからこそ、次のステップへ進むことができました。好きこそものの上手なれ!です。

薫(夏菜)は、エステサロンの営業職として精力的に働いています。

その一方、会社でのキリッとした顔とは裏腹に年下の彼氏・真司(柳俊太郎)にはとても甘い顔です。

ミルトモ 編集部

会社とプライベートの使い分けがうまい、さすが夏菜!適役です。

ミチル(中川翔子)はバッグ職人で、自宅兼アトリエで個性的なバッグを作っています。

薫の弟・貴大(磯村勇斗)は小学生時代にいじめっ子からミチルに助けられて以来、ミチルのことを「アニキ」と呼んで慕っていて実の姉よりも頻繁にミチルと会っています。

独特の美意識によって作られるミチルのバッグは一般受けせず、売れ行きは振るいません。

金銭的にかなり苦しい生活を強いられています。

お金がなく食事もままならないミチルに、貴大はコンビニで食べるものを買ってきてくれ、5万円を渡します。

ミチルの才能を信じている貴大は、出版社に勤務しています。

ミルトモ 編集部

エキセントリックなたたずまいのミチルはショコタンのスタイルとは違うような気がしましたが、だんだん馴染んできました。それにしても貴大は、姉の同級生の女性に対して、小学校以来「アニキ」と慕っているって、どれだけ忠誠心があるのでしょう。

えみ(徳永えり)はひと回り年の離れた隆(長谷川朝晴)と幸せな結婚をして、専業主婦となりました。

けれども、夫の出張が多く、普段も帰宅が遅く、自分が世の中から取り残されているような気がするのでした。

小学生の頃、楓、薫、ミチル、えりの女の子4人組は「ひなぎく会」という女子会を開いていました。

それぞれの将来の夢を語り合っていましたが、大人になってから、人生はそんなに単純なものではないと気がつきます。

女の子たちは29歳になりえみの結婚式で成人式以来の再会します。

これをきっかけに、4人はまた「ひなぎく会」のメンバーで集まることになるのでした。

「2話」

北村ベーカリーの人たちはみんな優しいのですが、安芸だけは厳しく素人の女性相手でも容赦はありません。

そんな時、元カレ・浩太が楓の洋服と鍵を返しにきます。

楓は浩太を追いかけて「別れたくない」とすがりますが「そういうところがダメなんだ」と言われ、完全に振られてしまいます。

ある時、楓がパン屋に戻ると、安芸が1人でパンの試作をしていましたが、突然倒れてしまいます。

すごい熱があり、楓が介抱すると、安芸は「リエコ」という名前をつぶやきます。

その後、安芸は楓に対して少し心を開き、楓のパンへの情熱は分かってくれました。

楓は安芸が「リエコ」とつぶやいたことをからかうと、安芸は困った様子でした。

店での安芸はいつもどおり厳しかったですが、修行時代に書いていたノートを楓に貸してくれました。

そんな時、店に「リエコ」と名のる女性が安芸を訪ねてきます。

ミルトモ 編集部

楓は元彼にも完全に振られ、パン修行に情熱を傾ける中、安芸の存在がだんだん大きくなっていっています。元彼にすがる姿は女のダメな部分の象徴で、見たくなかったです。一方パン屋の制服が白のせいか、楓と安芸のからみは清潔感を感じます。

薫は1人で贅沢にシャンパンを飲みながらランチをしていると、相席になった男性(桐山漣)が気になります。

薫は新しい仕事で新規ファッションビルへのエステサロン新店舗出店の準備を進めます。

そこへの出店はライバル店・オルガールとのコンペによって決まることになり、薫はそのオルガールの営業・大和孝一郎に会います。

大和はあのランチで同席した男でした。

薫は大和に対してライバル心を燃やします。

ミルトモ 編集部

薫は派手で贅沢な立ち回りが、似合いますね。怪しそうな男は仕事上のライバルということで、この手の女性は燃えるものです。

売上がさっぱりで困窮しているミチルは大好きな野球チームのコレクションの数々をオークションで売ることにしますが、思い通りの価格になりません。

そんな時、キャバクラのスカウトに声をかけられますが、その様子を見ていた貴大に止められ、結局誘いは断りました。

ミルトモ 編集部

ミチルはお金がないから仕方ありませんが、30歳なのに危なっかしいです。

えみは夫の出張帰りに豪華なディナーを作っていましたが、大事な取引先と食事を済ませるというのでせっかくのディナーが台無しになりそうです。

えみは「ひなぎく会」のメンバーを招待し、近況報告をしました。

『デイジー・ラック』

出典:U-NEXT

「3話」

北村ベーカリーの娘リエコ(芦名星)は、安芸の元カノでしたが、今は結婚して妊娠していました。

楓は早くパンを焼かせてほしいと、安芸に訴えます。

そして、リエコにサプライズのパンを安芸と楓の2人で焼くことになります。

ミルトモ 編集部

楓の安芸に対する気持ちが少しずつ変わってきます。
『デイジー・ラック』3話

出典:U-NEXT

そんな時、楓は安芸のロッカーで「to Rieko」と刻まれた指輪を拾ってしまい戸惑います。

「サプライズパン」の試作で素晴らしいパンができると、喜ぶ楓に安芸は「お前が子どもを生む時にもパンを焼いてやる」と言われ楓はなぜか涙を流しました。

薫は張り切りすぎて職場では空回りしています。

大和には絶対に負けないと息巻いていますが、徹夜続きです。

プレゼンも終わり、1人打ち上げでバーでビールを飲もうとした時、真司からLINEが入ります。

他の女の子へ送信するところを間違えたらしく、薫は怒りますが、ごまかされてしまいます。

薫は心の中で「1人になりたくない」と思うのでした。

結局エステ店舗の出店はライバル店に決まり、薫は脱力します。

建築中のファッションビルを見に行き悔しさを噛み締めていると、大和が現れ、薫のことを「手強いライバル」だと思っていると言い、これからもまた勝負の機会はあると励ましてくれました。

薫が大和と歩いていると、そこに真司が若い女性と手を繋いで通りかかります。

薫は許せなくて、彼氏をグーで殴り別れを宣告します。

振り返り歩きだしますが、コケてしまい、ヒールも折れて大和におぶってもらいました。

大和は薫のことを「面白い人だ」と言うと、薫は大和に思わずキスをしてしまいます。

ミルトモ 編集部

薫も仕事でも負け、年下彼氏とも終わってしまうということになってしまいました。楓と違うのは彼氏を殴り自分から別れを言うところと、その日のうちに他の男にキスをしてしまうところです。こういう魔性の女性っていますよね。

えみは隆から石鹸の香りがしたことで不倫を疑います。

隆は話をしようとしても疲れてすぐに寝てしまいます。

付き合って1年位で結婚したので、知らないことが多いとミチルに愚痴をこぼします。

えみは料理も気合を入れて、メイクもバッチリして隆の帰りを待っていましたが、隆は新しい服も髪型にも触れず、せっかくの料理も半分残しました。

一緒にお風呂に入ろうと言っても隆は断りました。

えみは隆の帰りが遅いので油断していると、隆が早く帰ってきます。

うどんと食べかけのパック寿司を出すと、なぜか美味しそうに食べる隆にえみは複雑な気分になるのでした。

そんな時、かつて交際していた先輩・裕也(川久保拓司)からメッセージが届きます。

ミルトモ 編集部

えみは年上の夫と思い描いていたような甘い新婚生活を送れず、悩んでいました。傍から見ると幸せな新婚家庭も、そうではないと、どんどん追い込まれていくのですね。ひなぎく会のメンバーがいて、まだ救われましたね。

えみの家で「ひなぎく会」が集結し、夫の不在に不満がつのるえみを励まし、元彼からのSNSの誘いを危ないと忠告します。

薫の彼氏の話も出ますが、みんなは浮気だと思ったりします。

「4話」

楓が指輪を安芸に返すと、安芸はヨーロッパに行く前に渡したけれど、送り返されてきたと説明してくれました。

楓は、パン作りを教えてくれる安芸の姿を見て次第に好きになっていきます。

でも安芸はそんな気はないようです。

ミルトモ 編集部

楓が元カノの存在が気になって仕方ないということが、もう安芸のことが好きということですね。安芸をパン職人として尊敬できるところが、恋愛感情にも拍車をかけています。安芸が元カノとのことを包み隠さず、話してくれるところは好感がもてます。楓も不安が取り除かれ、仕事に集中できますね。

薫は大和のことが気になり電話をかけてしまうと、夕食に誘われます。

楓も安芸から食事に誘われ、偶然2組は同じ店で会いました。

大和は楓たちに、薫と付き合っていると挨拶をします。

帰り道、大和は順番が逆になってしまったがと前置きして、付き合って欲しいと告白しました。

薫はOKしましたが、大和はバツイチだとサラッと告白してきました。

ミルトモ 編集部

このように展開が早い2人というのは別れるのも早いというのが相場です。しかもバツイチということで、アラサー薫が望むような恋愛になるとははなはだ疑問です。

ミチルは有名ブランドからデザインを担当して欲しいとオファーを受けますが、ミチルの名前は伏せての仕事でした。

それでもデザイン料を上乗せしてくれるということでミチルは仕事を受けましたが、貴大は残念がります。

ミチルが旦那でもいればというと、貴大は俺じゃダメかと言います。

ミチルは貴大のことをそんな対象としてみたことがないと笑いました。

ミルトモ 編集部

貴大はアニキと呼びながらミチルに恋愛感情を抱いていたのですね。ますますびっくりです。でも経済的に自立しているので、ミチルさえよければいいかもしれません。

えみは隆の誕生日のことで電話をすると、その日は都合が悪いと言い、一方的に電話を切られてしまいます。

えみが家に戻ると、隆が黄色いレオタードを着て踊っています。

実は隆は密かにエアロビクス教室に通っていました。

自分の誕生日は名古屋で大会があり、自分だけ大会に出られないというのは無理だ言います。

そんな隆のことを理解できないえみは家を飛び出しました。

えみの元に裕也から、食事の誘いがあります。

ミルトモ 編集部

隆が家を空けがちな理由はわかりましたが、誕生日まで家にいられないことに納得のいかないえみ、気持ちはわかります。隆が最初から隠さずに報告していれば、誕生会の日をずらすなど方法はあったと思います。

ひなぎく会の4人は「よく当たる占い」のお店に行きます。

楓は仕事運も悪くはないが恋愛運が良いと言われ、安芸のことを意識します。

薫は大和との恋について聞くと、家庭とは縁のない男性だと指摘され落ち込みます。

えみは隆の浮気について聞きますが、「相手の男性はあなたのことを深ーく愛しています」と言われます。

そして、黄色いものを身につければいいとアドバイスされました。

ミチルは将来好きなことで生計を立てられるかと聞くと、路頭に迷うことは無いと言われ、しかも30歳で結婚するでしょうと言われます。

占いが終わり、4人はお茶をしながら話をします。

えみは隆のことで落ち込んでいることを話すと、薫に「幸せな悩み」と言われます。

すると「どんなに家を綺麗にしても、美味しい料理を作っても、がんばればがんばるほどむなしくなる」「幸せな悩みなんてないんだよ」と言い店を出ていってしまいます。

そんなえみの姿を見て3人は反省するのでした。

「5話」

楓と安芸はパン屋のリサーチに出かけます。

楓は安芸とパンの話をしている時にとても幸せな気持ちになりました。

楓は帰りのバスの中で安芸のことが好きだと告白します。

安芸は「気持ちはうれしい」と受けとめた上で「一人前になるまでこのままでいよう」と言います。

楓はその言葉を嬉しく思いました。

楓はリエコと店番をしていると、突然、リエコが苦しみ出し、救急車で運ばれます。

ミルトモ 編集部

楓が自分から告白するとは驚きました。正直、アラサーのわりに慎重さが足りないと思います。安芸の対応が、誠実だったので救われます。

薫はライバルエステに偵察に行き、大和の元妻・佐和子(末永遥)を指名します。

大和はそのことを知っていましたが、特に気にしていない様子です。

そんな大和に薫はもやもやし、大和が本当に自分のことを好きなのか不安になるのでした。

ミチルはバックのデザインの話を受けましたが、顧客の要望が難しくて悩んでいました。

貴大がやってきますが、この前の告白がなかったようにすぐに帰っていきました。

その後、有名ブランドの話がなくなってしまい自分だけが取り残されたような気分になってしまいます。

ミルトモ 編集部

降ってわいたようなおいしい話も、躊躇している間にダメになってしまうのですね。世の中独立している者にとって厳しいです。

えみは裕也と15年ぶりの再会をしますが、相手の話を聞いているうちに「自分は何をしているんだろう」という気持ちになり、その場を去ります。

楓たちはえみを探しますが見つからず、隆は浮気の疑惑について聞かされます。

楓の電話にえみが出ますが、隆の声を聞いて電話を切ってしまいます。

隆は電話の向こうに聞こえた船の汽笛を頼りに港の公園に行くと、えみがベンチにいました。

隆は浮気は絶対にしていないと断言します。

自分といると幸せじゃないんじゃないか言うえみを抱きしめ、幸せだと気持ちを伝えました。

隆はえみにお腹が出てきたと言われたことを気にして、エアロビを始めたのでした。

ミルトモ 編集部

えみが先輩になびかなくてよかったです。やはり、女性にとっては愛する人の口から「やましいことはしていない」と言って抱きしめてもらうことが、なんてったって一番の薬なのです。

えみが「ひなぎく会」の3人を集め、カフェでのことを謝ります。

楓は安芸のことが好きだと打ち明けると、薫が楓の携帯で安芸に「今度おいしいパン屋さんにリサーチに行きませんか?」とメッセージを送ってしまいます。

慌てる楓でしたが、すぐに安芸から「千葉に行ってみたいパン屋がある」と返信が来て、みんなで喜びました。

「6話」

リエコは流産してしまいます。

安芸がリエコのことを思いやる姿を見て、楓は少し距離を感じました。

リエコの夫は仕事で来ていませんでした。

退院したリエコに安芸と楓はパンを焼くと、リエコは喜びます。

楓はリエコに安芸とのことを尋ねると、リエコは今はただの友達だと答えます。

『デイジー・ラック』

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リエコが家に帰ることになり、安芸はリエコを励ましました。

リエコは夫婦関係がだめになっていると泣き出すと、肩を抱き優しくする安芸の姿を見て、楓は落ち込みます。

楓は安芸に告白したことで2人の関係が変わったように感じると言うと、安芸は態度も何も変えていないと言います。

ミルトモ 編集部

流産しても夫はかけつけもしないのですから、リエコの夫婦関係はもうだめなのでしょうね。こんな元カノの姿を見たら、安芸はいたたまれなくなったことでしょう。楓の存在がなかったら、どうなっていたかわかりません。

薫は大和の家で再婚は考えていないとハッキリ言われ、落ち込んでいます。

仕事でも社長(MEGUMI)に身が入っていないと言われてしまいます。

ミルトモ 編集部

やはり、このような感じになってきましたね。大和のような男に対してやきもきしても、疲れるだけです。

貴大がハリウッド女優にインタビューすることになり、その女優がバッグコレクターなのでミチルのバッグをプレゼントしたいと言ってきました。

ミチルは渾身の自分用バッグを提供します。

ハリウッド女優はそのバッグを気に入ったらしく、テレビのインタビューでも持っていました。

その別世界の光景を見たミチルが呆然としていると、貴大がミチルにキスをしてきます。

キスは受け入れたミチルですが、それ以上は拒んでしまいました。

ミルトモ 編集部

結局、貴大のおかげで、ミチルのバッグが日の目を見ることになりましたね。よかったです。貴大のキスにはびっくりですが、ミチルも貴大のことを意識するようになるのでしょう。

えみは隆の母(大島蓉子)の急襲を受けています。

隆の母はえみと2人きりになると、えみのことを気遣い、優しい言葉をかけてくれます。

「40過ぎの息子が素敵な人と結婚できただけでも感謝している」言われると、えみは嬉しくなり、1人で悩んでいたことから救われたような気がしました。

えみは自分の気持を隆に打ち明けます。

子どもはお預けでもう少し新婚気分でいたいと言うと、隆も同意してくれました。

ミルトモ 編集部

えみは隆の母との関係も良好で、隆との意思の疎通もはかれ、もう安心ですね。本当によかったです。雨降って時固まる、ですね。

「7話」

リエコは離婚し店に戻ってきました。

複雑な思いの楓ですが、パン作りに集中しようとします。

北村ベーカリーでは新しいパンのコンペが開かれることとなり、楓も参加することになります。

楓と安芸と章生(矢野聖人)の3人の中から、お客さんやスタッフの投票で優勝を決めることになります。

連日、アイデアを練った楓の新作が、優勝し次の新作に採用されます。

安芸も「美味しかった」と褒めてくれました。

ある日、安芸にリエコが「やり直せないかな」と声をかけているところを、楓は目にしてしまいます。

ミルトモ 編集部

離婚したリエコが実家に戻ってくるのは普通のことかもしれませんが、安芸のことを意識してのことだということが悟れます。楓がやきもきするのも無理はありません。でも、パン作りという集中できる大好きな仕事があって本当によかったです。

薫は大和と、また同じ地区のエステサロン出店をかけて戦うこととなります。

薫は悩みますが、大和はコンペが終わるまで会うのをやめようとさらっと言います。

『デイジー・ラック』

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薫は社長に相談すると、好きなようにやったほうがいいとアドバイスをされます。

薫は大和のもとに行き、お互いにちゃんと気持をぶつけ合いたいと言いましたが、複雑な表情をする大和を見てその場を去りました。

ミルトモ 編集部

会うのをやめようと一方的に言われても、納得しない女性にとってはよい結果になるとは思えません。薫が、あえて気持ちをぶつけに行っても、距離が縮まることはありませんでした。薫が可哀そうです。

ハリウッド女優がミチルのバッグを気に入ったことで、ミチルの知名度もあがり3ヶ月待ちと盛況です。

この状況まで支えてくれた貴大に感謝していました。

ミチルは貴大に告白されると、その気持を受け入れました。

この日から貴大はミチルのことを「アニキ」と呼ぶのをやめました。

ミチルも貴大のことが好きだという気持ちを表現しますが、自分が実は未経験だということを貴大にどうやって伝えたらいいのか悩んでいました。

ミチルの部屋で2人きりになると、ミチルは未経験であることを貴大に告白します。

少し驚いた貴大でしたが、ミチルのことを抱きしめました。

ミルトモ 編集部

今の時代、30歳で未経験というのはそこまで珍しいことではないようですが、本人にとっては告白しづらいのでしょう。けれども、好きな女性がそうだったからといって引いてしまう男性はいないのではないでしょうか。貴大に抱きしめられて、ミチルも嬉しかったことでしょうね。

日曜日、えみは隆と楓の店を訪れます。

その帰り道、隆が田舎でカフェをやりたいと言いだします。

えみは思いがけない言葉に驚いてしまいます。

「8話」

店長の北村(小林隆)がギックリ腰になり、娘・リエコの引っ越し作業に安芸が駆り出されます。

そんな2人の姿を見て楓は不安になります。

リエコが泣いている姿を見かけた楓は、自分の部屋に招き入れ話を聞きます。

リエコは1人になるのが怖いと言うので、楓は安芸のことを引き合いに出し、1人じゃないと励ましました。

そして翌日、楓は30歳の誕生日を迎えました。

安芸とリエコは楓の計らいで会っています。

安芸はリエコに恋人には戻れないとハッキリ言いました。

楓は店で1人でいると、そこに安芸が現れ、自分が好きなのは楓だと告白しました。そして、2人はキスをしました。

楓は複雑な胸中の中、落ち込むリエコを励まし、2人を引き合わせようとします。

ミルトモ 編集部

その結果がどうであれ、はっきりした方がよいと思ったのでしょう。30歳の誕生日は少し過ぎましたが、やっと安芸の心をゲットすることができました。よかったです。

薫は新規クライアントへの営業帰りに大和と会いますが、薫は大和に声もかけずに立ち去ります。

大和は薫を探し出し大きな声で呼びます。

大和は薫の言葉をずっと考えていました。

そして、そんなもやもやした気持ちのままコンペに望むことはできないと言います。

前妻ににも同じことを言われ別れたが、やっぱり薫のことが好きだと言いました。

そして、薫は新しい店舗のコンペで大和と戦います。

ミチルは貴大と恋人関係になったことで、いろいろなことが手に付きません。

貴大とのLINEに「恋人ぽい」と喜んだり、LINEを送りすぎて返信がないことに落ち込んだりもしています。

遊びに来たえみはそんなミチルの姿をみて喜びます。

ミチルは貴大と別れたらどうしようと考えていると、そんな後ろ向きな考えに貴大は怒ります。

ミチルも貴大とのこれからのことを前向きに考えるようになります。

ミルトモ 編集部

ミチルにとって初めての恋愛なのです。年は関係ありませんよね、LINEのやりとり一つでも楽しいはずです。ただふと我に返ると、自分は30歳で相手は年下、不安になる気持ちもよくわかります。

そして薫の誘いでひなぎく会が開かれ、薫は大和と別れたと宣言しました。

「9話」

自身の考案した「パンプキンオレンジパン」が発売となり、評判が気になる楓に、安芸は優しい言葉をかけてくれます。

『デイジー・ラック』

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リエコは楓にお礼を言い、お店を去りました。

安芸が独立する夢を持っていることを知った楓は、その夢に乗っかり一緒に店に立つ姿を想像しています。

そんな時、フランス修行時代の師匠ルセルから自分の店を手伝ってほしいという誘いを受けます。

安芸は悩みましたが、フランス行きを決意し、楓に一緒にフランスに来てほしいと言い、プロポーズしました。

楓は少しだけ考えて「はい」と答えました。

ミルトモ 編集部

安芸と2人で独立する夢を追いかけたい楓は、師匠の店を手伝うため一緒にフランスにきてほしいというプロポーズに、二つ返事ではないようです。このあたりの決断のしどころが、今後の人生を大きく変えることになると思います。

薫は新店舗出店コンペでライバルに勝ち、喜びます。大和は素直に「おめでとう」とメッセージを送ってきました。

ミルトモ 編集部

大和は薫のことを考えていてくれたのですね。女性にとってはとても分かりずらいです。

ミチルは大量発注を受けたバッグを納品しますが、業者と連絡が取れなくなってしまいました。

詐欺にあってしまったようです。

ミルトモ 編集部

仕事も恋も順調にいってうかれていると、思わぬ被害に遭ってしまいました。今後の教訓にしていってください。

隆はここのところ疲弊しています。

えみが隆の帰りが遅くなり心配していると、階段から落ちたとケガをして帰ってきました。

そんな隆を見て、えみはカフェをやりたいという気持ちになりました。

「最終話」

楓はフランスに行って安芸と同じ店で働くつもりでしたが、難しいということがわかります。

楓は考えに考え、安芸にフランス行きをやめたいと言いました。

結婚はしたいけれど延期にして欲しい、安芸に頼ってフランスに行くのではなく自分の力でパン職人になる夢を叶えたいと言いました。

安芸もなんとなくそう言われる気がしていたと告白し「そういうところが好きなんだ」と楓を抱きしめました。

結局、楓は北村ベーカリーに残り、一人前のパン職人を目指すことに、安芸はフランスにということになりました。

ミルトモ 編集部

よい決断だと思います。楓は北村ベーカリーで修行を続けた方が、自由に才能を伸ばせると思います。安芸はもう一度フランスに行き本場のパン作りで更に腕を磨き、戻ってきた時は、いよいよ2人の夢を叶えればよいですね。

薫は新店舗のマネージャーに抜擢されますが、同棲1週間の大和とはすれ違いばかりです。

薫は大和と現状の話し会いをし、同棲を一度解消しますが、近くに住んで会いたい時に会えるようにすることになりました。

ミルトモ 編集部

この2人は我が強いので衝突が多いと思います。近くに住んで会いたい時に会うというスタンスがよいのかもしれませんね。

ミチルは詐欺で困窮していました。

そして、この機会に新しいことを始めようとメンズ用のバッグを作ることにします。

貴大はミチルにプロポーズすると、ミチルもそれを受け入れました。

そして1年後、貴大とミチルの結婚式には安芸もフランスから駆け付けました。

ミルトモ 編集部

詐欺に遭い、方向転換したメンズバッグ、上手くいくとよいですね。貴大と一緒なら大丈夫そうですね。

えみが隆の実家に行くと、隆が子どものころからカフェをやりたいと言っていたと聞かされ驚きます。

えみは隆の本を読んで、少し隆の気持ちが分かったと話します。

そしてカフェの夢を2人で考えたいというと、隆は喜びました。

えみは隆のカフェの夢を応援することを決意するのでした。

そして、さらに数年後えみは双子を出産しました。

ミルトモ 編集部

えみは隆の夢を聞き最初は驚きますが、次第にその気持ちに同調していきます。双子を出産し、幸せそうではありましたが果たしてカフェの夢は叶ったのでしょうか。それともこれからなのでしょうか。

それぞれ幸せになってきたひなぎく会は時折4人集まり「この4人で良かった」としみじみ思うのでした。

ミルトモ 編集部

ひなぎく会のメンバーはアラサーという節目の年齢で再び会うようになりました。これは必然といってよいでしょう。みんな不安でそうしたかったのです。

近況を報告しあうことで、励ましあったり助言したりします。

ミルトモ 編集部

みんなで行った占いは本当によく当たっていましたね。

見た目も性格も違う4人ですから、時にはぶつかりあうこともあります。

また、自分にはできないことを他のメンバーがしてくれたことで思わぬ功を奏すこともありました。

ミルトモ 編集部

幼い頃を知っているとなぜか安心感がありますよね。ひなぎく会うらやましいです。一生絆は続くのでしょうね。

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