『向かいのバズる家族』第10話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!トゥナイトスターの正体が明らかに!

ドラマ『向かいのバズる家族』第10話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『向かいのバズる家族』公式ページ

SNSで不意に出てきた動画がバズり、人気者となった篝あかり(内野理央)と、その家族の物語である『向かいのバズる家族』。

最終話となる第10話では、すべての謎が明らかになり、さらには家族が再生していく姿が描かれました。

これであかりたちは本当の家族になれた、そんな感じがします。

が、どこかスッキリと追われない様子も…それは一体なぜなのでしょう。

それでは『向かいのバズる家族』最終話のレビューをどうぞ。

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『向かいのバズる家族』第10話(最終回)あらすじ

篝(かがり)家の長女・あかり(内田理央)の心は、恋人・涼太(白洲迅)と未だ姿も見ぬ“トゥナイトスター”の間で揺れていた。

カフェ「コロナ」で会う約束をした“トゥナイトスター”が現れる時を今か今かと待つあかり。

ドラマ『向かいのバズる家族』第10話(最終回)あらすじ①

待ちくたびれたあかりの前に元カレ・鍋島剛(笠松将)が現れる。

あかりに言い寄る鍋島はホームビデオを取り出す。

“あかりの過去”にまつわる動画のマスターテープだ。

あかりの悲鳴も虚しく鍋島は再生ボタンを押し――ついに、決して誰にも知られたくない“あかりの過去”が明らかになり――

ドラマ『向かいのバズる家族』第10話(最終回)あらすじ②

その時、あかりの携帯にメッセージが届く。

送り主はトゥナイトスターだ。

ようやく会える、トゥナイトスターがカフェ「コロナ」にやって来る――カランカランと扉が開き、ついにあかりの前に現れたトゥナイトスター。

その正体は予想外の人物で――!?
出典:『向かいのバズる家族』公式ページ

【ネタバレ】『向かいのバズる家族』第10話(最終回)の感想

トゥナイトスター、来店

カフェ「コロナ」へ、あかり(内田理央)に会いに行くとメッセージをくれたトゥナイトスター。

翌日、あかりはトゥナイトスターが誰なのか気になり、そわそわした状態で仕事をしていました。

次々と訪れる見覚えのある客。

誰もがトゥナイトスターの可能性を秘めています。

あかりがバズるきっかけになった、クレームのお客・種崎(森下能幸)。

元アルバイトの迫滝(前田公輝)。

父・篤史(木下隆行/TKO)のドラマのおかげで人気者になったイケメン俳優・穂村(黒羽麻璃央)。

しかし、誰もが違いました。

「もしかして、トゥナイトスターですか?」って質問も、何も知らない人が聞いても意味が分かりませんし。

「どないしはったんですか?」

「隣のスター?」

など、聞き間違い続出です。

聞くたび撃沈していくあかり、ドンマイです。

しかも、迫滝に至っては、緋奈子(高岡早紀)との不倫という誤解を解きたくて来ただけでした。

もしかして皆戸(白洲迅)という可能性もありましたが。

トゥナイトスターの正体は、なんと祖父・篝清史(小野武彦)だったのです。

「ごめんな、じいちゃんでした」

家族歴の長い清史(小野武彦)が「家族」を語る

スマホを手にした清史はあかりたちを驚かせようとして、昭和の歌の歌詞をあかりに送ったのですが、あかりはこれに気づくことはなく「良い言葉だな」と思っていたのです。

すると、正体のわからないヒーローになっていると思った清史は、そのままあかりとやりとりをするようになったというわけでした。

そして清史は、このままでいたほうがあかりにとって必要な存在になる、そんなことも思ったのです。

それはなぜか?

緋奈子の誕生日の日みんながピリピリしていたこと、自分が来るたびにみんなが愛想笑いをしていたことに気づいていた清史。

いちいち言わなくてもそれはわかるんです。

あかりよりも家族歴長いんで。

清史の妻が生きていた時、あかりたちが清史の家に行くと2人とも笑顔だったみたいです。

しかし、清史も妻も、普段はそんなに喋らないご様子。

ということは、すでに清史は同じ空気であることを察していたのです。

SNSが普及する前から得ていた経験。

家族ってこのくらいでいいんだよ。

お互いに無関心でいても良い。

同じ方向を向いている必要もない。

好きなところも、嫌いなところも、全部ひっくるめて「家族」なんじゃないかな?

そんなことを聞かされたあかりは、ちょっと家族が恋しそうに涙をこぼすのでした。

鍋島(笠松将)だけが知るあかり(内田理央)の過去に唖然

トゥナイトスターを待っている途中。

あかりの弱みを握っている鍋島(笠松将)も来店。

まさがこの人が…なんて思いましたが、鍋島だったら最悪の展開です。

もう一度付き合おうと、弱みを盾に迫ってくる鍋島。

しかしあかりは、いつにもなく強気で鍋島に対抗します。

高校の時、あかりから見た鍋島は、大人っぽくて面白そうな人でした。

しかし、どこかに違和感を覚えていたあかりは、だんだんと笑うことができなくなり、月日が経ってナマハゲチョップというキャラクターを自分の中で生み出したとき、はっきりわかったんです。

鍋島は、面白くない。

それをはっきりと鍋島に伝えると、懐から一本のテープが出てきました。

言われっぱなしじゃ黙ってられない。

せっかくだから見てみようぜ。

そう言って鍋島はテープを再生したのです。

ついに明かされるあかりの隠し続けたい過去。

その秘密とは!

ダブルピースからの伊勢海老ジャンプ、伊勢海老ジャンプ、カニのムーンウォーク

…はい?どうやらふたりはお笑いコンビを組んでいた様子。

しかし、面白くないと言われ続け、何も言い返せなかったあかりは、鍋島から逃げ出し、ナマハゲチョップを生み出したのでした。

今だから鍋島に言えること。

それは、鍋島が面白くないということです。

恋人なんて論外!それがあかりの答えでした。

でも俺は良いヤツだよね?という鍋島ですが、今となってはその女々しさがマイナスでしかなく2人の関係は終わりました。

隠したい秘密。暴かれたくない過去。

本人にとってはとっても重大なことなんですが…言わせていただきます。それかよ!

薪人(那智)よ、やってくれたな。

企業の最終面接に挑む薪人(那智)は、同級生にSNSで未成年と交際をしていることを書き込まれ、就活で不利な状態に立たされました。

しかし、その子は家庭教師をしている生徒であり、交際相手ではありません。

これを言ったところで、企業は納得してはくれないだろうと思った薪人は面接でこんな返しをしたのです。

「僕は年上好き、それもけっこう上の人が好きです!」

面接官たちもさすがに唖然とします。

そして、正義の剣と呼んでいたSNSについて改めてどう思うか聞かれた薪人は、自分なりのしっかりとした見解を述べました。

相手にはそれぞれ一人ずつ顔があって、人格がある。

だとすれば、剣をふるうだけじゃなく、分かち合いたい。

そしてSNSは、時には人生が救われたり、明るくなることができる。

自分の家族の姿を見て、そう思います。

家族に起きたことを振り返った薪人の答えに、不採用にする要点が見つかりません。

無事採用されたのち、薪人は恋人を家族に紹介してくれました。

なんということでしょう。

薪人が言った年上の女性が好きというのは嘘ではありませんでした。

教え子と交際ではなく、その母親と交際とは…誰が気づくか!と叫んでしまいました。

薪人、やってくれたなあという気持ちでいっぱいです。

前に進んだ結果が家族全員の生配信

清史に家族の在り方を言われ、家族と再び向き合おうとしたあかり。

すると、あかりはSNSに清史がくれた家族の写真を投稿。

これはあかりからの「帰ってきてほしい」というサインです。

篤史や緋奈子、薪人は一瞬なにを言いたいかわかりませんでしたが、篝家をSNSを通して見ていた人たちはすぐにわかりました。

篤史の部下の丹羽(山中崇)は篤史を説得し、ひなちゃんねるのオフ会に参加している迫滝や伊勢谷(永野宗典)はまさかの帰れコールを始めます。

こんな温かくて面白い帰れコール、聞いたことないですよ。

家族全員が帰ってくると、あかりはナマハゲチョップのスタイルで登場。

ナマハゲチョップがあかりであることを知らない緋奈子と薪人は驚きます。

何かを言おうとしたあかりだが、その前に篤史がこんなことを言い出しました。

「全員、もう1回バズるぞ」

それぞれが自分のアカウントで生配信を予告、

いざ配信が始まると、多くの人が釘付けとなります。

そこであかりは、改めてナマハゲチョップとして登場。

「私が、本物のナマハゲチョップです!」

家族の前では違う顔がある、それが篝家

一度は家族解散となった篝家。

しかし、あかりが篝家を再結成したいというと、家族全員が同意。

カメラの前でそれぞれが本音を口にし始め、篝家は包み隠さず自分のことを話し始めます。

動画を見た多くの人たちは、あかりたちに祝福の声をあげ、そこはまるで大きなドームです。

にっこりとする視聴者。

ついでに、バトルフィーバーが篤史であることも公表しました。

ジャスティスソードが息子?

え、じゃあ親子喧嘩じゃん!

そういうことなんです。

そして、自分がナマハゲチョップであることも公に公表したあかりは、動画の中で皆戸に語り掛けます。

「見ていたらこの前の公園に来てください。私、会いに行きます!」

終わる気配のないエピローグ

皆戸と仲直りをしたあかりは、それ以来、彼と一緒にたまにナマハゲチョップを配信するようになりました。

清廉潔白なあかりが好きといった皆戸ですが、あらためてナマハゲチョップの動画を見たことで、これも受け入れようと思いました。

完璧な人間ていないんです。

だから、そんな自分でもよければと…。

そんな皆戸の言葉を、今度はあかりが受け入れたのでした。

家族は無事に再結成。

食卓を囲む家族の姿に、偽りの嘘はなくなりました。

最後に、家族写真を家の前で撮ることに!

清史がカメラを構えた時「じいちゃんも一緒に」と、あかりが声をかけます。

そして、清史はそこにいた向かいに住む一人の男にシャッターを頼むことに。

家族写真はとっても幸せそうでした。

が、向かいの家の男・油谷(小松利昌)の表情。

最後に流れる不穏な音楽。

まだまだ先の物語がありそうな終わり方でした。

『向かいのバズる家族』第10話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ

ドラマ『向かいのバズる家族』はこれで終了。

向かいの…ということは、このドラマはすべて篝家の住人である油谷の視点で描かれたものだったのです。

そしてこの男、最終話にひょっこりと出てきたわけではありませんでした。

ドラマの中で何度も何度もPCに向かって笑う瞬間がありましたが、それだけではありません。

すべては、この男から始まったのです。

油谷がカフェコロナであかりの動画を上げることがなければ、篝家がバズり、家族が解散したり再結成することはありませんでした。

幸せいっぱいとなった篝家ですが、なんだかSNSや油谷の手のひらで踊らされている感いっぱいで終わりました。

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