『劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師』あらすじ・ネタバレ感想!服部平治や灰原哀も初登場した記念作

映画『名探偵コナン 世紀末の魔術師』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:U-NEXT

『劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師』は、劇場版第3作目にあたる作品でアメリカでも公開されています。

この作品では、服部平治や灰原哀も初登場し、とても内容が濃いものになっています。

それでは、さっそくネタバレありでレビューしていきたいと思います。

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『劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師』作品情報

作品名 劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師
公開日 1999年4月17日
上映時間 100分
監督 こだま兼嗣
脚本 古内一成
原作 青山剛昌
声優 高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
山口勝平
茶風林
緒方賢一
岩居由希子
高木渉
大谷育江
堀川亮
林原めぐみ
音楽 大野克夫

【ネタバレ】『劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師』あらすじ・感想

怪盗キッドと東の名探偵

歩美は夜にヴァンパイアのドラマを観ていましたが、早くお風呂に入るように言われます。

その一方で警察が夜遅くにサイレンを鳴らし、怪盗キッドを追いかけていました。

その途中、歩美の部屋のベランダに怪盗キッドが下りてきていて、歩美は話をしました。

ヘリコプターでも追いかけられていた怪盗キッドは、また飛び出していきましたが、歩美は怪盗キッドに一目惚れしてしまった様です。

灰原はコナンに怪盗キッドのことを聞きますが、コナンは「いつか捕まえる」と話します。

怪盗キッドは、何度も現れているのにも関わらず警察は追いかけても、まったく歯が立たず捕まえることができません。

そんな時、新たにメモリーズエッグという宝物を盗みに行くと挑戦状が来ましたが、そのお宝を持っているのは鈴木財閥に保管されているということです。

怪盗キッドの捜査で、今回は怪盗キッドを逮捕することではなく、エッグを守ることと言いましたが、他の人はエッグはどうでもいいので怪盗キッドを逮捕すると息巻いています。

ある日、大阪にコナン達は呼ばれていきましたが、歩美たちは不満を阿笠博士の前で吐いています。

鈴木財閥の警護と西の名探偵

園子の父である鈴木史郎氏に招かれ、財閥の美術館までやってきました。

そこには大阪府警のヘリコプターも飛んでいるほどですので、万全な体制で警戒しています。

厳重な体制に驚いているとヘルメットを被った少年が話しかけてきました。

その正体は、西の名探偵と呼ばれる服部平次です。

今回も和葉と来ましたが、工藤と呼んでいることに蘭はどうしてなのかと言っていますが、平次はコナンの正体に気づいています。

和葉と平次は両想いの関係ですが、お互いの気持ちを伝え合うことができていません。

会長室に入ると、鈴木史郎氏が出迎えてくれました。

そこには、ロシア大使館で一等書記官を務めているセルゲイ・オフチンニコフさん、美術商の乾将一さん、ロマノフ王朝研究家の浦思青蘭さんがいました。

他にもカメラマンの寒川竜さんが訪れていました。

商談の内容は8億円を出すので譲ってほしいとお願いされましたが、青蘭さんも本当は心から欲しいと願っています。

8億円というのは凄い金額ですが、エッグの話は後日また行うことになりました。

怪盗キッド現る

園子は知らない頃はエッグをおもちゃにしていたと言いますが、とても怖い話です。

秘書の西野さんは怪しいと思っていましたが、コナンもそうなのでしょうか。

今回の怪盗キッドが狙っているエッグには面白い仕掛けがあり、家族が集まっている様な思い出の中身になっていました。

エッグには宝石が入っていると思いましたが、中にはガラスが配置されていました。

大阪城が光るというのはどういうことなのかと平次は疑問に思っていますが、和葉はある意味すごい洞察力を持っています。

和葉は、あいうえお順ではないかと推理しましたが、小五郎さんはアルファベット順ではないかと推理しました。

アルファベット順であるならば、12番目は「L」になるので、時計では3時を示します。

午前3時は夜明け前なので、今回は小五郎さんの推理が当てはまるのかと思いますが、コナンは腑に落ちない顔をしています。

コナンは、おみくじの結果「小吉」でしたが、秘密が明るみに出るかもしれないというお告げでした。

ということは、蘭に新一であることがバレるのかもしれないのですが、バレては困ります。

夜になり、平次が時計を見ると丁度「へ」の字になっていましたが、そこでコナンはあることを思いつきます。

挑戦状に書いてあった「黄昏の獅子から暁の乙女へ」の「へ」は頭から数えると丁度12番目なのです。

なので、午後7時20分に通天閣に怪盗キッドが来るというのが分かりました。

花火を挙げて、人々の目を大阪城に向けて自分には注目しない様にしていましたが、怪盗キッドはどうしてこんな手の込んだことをしたのでしょうか。

エッグは違う場所に移動させたそうなのですが、怪盗キッドは次に大阪を停電に陥るようにしていました。

コナンは怪盗キッドの狙いが分かり、その場所に駆け付けて行きました。

本物のエッグを移動させた場所を怪盗キッドは分かっていて、自家発電に切り替えさせました。

手の込んだ方法なのかもしれませんが、絶対に通天閣にいないといけなかったということになります。

警備が手薄になっているので、エッグは怪盗キッドが手に入れる可能性が大きくなってしまいました。

直接対決

すでに眠らされてしまっていた刑事たちはエッグを簡単に盗まれてしまいました。

怪盗キッドは風上に沿って飛行していることが分かり追跡していましたが、バイクが事故に遭ってしまい、コナンは一人で怪盗キッドを追うことになりました。

するとここで、怪盗キッドは順調に飛行を続けていてたのですが、何者かに銃で撃ち落とされてしまいました。

エッグは無事に回収されましたが、怪盗キッドは海に落ちてしまった可能性を否定できませんでした。

調べてみましたが、怪盗キッドが見つかることはありませんでした。

コナンは、エッグを触っていると鏡の部分を外してしまいましたが、もともと外れる様になっていたので大丈夫と話してくれました。

鏡の部分を光に当ててみると、絵が写し出されるような仕掛けをしてありました。

幻のエッグが、このエッグではないかと推理しましたが、そんな簡単に話が終わることはありません。

西野さんは鳥を見ると、部屋をそそくさと出て行ってしまいましたが、一体どうしたのでしょうか。

青蘭さんも灰色の瞳を持っていますが、蘭はコナンの誕生日を聞いて新一と同じ誕生日であることが分かり、驚いてしまいます。

蘭は毎日の様に新一のことを考えているので、勘違いだと心で思いますが偶然が重なっているので必然に思うのかもしれません。

事件発生

それぞれエッグを狙っていることに変わりはありませんでしたが、寒川さんが何者かに殺害されてしまいました。

その時刻はPM7:30でした。

西野さんが、発見し小五郎さんに報告に来ましたが、部屋は凄く荒らされています。

怪盗キッドと同じく、目を撃たれたことで亡くなっていたことが分かったため、目黒警部に通報し白鳥警部も同行することになりました。

高木刑事もやってきましたが、怪我をしていて小五郎さんにきょとんとされました。

犯人が奪ったのは、ニコライ二世の三女の指輪でしたが、他にも何か目的がないとここまで荒らすことはありません。

コナンを探す時に蘭は白鳥警部に見つかり、白鳥警部が探すと言いましたが、その頃コナンは阿笠博士に頼みごとをするために電話をしていました。

西野さんの部屋から指輪が見つかりましたが、西野さんが犯人とは思えません。

どうしてなのかというと、羽毛アレルギーの西野さんに犯行を起こすことができません。

西野さんは少しの羽毛でもくしゃみなどが止まらなくなってしまうので、今回は西野さんは犯人ではないということが判明しました。

今回の犯人は「スコーピオン」という人物なのではないかということを話しましたが、今回は白鳥警部が少し怪しげです。

コナンのことを見る目が本当に敵対している様な感じで見ていますが、何があったのでしょうか。

西野さんは寒川さんと面識がありました。

それは単なる偶然で覚えていませんでしたが、今回は免れたからよかったものの、コナンは麻酔銃を使うわけにはいかないので誘導しています。

小五郎さんは誘導に乗り、推理をしています。

西野さんがいない間に、指輪を西野さんの部屋に置いて泥棒扱いしようとしています。

自信ありげに小五郎さんは推理していますが、その矢先に犯人はこの中にいるのではないかと思ったのですが、救命艇が一艘なくなっていることが分かっています。

なので、「スコーピオン」が逃げたのかもしれないと思っていますが、分かりません。

コナンは少年探偵団に何も連絡していないことをうるさく言われていますが、阿笠博士は免許証を探しています。

車の中に忍び込んだ少年探偵団は、コナンのところに行こうとしていますが、危険な目に遭ってしまう可能性があります。

少年探偵団が来たことにコナンは驚いてしまっていますが、コナンはドイツ風の城に驚いています。

歩美や阿笠博士たちは中に入ることはできませんでしたが、宝物を探すことにしました。

事件の推理

抜け駆けをしようとしたのですが、色々仕掛けがしてあると執事の人が説明しています。

「ラス・プーチン」という男は、世紀の大悪党と言われていた男性で、ロマノフ王朝が滅亡してしまった原因だそうです。

コナンは、下から風が来ていることに気づいて地下室があることを見抜きましたが、ロシア語のアルファベットを手当たり次第に入力しています。

暗号は日本語に訳すと「世紀末の魔術師」をロシア語で入力すると、地下室の扉が開きました。

「世紀末の魔術師」はキッドが知らせてきた予告状に書いてありましたが、偶然ではなさそうです。

地下室が見つかったことに歓喜しており、外では灰原がある塔を見てくると中に入りましたが、阿笠博士がひとつのレンガを押したことで床が抜けてしまいました。

縄梯子も見つかりましたが、ここは何の目的で作られた場所なのでしょうか。

コナンは他の場所を見たいと勝手に行動してしまっていますが、地下でなんと殺人が起きてしまいました。

灰原たちとコナンは出会うことができましたが、犯人がここにいるということが分かるまでには、まだ少し時間がかかりそうです。

通路は行き止まりですが、鳥や絵が描いてある扉がありました。

少しずつ解明に向かっていますが、地下にまた地下が現れたという仕掛けになります。

見つけた棺の中には遺骨が一体と赤いエッグが入っていましたが、その中身は空でした。

中にもうひとつのエッグを入れると完成しましたが、このエッグは二つでひとつの作りになっていることをコナンが見抜きました。

そして、下からライトを当てると、ガラス部分がレンズになり写真のようなものが浮き出てきました。

エッグを自分の物にしようと犯人を追いかけてコナンが上に行きましたが、コナン達は閉じ込められてしまいます。

ですが、違う抜け道を探してコナンは外に抜け出すことに成功しましたが、城には犯人がガソリンをまいて火をつけました。

犯人は、青蘭さんでした。

彼女は「ラス・プーチン」に成り代わって財宝を手に入れようとしていました。

コナンの推理が当たり、銃に装てんされているのを見抜きましたが、逃がすことは絶対にしないので、青蘭の意識を失わせました。

白鳥刑事とコナンが一緒に城を抜け出そうとしていますが、コナン達は燃えている城の中で出られずにいます。

そう思ったコナンでしたが、すでに外に脱出していてエッグを取り戻していました。

キッドの鳥を大事そうに蘭は抱いていましたが、新一のことを思い返していたのかもしれません。

コナンのことを新一と思い、会いたくて仕方ないので泣いてしまっています。

正体を話そうとしましたが、キッドが新一に変装をして蘭の前にやってきました。

ここで、コナンは何も正体を言うことができなくなりましたが、キッドと新一は本当に瓜二つなので何も疑うことはしなかったみたいです。

キッドは白鳥刑事に変装して、コナン達と一緒に行動していたそうなのですが、キッドはそんなに悪い人間ではなさそうです。

『劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師』まとめ

服部平次が大好きな人や、怪盗キッドファンには今回の作品が初登場となりましたので、見逃せない作品です。

キッドはどこまで新一に似ているのかと思いましたが、蘭が勘違いしてしまうほど似ているというのは分かりました。

そして、暗号を解くところが今回はとても手が込んでいて面白かったと感じました。

最初のキッドの危機から最後までの3部構成は本当に見応えがあり、今後の作品にも期待できるポイントでした。

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