『コンフィデンシャル/共助』あらすじ・ネタバレ感想! ヒョンビン主演!国境を越えた2人の刑事が事件に立ち向かう!

『コンフィデンシャル/共助』あらすじ・ネタバレ感想! ヒョンビン主演!国境を越えた2人の刑事が事件に立ち向かう!

出典:Lemino

2020年現在もなお、朝鮮戦争の「休戦」という形で止まっている朝鮮半島。

同じ民族でありながら、38度線を境に思想も国民の暮らしぶりも全く違う国家として分断されています。

これまでにも、南北関係を描いてきた映画はいくつもありますが、今作は新たなテイストで「南北問題」を描いた映画だと思います。

「南北の”共助”捜査」、韓国の熱血刑事と北朝鮮のエリート特殊部隊の刑事とがタッグを組み、脱北した犯罪者を捕まえるために奮闘する新しい感覚の映画です。

ポイント
  • 史上初の「南北共助捜査」の内容が話題に
  • ヒョンビン、ユ・ヘジンの凸凹コンビに要注目
  • スリリングでハードなアクションシーン連発
  • 『愛の不時着』のヒョンビンとの違いとは?

それではさっそくネタバレありで映画『コンフィデンシャル/共助』をレビューしていきたいと思います。

▼動画の無料視聴はこちら▼

『コンフィデンシャル/共助』作品情報

『コンフィデンシャル/共助』

(C)2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

作品名 コンフィデンシャル/共助
公開日 2018年2月9日
上映時間 124分
監督 キム・ソンフン
脚本 ユン・ヒョンホ
出演者 ヒョンビン
ユ・ヘジン
キム・ジュヒョク
チャン・ヨンナム
ユナ
チョン・グクァン
音楽 ファン・サンジュン

【ネタバレ】『コンフィデンシャル/共助』あらすじ・感想


初のハードなアクションシーンを見せるヒョンビン

2020年、日本で爆発的人気な韓国ドラマと言えば『愛の不時着』。


かとリーニョ

SNS上で多くの芸能人・芸人・政治家などの著名人が大ハマりしているそのドラマの主人公を演じた俳優のロスを埋めるために「祭り」と題して彼の作品を見まくるのが流行だそうです。

その俳優とは、ヒョンビン。

ヒョンビン主演のアクションムービーである『コンフィデンシャル/共助』は、『愛の不時着』同様に韓国・北朝鮮の問題に関係がある映画で、ヒョンビンは同じく北朝鮮の特殊部隊の刑事・チョルリョン役で登場します。

『愛の不時着』の時のような心優しい感じではないのですが、今作でも口数は少ない・北朝鮮の将校・アクションシーンにメロメロなど、彼のカッコよさは健在です。

彼の見せるアクションシーンはなんともスタイリッシュで、ハードながらスマートな身のこなしなど、視聴者の目をハートにさせてしまいます。

『コンフィデンシャル/共助』

(C)2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

かとリーニョ

今までは、割とソフトなラブストーリーなどの出演作が多かったヒョンビン、なんとアクション映画は人生初だそうです。

ちなみに初のアクション映画となったヒョンビンですが、ハリウッド映画にも用いられるロシア式戦術”システマ”という接近戦法を駆使した戦闘スタイルを採用。

かとリーニョ

このために、体を作りこんできた彼のアクションシーンは必見です。

余談ですが、相方となる韓国の刑事・ジンテ役のユ・ヘジンと、撮影中に仲を深めたいがためにユ・ヘジンの自宅まで押しかけ一緒に酒を飲み交流を深めたそうです。

それほどまでに、共演者とのコミニュケーションを大切にし、演技に反映させようとするヒョンビンの姿勢は、画面からも伝わってくると思います。

チョルリョンとジンテの凸凹コンビ

ルックスも身長も動きも、何もかも凸凹の2人がタッグを組み、「共助捜査」を繰り広げる様が最高に面白いです。

面白いと言っても、笑いをとるのはチョルリョンではなくジンテの方です。

『コンフィデンシャル/共助』

(C)2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

かとリーニョ

ジンテを演じるユ・ヘジンは出演すると必ず随所に笑いを盛り込んでくるので、正直チョルリョンを演じるヒョンビンのアクションシーンや役柄もかっこよくて素敵なのですが、オイシイところはほとんどユ・ヘジンに持っていかれてしまっています。

2人が車に乗り込むシーンがあるのですが、2人とも手錠をして逃げないようにしているため一方からしか乗れず、乗り込んだ瞬間ドラマによくある「車内でのキスする瞬間」のそうなシーンになるのがとにかく大爆笑!

このシーンは、やはりヒョンビンとユ・ヘジンだからこそ、爆笑して萌えてしまうのだと思います。

ジンテはなかなかのおっちょこちょいなキャラで、チョルリョンになんとか信頼してもらおうと必死なのですが、その必死さゆえにいつも面白いことになってしまうのは、さすがユ・へジンです。

「カン・ジンテは、厳格な刑事より身近にいるお兄さんのように描きたかった」と話すユ・ヘジン。

まさに、ジンテはチョルリョンの「兄的存在」になっていました。

『コンフィデンシャル/共助』

(C)2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

2人が互いに信頼し理解しあっていく姿は、現実の南北関係を想えばこそ感動的です。

かとリーニョ

北のチョルリョンと南のジンテの凸凹コンビように、両国が協力する日はくるのでしょうか?

チョルリョンが死に物狂いで追いかけるチャ・ギヨンとは?

映画冒頭からチョルリョンは、北朝鮮国内でアメリカ紙幣を偽造している組織を敵発するために捜査に当たっていました。

キム・ジュヒョク演じる同僚で隊長のチャ・ギヨンの命令を無視し、強硬突破することにしたチョルリョンでしたが、謎の武装部隊が現場を制圧しており、偽造に必要な銅板が盗み出されていました。

その現場を止めに入ろうとした時、現れたのは警察を裏切ったギヨンだったのです。

そこで激しい銃撃戦となり、チョルリョンは大切な同僚と最愛の妻を犠牲にしてしまいます。

金儲けのためにその場から逃げ出し、韓国に亡命を図るギヨン。

その後、偽造紙幣を制作していたことが国際的にばれてしまうと国家の一大事となってしまうため、何としてでも銅板を処分しろという任務にチョルリョンが任命されます。

韓国へ渡り「共助捜査」としてジンテと共に、死に物狂いでギヨンを探すチョルリョン。

『コンフィデンシャル/共助』

(C)2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

チョルリョンが追い続けるチャ・ギヨンを演じるキム・ジュヒョクは、ヒョンビン同様、普段はソフトで優しいイメージの役が多い中、『コンフィデンシャル/共助』で人生初の「悪役」に挑戦。

その功績が認められ、2017年のソウルアワードでは人生初の映画での助演男優賞を受賞し、この作品を機に、怒涛の3作連続での悪役が続きますが、2017年10月30日不慮の事故で突然帰らぬ人に。

かとリーニョ

『コンフィデンシャル/共助』は日本では彼が亡くなった後の公開だったので、惜しむファンが涙を流し見ていたようです。

遺作となってしまった彼の悪役演技も必見です。

『コンフィデンシャル/共助』

(C)2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

また、随所に登場するチョルリョンとギヨンのカーチェイスシーンや、スリリングなアクションシーンは、本当にかっこよく、ハラハラドキドキで一番の見どころです。

かとリーニョ

カーチェイスシーンはトンネル内でも繰り広げられますが、この時ヒョンビンとキム・ジュヒョクは時速100キロで突破するシーンの撮影で20時間のも間、ワイヤーで吊るされ続けたのだそうです。

命懸けで国を守ったチョルリョンといい思い出となったジンテ

やっと絆が深まったチョルリョンとジンテ。

ですが、追いついても逃げられの繰り返しのチャ・ギヨンに、途中ジンテの家族も襲われることになります。

怒りが最高潮に達したチョルリョンは、ジンテ一家を命懸けで救う覚悟をします。

それはジンテとジンテの家族の暖かさを感じたチョンリョルの本当の気持ちでした。

無事にジンテの家族を救い出し、残るはギヨンを捕まえるのみ。

怒涛のカーチェイスや倉庫内の銃撃戦を繰り広げるのですがなかなかギヨンに追いつけません。

『コンフィデンシャル/共助』

(C)2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

しかしジンテの絶妙なタイミングでの助っ人もあり、死闘の結果なんとかギヨンを追い込み、事件は無事解決したのです。

ひどく傷を負った2人は、くだらない話をしながら助けを待つのですが、そんな中ジンテが「俺は悪人を退治し、善人を助けるために刑事になった。チョルリョンお前は?」と聞きます。

その言葉にチョルリョンも「同じです」と答えました。

1年後、南北での会談が行われることになり、北朝鮮へ出向くことになったジンテはチョルリョンに会うことに。

また今回も「共助捜査」ということですが、ジンテを迎えるチョルリョンはジンテを「ヒョン!(兄貴)」と呼びます。

共に行動したことで、兄弟のようになっていた2人。

1年前は固い表情だったチョルリョンも、いつしかジンテの前では本当の笑顔を見せられるようになったのでした。

南北統一の夢と希望を込めた笑いあり・アクションありの大ヒットムービー!

かとリーニョ

とにかく、ヒョンビンが終始かっこよかった!のですが、そのかっこよさなども全て、ユ・ヘジンの随所にある笑いに持ってかれたような気がします。
『コンフィデンシャル/共助』

(C)2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

この凸凹コンビであったからこそ心から楽しめる内容になりました。

また、個人的にキム・ジュヒョクの大ファンなので、彼が亡くなった後の日本での公開で、さらに人生初の悪役を演じ最後には銃で撃たれて倒れる様は「ありえない!」と思って見てしまいましたが、さすが演技派というべき見事な演技でした。

『コンフィデンシャル/共助』

出典:IMDB

かとリーニョ

劇中どのシーンも印象に残っているのですが、やはり最後ジンテが北朝鮮へ共助捜査へ向かい、チョルリョンとの久々の再会の時にチョルリョンに「ヒョン!(兄貴!)」と呼ばれるシーンは、『コンフィデンシャル/共助』の最大の感動シーンだったように思います。

『愛の不時着』も、かなりコミカルに「南北問題」を取り上げていますが、この作品もそうでした。

かとリーニョ

どちらの作品を見ても、「南北統一」の想いが込められているように思います。

韓国で2017年上半期ナンバー1ヒットを飛ばしただけある、ハードなアクションシーンあり、笑いあり、涙ありの最高のエンタ-テイメントムービ-です。

『コンフィデンシャル/共助』まとめ


以上、ここまで映画『コンフィデンシャル/共助』についてご紹介させて頂きました。

ぜひ、ご覧になってみてくださいね。

要点まとめ
  • 「南北統一」の願いがイ込められてるいるような内容
  • 「ヒョン(兄)」というまでになったチョルリョンの変わり映え
  • 凸凹コンビに終始笑いと涙あり

▼動画の無料視聴はこちら▼