『CALI K9:どんな犬でもしつけます』は、IT産業で知られるシリコンバレーで最も大きな都市サンノゼで「CALI K9」(カリ・ケイナイン)犬の訓練センターを運営するドッグトレーナー、ジャス・レベレットの犬たちの訓練を紹介するリアリティ番組です。
ジェスは、犬の問題行動に手を焼くオーナーのために飼い犬のかかえる心の不安を取りのぞき、飼い主と犬の調和を取りもどすことを使命としています。
『CALI K9:どんな犬でもしつけます』は、そんなジェスの仕事ぶりを追った番組です。
犬たちと真剣に向き合うジャスの力強い眼差しが、優しく潔い!
ワンちゃんだけでなく、飼い主の人生も変えるのです。
- 犬を飼うことの意味「献身」と「覚悟」を理解して!
- 犬の問題行動の理由を探るジェス
- 飼い主とワンちゃんの信頼関係を築く手助け
それでは『CALI K9:どんな犬でもしつけます』について解説していきます。
目次
『CALI K9:どんな犬でもしつけます』解説・感想
ジャスの情熱
アメリカでも、治安の悪い地域として知られるカリフォルニア州オークランドで育ったというジャス・レベレット。
父親が不在で、決して恵まれた環境で育ったとは言えないジャスは、動物好きな子供として育ちました。
ジャスにとって言葉の通じない犬と結ぶ絆は別格で、治安の悪いオークランドで道を踏み外すことなくドッグ・トレーナーとして成功をしたジャスは、「今があるのは、犬のおかげだ」と言い切ります。
そんなジャスが目指すのは犬の気質に合ったトレーニングで問題行動を解決、飼い主との信頼関係を強めて、お互いの人生をよくしようとするコンセプトです。
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ピットブルたち
ジャスのドッグ・トレーナーとしての原点には、悲しい過去がありました。
子供のころに飼っていたピットブルのシンバは、いつも一緒でジャスの友達。
愛らしく優しい子だったのに、ある時、他の犬に襲いかかり殺してしまったのです。
決して凶暴な犬ではなかったのに、それが原因で自治体に「危険な犬」とみなされ安楽死させられました。
愛犬との悲しい経験を子供のころにしたジャスは、犬のトレーニングの重要さを心に深く刻んでいます。
過去に銃弾を受けて、足の切断をした壮絶な過去を持つピットブルの「レディ・マクベス」。
3本足で保護犬のレディ・マクベスは、飼い主のブレンダン以外には、怯えて噛みついてしまうという問題行動がありました。
レディ・マクベスの不安を見抜いたジャスは、3週間レディ・マクベスを預かります。
時間をかけて、基本となるコマンドを犬にストレスのかからないように訓練、ジャスはブレンダンにレディ・マクベスの「犬の目線」になってストレスや不安を取りのぞくよう、アドバイスをするのでした。
「ブルー」は、生後3週間で母犬から離されてしまったピットブル。
そんなブルーを引きとって育ててきたレイとジョンネッタ。
ブルーが5か月を迎え、身体も大きくなりやりたい放題のブルーに手を焼いた夫婦が、ジャスに救いの手を求めます。
ジャスは、母犬と早い時期に引き放されたブルーが、母犬や兄弟からルールや境界を教わることなく生きてきたことに問題の原因があると分析。
主従関係の確立や、ピットブルの狩猟犬としての本能とその特性を語ります。
ブルーには、主従関係を教えて、飼い主が一貫した指示を出し、リーダーしてブルーを導く必要があるとジャスは、レイとジョンネッタに伝えるのでした。
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少年に自信を持たせるジャス
シングルマザーのシルビアと4人兄弟の末っ子のアンドリューは、マルプーの「ヘブン」の行動がわからず困っています。
大人になり独立していく兄たちで、最後に残る3人目の兄モリシオが来年には、大学進学をして家を出てしまうことを不安に感じているアンドリューの心のサポート役としてやってきたヘブン。
でもヘブンは、なかなか母のシルビアやアンドリューのいうことを聞いてくれません。
そんな家族を見たジャスは、犬を人間のように扱う母のシルビアや自分に自信が持てずにいるアンドリューに、ヘブンのリーダーとなることで自信を持つようにと励まします。
母のシルビアには、ヘブンに靴をはかせたり、飾りたてることをやめて「犬は犬らしく」扱うように指導します。
犬を人間のように扱うことで、アンドリューのヘブンへの訓練の足かせとなっていると気付いた母のシルビアは、アンドリューとヘブンを思いやるジャスの真意に気づき、態度を改めるのでした。
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セカンドチャンスのために
モハビ砂漠で犬の保護施設を運営するジャネット。
捨てられた犬、飼い主が手放した犬、80頭もの犬の世話をしながら、譲渡会を開いて、犬たちに新しい家族を探す活動を続けてきました。
そんなジャネットに、ジャスは手を差し伸べます。
混沌とする犬舎でストレスをかかえ、引きとり手の見つけにくいと思われた「ニッケル」「スモーキー」「ドリーム」「トゥチャラ」。
多くの犬が殺処分されていることに心を痛めているジャスは、ニッケルたちのような犬に訓練をすることで保護犬たちの引き取りが増えることを願っています。
ジャスは、サンノゼ訓練センターに戻り、レスキュー・シェルターで不安を抱えて他の犬を襲ったことで安楽死の可能性さえあったスモーキーをもトレーニングします。
そして、過酷な運命にあった4頭を無事に新しい家族に送り出したのでした。
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『CALI K9:どんな犬でもしつけます』解説・感想まとめ
- ダメ犬なんかいない。問題は人間にあり!
- 物言わぬ犬に、よりそう気持ちが大切
- ジャスのハングリー精神と強い意志!ワンちゃんたちの問題行動への介入
- ワンちゃんたちの幸せが、なによりの幸せ
『CALI K9:どんな犬でもしつけます』は、ドッグ・トレーナーとしての確固たる地位を築くジャス・レバレットの物語。
オークランドというアメリカでも治安のよくない地域で、道を誤ることなくゆるぎない信念をもって、犬だけにとどまらず、人の人生さえ変えてしまうジャスの強い意志を感じるポジティブな気持ちになれるリアリティ番組です。
長くおうち時間をすごすようになったワンちゃんのオーナーや、犬を飼い始めたばかりのワンちゃんとの絆を結びつつあるオーナーには、ぴったりの作品。
ワンちゃんを飼ってない人でも、犬との交流を体験したくなる、そんな素敵な番組です。
ジャスのハングリーで力強いメッセージに、心揺さぶられるのも確か。
パワフルでカリスマ性のあるジャスを見るだけでも、一見の価値ありです。
ぜひ、ご覧ください!
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