人生には、いくつかのターニングポイントが存在します。
変化を起こすときには、それを後押ししてくれる“いいきっかけ”が…!
第17話「きっかけ」では、京都住みのクールドジな人気作家(27)が人生においてとても重要な決断をします。
目次
アニメ『クールドジ男子』前回第16話のあらすじと振り返り
雨の渋谷で佇む男子が1人…
ビニール傘を書店に置き忘れたクールドジ大学生・一倉颯(CV.小林千晃)です。
そこへ、偶然通りがかったクールドジ専門学生・四季蒼真(CV.千葉翔也)。
颯&蒼真はあいあい傘で、忘れた傘をとりに書店へ。
ちょっと大事にできる特別な傘をもったらどう?
傘を失くしがちな颯に蒼真がアドバイスします。
書店に戻った颯は、仕事帰りのクールドジ会社員・三間貴之(CV.梅原裕一郎)に遭遇!
好きな本の話題になり、颯が作家・五十嵐元晴のガチファンであることが発覚します。
颯の熱量におされ、三間は元晴と深い縁があることを明かせないまま解散に!
この日の三間の傘は、(姪に借りた)ファンシークマ柄で…
颯&蒼真は、大人な三間が可愛い傘を爽やかにさして帰っていく姿に驚きます。
三間を見送った直後、またすごい偶然が起きます。
颯の傘を発見したのは、クールドジ作家・五十嵐元晴(CV.古川慎)だったのです!
元晴は、傘と間違って持ってきた靴べらをw…転んで靴が脱げた颯に貸します。
彼が敬愛する作家だとは知る由もない颯は、丁寧にお礼を言って帰ったのでした。
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第17話では、人気小説家の元晴が“小説を書きはじめたきっかけ”が明かされます。
かつて同級生だった貴之が元晴に言った“刺さるひと言”がクールなんです!
【ネタバレあり】アニメ『クールドジ男子』第17話あらすじと感想
クールドジ小説家・五十嵐元晴(27)は、京都駅でもドジるw
1泊の東京出張から京都へ戻ってきた、クールドジ人気作家・五十嵐元晴(CV.古川慎)。
ホテルのチェックアウトで凡ミスしなければ、もうすこしはやく帰ってこられたのですが…
ビニール傘と間違え、ホテル備え付けの靴べらを持って出てしまったのが“凡ミス”。
それを返しにホテルに寄ったので、ちょっぴり時間をロスしてしまいました。
でも、元晴はめげません。
なぜなら、彼は天才型自己完結ドジの人!
靴べらを持ち歩いたことをいい経験になった〜と前向きに考えるタイプなのです。
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拾った元晴は、海外からの観光客っぽい彼女に流暢な英語で声をかけます。
「…you dropped this!」
すると、受け取った女性はスマートな日本語でお礼を述べます。
「日本語がお上手ですね?」と元晴。
聞けば、彼女の両親は日本人だそう。
彼女は、よく海外の人に間違えられる素敵な日本人でした。
天才型自己完結ドジの人・元晴にとっては、すべてが“いい経験”!
「いつか小説の登場人物として出してみたい個性だ!」
彼女を見送りながら、元晴はドジから得たものを嬉しそうにします。
自宅に帰るとウニのようにまるまった黒猫・うにが玄関でお出迎えしてくれます。
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どこでなにをして、どう生きてきたのだろう?
彼が物語を紡ぐのは、人を知りたいからです。
うにとの交流を終えると、すぐ元晴はパソコンを開いて仕事…
映画サイト用の短編プロットを作成し、相棒の白川ちゃんに送信します。
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それは、彼にとってとても意味のある仕事になりそうな予感。
「変わってなかった…いや、貴之は昔よりカッコよくなってた!」
映画のプロモーションを貴之が担当するなんて、浅からぬ縁を感じます。
貴之がどんな人生を歩んできたのか…元晴は、彼のことをもっと知りたくなります。
書きはじめるきっかけをくれた尊い友・三間貴之との出会い
貴之のことを考えていたら、ふと小学生の頃の記憶が蘇ってきます。
転校してきたばかりの元晴は、男子たちから放課後サッカーに誘われます。
「まず、図書室を確認しに行くって決めてるんだ。」
小学生にして“転校のプロ”ともいえる自分なりのルーティーンを持っている彼。
実に嫌味のない爽やかな断りをされた男子たちは驚きます。
これまでの3度の転校で“転校慣れ”している元晴には考えがありました。
転校したら終わる友情に時間を使うくらいなら…
本をたくさん読んで、いまのうちにいっぱい知識を身につけておかないと。
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元晴の背後で、大きな音を立てて本を落とした子がいました。
それが、図書委員の三間貴之でした。
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なんで、大人になるまで待つの?いま書けばいい。
「読みたいのなくて困ってる。」
本好きでこの図書館の本は全制覇したという強者の貴之。
「将来、僕は本を書きたい。僕が大人だったら本を書いて渡せたのに…」
このときすでに小説家志望だった元晴は残念がります。
すると、貴之は不思議そうにこう言います。
「いま、書いてもいいのに…なんで、大人になるまで待つの?」
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彼は、読んでくれる人がいない小説を書くことを躊躇してきました。
大人になって小説を書けば、本屋さんに並ぶ…そうしたら、読んでもらえる!
そのために、いまは本をひたすら読んで勉強しようとしてきました。
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今読むものがなくてめちゃくちゃ暇している人・貴之が現れた!
それに勇気をもらった元晴は、ノートを出してすぐ書きはじめます。
そうだ、クールだけどドジな貴之を主人公にしよう!
脳内では、たくさんの物語を紡いできたつもりだったけど…
元晴の左手は、1文字も書けません。
「自分を主人公にしたら?」と貴之。
嫌われもしなくて好かれもしない…
主人公感がない自分(元晴)ではパッとしなくてダメ。
「そうだ、クールだけどドジな貴之を主人公にしよう!」
眠そうな目をしている貴之は、雰囲気が暗くて、本を読むのが好き。
そして、お寿司と紺色が好きで、映画館に行ける日が嬉しい人。
学べることは全部本に書いてあると思ってたけど、貴之のことはどんな本にも載っていない。
人を知らなければ人は書けない…
その人を知るには、その人と向き合うしかないんだ。
元晴は、貴之への取材を楽しいと感じます!
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貴之は、取材をしてから物語を紡ぐという過程を目の当たりにして感想を述べます。
そうだ、(貴之がいる)東京へ行こう!
「できる気がする…書けたら絶対に読んで!楽しみにしててね、バイバイ!」
ヤル気スイッチが完全にオンになった元晴は、図書室から走って出ていきます。
「自己完結してる…元晴もドジだ。」
嵐のように帰って行った彼の“大きな忘れ物”を見つけた貴之は呟きます。
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元晴はランドセルの存在を完全に忘れますw
嬉しくなった元晴はサッカーに参加!
賑わう校庭へ、元晴のランドセルを胸に…
そして、自分のランドセルを背中に背負った貴之が現れます。
結局、貴之も呼ばれてみんなと一緒にサッカーをしました。
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湯船に浸かり、小説家になった元晴は小学生の自分に思いを馳せます。
貴之が暮らす東京。
東京に価値を見出した元晴は決意します。
「そうだ、東京へ行こう!」
風呂のドア越しに見えた、黒い塊。
脱ぎ捨てたズボンのシルエットなのですが、元晴は愛猫うにと間違えます。
元晴は、優しく声掛けしながら湯船を出ます。
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アニメ『クールドジ男子』の次回に期待するもの
ついに、東京進出を決めた人気作家!
元晴の参入で、クールドジ男子たちにどんな化学反応があるのか楽しみです。
第18話のタイトルは「貴之と元晴」。
待ちに待った “2人の友情の続き”が見られそうです!