アニメ『豚のレバーは加熱しろ』第8話あらすじ/ネタバレ!願い星に祈りを…この世で搾取され続けた美少女。雄豚に語った彼女の切なる願い。

©2023 逆井卓馬/KADOKAWA・アニプレックス・BS11 豚のレバーは加熱しろ

©2023 逆井卓馬/KADOKAWA・アニプレックス・BS11 豚のレバーは加熱しろ

「手が届く星に祈る人はいません。
叶うはずがなく、希望がなく…手が届かないから祈るのです。」

“祈る力”について深く考えさせられる第8話「人の祈りを笑うな」。
身勝手に搾取されるこの世で、酷い目に遭い、絶望に心を支配された少女。
ただただ星に祈りを捧げ続ける彼女が放つ言葉に心が震えます。

祈る少女は、なぜ一切食事を受けつけないのか…?
その理由を知ったとき、涙せずにはいられません。
そして、彼女からイェスマが王都に入るための重要なヒントがもたらされます。
切なく苦しい…けれど、微かな希望がもたらされる第8話。
生きるための旅のゴールがすぐそこへ見えはじめます。

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アニメ『豚のレバーは加熱しろ』前回第7話のあらすじと振り返り

「この恐ろしい暗闇から助け出して…」
心が読める種族イェスマ同士だからこそ、
救いを求める少女の声が、ジェス(CV.楠木ともり)に届きました。

これはおびき寄せる罠?それとも本当のSOS?
元理系大学生だった豚さん(CV.松岡禎丞)は、警戒します。

イケメン狩人・ノット(CV.伊東健人)とともにみんなで少女救出へ…
街外れの聖堂に辿り着きます。
実は、聖堂へ立ち入ることを禁じられているイェスマ。
だから、イェスマの少女たちはみな星に祈ります。
この中から少女の声が聞こえるなんておかしい…
一行は、聖堂の地下にイェスマ狩りのアジトを発見!
血なまぐさい現場から…
檻の中で祈る16歳の少女・ブレース(CV.能登麻美子)を救い出しました。

話し合い、ブレースも一緒に王都に行くことに決めました。
無口でおとなしく、どこにいても星に祈りを捧げ続けるブレース。
ブレースの豊かな胸元に…男たちの視線が向きます。
豚さんの視線に気づくジェス。
“一つとして同じ花(胸)はない。
つい大輪の花(巨乳)を見てしまっても、
小さな花(控えめなお胸)が好きな人もいる。
元いた世界では小胸派が多数だ。”
豚がジェスをフォローします。
そして、豚はジェスに今後兄妹設定はやめようと言いました。

はりつけの岩地で野営した夜…
ノットが豚を呼び出し、ひとつ質問を投げかけます。
「死ぬ覚悟はあるか?」

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衝撃的な問いかけで終え、背筋がゾクゾクとした第7話。
心揺れる第8話、王都への旅は終盤に突入!
なぜ死の覚悟を?
イケメン狩人の決意が明かされます。
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【ネタバレあり】アニメ『豚のレバーは加熱しろ』第8話あらすじと感想

イケメン狩人が、シャビロン(同行者)としての覚悟を問う。

「おまえ死ぬ覚悟はあんのか?殺されるだけかもしれないんだぞ?」
イケメン狩人のノット(CV.伊東健人)から、同行者(シャビロン)としての覚悟を問われました。
喋れない豚(CV.松岡禎丞)は視線をそらしません。
閉ざされた秘境・王都…その中で何が起こっているのか不明で危険です。
それでも王都に行く!と、豚は「ブヒ。」と頷きます。

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どんなときでも豚の動きに癒される。
覚悟を知ったノットは、豚に愛犬ロッシが身に着けているのと同じ物を授けます。
それは…水を操り、氷を作って、地面の形状を変えられる装備。
水がたくさんあれば、足をとられるような沼地を作ることも可能。
使い方は感覚的なので、鍛錬が必要です。

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前足に装着完了!
イェスマ狩りを殺したいほど憎んでいるノット。
ですが、彼はイェスマ狩りを実際に殺したことはまだないらしい。
大好きだったイースの首輪を取り返した際も、一番弱そうな男に痛手を与えただけ。
多勢に無勢すぎて、首輪を持ち帰るだけで精いっぱいでした。

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そのときノットから目を切られ、片足を負傷した男…
そいつはジェスを殺そうとしたあの悪徳売人!

少女たちの血を吸って怪しく光るきのこたち…はりの森へ。

「次にまたイェスマ狩りとやりあったら、お前たちを無事に逃がせるかわからない。」
ノットは本音を明かし、ロッシと共に援護してくれと賢い豚に頼みます。
そして彼は、最悪の場合は捨て駒にするかもしれないと豚に告げます。
その時がきたら、豚は決断しなければなりません。
自分が死ぬのか?優しい金髪美少女が死ぬのか?を。

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究極の選択をしなければならない時が来ないことを願うばかり…
はりの森の中へ…目指す王都はその中心部にあります。
ノットが、現地の狩人に聞いたという“光るきのこの話”をします。
はりの森に生えるきのこは、夜になるとぼんやりと光ります。
…あれは、きのこに吸われたイェスマの血が光っているのだという話。
もうすぐ夕暮れ、道端のきのこたちはすこし発光しはじめていました。

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少女たちの命がどれだけここで…無数の光るきのこたち。
歩いていたら、ブレース(CV.能登麻美子)が膝から崩れ落ちます。
心配してジェス(CV.楠木ともり)が声をかけるも…
ブレースは気にしないでと言い、また立ち上がって祈りながら歩き出します。

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何も食べていないブレース…無理もない。
彼女の隠していた秘密は、後半で明かされます!

祈るばかりで、最後の晩餐を食べない少女。

ずっと北の空にある赤い星は、願い星…
あの赤き星を手にすれば、願いが叶う。
ブレースは、仕えていた墓守の家で教わりました。
それを聞いたその日から、彼女はずっとその星に祈りをささげてきました。

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彼女は願い星に何を祈った…?
今夜は、村の宿屋に一泊。
豚は、宿屋の壁に飾られた首輪が黒いことに気づきます。
それは、心を読めるイェスマの少女たちを守る人が管理していると輝き、
悪意が近づくと黒くなるはず!
ここ、はりの森はイェスマ狩りの温床。
この辺りには邪気が充満しており、そのせいで黒くなっていました。
「あのくらいの黒さならまだマシ!」と、ノット。

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いま、かなり危険な場所にいるということ。
おそらく、明日で王都への旅が終わります。
豚、ジェス、ブレースの3人と…ノットが夕食をともにするのは今夜が最後。

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豚を1人の人間と認め、“3人”を表現したノットに感動。
みんな好きなものを頼んで食事をします。
最後の晩餐なのに、ブレースは食事を楽しむことなく部屋に戻ります。

全員生きて、この旅を終えましょう!

ジェスは塩と香草で味付けされたウズラ肉(焼き鳥)が気に入りました。
あまりに美味しいので、それをブレースに持っていこうと嬉しそうにします。
おもむろに、ノットが“優先順位”について話しはじめます。
心ある者すべての命は平等と考えているノット。
ですが、この森ではその考えでは生き残れません。
「ジェスか?ブレースか?いずれか一方の命しか助けられない場合、俺たちは迷わずジェスを選ぶとしよう。」
すべての命を守ることが最優先ですが、そう決めます。
その決断に戸惑いをみせるジェスに、豚が声をかけます。
「俺はジェスのシャビロン…ジェスの命を守るために俺はいる。俺のなかに覚悟はある。」
素直に喜んでと言われ、ジェスは涙を溜めながら微笑みます。

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命に優先順位をつけることに、
納得できていないジェス。
愛した亡きイース…ジェスは彼女に似ています。
せめてジェスだけは!という熱い思いを、ノットが語ります。
「生きたくても生きられなかったアイツの分まで…お前にには生きてほしい。」
もちろん、みんなで生き残ることが目標なのは変わりありません。
「全員生きて、この旅を終えましょう!」

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魅力的すぎた少女が歩んできた、辛く過酷な旅路。

星を手にするなんてできっこない。
祈りをささげていたら、ある少年からそう言われました。
「…だから、お祈りするのですよ。叶うはずがないと思うから、希望がないから、祈るのです。手が届く星に祈る人はいません。手が届かないから祈るのです。」
祈っているときだけは願いに集中でき、彼女はすべてを忘れることができます。
別れのとき、ブレースは1つだけ少年に言いました。
「道しるべになる星を探すのです。道(生きること)に迷ったときは、願い星が方向を教えてくれます。」

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祈り続ける彼女には、それほどまでに忘れたいことがある。
最後まで観た後に振り返ると…
また胸にじわじわと沁みるブレースの言葉。
ブレースの旅は、願い星に背を向けて歩くような旅でした…
希望はとうにありません。
ブレースには、希望を抱き続ける力がもう残っていないのです。
彼女はイェスマ狩りに捕まったとき、聖堂の神父から何度も性のはけ口にされました。
抵抗せず、ひたすら赤い星に祈りながら時間が過ぎるのを待ちました。
絶望に潰されないよう、彼女ができることはただ祈ることだけ。
暗い牢屋から救い出されたとき、ノットが強く抱きしめてくれました。
初めて感じたあの温かさを、ブレースは忘れることはないでしょう。

少女は食べないのではなく…食べられなかった。

「豚さん、起きてくださいませんか?」
みんなが寝静まった後、ブレースは豚だけに声をかけます。
2人だけで宿の外へ…ブレースは寒いと言って豚の体を抱きしめます。
そして、彼女は聞きたかった“他の世界のこと”を豚に聞きます。
「その世界では、胸の小さな女性が好まれるというのは本当?」
この体と顔と声…胸が大きいせいで自分は男の人を惑わせてきた…
そう考えている彼女は、豚が人間として生きていた世界のことが気になります。

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これまでの彼女の人生が詰まっている切ないやりとり。
ヘックリポンが見守ります。
それを察した豚は、「お前なんて見向きもされないよ」と優しいウソをつきます。
そんな世界があると知り、ブレースの声色が明るくなります。
「明日私が死んだとき、その世界に生まれ変われたらどんなにいいか…」
彼女は、聖堂の地下で内臓を抜かれていました…
すでに死を覚悟しています。
ノットとジェスには伝えないでと、彼女が言います。

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優しいノットは助けようと危険を冒す。
ジェスもまた、無理して魔法(黒のリスタ)を使うかもしれない。

謎めいた王都に入る方法はただひとつ…!

「あなたとジェスさんにこの命を捧げます。死は救い…私が悪かったのです。」
「身勝手に搾取する奴らが悪い!」
ブレースを傷つけたやつらに、豚が憤ります。
彼女は、豚に最後の祈りを聞いてほしいと頼みます。
「私が死んだら、お豚さんの世界に連れてってください。」
これが、彼女の最後の願いでした…
豚が「きっと転生できるはず!」って言うと、彼女は目に涙をたくさん溜めて微笑みます。

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悔しくて…切ない。
ブレースは、すこしでも助けになればと耳にした話を教えます。
王都には入口がない、すべてのイェスマははりの森で死んでしまう…という話。
そして、彼女曰く、イェスマが王都に入る方法はただひとつ…
「王に訴えること」だと。
ブレースは膝をついて祈ります。
「どうか…あなたがたは生きて幸せになってください。」

アニメ『豚のレバーは加熱しろ』の次回に期待するもの

涙なしにはみられませんでした。
救いのない死を目前にした中、誰かに希望を託す彼女の思いに…
強く心がゆさぶられました。
王都には入口がないなんて、辿り着くだけでは旅は終わりではなさそうです。
物語が佳境に入る第9話。次週に注目です。

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