『向かいのバズる家族』第1話あらすじ・ネタバレ感想!内田理央主演でネット社会とリアルの表と裏を描く

出典:『向かいのバズる家族』公式ページ

一見どこにでもありそうな家族。

そしてネット社会がプラスされ、リアリティーに拍車がかかった人たちの形を描いたドラマ『向かいのバズる家族』の第1話。

家族に無関心、人の表の顔と裏の顔が現実とネットの2世界で織りなす面白ストーリーは、毎週視聴決定間違いなしのドラマでした。

それではさっそく『向かいのバズる家族』第1話のレビューをしたいと思います。

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『向かいのバズる家族』第1話あらすじ

カフェ「コロナ」で店長を務める篝(かがり)家の長女・あかり(内田理央)。専業主婦の母・緋奈子(高岡早紀)、ドラマプロデューサーの父・篤史(木下隆行)、就活生の弟・薪人(那智)の4人で食卓を囲んで暮らす、いたって普通の家族。

でも、本当は家族のことなんて興味がないし、何も知らなかった。あの日までは…。

いつもの日常。カフェ「コロナ」に出勤しようと電車に乗りこむあかり。

『向かいのバズる家族』第1話あらすじ

満員の車内、横入りしてくる横柄なサラリーマンにも微笑みかける。どんな時も笑顔を絶やさない。それが、いつも通りのあかりなのだ。

出勤すると、店員の盛田桃(小川紗良)とキッチン担当の伊勢谷伸(永野宗典)がそれぞれSNSを見ている。

そんな二人を他所に、黙々と開店準備を続けるあかり。

お店の宣伝にもなるからとSNSを勧める桃に、「マメに更新するのも苦手だし、これ以上お客さんが増えても大変でしょ?」と、やっぱりあかりは優しく微笑む。

そのころ、父・篤史は憂いていた。自分がプロデュースしたドラマの初回1話の完成品からとにかく危険な匂いがする。

原作ファンは、原作とは違いすぎる世界観についてすでに多くの批判の声をあげている。

篤史は、部下の丹羽(山中崇)と鴇田(藤井武美)に対しネットやSNSの意見は絶対見るなと声を荒らげ、頑なにネットの批判から目を背けている。

営業中のカフェには、常連客の皆戸涼太(白洲迅)がやってくる。あかりの意中の人だ。緊張しながらも嬉しくて接客しているあかり。と、店内に怒号が広がる。

『向かいのバズる家族』第1話あらすじ②

桃のちょっとした不手際に、中年男性の種崎(森下能幸)の怒りは収まらない。店長として、真摯に毅然とした態度で謝罪するあかり。

その姿を熱いまなざしで見つめる涼太。他の客の視線も相まって、バツが悪くなった種崎は急ぎ足で店を出ていく。なんとかその場は収まったカフェ「コロナ」だったが…。

その日の帰り道。あかりは一人である場所へ向かう。雑踏を抜けてコインロッカーから黒いカバンを取り出し、そのままカラオケボックスへと入っていく。

スタンドに立てられたスマホの前。そこには、あかりの“もう一つの顔”があった。
出典:『向かいのバズる家族』公式ページ

【ネタバレ】『向かいのバズる家族』第1話の感想

篝あかり(内田理央)の表と裏のギャップの激しさは言葉を失う

主人公のあかり(内田理央)は、笑顔が素敵な優等生タイプの女性です。

家の中でも良いお嬢さんという雰囲気ですし、カフェの店長としてもとても頑張っています。

しかし、そんなあかりにはもう一つの顔があるのです。

カフェが終わった後、コインロッカーに隠したナマハゲのお面を被り、一日のストレスをカラオケでぶちまけます。

そしてその動画をネットにUPしているみたいです。

……なぜナマハゲ??

しかも動画のタイトルが「ナマハゲチョップ」…かなりの再生数みたいです。まさにバズっています。

可愛らしさとナマハゲ、真面目と暴言の嵐というダブルギャップは、あっけらかんとしてしまいます。

ついでにあのナマハゲのお面、深夜に見ると怖いです。

そんな日々を過ごしていたあかりに一大事件。

一人のお客さんが注文をしようとしても、あかりが想い人であり常連の皆戸涼太(白洲迅)に気を取られていたことで激怒されます。

その行為は、迷惑行為として動画に上がって大炎上。

店の評判が悪くなることを恐れたあかりでしがた、事態は思わぬ方向へ進みました。

動画を見た人たちは、あかりの可愛さに惹かれ、翌日にはカフェは大行列をなしたのです。

そう、バズったのは美人店長・あかりの存在でした。

店にとってはとっても嬉しいことで、大忙しになり、あかりの心にも晴れやかなものを感じるようになるのです。

バズったことで動き出す恋。自問自答が始まる

あかりは、カフェの常連さんの皆戸にずっと片想いをしていました。

その皆戸が来ることで、あかりは彼をずっと見ていてしまう……そんな日々でした。

カフェがバズったその日の夜、皆戸はあかりを食事に誘います。

穏やかで良い感じのムードが続き、恋の進展が伺えるのです。

皆戸もあかりに対してプラスの印象の様子。

しかし……皆戸はあかりにこう言います。

「あかりさんって、誰かの悪口を言ってストレス発散するような、負の感情ってありませんよね」

「SNS使って、匿名で世の中に毒を吐いているような奴とか、許せませんよね」

皆戸、まったくもってあかりはそれに当てはまる人間なんです。

しかし、そんな姿がバレてしまえば、あかりは嫌われてしまうでしょう。

せっかく想い人が自分との距離を縮めてくれた、恋が成就しようというその時、この言葉を聞いて言葉を詰まらせずにはいられません。

「あかりさんは、ずっとその笑顔でいてください」

この一言であかりは、ナマハゲの面を被った自分を切り離そうとします。

「あなたに私が捨てられる?」

そうやってナマハゲのあかりは言いますが、あかりはナマハゲを歩道橋から捨てて、裏の自分を捨てました。

好きな人のために自分を捨てる……そんな簡単にはいかないでしょうね。

分かっていながらも、どうなっていくだろうと気になって仕方がありません。

ナマハゲの自分はそう簡単には捨てられなかった

カフェがバズったことで繁盛したことで、あかりのストレスはたまっていく一方でした。

嫌なことをぶちまけられず、抑えていられなくなったとき、あかりはようやく気づきました。

ナマハゲを被った自分があるからこそ、笑顔の自分を保てるのだと。

ナマハゲを被って悪口を言うこの習慣の原点は、高校時代にあるらしく、その頃よりあかりは、自分を保つため自分でお面を作って始めたみたいです。

期待をされていたりする子ほど、そのストレスから解放されるために、悪行に走ったりするパターンもドラマでは考えられますが、なんとも穏やかな発散の仕方だなあと思いつつ、あかりがこれをやめられないのは共感してくれるコメントも多数あるからなんですね。

結局あかりは、捨てたナマハゲのお面を見つけ、いつものようにカメラの前でナマハゲチョップを炸裂させたわけです。

王子様である皆戸にバレなければいい。

あかりはそう思い、ナマハゲのお面を被って悪口をぶちまけつつ、カフェの店長としてみんなに笑顔を振りまく道を選択するのでした。

でも、これで終わるわけはありませんよね。バレたらどうなるのでしょうか。

そのときあかりはどうするのでしょうか?

物語の続きはまた来週になります。

『向かいのバズる家族』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

第1話では、あかりの表と裏の顔が描かれましたが、ドラマを作っている父の鷹史(木下隆行)、顔を出さないように料理番組を配信している母の緋奈子(高岡早紀)、そして弟の薪人(那智)も次々とバズるフラグが立っています。

そして、あかりがバズる原因となったクレームを付けたお客にも、なにか不穏な空気が漂う様子。

来週も見逃せません。

そして、この作品を深く理解するために、GYAO!で配信されているチェインストーリーも一緒に見ることもオススメです!

第2話に行く前に、第1話の続きとして見るのがベストですよ。

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