『こみっくがーるず』は、漫画家ばかりが住んでいる女子漫画家寮を舞台にした、きららの日常系アニメです。
- きららの日常系
- 安定感のある作画で、キャラはとてもかわいい
- 漫画家のお仕事アニメ
メインの登場人物は漫画家ですが、漫画に関する悩みやトラブル、あるあるなどはそこまで多くなく、ほのぼのとしたコメディ話が多い印象です。
琉姫と翼は先輩に見えますが、先輩なのは漫画家としてであって4人とも同学年です。
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目次
『こみっくがーるず』作品情報
作品名 | こみっくがーるず |
放送年 | 2018年4月〜2018年6月 |
話数 | 全12話 |
原作 | はんざわかおり |
監督 | 徳本善信 |
声優 | 赤尾ひかる 本渡楓 大西沙織 高橋李依 遠藤綾 津田美波 七瀬彩夏 |
音楽 | 末廣健一郎 |
主題歌 | オープニング「Memories」 エンディング「涙はみせない」 |
『こみっくがーるず』声優・キャラクター紹介
萌田 薫子(声優:赤尾ひかる)
- 本作の主人公で、15歳の高校生兼漫画家で、4コマ漫画を執筆しており、ペンネームは「かおす」、愛称は「かおす先生」
- 小学生に間違われるほど小柄で、ピンク髪の三つ編みで八重歯がある、小動物的な可愛さ
- 人見知りが激しく、ネガティブで落ち込みやすい性格だが立ち直りも早い
- 口癖は「あばばば」
恋塚 小夢(声優:本渡楓)
- 薫子のルームメイトの漫画家で、ペンネームは「恋スル小夢」
- 少女漫画を執筆しているが、男の子のキャラクターを描くのが苦手
- 明るく人付き合いがうまく、マイペースな性格
- ややぽっちゃりした体型で、胸が大きい
色川 琉姫(声優:大西沙織)
- 薫子、小夢の先輩漫画家で、ペンネームは「爆乳♥姫子」
- ペンネームとは正反対の貧乳にコンプレックスを持っている
- ちょっとエッチなティーンズラブ漫画を執筆している
- 恥ずかしがり屋で自称ピュアだが、締め切り前などにセクシーが滲み出る
勝木 翼(声優:高橋李依)
- 琉姫と同室の漫画家で、ペンネームは「ウィング・V」
- 少年漫画「暗黒勇者」を執筆しているが、実家は裕福で漫画家になることを反対されている
- ボーイッシュな外見で、落ち着いた雰囲気だが、漫画に関することではテンションが上がる
- 女子に人気があり、告白されることも多い
【ネタバレ】『こみっくがーるず』あらすじ・感想
「きらら」らしいキャラクター
恋愛なんてものは、別の世界の出来事。
かわいくて優しい、楽園に住まう天使たちですね。
マスコットキャラとして「にゃおす先生」という、かわいさの極みのような生き物も登場します。
少女たちのお仕事アニメなので、頑張っている姿が微笑ましいですね。
意外と熱いオタクだったかおす先生、翼に恋するちょいポチャの小夢、ペンネームとのギャップに悩む琉姫。
みんな好きですが、メインキャラの中だと、特にお気に入りなのは勝木翼ですね。
まあ、翼役の高橋李依さんの声が好きというのもありますが、ふわふわほわほわの3人の中で、明らかに雰囲気が違うのがいいです。
普段ボーイッシュなのに、実家に帰るときなどは、ウィッグを付けてロングになって服装もドレスになるのも、ギャップがあってよかったです。
メインキャラ以外では、
- 寮母さん
- かおす先生の担当編集
- かおす先生たちの担任教師
この大人三人組が好きですね。
若い漫画家さんたちを見守る目線が、私と同じなので感情移入しやすかったです。
諦めないかおす
主人公の萌田薫子こと「かおす先生」は、とんでもなく内向的で、打たれ弱く、まともに人と話すことすらできません。
復活は早いですが。
絵もあまり上手いとは言えないのです。
ネガティブで不器用なかおす先生にイライラしてしまう人もいるかもしれませんが、『こみっくがーるず』は、自分が劣っていることを分かっていながら、それでも漫画家という夢を諦めないかおす先生のお話です。
これほど弱気で内向的なのに、それでも描くことだけは止めないかおす先生にだんだんと応援したくなっていきました。
最終話。いままでずっと「ボツ」ばかりで、ほとんど褒めてもらえなかった担当編集から「今までで一番良い原稿になったと思います」と言われたシーンは感動的でした。
駅のホームというのが、また良いシチュエーションでした。
第1話の冒頭、これからの生活が不安すぎて涙を流し、乗るべき電車を見送ってしまったかおす先生でしたが、最後にはうれし涙を流したのでした。
耳に残る口癖
「あばばば」
かおす先生の口癖ですが、序盤はなんだかわざとらしさが気になっていました。
ですが、毎回のように聞かされていると、だんだんと「あばばば」を、待ちわびている自分がいました。
最終的には、「あばばば」なしでは生きていけない体にされてしま…いはしなかったのですが、けっこう耳に残っていました。
もし第2期があるなら、きっと「これこれー!」と、懐かしく感じるでしょうね。
独特のギャグセンス
「This is a pen.」
「英語で迫られたらドキドキしちゃうよねー」
IQ500の頭のいいキャラによる口説き文句らしいです。
さらに頭のいいキャラが出てきて、その口説き文句が「Is this a pen?」。
第8話「わんにゃんにゃんわんまつり」の1シーンで、小夢のネームの内容です。
んー、文章だと面白さが伝わらないですね。
ぜひ、アニメの方を見て確かめていただきたい!
この話は特に印象的だったのでピックアップしましたが、漫画のネームを使ったギャグは、かなりシュールで面白いモノが多いです。
かおす先生の描くネームも、シュールで面白いモノが多く、毎回笑わせてもらいました。
かおす先生は、ギャグ漫画家としてやっていけそうな気がします(笑)
アイム色
萌田薫子役の赤尾ひかるさん、恋塚小夢役の本渡楓さん、色川琉姫役の大西沙織さんは所属事務所が「アイムエンタープライズ」ですね。
4人のメインキャラのうち、3人が同じ事務所というのは珍しいのではないでしょうか。
『こみっくがーるず』のニコ生『にこにこみっくがーるず』では仲の良さがうかがえましたし、距離感が近いので、第1回目から回数を重ねた番組のように馴染み、非常に盛り上がっていました。
しかも、赤尾さんと本渡さんは、薫子と小夢と同じように同期らしいです。
そして、同じように本渡さんの方がアニメ出演は早かったようですね。
狙ってキャスティングしたわけではないでしょうけど、ニコ生では役と被るようなお二人を見るのがとても微笑ましかったです。
漫画家のお仕事アニメ
高校生が主役の「漫画家のお仕事アニメ」といえば、『バクマン。』が思い浮かびますが、かなり違いがあります。
『こみっくがーるず』では、お金の話は出てきませんし、アシスタントを雇用する事業主としての苦労も出てきません。
話の分量も、漫画の話よりも女子高生の日常の話の方が多かった気がします。
それでも、『こみっくがーるず』の原作は漫画なので、漫画家が描く「漫画家のお仕事アニメ」です。
自分自身が所属する業界のことを描いているので、当然登場する「悩み」や「あるある」は、自分や周りの人間の実体験がベースになります。
取材対象には事欠かないので、しっかりとリアリティがあります。
もちろん、「女子漫画家寮に住む女子高校生」という、おそらく現実には存在しない架空の場所の話なので、ファンタジー要素もあるとは思いますが。
『こみっくがーるず』声優/キャラ・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
本日は #ビキニの日 とのことですので、第5話より海辺のこみっくがーるず達をお届けします!(ひとりだけビキニじゃない人がいます)#こみっくがーるず pic.twitter.com/FAzS4tNuTz
— TVアニメ「こみっくがーるず」 (@comiga_anime) 2018年7月5日
- 夢を諦めない主人公「かおす先生」
- 耳に残る「あばばば」
- 独特のギャグセンス
きらら作品らしくやさしい世界で、悩みながら苦しみながら、暖かな仲間たちに支えられ、少しずつ成長していくかおす先生。
ネームをボツにされる苦しさや、雑誌掲載の喜びとプレッシャーなど、かおす先生と一緒に体験できた気分です。
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