息子を人質にとられ、咲(堀田真由)の殺害指示を受けた三輪(松下奈緒)。三輪が出した答えとは・・・?
一方、市川(玉山鉄二)は『プロフェット』の実用化が決定したと発表。二宮(坂口健太郎)と椎名(染谷将太)は『プロフェット』の実用化を止めようとしますが、二宮には県知事襲撃の容疑がかかってしまい・・・。
果たして、二宮たちの運命は!?
目次
ドラマ『CODE ー願いの代償ー』 前回振り返り
二宮(坂口健太郎)の代わりにCODEの任務をこなした咲(堀田真由)と三輪(松下奈緒)は、爆破事件に巻き込まれ咲は警察に追われる身に。
二宮と椎名(染谷将太)は市川(玉山鉄二)を問い詰めますが、CODEの開発に関わっていたものの、制裁に関するルールについては自分が作ったものではないと否定します。
市川の狙いとは、CODEを利用して社会にとって不必要な人材をあぶり出し、排除しようとする『プロフェット』を実用化させることでした。
【ネタバレあり】ドラマ『CODE ー願いの代償ー』第10話あらすじと感想
殺害任務
容態が悪化した息子の芯を人質に取られ、咲(堀田真由)の殺害指示を受けた三輪(松下奈緒)は、残り少ない時限爆弾の前で逡巡します。
咲は自分のことはいいから芯を助けるようにと訴えますが、三輪はどちらかだけを選ぶことは出来ませんでした。
「一緒に逃げる!」
咲の拘束を解いた三輪は、出口に向かいます。
すると、咲は三輪を先に出してドアを閉めてしまいました。
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しばらくして大きな爆発音が鳴り、通信が途切れてしまいます。
その様子をモニタリングしていた椎名(染谷将太)はパニックになってしまいます。
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しばらくして、芯が無事保護されたと連絡が入りました。
その後、二宮の元に三輪から連絡が入ります。
三輪と咲は病院に運ばれました。
咲はかろうじて命は助かりましたが、予断を許さない危険な状態です。
緊急会見
その日、ランリーテクノロジー社と神奈川県の緊急合同会見が開かれ、社会にとって有害な対象を見つけ出し、速やかに排除するシステム『プロフェット』の実用化が発表されました。
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市川は今後CODEを消し去ってプロフェットで個人情報を集め、この国にとって邪魔な人間をあぶりだし、排除と分からない状態で社会的に抹殺すると話しました。
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椎名は、咲を危険な目に遭わせた市川が許せません。
市川はこれまでもCODEの真相に近づいた人間の命を奪ってきました。しかし、椎名にはそれだけが目的とは思えません。市川は三輪や咲が苦しんでいる様子を自分たちに見せつけ、楽しんでいるように見えたのです。
二宮は改めてこの真実を公にして市川の計画を食い止めるつもりでいましたが、椎名にとってそれはもはや絵空事にしか聞こえません。
「俺は俺に出来ることをする」
椎名は、市川を殺すと言い出しました。
そんな時、二人は二宮に県知事襲撃の容疑がかけられていることを知らされます。
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二宮は追ってきた警察から逃げ出し、椎名は市川の元へ向かいました。
そして車中でCODEをインストールします。
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二宮は椎名がCODEを使うだろうと考え、椎名とプロフェットのオンライン化を止めるために、元は実用化に反対していた県知事に「協力してほしい」と掛け合います。
しかし、待ち合わせ場所に知事は来ず、代わりにやってきたのは覆面の男たちでした。
二宮はなんとか男たちを撃退しますが、孤立無援状態になったことで精神的に打ちのめされてしまいます。
「俺、誰も助けられてないんだ・・・俺に何が出来る?」
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ルールを作った張本人
その週末、市川は講演会のために私立高校の講堂に入りました。
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そこに銃を持った二宮が現れます。
二宮は市川以外を外に出しました。
プロフェットのオンライン化まであと1時間。その前に二宮は市川が何のためにCODEを使ったのか、そのせいでどれほどの犠牲が出たのか、カメラの前で告白させようとしました。
市川は遠隔操作ですぐに通信を切り、配信できないようにしました。
「脅されなくても、全て話します」
市川は確かにプロフェットの実用化のためにCODEを作ったと認めました。
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しかし、犯罪行為を煽って人間を暴走させたのは自分ではないと主張します。
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「CODEに内蔵されたAIですよ。」
CODEのAIは自らの判断でプレイヤーをマッチングさせていました。
その他にもネット上の情報を吸い上げ、どんどん進化する仕様になっていました。
知恵をつけたAIは、人間は任務を無視するということに気がつきました。
そこで、自分の存在を脅かす存在を排除するシステムを構築したのです。
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CODEは偽の犯人を仕立て上げましたが、二宮が追及の手を緩めないので、二宮本人が排除の対象となりました。
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市川は、「悠香さんを殺したのはCODEユーザー全てだと言える」と言いました。
市川は二宮に問います。
「CODEを何度も使って誰かを救えましたか?」
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市川に言わせれば、欲望にまみれた人間自身がCODEを暴走させたことになります。
子供たちの未来のために、過ちの起こらない安全な世界を作り上げるためには、プロフェットが必要なのだと市川は主張します。
そのために何人犠牲者が出ようとも、市川にとっては「欲にまみれた大人」が何人死のうが知ったことではないのです。
勝者と敗者
そうこうするうちに、無情にもプロフェットのオンライン化の時間がやってきてしまいました。市川はCODEは徐々に削除されていくと宣言しました。
そこへ、椎名が会場に入ってきました。
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椎名は、自爆することで市川を巻き添えにしようと考えていました。
しかし市川は死にたくないと思っていないので、好きにすればいいと言います。
二宮は、自分が復讐心ゆえにCODEを頼ってしまったことで、たくさんの犠牲者を出してしまいました。
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「お前の本当の願いは復讐なのか?」
椎名にはまだ咲がいます。守るべき人が。
二宮は、悠香の無念を晴らすためにも、市川の狙いを必ず公にすると固く誓っていました。
その願いを一緒に叶えて欲しいと、二宮は椎名を説得しました。
その時、警察が会場に踏み込んできて、二宮と椎名は確保されました。
市川は、二宮に対し「あなたは命の恩人です」と勝利を確信しました。
ところが、止めたはずの配信が、実は止まっていなかったことが判明します。
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予測不能の未来
衝撃を受ける市川の元に、電話がかかってきます。電話の相手は、自分が密かにカメラを回していたと明かします。
「プロフェットで私を消そうとするからです」
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CODEは市川を“制裁”したのち、消えていきました。
計画が失敗し、自暴自棄になった市川は、二宮の銃を奪って命を絶とうとしました。
二宮はそれを必死で阻止します。
「死なせるか。お前には生きて罪を償ってもらう」
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プロフェット計画は頓挫しました。
しばらくして、咲は峠を越え、目を覚まします。
その後咲の協力もあって芯のクラウドファンディングは順調に進み、近々アメリカで治療を受けられる目途がつきました。
世間も落ち着きを取り戻した頃、二宮は悠香の墓前で「CODEの真実は近いうちに世に出るだろう」と報告をしました。
その帰り道。
二宮は何者かに背後から銃撃されます。
ポケットから飛び出したスマホの画面にはいつの間にかCODEが復活しています。
CODEは誰かに電話をかけ、二宮の声色で勧誘を始めています。
薄れていく意識の中、二宮は必死で電話を止めようとしますが、手が届く前に力尽きてしまいました。
そしてCODEは増殖を続け、再び息を吹き返したのでした。
ドラマ『CODE ー願いの代償ー』 第10話 感想&まとめ
ラストシーンで呆然とする筆者。アジア系のドラマにありがちな超バッドエンドでした。
デジタルデータは完全に消し去ることが出来ないという暗示でしょうか?
三輪はもちろん、最後の最後にCODEを入れてしまった椎名が心配です。
願いは他人ではなく、自分で叶えるものだと思います。せいぜい流れ星にお願いする程度にして、得体の知れないアプリは入れないように気をつけましょう!