アニメ『チェンソーマン』第6話あらすじ・ネタバレ感想!ホテルの8階に閉じ込められ、無限ループに陥ったデンジたちは……?

チェンソーマン

出典:チェンソーマン公式ページ

「週刊少年ジャンプ」にて連載された藤本タツキの同名作品をアニメ化した『チェンソーマン』。

銃の悪魔の肉片を集めるため、ホテルに潜入したデンジたち公安対魔特異4課。

しかし、悪魔の能力によって8階に閉じ込められてしまい、窮地に立たされ……。

早速、第6話「デンジを殺せ」をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『チェンソーマン』前回第5話のあらすじと振り返り

パワーの胸を揉んだデンジは、虚無状態になっていました。

ずっと追い求めていたものなのに、実際に触れてみると大したことないと思ってしまい、新たな目標を見つけたとしても、同じことの繰り返しになってしまうのではないかと悩みます。

そんなデンジの悩みを聞いたマキマは、自身の手や耳や唇に触れさせ、彼の指を咥えました。

「覚えて……私の噛む力で、私だってわかるくらいに」

最後に胸を触らせると、デンジは腰を抜かしてしまいました。

そんなデンジに、「銃の悪魔を倒すことができたら、デンジの願いを何でも一つ叶える」と提案するマキマ。

デンジが二つ返事で了承する頃、アキと姫野は悪魔を倒し、その体内から銃の悪魔の肉片を発見。

アキにとって、銃の悪魔は家族を殺した憎い存在でした。

後日、公安に悪魔の駆除要請が入り、とあるホテルに出動した公安対魔特異4課6人は、顔から手足が生えた悪魔に遭遇します。

あっという間に討伐し、8階から9階へ探索の場を変えようと階段を昇る一同。

しかし、そこで荒井が異変に気が付き、階段を降りていきました。

すると、下の階へ降りていったはずの荒井が、何故か上の階から降りてきます。

6人はどうやら、ホテルの8階に閉じ込められてしまったようでした。

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【ネタバレあり】アニメ『チェンソーマン』第6話あらすじ・感想

無限ループ

悪魔の力でホテルの8階に閉じ込められてしまった公安対魔特異4課6人。

階段を昇っても降りても8階なだけでなく、左右に広がる個室も正面の部屋に繋がっているという状態で、まさしく外部との接触を阻まれています。

「ここで死んじゃうんです」と涙を流すコベニは、兄の学費を稼ぐためにデビルハンターになりました。

出来の良い兄だけは大学へ行かせたいという両親に「風俗かデビルハンター」という二択を迫られ、デビルハンターになるしかなかったのです。

本当は自分も大学へ行きたかったと号泣するコベニを見て、パワーは爆笑し、荒井はそれをりつけていました。

一方、一つ一つの部屋を確認していたアキは、室内にある時計がどれも「8時18分」から動かないことを確認。

このホテルの8階だけ時が止まっているため、アキたちが閉じ込められていることに外部の人間が気付かない可能性も出てきました。

これでは救助も期待できません。

緊張が走る中、デンジは「寝放題じゃねぇか!」と言い、寝心地良さそうに眠ってしまいました。

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アキの心底驚いた表情が印象的で、呆れるどころか、むしろ一目置いているような側面を感じさせます。

しばらくしてデンジを起こした姫野は、アキが休まず悪魔を探していること、最初はアキを手伝っていた荒井が恐怖から部屋へ閉じこもってしまったことを伝えます。

さらに、コベニは情緒不安定になり、トイレの水を飲もうとしたため、仕方なく気絶させたそうです。

皮肉なことに、暇を持て余してノーベル賞を考えている呑気なパワーが最も平常心を保っていました。

デンジを殺せ

姫野がタバコを取り出すと、デンジはアキが吸っているものと同じ銘柄だと気が付きます。

すると、姫野は自分がアキにタバコを教えたのだと自慢げに言いました。

二人がバディを組んだ頃、街中で見知らぬ女性に頬を引っ叩かれる姫野の姿を目撃したアキは、その女性が殉職した姫野の元バディの彼女だったと知ります。

悪魔に直接復讐するような力を持っていない彼女の姫野に対する八つ当たりだったのですが、姫野はこれも仕事のうちだと思っていると呟きました。

そう聞いたアキは女性を追いかけていき、こっそり彼女の服にガムをくっつけて戻ってきます。

やられたらやり返すべきだと考えるアキは、見ていた自分がムカついたのだと話し、「ざまあみろ」と言いました。

姫野はそんなアキを見て大笑いします。

そして、師匠の「悪魔が恐れるデビルハンターは、頭のネジがぶっ飛んでいるヤツだ」という言葉を思い出すと、アキはそれに当てはまるから「長生きしそう」だと告げました。

タバコは「骨が腐るから吸わない」と言っていたアキですが、姫野から長い付き合いになりそうだから吸ってほしいと懇願され、「一本だけ」受け取るのでした。

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アキと姫野の回想シーンは毎度エモーショナルです……。

かつて一本だけと言っていたアキは、タバコ切れで部屋に戻ってきます。

しかし、姫野も今吸っているのが最後の一本でした。

生意気にも吸いかけのタバコを貰ったアキは、先ほどパワーが殺したはずの悪魔が大きくなっていることを報告します。

肥大化を続ける悪魔――”永遠の悪魔”(CV.近藤浩徳、駒谷昌男、斉藤こず恵、篠原侑)は、デンジを殺せば他のデビルハンターを無事に帰すという契約を持ちかけてきました。

この提案を聞いたコベニは迷わずデンジにナイフを向けますが、アキと姫野に気絶させられます。

”永遠の悪魔”

アキの”狐の悪魔”も、姫野の”幽霊の悪魔”も不発。

”永遠の悪魔”は、自分の心臓はここには無く、8階はいわば胃の中であると告げました。

悪魔にとって絶対である契約を交わさない限り、ここから出られないと半ば脅されます。

さらに、悪魔にとって良い餌である恐怖心はコベニの中でどんどんと育ち、それにつれて”永遠の悪魔”の身体は大きくなり、力も増していきます。

”永遠の悪魔”はついにデンジたちを追いかけてきて、ありえないことに8階が傾き始めました。

恐怖に取り憑かれたコベニと荒井はデンジを殺すよう叫びます。

すると、アキは背負っていた刀を抜いて”永遠の悪魔”に挑もうとしました。

ところが、姫野は”幽霊の悪魔”の力を使い、羽交い絞めにしてまで引き止めます。

アキは交わした契約によって、刀を使うと寿命が縮んでしまうのです。

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アキが契約しているのは”狐の悪魔”だけではない様子……この刀にまつわる契約悪魔とは?

悪魔みたいな発想

ついに荒井がデンジを取り押さえ、コベニがナイフを向けます。

しかし、コベニが突き刺したのは、デンジを庇ったアキの脇腹でした。

アキはデンジのことを「胸くそ悪い」と評しますが、自身の仇である”銃の悪魔”を倒すためには失いたくないデビルハンターだと認めていました。

デンジは”血の魔人”であるパワーにアキの止血を頼みます。

パワーは自分の血以外を操るのは難儀だと文句を言いながらも、料理を作ってくれる人がいなくなるのは困ると、アキの傷口に手を当てました。

その様子を見てパニックになる姫野と、デンジを責めるコベニ。

デンジは怠そうにしながら「じゃぁ喰われてやらぁ」と立ち上がり、パワーに勝つ算段はあるのかと問われます。

痛いからやりたくないけど仕方なくチェンソーの姿になることを選んだデンジは、”永遠の悪魔”がチェンソーを怖がっていること、痛みに弱いことに気付いていました。

それならば、死にたくなるまで痛めつけて、自殺させればいいと笑います。

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「悪魔みたいな発想じゃな!」と真顔で言い放つパワー以外は、一同絶句……!

人に借りを作るのは嫌だというデンジは胸元のスターターを引くと、ここから出られたら貸し借りなしだとアキに言い置いて、”永遠の悪魔”の口の中へ飛び込んでいきました。

アニメ『チェンソーマン』第6話まとめ

いかがだったでしょうか。

第6話のMVPは、終始半狂乱のコベニを演じた高橋花林さん一択でしょう。

特にダブルピースのまま立たされ、怯えるコベニ……原作同様にとてもいい味を出していました。

また今回のアキと姫野の回想も、二人の紡いできた信頼関係がわかる重要なシーンでしたね。

この二人に欠かせないタバコの描写も素晴らしかったです。

そして、毎話ごとに変わるエンディングテーマ……第6話で使用されたのは、Kanariaの「大脳的ランデブー」でした。

新進気鋭のボカロPとして知られるKanaria。

普段は初音ミクやGUMIといったボーカロイドを使用して楽曲を発表していますが、「大脳的ランデブー」は本人歌唱だったので驚いた方も多いのではないでしょうか。

……デンジvs”永遠の悪魔”は次週に持ち越しということで、新たな展開に期待が高まります。

次回、第7話も楽しみです。

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