アニメ『チェンソーマン』第12話(最終話)あらすじ・ネタバレ感想!VSサムライソード!デンジとアキが姫野へ送る鎮魂歌!

チェンソーマン

出典:チェンソーマン公式ページ

「週刊少年ジャンプ」にて連載された藤本タツキの同名作品をアニメ化した『チェンソーマン』。

ゴーストを操る沢渡に苦戦し、殺されかけるアキ。

同じ頃、再びサムライソードと対峙したデンジは胸のスターターロープを引っ張り、チェンソーマンとなります。

そうして、チェンソーマンとサムライソードの最後の戦いが始まり……。

早速、第12話「日本刀VSチェンソー」をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『チェンソーマン』前回11話のあらすじと振り返り

新たに”未来の悪魔”と契約を交わすことになったアキは、「未来で最悪な死に方をする」と言われながらもその最期を聞こうとせず、そのまま”未来の悪魔”を右目に住まわせます。

一方、岸辺の指導を受けていたデンジとパワーもだいぶ動きが良くなり、実践に駆り出されることに。

沢渡とサムライソードの居場所が判明し、特異課が出動することとなったのですが、岸辺はその前にマキマを呼び出していました。

岸辺はマキマが襲撃に気付いていて見逃したのではないかと疑っていたのです。

そんなマキマはというと、とあるヤクザ組織の組長から”銃の悪魔”に関する情報を得ており、沢渡を通じて”銃の悪魔”と契約した者たちをリストアップするよう依頼していました。

なかなか頷かない組長やヤクザたちに対し、マキマは彼らの家族や恋人の目玉が入った紙袋を差し出し、脅迫した末に情報を手にします。

――作戦当日。

岸辺はサムライソードや沢渡が拠点としているビルに特異課全員を突入させます。

メンバーのほとんどが人外で構成された特異課は、地下に詰め込まれていたゾンビたちを次々に倒していきました。

上階でサムライソードたちを探し始めたアキは早くも沢渡と遭遇し、彼女が亡き姫野と契約していた”幽霊の悪魔”・ゴーストを操るところを目にします。

ゴーストに苦戦を強いられたアキは、やがて首を絞め上げられるのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『チェンソーマン』第12話あらすじ・感想

「Easy revenge!」――気軽に復讐を!

”幽霊の悪魔”・ゴーストに追い詰められたアキは、意識を失う寸前に姫野とのやり取りを思い出します。

出会った当初、姫野はアキにタバコを勧めましたが、嫌煙家であるうえに未成年。

アキに手渡した1本のタバコを取り返した姫野は「君が大人になって、何かに寄りかかりたくなったら返してあげる」と言いました。

気が付けば、アキの首を絞め上げていたゴーストの手は離されていて、代わりに何かを握り込んだ拳が差し出されます。

開かれた掌には、1本のタバコが……。

アキがそっと手に取ると、タバコには「Easy revenge!」(気軽に復讐を!)というメッセージが書かれていました。

それを見たアキは姫野の「”幽霊の悪魔”には目がないから恐怖心を見る」という言葉を思い出し、恐怖心を見せずにゴーストに立ち向かいます。

ゴーストはすっかり静まり、その頭の上に登っても動きません。

躊躇なくゴーストの首を斬り落としたアキを見て、沢渡は”ヘビの悪魔”を呼び出そうとします。

すると、アキは「殺すな」と呟きました。

その言葉は沢渡ではなく、いつのまにか沢渡の背後に立っていたコベニに向けられたものでした。

コベニは沢渡の首筋にナイフを当て、動きを封じます。

「お前はどうして公安に残ったんだ」というアキからの問いかけに、コベニは「もうすぐボーナスが出るので……」と小さく答えました。

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亡き姫野からのメッセージ、そしてコベニらしい台詞に、アキは平常心を取り戻したように思います。

日本刀VSチェンソー

その頃、デンジとパワーはエレベーターで7階に向かっていました。

扉が開くと、フロアを埋め尽くすほどの大量のゾンビの姿が見えましたが、こちらの存在には気付いていないようです。

デンジはその状況をラッキーだと思い、パワーにも静かにするよう言いましたが、彼女は大声で「ワシの名はパワー!」と叫びました。

突き進んでいくパワーを見たデンジはそっと扉を閉め、単独で13階へと向かいます。

すると、そこにはサムライソードの姿がありました。

デンジの出方次第では投降するというサムライソードですが、デンジはあっさり「やだ」と拒否し、胸のスターターロープを引きます。

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ここでの「やってみろよ バァ~カ!!」というデンジの台詞、声を担当する戸谷さんの演技が完璧でした!

こうして、チェンソーマンVSサムライソードの戦いが再び始まりました。

ビルから街中へ飛び出し、走行中の電車に落下すると、サムライソードは居合の構えを取ります。

緊急停車した電車内には逃げ遅れた乗客が残っており、一人の女性を庇ったデンジは片腕を斬り落とされてしまいました。

やがて両腕を失ったデンジを見たサムライソードは勝利を確信し、デンジが殺した祖父に謝罪しろと言います。

しかし、デンジは頭部のチェンソーが残っているからまだ戦えると叫び、サムライソードに立ち向かいました。

サムライソードも再び居合の構えを取り、二人は正面から衝突します。

その拍子にデンジの頭部のチェンソーは折られてしまいますが、同時にサムライソードの身体も真っ二つに斬り裂かれていました。

そして、デンジは言い放ちます。

「ジジイに教わらなかったかア~? 獣が狩人の言葉信じるなってなあ~?!」

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咄嗟の行動でサムライソードを一網打尽にしたデンジ、師匠である岸辺からの指導が生きています。

姫野への鎮魂歌

サムライソードは手の刀を抜くと身体が繋がり復活すると気付いたデンジは、人間の姿に戻った彼を上裸の状態で拘束。

警察に引き渡すため、このまま待機しなければなりませんでした。

すると、沢渡をコベニに任せたアキがやって来て、無線で応援を呼びます。

やがてデンジは「今から大会を開く!」と宣言。

姫野を弾で撃ったサムライソードも、玉を打たれるべきだと言い始めます。

そこで、警察が来るまでの間に彼の股間を蹴り上げ、いちばん大きな悲鳴を出させたほうが勝ち、という大会を提案しました。

誘われたアキは、犯人をいたぶって憂さを晴らすことは姫野も喜ばないだろうと呆れますが、タバコに書かれていた「Easy revenge!」というメッセージを思い出し、気持ちを改めます。

「勝ったら何くれんだ」と腕まくりをして見せたアキに、「もちろんコイツの玉金よ」と笑うデンジ。

二人はサムライソードの股間を何度も蹴り上げ、その度に大きな悲鳴が響き渡りました。

――姫野先輩、天国まで聞こえるか。 オレ達からアンタへの鎮魂歌(レクイエム)だ。

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アキにとって大切な心持ちとなる「Easy revenge!」――気軽に復讐を! まさしく本作の名言です。

そして日々は続く

後日、マキマは今回のテロについて、上層部へ報告に来ていました。

沢渡は警察に引き渡す前に”ヘビの悪魔”の能力によって自殺。

”銃の悪魔”と契約していたようですが、詳しいことは聞けずじまいです。

しかし、事件現場であるビル内から集まった”銃の悪魔”の肉片と、公安が保持していた肉片を合わせることによって、”銃の悪魔”本体の居場所をより強く指し示すようになっていました。

その頃、デンジ、アキ、パワーの三人は、自宅で打ち上げをしていました。

いつもより豪華な食卓を囲み賑やかに過ごした夜、アキはベランダに出てタバコを取り出します。

そのタバコは「Easy revenge!」と書かれたもの。

アキはそっと火をつけて吸い始めると、煙を燻らせました。

時を同じくして、リビングで眠っていたデンジは夢を見ます。

それは幼少期のデンジが扉の前に立っている夢で、いつも見ては、いつも忘れる夢です。

扉の向こうからはポチタの声が聞こえますが、「絶対に開けちゃダメだ」と注意されるのでした。

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夢の中で繰り返されるポチタからの忠告の意味とは?

一方、よく晴れた空の下、とある女性――レゼ(CV.上田麗奈)が喫茶店に向かう姿が……。

彼女は「デンジくんはさ、田舎のネズミと都会のネズミ、どっちがいい?」と呟きました。

アニメ『チェンソーマン』第12話まとめ

いかがだったでしょうか。

原作における”永遠の悪魔”編、サムライソード編を描き切ったアニメ『チェンソーマン』。

サムライソードや沢渡との戦い、姫野への鎮魂歌では、デンジやアキの成長が垣間見えました。

そして、毎話ごとに変わるエンディングテーマ……第12話で使用されたのは、Eveの「ファイトソング」でした。

早川家が三人で過ごす日常のバックに流れていて、彼らへの応援歌のようにも聴こえましたね。

エンドクレジット後のCパートでは原作での人気キャラクターである”レゼ”が登場し、上田麗奈さんが声を担当することが明かされました。

今後の展開を匂わせるような描写が多々詰め込まれていたので、続編の発表・放送を楽しみに待ちたいと思います。

さらに、原作は第2部が連載中!

こちらも要チェックです。

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