「週刊少年ジャンプ」にて連載された藤本タツキの同名作品をアニメ化した『チェンソーマン』。
激闘の末に”コウモリの悪魔”を倒し、パワーを救い出したデンジ。
その目的はあくまで「胸を揉むこと」でした。
「バカみたいな理由じゃな」と呆れるパワーでしたが、胸を揉ませてくれると言います。
それに快哉を上げるデンジは……。
早速、第4話「救出」をレビューしていきたいと思います。
目次
アニメ『チェンソーマン』前回第3話のあらすじと振り返り
”血の魔人”であるパワーとバディを組むことになったデンジ。
悪魔は本能的に人間を嫌うと話すパワーは、かつて飼っていた猫のニャーコを悪魔に奪われたため、悪魔のことも嫌いだと言います。
そんなパワーは、ニャーコを助ける交換条件として、自分の胸を揉んでもいいとデンジに提案。
パワーのことをよく思っていないデンジでしたが、胸を揉むために提案を受け入れました。
ニャーコを攫った悪魔がいるという家に辿り着くと、パワーは意味深な発言をします。
不審に思ったデンジが咄嗟に持っていた斧を構えますが、同時にパワーも血のハンマーを振りかざしており、先に攻撃されてしまいました。
瀕死状態のデンジを引きずって家の中へ入ったパワーは、ニャーコを奪った”コウモリの悪魔”と、ニャーコを返してもらう代わりに人間を差し出すという取り引きをしていたのです。
コウモリの悪魔は怪我を負っていましたが、デンジの血を飲んで復活し、パワーの目の前でニャーコを飲み込んでしまいました。
ポチタを失ったデンジの気持ちを蔑ろにしていたパワーですが、ここで初めて共感します。
「うぬの気持ちがわかったぞ。 ひどい気分じゃな」
そう告げると、パワー自身も飲み込まれてしまいました。
デンジは街へ飛び立つコウモリの悪魔にしがみつき、その血を飲むことで回復すると、チェンソーマンの姿に変身します。
魔人のような姿をしているのに人間を助けるデンジを見て、コウモリの悪魔は驚き、憤りました。
どんなに強い攻撃を受けても立ち上がり続けるデンジは「まだ一揉みもしてねぇんだよ!」と叫び、コウモリの悪魔に突撃。
チェンソーで巨体をぶった切るのでした。
【ネタバレあり】アニメ『チェンソーマン』第4話あらすじ・感想
救出
チェンソーマンの姿に変身して、コウモリの悪魔を倒したデンジ。
体内から救出されたパワーが目を覚ますと、檻に入ったまま元気そうにしているニャーコと、デンジの姿がありました。
urara
パワーは裏切り者の自分を助けたデンジを不思議に思いますが、彼の目的は「胸を揉むこと」、ただそれだけです。
「バカみたいな理由じゃな」と呆れるパワーでしたが、約束通り胸を揉んでいいと告げました。
デンジは喜びの雄叫びを上げ、ガッツポーズをします。
すると、掲げた腕が吹っ飛んでいきました。
それは先ほどまでいなかったはずの”ヒルの悪魔”の仕業でした。
デンジvs”ヒルの悪魔”
コウモリの悪魔は「自分の男」だったと話すヒルの悪魔(CV.橘U子)。
ともに全ての人間を食べつくすという夢を見ていたといいます。
その夢を奪われたヒルの悪魔はデンジを襲いますが、容姿が気に入ったようで手加減しようとしていました。
しかし、パワーとニャーコに対しては明確に殺意を持っていたため、デンジは戦うことを選びます。
「胸を揉むこと」に執着するデンジに、呆れた様子のヒルの悪魔。
やがてデンジは「夢バトルしようぜ!」と持ちかけます。
デンジが勝てば、ヒルの悪魔とコウモリの悪魔の夢は「胸を揉むこと」以下だと告げました。
そうして再びチェンソーマンの姿に変身しようとしますが、血が足りないせいか、スターターを引っ張っても刃が出てきません。
両腕は諦めて頭部のチェンソーだけで突撃していくデンジを見たパワーは、彼を悪魔のようだと感じます。
urara
デンジ優勢に見えた戦闘でしたが、ついにヒルの悪魔の舌に突き刺されてしまいます。
悪魔との契約
絶体絶命のデンジを救ったのは、現場に到着したアキでした。
アキは”狐の悪魔”(CV.甲斐田裕子)を呼び出し、ヒルの悪魔を喰らわせます。
そして、自身のバディである姫野(CV.伊瀬茉莉也)、部隊の新人である東山コベニ(CV.高橋花林)、荒井(CV.八代拓)に指示を出し、現場を取り仕切りました。
一方、デンジは病院で目を覚まします。
ヒルの悪魔に切断された腕はアキによって回収され、輸血したらくっついたそうです。
デビルハンターが悪魔と契約を結ぶことを知らなかったデンジに、アキは自身が狐の悪魔と契約していることを教えます。
今回は腕の皮膚を喰わせて言うことを聞かせていました。
そして、デンジとパワーの間に何があったのか、状況証拠をもとに問い詰めますが、デンジはパワーを庇います。
今後言うことを聞くならば見逃すと告げるアキに、デンジは「頭に入れといてやる」と返すのでした。
urara
早川家の日常
朝目覚め、歯磨きと洗顔を済ませると、コーヒーを淹れ、ベランダで飲みながら新聞を読み、煙草を吸うアキ。
やがてデンジが起きてきて、一人朝食を食べている横で、掃除機をかけ始めます。
urara
しばらくして昼食を作っていると、玄関から扉を叩く大きな音が聞こえてきました。
アキとデンジが警戒しながら玄関を見つめていると、ドアノブが破壊され、扉が勢いよく開きます。
そこにいたのは、ニャーコを肩に乗せたパワーでした。
驚愕してマキマに連絡したアキは、自分の家に問題児を集められて不服を申し立てますが、マキマから「一番に信頼している」と言われ、咄嗟に承諾してしまいました。
引っ越してくるなり身勝手な行動をするパワーは、料理から嫌いな野菜を手掴みで拾い上げて投げたり、トイレを流さなかったり、入浴を拒否したり、アキとデンジを困らせます。
デンジとパワーは折り合いが悪く喧嘩してばかりですが、パワーが汚したトイレをデンジが掃除してあげるなどしていました。
やがてトイレにやって来たパワーは、デンジに約束通り胸を揉ませてやると言います。
さらに、ニャーコを助けてくれたこと、コウモリの悪魔を倒したこと、アキから庇ったことの3つの礼があるので、3揉みしていいと告げました。
あんなにパワーを煙たがっていたデンジは、途端に「天使」だと思い始めるのでした。
アニメ『チェンソーマン』第4話まとめ
いかがだったでしょうか。
ヒルの悪魔との戦闘シーンのデンジは、表情も動きもクレイジー!
神がかり的な作画に毎週驚かされます。
後半では早川家の日常が描かれ、アニメならではの空気感にほっこりさせられました。
そして、毎話ごとに変わるエンディングテーマ……第4話で使用されたのは、TOOBOEの「錠剤」。
パワー中心の映像が可愛くて、何度も見たくなる中毒性を感じました。
次回、第5話も楽しみです。