アニメ『チェンソーマン』第5話あらすじ・ネタバレ感想!デンジを翻弄するマキマの口から”銃の悪魔”の存在が明かされ……?

チェンソーマン

出典:チェンソーマン公式ページ

「週刊少年ジャンプ」にて連載された藤本タツキの同名作品をアニメ化した『チェンソーマン』。

アキ、パワーと三人での共同生活を始めるデンジ。

念願叶ってパワーの胸を揉むことに成功しますが……。

早速、第5話「銃の悪魔」をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『チェンソーマン』前回第4話のあらすじと振り返り

”コウモリの悪魔”を倒したデンジは、無事にパワーとニャーコを救出。

約束通り胸を揉んでいいと言われ、喜びの雄叫びを上げます。

しかし、その瞬間、掲げた腕が吹っ飛んでいきました。

それはコウモリの悪魔といい関係だった”ヒルの悪魔”の仕業でした。

コウモリの悪魔とともに全ての人間を食べつくすという夢を見ていたらしいヒルの悪魔は、デンジの「胸を揉む」という夢をバカにします。

すると、デンジは「夢バトルしようぜ!」と持ちかけ、デンジが勝てば彼らの夢は「胸を揉むこと」以下だと告げました。

血が足りないせいでスターターを引っ張っても刃が出てこなくなってしまったデンジは、かろうじて残った頭部のチェンソーだけで突撃していきます。

やがてヒルの悪魔の舌に突き刺され、致命傷を負ったデンジを救ったのは、現場に到着したアキと、アキが契約を交わしている”狐の悪魔”でした。

その後、病院で目を覚ましたデンジは、アキの追及からパワーを庇います。

今後言うことを聞くならば見逃すと告げるアキに、デンジは「頭に入れといてやる」と返しました。

こうしてデンジとアキの共同生活が続行される中、突然パワーがやって来ます。

マキマからの指示でパワーも含めた三人での共同生活が始まりますが、デンジとアキは非常識なパワーの行動に振り回されてばかりです。

そんなある日、パワーはデンジと二人きりになると「胸を揉ませてやる」と言い出します。

パワーが引っ越してきてから煙たがっていたデンジでしたが、途端に「天使」だと思い始めるのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『チェンソーマン』第5話あらすじ・感想

噛む力

パワーから「3揉み」を許されたデンジ。

早速、胸に手を伸ばすと、そこにはパットが仕込まれていて騙されたような気持ちに。

残りの2揉みはパット無しの胸を揉み、無事に約束は果たされたのですが、デンジは虚無状態になっていました。

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胸を揉む描写もパットが落ちるカットも、アニメーションになることで現実感が増し増し! 冒頭から飛ばしてます!

ずっと追い求めていたものなのに、実際に触れてみると大したことないと思ってしまったのです。

そして、また新たな目標を見つけて夢を掴んだとしても、同じことの繰り返しになってしまうのではないかと感じていました。

そんなデンジの悩みを聞いたマキマは、グッと距離を詰めて語ります。

「エッチな事はね、相手の事を理解すればするほど気持ちよくなれると、私は思うんだ」

そう言いながらマキマはデンジと指を絡め、自身の耳や唇に触れさせ、彼の指を咥えました。

「覚えて……私の噛む力で、私だってわかるくらいに」

最後に胸を触らせると、デンジは腰を抜かしてしまいました。

床に倒れたデンジのそばで、マキマは囁きます。

「お願いがあるんだけど、いいかな……”銃の悪魔”を倒して欲しいの」

”銃の悪魔”とアキの過去

13年前、米国に出現してから今も尚どこにいるのかわからず、すべてのデビルハンターが殺したがっている存在……”銃の悪魔”。

世界各地で起こる内戦や事件の影響で「銃」に対する恐怖心が強まっていた頃、米国で銃を使った大きなテロが起こり、その日に現れたといいます。

出現してすぐ世界を蹂躙し、たった5分弱で120万人を殺害しました。

日本への滞在は時間にして26秒程度。

その時に亡くなった5万数千の人々の中には、アキの家族も含まれていました。

幼少期のアキ(CV.村瀬歩)は、父親(CV.上田耀司)と母親(CV.斎藤恵理)、そして身体が弱い弟のタイヨウ(CV.中臣真菜)とともに雪国で暮らしていました。

両親は病弱な弟に構うことが多く寂しい思いをしていたようですが、その日はタイヨウが一緒に遊びたいと言い出し、二人で雪合戦をします。

手が冷えてきた様子のタイヨウを見て、キャッチボールなら冷えずに済むと考えたアキは、グローブを取って来るよう言いました。

タイヨウは嬉しそうに駆けていき、玄関でアキに手を振ってから家の中へ入っていきます。

その瞬間、辺り一帯が吹き飛ばされ、家も家族も跡形もなく消えてしまったのです。

アキの目の前で起きたこの光景こそ、銃の悪魔による蹂躙の一部でした。

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マキマがデンジを翻弄するシーンから、アキの悲惨な回想シーンまで、圧倒的作画で駆け抜ける前半パート……いろんな意味で心臓バクバクです。

マキマはそんな銃の悪魔を倒すことができたら、デンジの願いを何でも一つ叶えると提案します。

デンジはその恐ろしさをわかっているのかいないのか、ピースサインで了承するのでした。

銃野郎の肉片

所在不明な銃の悪魔をどうやって見つけるのか疑問を浮かべるデンジに、マキマは銃の悪魔の肉片を見せました。

弾丸のようなそれは悪魔が食べると力を増すらしく、肉片同士がある程度の大きさになれば、元の身体に戻ろうと動き出すのだといいます。

つまり、肉片を大きくすればするほど、銃の悪魔本体に近付くということでした。

一方その頃、アキと姫野は悪魔を倒し、その体内から肉片を発見していました。

「食べたのか? 食べさせたのか?」と呟く姫野に、アキは言います。

「どっちでもやることは同じです。 悪魔は全部殺す……その先にヤツがいる」と。

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姫野の美しい瞳の描写と、アキの幼少期と現在の表情が重なる場面が印象的です。

後日、公安に悪魔の駆除要請が入ります。

とあるホテルの内部に、銃の悪魔の肉片を食べたと思われる悪魔が出現したそうです。

こうして公安対魔特異4課の6人が出動させられました。

アキに反抗するデンジとパワー、二人を手懐けつつもキレているアキ、二人を信頼できない荒井、怯えるコベニ……殺伐とした様子を見た姫野は明るく提案します。

それは、今回の悪魔を倒した人のほっぺにキスをするというご褒美でした。

デンジはマキマのことを思い、初めての相手は決めていると言い切りますが、面白がった姫野に「ベロ入れたキスしてあげる」と囁かれ、一瞬でその気になってしまいます。

無限ループ

混沌としたメンバーを見て、「新人たちは使えそうですか?」と姫野に尋ねるアキ。

姫野はデンジ、パワー、荒井、コベニを冷静に分析した後、アキに問いかけます。

「アキくんはこの新人4人、生き残れると思う?」

答えになっていない答えを返したアキに対し、姫野はこう続けました。

「アキくんは死なないでね」と。

その言葉は、アキと姫野が初めて出会った日にも告げられたものでした。

――過去。

姫野のもとにアキを連れてきた岸辺(CV.津田健次郎)は、「無礼だが少しは使えるように育てた」と彼を紹介します。

すると、姫野は歴代のバディは雑魚で使えないから全員死んだと言い、「アキくんは死なないでね」と呟いたのです。

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姫野にタメ口をきくアキと、今よりすれた様子の姫野……二人それぞれの過去は重く、だからこそ信頼関係があって……。

しばらくホテル内を歩いていると、姫野が立ち止まります。

彼女の予想通り、顔から手足が生えた悪魔が出現し、コベニを襲いました。

「捕まえた」という姫野の言葉と同時に空中で動きを止めた悪魔を、すかさずパワーが討伐します。

姫野は右目と引き換えに”幽霊の悪魔”と契約しており、ゴーストの右手を自由に使えるのです。

生意気なパワーをゴーストの右手でこらしめたりしつつ、8階から9階へ上がろうとする一同。

そこで荒井が異変に気が付き、階段を降りていきました。

すると、下の階へ降りていったはずの荒井が、何故か上の階から降りてきます。

どうやらホテルの8階に閉じ込められてしまったようで……。

アニメ『チェンソーマン』第5話まとめ

いかがだったでしょうか。

胸を揉むという夢を掴んだデンジ、マキマの誘惑、アキの過去、”銃の悪魔”の存在……と強烈なエピソードが続いた第5話では、ついに公安対魔特異4課が集結!

ホテルの8階から出られない、このループを抜け出すには……?

そして、毎話ごとに変わるエンディングテーマ……第5話で使用されたのは、syudouの「インザバックルーム」でした。

楽曲も映像もストーリーの展開に合わせて、ループするものがモチーフにされていました。

エッシャーの平版画「上昇と下降」で広く知られるペンローズの階段や、マイブリッジの「動く馬」などが使用された映像は見ごたえがあり、現代アートや宗教画のようです。

無限空間にまつわる都市伝説「The Backrooms」から来ていると思われるタイトルが付けられた楽曲も癖になります。

次回、第6話も楽しみです。

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