『クロール -凶暴領域-』あらすじ・ネタバレ感想!パニック映画は「ワニ」がトレンドになると予感させる傑作

映画『クロール -凶暴領域-』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『クロール -凶暴領域-』公式ページ

巨大ハリケーンの被害に遭った実家。

地下室には横たわる父親と、まさかのワニ!

迫りくる浸水。親子は緊迫した状況に打ち勝つことができるのか…!

ポイント
  • 巨大ハリケーン×ワニ=未知なる恐怖!
  • かつてないキャラ設定と細かく描かれる親子の絆にも注目
  • 息つく暇もない緊迫した空気に体が強ばること間違いなし!

それではさっそく映画『クロール -凶暴領域-』をネタバレありでレビューしたいと思います。

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『クロール -凶暴領域-』作品情報

映画『クロール -凶暴領域-』作品情報

(C)2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

作品名 クロール -凶暴領域-
公開日 2019年10月11日
上映時間 87分
監督 アレクサンドル・アジャ
脚本 マイケル・ラスムッセン
ショーン・ラスムッセン
出演者 カヤ・スコデラリオ
バリー・ペッパー
アンソン・ブーン
ホセ・パルマ
音楽 マックス・アルージ
ステフェン・スム

【ネタバレ】『クロール -凶暴領域-』あらすじ・感想


パニック映画にマンネリした方へ

動物パニック映画として挙げられることが多いのは『ジョーズ』や『ディープ・ブルー』など、いわゆる“サメ映画”だと思います。

Yちゃん

私もサメ映画は大好きなのですが、同じ動物を扱うとマンネリ化してしまいB級感が強くなったり、先の展開が読めてしまう作品があるのも事実。

そんな「パニック系は飽きた!」という方におすすめしたいのが今作『クロール -凶暴領域-』です。

なんと、敵となるのはワニ

『クロール -凶暴領域-』

(C)2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

私たち視聴者はサメの生態はなんとなく想像ができても、意外とワニについては知らないことの方が多いんですよね。

動く速度、視力、どのように襲ってくるのか、といった知識が皆無なので未知の世界。

予測不可能だからこそ怖い、そして面白いんです!

Yちゃん

私は視聴前「ワニからなら結構逃げられそうだよね!動き遅そうだし!」なんて能天気なことを考えていました。しかし視聴後「ワニ怖い…絶対家に入ってこないでほしい…勝てない…」にまんまと感想が変わったうちの1人です(笑)

渾身のデスロールはみなさんの頭に鮮明に残るかと思います。

アレクサンドル・アジャ監督の特性が『クロール -凶暴領域-』にぴったり

本作『クロール -凶暴領域-』は、製作が『死霊のはらわた』や『ドント・ブリーズ』といったホラーの巨匠サム・ライミ。

そして、『ピラニア3D』のアレクサンドル・アジャが監督を務めます。

Yちゃん

アジャ監督の作品は『クロール -凶暴領域-』が初見だったのですが、代表作の『ピラニア3D』はグロテスクな映画としてもかなり有名ですよね。

『クロール -凶暴領域-』の作中でも、アジャ監督の得意分野が存分に活かされていました

特に、ワニにやられた傷に悶絶する役者の演技と、もろに映る傷口が痛々しくて本当にリアル。

『クロール -凶暴領域-』

(C)2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

Yちゃん

思わず「痛い痛い!」と目を背けたくなるほどのシーンですが、妥協は一切なし!という監督の心意気を感じられる部分でもあります。

驚異の巨大ハリケーン

本作『クロール -凶暴領域-』の舞台は、アメリカのフロリダ州。

超大型のハリケーンが訪れるということで、町は警戒態勢になっていました。

主人公ヘイリー(カヤ・スコデラリオ)は、アメリカのフロリダの実家に住む父親のデイブ(バリー・ペッパー)が心配で家に向かいます。

父は自宅の地下室で重症の怪我を負い、意識を失っていました。

不穏な空気が漂う地下室…振り返るとそこにはワニがいたのです。

本作では、ワニと同様にハリケーンもかなり恐ろしいのです。

地下は徐々に浸水を起こし、身動きもままならないほど。

外も水没しているため、腰くらいまで水がせり上がってきています。

『クロール -凶暴領域-』

(C)2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

もちろんワニにも注意しなくてはなりません。

Yちゃん

濁った水では、ワニがどこにいるのかがわからないですから、怖さ倍増ですよね。

ハリケーンとワニを組み合わせた製作陣にはしてやられました。

映像の迫力も素晴らしく、風が吹いて水が波のように煽られる様子がとてもリアルです。

『クロール -凶暴領域-』

(C)2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

4DX向きの映画でもあるかと思います。

少し話はそれますが、日本でも大型の台風が非常に多くなっています

『クロール -凶暴領域-』ではカテゴリー5という最強レベルのハリケーンでしたが、日本に訪れた台風は5の基準値を超えるほどの威力を持つと言われていて、そう考えるととても恐ろしいことです。

予測不可能だった2019年10月半ばの台風は、各地に甚大な被害をもたらしました。まだまだ大変な地域がたくさんあります。

Yちゃん

全国のみなさんが少しでも早く元の日常に戻れますように。

どうかお気をつけてお過ごしください。

登場人物の意外なスペック

本作『クロール -凶暴領域-』は、実は登場人物も非常に魅力的です。

主人公ヘイリーは現役の競泳選手。

父のデイブは、以前ヘイリーの指導をしていました。

ヘイリーを演じるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』や『メイズ・ランナー』のカヤ・スコデラリオ。

ヘイリーの父デイブを『プライベート・ライアン』や『グリーンマイル』のバリー・ペッパーが演じています。

主要人物は、親子と可愛い犬のシュガー。

『クロール -凶暴領域-』

(C)2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

ハリケーンで冠水という絶体絶命の危機に、ヘイリーが競泳の選手であるという設定がとても活かされます。

普通の人では諦めてしまう状況を親子は諦めません。

Yちゃん

父を、そして娘を信じて戦おうとする姿はとても感動的。

数少ない登場人物に焦点を当てることで、競泳を通して育まれた親子の絆が繊細に描かれています。

また、愛犬のシュガーの愛らしさには癒されることでしょう。

映画『クロール -凶暴領域-』の感想

従来のパニックムービーに「ワニ」という新しい要素を組み合わせた、新感覚で最高の作品となっています。

水害と迫りくるワニの恐ろしさにエンディングまで1秒たりとも気が抜けません。

『クロール -凶暴領域-』

(C)2019 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

88分という映画としては比較的短めの時間にして、ここまで充実している作品は久しぶりでした。

Yちゃん

『クロール -凶暴領域-』を機に再びパニック映画ブームが来るのかな、なんて期待も込めながら私自身も再度映画館に足を運んでみたいと思います。

『クロール -凶暴領域-』まとめ

以上、ここまで映画『クロール -凶暴領域-』についてネタバレありで紹介させていただきました。

要点まとめ
  • パニック映画に「ワニ」という新たな刺客
  • 緊張感と爽快感の一体化を味わえる作品
  • 数々の痛々しい描写に200点!

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