俳優として成功を夢見る2人の青年と、メイクアップアーティスを目指す少女。
生まれや家柄が重要視される韓国。
そんな現実の中で自分の力で夢を叶えたい若者たちの青春を描いた作品です。
- 夢を追う若者たちの挫折、愛、友情、生き方の成長を感じられる作品です。
- 子供の成功を願いながら支えようとする家族模様も注目です。
- パク・ボゴムとの縁でパク・ソジュン、イ・ソンギョン、ヘリなど有名俳優が特別出演しています!注目してください!
- パク・ボゴム入隊前最後の主演作品。
それでは『青春の記録』をネタバレありでレビューします。
目次
韓国ドラマ『青春の記録』キャスト
パク・ボゴム / 役:サ・ヘジュン
- モデルをしながら俳優を目指し、トップ俳優へ。
- 俳優になる夢を家族に応援してもらえず苦しんでいる。
- おじいちゃんのモデルの夢を応援している。
- 中学生の頃から親友のウォン・ヘヒョに劣等感を感じていた。
パク・ソダム / 役:アン・ジョンハ
- 美容室へ転職しメイクアップアーティストを目指し開業する。
- サ・ヘジュンのファンから彼女になる。
- 両親は離婚しており、母親とは不仲。
ピョン・ウソク / 役:ウォン・ヘヒョ
- モデル・俳優として活躍している。
- サ・ヘジュンの親友。
- 裕福な家庭に生まれ育った。
- 俳優業の仕事は裏で母親がサポートして仕事やSNSのフォロワーを掴んでいた。
クォン・スヒョン / 役:キム・ジヌ
- ヘジュンとヘヒョの友人。
- 仕事はカメラマンで開業を目指している。
- ヘヒョには内緒でヘヒョの妹と交際中。
【ネタバレ】韓国ドラマ『青春の記録』あらすじ・感想
芸能界で巻き起こる友情、嫉妬、恋愛
幼馴染のヘジュン、ヘヒョ、ジヌは常に一緒で、一番に悩み相談する仲でした。
貧しい家庭育ったヘジュンと、裕福な家庭で育ったヘヒョは中学生からの親友です。
しかし、ヘジュンは中学生の頃から母親がヘヒョの家の家政婦として働いていることや、モデルとして人気が高いヘヒョに、誰にも見せない劣等感を抱いていました。
そしてモデルとしても俳優としてもなかなか仕事がこないヘジュンに、父親や兄は早く入隊するように言ってきます
ヘジュンは挫折し入隊も考えましたが、それでも俳優を目指して努力しています。
親友のヘヒョもモデルから俳優を目指しており、自力で頑張っているつもりでしたが、裏で母親がお金を使ってSNSのフォロワーを増やしたり、ヘヒョに仕事が来るように話をつけていたことを知ってしまいました。
メイクのジョンハは、モデル時代からヘジュンのファンでした。
メイクアップアーティストを目指して転職しましたが、職場では嫌がらせに耐えながら努力しています。
モデルから俳優へ転身したいヘジュンとヘヒョは、同じ映画のオーディションを受けました。
見事合格したのはヘヒョで、ヘジュンは俳優の夢を諦めかけてしまいます。
しかし、映画のオーディションは実力ではなく認知度で負けたのです。
敏腕マネージャーのイ・ミンジェはヘジュンの人の心を動かせる力に可能性を感じ、ヘジュンの所属事務所チャンポンエンターテイメントを設立しました。
そして短いシーンではあったがヘジュンが映画出演が決まり、その後オーディションでドラマ出演も決まったのです。
ドラマ出演を機に、ヘジュンは知名度と人気が一気に上昇します。
演技大賞を受賞したり、さまざまな広告のオファーがあったりと人気になる反面、プライベートがなくなりスキャンダル記事やデマが飛び交い悩んでいくように。
一方、親友のヘヒョはなかなか人気が出ないことで、ヘジュンへ劣等感を感じるようになります。
そんなモデル、俳優活動の裏で、美容室で働くジョンハに好意を寄せる2人。
ファッションショーの時、ジョンハはファンであるヘジュンのヘアメイクを担当しました。
同い年ということもあり、意気投合して友達になり、そのままヘジュンとジョンハは交際し始めました。
しかし、ヘジュンが人気になるにつれて、すれ違いやお互いに悩みを抱えます。
ヘジュンの人気のせいで、ジョンハのプライベートまで脅かされるようになってしまいました。
夢を追い、挫折し、さまざまなことに葛藤し学びながらそれぞれは成長していきます。
親友関係
ヘヒョの実家は裕福でしたが父親が私立ではなく公立の中学校に入れたことで、ヘジュンと出会い親友になりました。
ヘジュンの母ハン・エスクはヘヒョの家で家政婦として働いています。
ヘジュンがまだ人気がない頃、エスクも息子のヘジュンとヘヒョが比べられるとが辛く感じていました。
ヘヒョは親友思いで、いつもヘジュンを気遣っていました。
モデルとしてヘヒョが人気になるにつれ、街中の広告で頻繁にヘヒョを見かけるようになります。
入隊を考えていたヘジュンはヘヒョの広告を見て、もう一度頑張ろうと思ったのです。
tataちゃん
ジョンハと友達になったヘジュンとヘヒョは、撮影がある度にジョンハにヘアメイクをお願いするようになります。
ヘジュンとジョンハが付き合っても、ヘヒョはジョンハへ好意を抱いていました。
tataちゃん
ある時ヘジュン、ジョンハ、ヘヒョ兄弟、ジヌが5人で食事をしているところに、ヘヒョの元カノであるチョン・ジアが参加しようとしました。
それを知ったヘヒョは止めようとしましたが、食事会の場に現れてしまいます。
tataちゃん
ヘヒョは俳優としてパッとしない存在のままでしたが、ヘジュンの人気が上昇したことに関し「苦労が報われてよかった。ヘジュンに賞をとってほしい」と思っていました。
しかし、徐々にヘヒョはヘジュンと比べられていることが気になっていきます。
演技大賞でヘヒョは新人賞を受賞できると思っていましたが、実際は受賞できませんでした。
ヘジュンが優秀賞を受賞し、ヘジュンとついてしまった俳優としての差の現実を突きつけられたのです。
ヘヒョはとうとう、ヘジュンと比べられることが嫌になりました。
中学生の時にヘジュンがヘヒョに対して感じていた劣等感を、現在はヘヒョがヘジュンに対して感じるようになってしまいました。
tataちゃん
しかし、人気俳優になっても親友であることは変わりません。
少しずつできてしまう溝もありましたが、お互いに相手のことを一番わかっている存在です。
tataちゃん
俳優としてのサ・ヘジュン
軍隊に入隊することを決めたヘジュンですが、オーディションに落ちた映画で違う役として出演することが決まりました。
tataちゃん
映画出演後、ドラマ出演も決まり、軌道に乗っていたと思っていたマネージャーのミンジェとヘジュン。
しかし、ヘジュンは前事務所の社長のせいでドラマの話は無かったことになってしまいます。
ヘジュンの前事務所の社長はトップ俳優パク・ドハのマネージャーとなっており、ミンジェとヘジュンを陥れようするのです。
tataちゃん
突如、ヘジュンは医療ドラマのオーディションを受けることになりました。
そして、人気女優の主演ドラマに出演が決まったのです。
tataちゃん
そしてこのドラマの放送をきっかけにヘジュンの人気と認知度が上がり、次回作や広告のオファーが入ってくるようになりました。
次の出演作品で、ミンジェとヘジュンは揉めます。
恋愛ドラマに出て認知度をさらにアップさせたいミンジェと、出演作品は台本を読んで自分で決めたいヘジュン。
そして、ヘジュンは希望していた時代劇に出演することになりました。
tataちゃん
そして時代劇に出演したことで更に認知度と人気は上昇し、一気に人気俳優となったのです。
ヘジュンは演技大賞式の司会にまで抜擢されました。
そんなヘジュンに苛立っていたのが、ヘヒョの母親とトップ俳優のドハです。
司会に抜擢されたということは、賞の受賞の可能性はないと思っていたヘジュンでしたが、見事に男性部門で最優秀演技賞を受賞しました!
tataちゃん
授賞式後、ヘジュンのモデル時代の恩師で天才デザイナーのチャーリー・チョンが自殺しました。
死後、チャーリー・チョンは同性愛者だったことが分かります。
突然の自殺で亡くなったことで、世の中はチョンとヘジュンは同性愛だったのではないかと、ネット上には悪質な書き込みやデマの記事が溢れていました。
ヘジュンは人気俳優となったために、世の中から受けるバッシングに黙って耐えようとしていました。
この事態にヘジュンを助けるため、ミンジェはジョンハと交際していることを公表しようと提案します。
しかし、ヘジュンはジョンハを巻き込みたくないと反対しました。
そして、ヘヒョもヘジュンを助けようと動きます。
一方、ヘジュンには誰にも相談せずに元彼女のジアに記者のインタビューに答えてもらうように依頼しました。
ジアは「いい彼氏だった。非難されるようなことをする人ではない」と答え、事態は収拾されました。
tataちゃん
恋愛ドラマに出演すると、今度は相手役の女優との熱愛報道が出ます。
ミンジェはヘジュンのスキャンダルが後を立たず、悩みが尽きませんでした。
tataちゃん
ヘジュンはトップ俳優の夢を叶え、さまざまなことを学び、得たものも失ったものも多くありました。
しかし、人気真っ只中であったヘジュンはこの時期に入隊を決めたのです。
俳優としてこれからという時期で周りから反対されますが、ヘジュンの決意は揺らぎませんでした。
tataちゃん
入隊前、ミンジェとは入隊期間を含めて3年で俳優として契約更新をして入隊します。
tataちゃん
2年後、除隊したヘジュンは入隊期間中にファンや世間に忘れられることもなく、俳優としてまた活躍するのです。
ヘジュンとジョンハの恋
ファッションショーでジョンハがヘジュンのメイクを担当したことで距離が近づき、2人は友達になります。
ジョンハはヘジュンにファンであることがバレることが恥ずかしく、ヘヒョのファンと嘘をついて隠していました。
しかし、ジョンハはファンだということをヘジュンに見抜かれていたのです。
tataちゃん
友達となったことで、撮影の時にはジョンハがヘジュンやヘヒョのヘアメイクを行うことが増え、撮影現場に行くこともありました。
ある日、ヘジュンとジョンハが映画の撮影から帰宅途中、突然雨が降り出します。
雨に濡れながら、ヘジュンはジョンハに「君のことが好きみたいだ」と告白しました。
恋人となった2人は、デートをしたり、お互いの知らないことを1つずつ知っていきます。
言葉に表さなくても、些細なことでドキドキしている2人や惹かれている姿が理解しやすかったです。
ヘジュンはジョンハに出会い、「浮かない気分でも、彼女に会うと元気になれる。」「恋愛をすると魔法にかかる。」と感じたのです。
ピアノを一緒に弾き、ヘジュンが弾き語りした後にキスした場面はときめいたシーンです。
2人が一緒にいるとよく雨が降ります。
ヘジュンはジョンハに絵本をプレゼントしました。
最後のページに「出会った頃を覚えてる?僕たちは最初から雨の中にいた。大人は雨でも外に出なきゃいけない。だけど君となら雨でも楽しい」というメッセージ。
俳優として人気になっていくヘジュンでしたが、ジョンハと一緒にいるときは無邪気な男の子でした。
tataちゃん
ジョンハは俳優として忙しくなるヘジュンに問題が起きて悩んでいる時、相談してくれないことが不満でした。
ヘジュンは、愛する人に自分の中傷を知られることへやりきれない気持ちでいたのです。
これにジョンハは「愛する人たちはあなたの痛みを共有したい。隠されると寂しい。」とヘ伝えます。
人気になるにつれてヘジュンの熱愛報道がでたりと、ヘジュンもジョンハも辛い思いを抱えます。
しかし、お互いが負担になると思い、辛い気持ちを言葉にせず「ごめん」と言うばかりでした。
tataちゃん
ヘジュンとジョンハは会う時間が減っていきます。
ヘジュンの知らないところで、ジョンハとヘヒョは食事に行ったりしていました。
ある雨の日、ジョンハがヘジュンに連絡しても出なかったため、ヘヒョに連絡して迎えにきてもらったのです。
そして今までヘヒョを自宅に入れることを拒んでいたジョンハでしたが、ある日とうとうヘヒョを自宅に入れてしまいました。
tataちゃん
ヘジュンは忙しくても空いた時間でメールに返信したり、時間を作ってジョンハに会いに行っていました。
しかしヘジュンにメールの返信はきていないのに、ヘヒョに電話をかけたジョンハに不満を抱きます。
tataちゃん
そして、ついにヘジュンとジョンハの熱愛報道が出てしまいました。
すれ違いばかりで会えていなかったのに、普通に会うことも難しくなってしまったのです。
ヘジュンの事務所で2人はやっと会い、話すことができました。
そして、ジョンハがヘジュンに伝えた言葉は「愛してる。別れよう。」でした。
tataちゃん
別れた後も2人が会っていた図書館に行くと、お互いを思い出して涙ぐんでしまうのです。
tataちゃん
韓国ドラマ『青春の記録』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
『青春の記録』は夢を追いかける若者の青春のストーリーですが、主要人物たちの家族関係や家族の夢、裕福な家庭と貧しい家庭の差まで描かれている作品でした。
ヘジュンが人気になるにつれて、嫌味ばかりだった家族も、実はヘジュンのことをちゃんと愛していて、家族のことを一番に考えて生活していることが分かります。
そして若い頃夢を叶えられなかったヘジュンの祖父も、シニアモデルとして活躍し夢を叶えるのです。
ヘヒョの母親は、自分の子供たちが輝けるように盾となっていました。
ヘヒョにとっては親の力で仕事を獲得しているようで嫌でしたが、それがヘヒョの母親の子供たちへの愛情だったのです。
愛情の表し方も育ち方も人それぞれです。
誰もが穏やかな気持ちで、愛する人と幸せに人生の夢に向かって頑張っていける世の中になってほしいなと感じました。
- 支えてくれる家族、友達、恋人の存在のありがたさを終始感じられるドラマです。
- 除隊後も親友仲良く遊ぶヘジュン、ヘヒョ、ジヌの姿が微笑ましいです。
- 2年後、ジョンハがショートヘアになっていて可愛くてびっくりしました。
- DDPやホンデ、coex、漢川などソウルの主要名所が多く映っており、景色も楽しめます。
- パク・ソジュンのファンの方はぜひ見てください。9話、10話に出演シーンがあります。
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