『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』あらすじ・ネタバレ感想!コナン20周年記念のシリーズ傑作

映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:シネマトゥデイ

名探偵コナンの映画シリーズにおける第20作目の作品です。

20周年記念作品でもあり、興行収入や名探偵コナンファンの中でも指折りの人気作となっております。

今回のゲスト声優には、天海祐希さんを迎えて、黒の組織との対決を描いています。

それでは、映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』を紹介していきたいと思います。

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』作品情報

作品名 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)
公開日 2016年4月16日
上映時間 112分
監督 静野孔文
脚本 櫻井武晴
原作 青山剛昌
出演者(声優) 高山みなみ
山崎和佳奈
小山力也
池田秀一
古谷徹
林原めぐみ
山口勝平
緒方賢一
松井菜桜子
茶風林
岩居由希子
高木渉
大谷育江
天海祐希
音楽 大野克夫
主題歌 B’z「世界はあなたの色になる」

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』あらすじ


ある夜、日本の警察に侵入したスパイが世界中の組織の機密データを持ち出そうとするも失敗。

公安警察の安室透とFBIの赤井秀一の追跡によって、スパイの車は道路のはるか下へ転落する。

次の日、東都水族館に遊びにきていたコナンたちは、ケガをした美しい女性を見付ける。

彼女は左右の瞳の色が異なるオッドアイで、記憶を失っていた。

そんな彼女とコナンたちの一部始終を、黒ずくめの組織のベルモットが見つめていた。
出典:シネマトゥデイ

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』みどころ

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』みどころ

青山剛昌の人気コミックを基に、テレビアニメや映画でも高視聴率と記録的な興行収入をたたき出しているシリーズの劇場版第20弾。

世界中の機密組織の極秘データを狙うスパイが日本の警察に侵入したことをきっかけに、コナンの体を小さくしてしまった犯罪組織・黒ずくめの組織と、FBIや日本の公安警察、そしてコナンがバトルを繰り広げる。

黒ずくめの組織の謎や、物語の鍵を握るオッドアイの美女の存在など怒とうの展開に期待。
出典:シネマトゥデイ

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』を視聴できる動画配信サービス

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』は、下記のアイコンが有効になっているビデオ・オン・デマンドにて動画視聴することができます。

なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。

u-next
注意点
  • 動画の配信情報は2019年7月21日時点のモノです。
  • 動画配信ラインナップは変更される可能性もありますので、登録前に各サービスの公式ページにて必ずご確認ください。

ご覧のとおり、2019年7月21日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

動画配信が開始になり次第、追って情報を掲載させていただきます。

【ネタバレ】『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』感想レビュー

事件のきっかけ

コナンが、キュラソーに公園のベンチで出会ったことから、事件が進んでいきます。

キュラソーの所持品の中からは、フロントガラスの破片や携帯電話が完璧に壊れてしまっているのが発見されコナンは不思議に思います。

さらにキュラソーは、半透明の色がついた謎のカードを持っていました。

警察には何も話さないとキュラソーには言いましたが、蘭ちゃんだけには伝えており、小五郎のおじさんにも教えてくれると思った様子です。

記憶喪失になっているのはすぐに分かりましたが、警察では交通事故にあった可能性があるということで、キュラソーの顔を目黒警部が見ています。

重要な証拠や証言は何も入っていないことや、警察庁に事故があった日に誰かが侵入した可能性があるということも分かりました。

ですが、警視庁には何も話はなく、重大な事故なのに、何も話されていないということが不思議で仕方ありませんでしたが、それが逆に何かを隠そうとしている確信へとつながっていきます。

そして、キュラソーは探偵団と一緒に水族館に行きますが、黒の組織に場所を特定されてしまいました。

誰が警察庁に侵入したのかを調べていくと、FBIとコナンはノックリストというのを盗まれてしまったことに気づきます。

ノックリストとは、世界中のスパイのリストが入ったデータのことであり、それが盗まれてしまったということが分かり、諜報部員が次々に暗殺されてしまっていることも判明していきます。

一刻も早くデータを見つけない限り、黒の組織にも狙われて、キュラソーと一緒にいる人物も危険な目に遭ってしまいます。

謎の正体

灰原さんは少しずつ彼女の正体にも気づいていましたが、予想通りキュラソーは黒の組織のNo.2であることが分かりました。

安室さんはジン達に捕まってしまい、キュラソーが手に入れたノックリストに安室さんの名前があったことを聞かされました。

キュラソーの情報は定かではなかったので、ジンは自分の方法で証言させようとしますが、コナンの起点により二人は助かることができました。

黒の組織は、キュラソーが公安にいることも把握し、攻撃することを宣言しました。

FBIはノックリストの捜査を行い始めましたが、赤井さんも動いていることと、ラムという人物の囮であることも分かりました。

コナンが観覧車に爆弾が仕掛けられていることを知り、危険であることを確かめましたが、ジンはそのまま任務を遂行することを宣言します。

赤井さんと安室さんは因縁の関係ですが、赤井さんが助けてくれたことを知りました。

キュラソーは記憶が戻っていないまま公安の人物に捉えられ、爆弾は安室さんが解除してくれようとしましたがうまくいきません。

ラムという人物は、コンピューターで動いていたり、電話で指示はしている様子ですが、男性なのか女性なのかも分かりません。

ですが、ラムという人物にはジンでさえも逆らっていないことが今回分かりました。

グレーの髪の女性の正体

瞳の色が違うグレーの髪の女の名前は、キュラソーです。

彼女は車の爆発に巻き込まれてしまい、黒の組織の一員であったことも忘れてしまいます。

キュラソーというのは、組織から与えられた名前なのですが、記憶を失った状態でコナンや探偵団と出会います。

身体能力が非常に高くて、組織のラムという人物によってキュラソーは悪に染まってしまいます。

コナン達との出会いにより、自分の色や気持ちを少しずつ取り戻していきますが、彼女は最後に観覧車に乗った時に記憶の全てを取り戻すのです。

一度は、黒の組織に戻ろうと連絡を取りますが、ジンは彼女だけを助け、観覧車は爆破し破壊しようとしていることを知ります。

キュラソーは、自分が逃げることよりも、探偵団が危険に陥っていることを知り、逃げずに観覧車に戻って助けようとするのです。

ジンは、観覧車に銃撃の雨を降らせろと言い、危険な目に遭ってしまいますが、キュラソーは最後の最後まで探偵団のことを助けようと、コナンとは別に大型クレーン車を運転して観覧車の動きを止めようと必死でした。

キュラソーは腹部に重傷のケガを負いながら、大事な白いイルカのストラップを握り観覧車の動きを止めることには成功しましたが、爆発してしまったクレーンの中で亡くなってしまいます。

灰原さんは、キュラソーのことを慕っていたので、最後の瞬間を見てしまい、悲しみで顔が歪んでしまっていました。

キュラソーの最後は、ラムのために働くのではなく、同じ黒の組織の一員であった灰原や探偵団のことを本当に大事に思って救おうとしました。

本当はキュラソーは優しい女性であったということ、身体能力や記憶能力は黒の組織の中で抜群に長けており、失うのにはジン達も怖くなってしまったということが分かりました。

『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』の注目点

まずは、数ある『名探偵コナン』シリーズの中でも1番か2番を争うほどの完成度であった、とファンのみなさんから言われている点でしょう。

カーレースのシーンは本当に緊迫していましたし、赤井さんのファン、安室さんのファンなどが今回の映画に集結したことも事実です。

あまり正体を現さない人が今回の映画に出演したことで、期待度は上がっていましたし、蘭ちゃんが今回は危険な目に遭うのではなく、コナンも今回は探偵団とキュラソーを助けることがメインになるなど、通常のコナンとは少し役回りが変わっているのも新鮮でした。

最後には、悲しい結末になってしまいましたが、灰原さんはこの事件がきっかけでキュラソーに出会い、いなくなってしまったことで、一番ショックを受けたのも灰原さんだったのではないかと感じました。

灰原さんはあまり普段は感情を表に出したりはしませんし、コナンには冷たくあしらったりしていますが、信頼できる探偵団に出会ったことで笑顔がすごく増えてきたのではないかと思います。

なので、本作はコナンや蘭ではなく、灰原さんとキュラソーの友情や、黒の組織のことがもっと分かる貴重な作品であると言えます。

アニメ映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』まとめ

総合的な評価もとても良く、キュラソーがとても魅力的で、オッドアイという人物も今回で初めて知ることができ、20周年の作品として素晴らしかったと思います。

コナンと蘭ちゃんの関係が進んでいくという内容ではなかったところも、新鮮でまた良かったように感じました。

今回は、劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』について紹介しました。