『向かいのバズる家族』第8話あらすじ・ネタバレ感想!それぞれが不満を爆発さえて家族が破滅へ

ドラマ『向かいのバズる家族』第8話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『向かいのバズる家族』公式ページ

ドラマのタイトルの通り、家族全員がバズった『向かいのバズる家族』。

第8話では、あかり(内田理央)が開いた家族会議によって、それぞれの怒りが爆発します。

その末に出てきた真実、そして結末…。

物語を大きく動かす破滅への1時間となりました。

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『向かいのバズる家族』第8話あらすじ

篝(かがり)家は、ついに“バズる家族”になってしまった。

まるで不特定多数の人間に家の中を覗かれ、監視され続けているような感覚……もう幸せなフリをして笑っていたくない。

長女・あかり(内田理央)はその夜、家族会議を開く。祖父・清史(小野武彦)にこれ以上嘘をつき続けないため、そして家族と向き合うために――

ドラマ『向かいのバズる家族』第8話あらすじ①

あかりは昼間に涼太から言われた言葉を思い出す。

「そんな顔でいるなんてあかりさんらしくないですよ」……“らしく”なんて言葉、今のあかりが最も言われたくない言葉だ……

ドラマ『向かいのバズる家族』第8話あらすじ②

父・篤史(木下隆行)は日中、『少年スナイパー!新平』の仕掛け人としてテレビ誌の取材に応じるよう、丹羽(山中崇史)と鴇田(藤井武美)に促される。

しかし篤史にはどうしても乗り気になれない理由があり……。

そして鴇田は、妙にバトルフィーバーの話題に敏感な丹羽を、訝しげに見つめていて――。

同じ頃、弟・薪人(那智)は就活仲間の鹿島を励ましていた。

薪人は就活で追い込まれていた鹿島に「お前たちを蹴落としてでも内定をもらってやる」と吐き捨てられて……

ドラマ『向かいのバズる家族』第8話あらすじ③

なかなか話が進まない篝家の家族会議は、思わぬところから火がついた。いつものように薪人こと“ジャスティスソード”が“バトルフィーバー”とSNSでくだらない言い合いをする中で、バトルフィーバーから送られて来る1枚の夕食の写真。

なんと篝(かがり)家の食卓ではないか――。

そう。バトルフィーバーの正体、それは――!!
出典:『向かいのバズる家族』公式ページ

【ネタバレ】『向かいのバズる家族』第8話の感想

不倫の真相が今さらわかったところで…

祖父・清史(小野武彦)がいる前で「もう笑えない」と言って部屋を出て行ったあかり(内田理央)。

清史が帰った日の晩、あかりの提案で家族会議が開かれることとなりました。

目の前には緋奈子(高岡早紀)が作った食事が並んでいるのにも関わらず、重たい空気で誰も食事に手を付けることはできません。

嵐が起こることは誰もがわかっていること。

まさにこの食事は、「最後の晩餐」と言ったところでしょう。

まず切り出されたのは、父・篤史(木下隆行)と緋奈子のW不倫についてでした。

緋奈子の相手に関しては、あかりも薪人(那智)も知っている滝迫(前田公輝)。

しかしこれはオフ会の後、網野(大浦龍宇一)を近づかせないために一緒に買い物をして歩いたと、ドラマを見ている側はすでに理解していました。

問題は篤史の方です。篤史がジュエリーショップに入っていく姿は、家族全員が見ていました。

もう言い逃れはできないぞ!と、思ったのですが…どうやらこちらも不倫ではありませんでした。

篤史は、その日誕生日だった緋奈子へのプレゼントを買うため、店に入ったのです。

自分一人では選べない、女性の意見を聞きたい。

その結果、鴇田(藤井武美)を誘ったということでした。

紛らわしいなあ!というのが率直な答えでした。

これに懲りたら、オフ会とかくだらないことはやめろと、篤史は言います。

しかし、これで納得する緋奈子ではありません。

今さらプレゼントをもらったところで、喜ぶ気にもなれません。

今まで緋奈子は、家の中でひとりぼっちでした。

誰も自分が学校や職場であった話をしてくれない、料理を出しても何も言いません。

でも、ネット上には自分をよく見てくれる人はたくさんいます。褒めてくれる人はいます。

オフ会をすればたくさんファンが来ます。

それならば、どちらとの時間を大切にしたいと思うか、答えはおのずと出てくるんですよね。

緋奈子の言い分、悪くないと思います。仕方がないですよ。

お前がバトルフィーバーだったのか!

篤史が監督をしていたドラマ『少年スナイパー新平』に対して、アンチコメントを付け続けていた人物が、この第8話で明らかになりました。

それは家族会議中、ジャスティスソードである薪人がいつものようにバトルフィーバーと口論をしていた時です。

最近では、すでにドラマの関係のないところで喧嘩をしていました。

バトルフィーバーが愚痴を言えば、ジャスティスソードが不愉快だとかみつく。

そんなかみつかなくてもいいのに…と思うレベルになっていたみたいです。

そしてその日もまたネット上で大バトル。

やれジャスティスソードは童貞だ。

バトルフィーバーは家族に囲まれて幸せだとか言うが嘘っぽいとか。

自分も今家族と食事中だと薪人がコメントをすると、うちの食卓は豪華だといって、写真を送ってきました。

その料理を見た薪人は「え?」っと思ったのです。

バトルフィーバーが送ってきた写真の料理は、薪人の目の前にもあります。

写真の角度からして、それは自分の斜めに座る父の方向から撮られたものでした。

つまり…。薪人は立ち上がり、篤史に向かって言いました。

「お前がバトルフィーバーだったのか!」

薪人に携帯を向けられ、篤史も言います。

「お前がジャスティスソードだったのか!」

ここの茶番のような掛け合いは、ドラマというよりは演劇チック。

脚本マギーさんならやりかねない書き方だなあと思いました。

そもそもどうして篤史は、自分のドラマにケチをつけるアカウントを作ったのでしょうか。

それは、篤史が心の底から『少年スナイパー新平』が好きだからです。

子どものころから大好きで、篤史は自分の手でドラマ化させたいという夢を持っていました。

ところが、周囲のせいや規制の問題により、新平本来の設定はガンガン変えられてしまい、篤史が作りたかった新平はそこにいませんでした。

叩かれて当然だ、炎上すればいいと思っていたのです。

そんな中、自分の味方だというジャスティスソードが現れたことで、腹を立てた篤史はバトルフィーバーとなりました。

身内だろうということまではわかっていましたが、まさか篤史だったとは…。

しかも、憎きジャスティスソードは自分の息子。何とも皮肉な話です。

私は一度も笑ったことがない

それぞれが自分の言いたいこと、思っていたことを暴露しあい、家族は崩壊への一途を辿ります。

その決め手となったのが、あかりの言葉でした。

優等生であったあかりは、いつも周りの期待に応えようと必死でした。

いわゆる「良い子」です。

それがいつの間にか疲れてしまっていたのです。

だからこそ、ナマハゲチョップという人格も、あかりの中に生まれたのです。

家族みんなで映っている写真を指差して言いました。

「私は、一度も笑ったことなんてない!」

言いたいことを言い切ったあかり。

しかし、これがすべての終わりでした。

篤史、緋奈子、薪人はあかりの言葉に愕然。

そしてこの一言が出てしまいました。

「もうやめないか、家族を。家族解散だ」

言い過ぎた、そう思ってももう遅いんです。

トゥナイトスター:僕らは会わないほうがいい

この家族会議中、あかりの元には色々なメールがはいってきました。

ただ不思議なことに、皆戸(白洲迅)のメールには苦い顔をし、トゥナイトスターからのメッセージには微笑むあかり。

彼氏は皆戸なのに、緋奈子の目にはトゥナイトスターが彼氏に見られます。

それもそのはずです。

皆戸の「いつも笑顔のあかりさんが好き」という言葉も辛くなっていたあかり。

無理に笑わなくていいというトゥナイトスターの方が、よく自分をわかってくれる、そう思っても仕方がありません。

結局あかりは皆戸とも喧嘩をした状態。

皆戸はこの状況をどうにかしたくてメールをしているだけなのですが、タイミングがね…仕方がないです。

家族解散が決まった時、どうしてもトゥナイトスターに会いたくて仕方がないあかり。

ダメだと分かっていても、あかりはその想いを文字にして送ってしまったのです。

皆戸を裏切るとわかっていながら、ですが今のあかりにはどうしようもないことです。

しかし、トゥナイトスターからの返事は、予想だにしないものでした。

「僕たちは会わない方がいい」

え、なんで!?というか……誰!?

とんでもない謎を残したまま、次回へ続きます。

『向かいのバズる家族』第8話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

家族全員がバズった篝家は、それぞれがソロ活動をしていくという形になりました。

なので、家族解散の理由は、「音楽性の違い」にならい、「家族性の違い」です。

なんだそれは…と思いますが。

そもそも家族だったのでしょうか?

「家族」って、なんなんでしょ。

このドラマは、それを改めて考えるきっかけになっている気がします。

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