つい、“アカン座り方”で豚さん(男子大学生)に乗ってしてしまう金髪美少女。
「擦れてくすぐったい…」
頬をピンクに染めて彼女が恥じらう姿が、妙に色っぽい!!
本当に、豚さんに乗るときは気をつけなければいけません。
斬新でエロい幕開けをする、第4話「豚の乗り方には注意しろ」。
豚さんに乗りながら…心が読める種族である彼女は、
ずっと背負ってきた“過酷な宿命”について打ち明けます。
事情を知った豚は、歪んだ世界でこの少女を守ると誓います。
…そして、少女は“大切な宝物”を手に入れます。
ふたりが旅をする意味について深く描かれる重要回が、はじまります!
目次
アニメ『豚のレバーは加熱しろ』前回第3話のあらすじと振り返り
豚になった男子大学生(CV.松岡禎丞)は、絶賛豚質中!
なんとかお祭りで店主キリンス(CV.相馬康一)を儲けさせ、
こいつの所から脱出しなくてはいけません。
狙い通り、“オタダンスする豚さん”はお祭りで大人気になります。
予想外の事態で後ろ足を負傷するも…踊り続ける豚。
そして、念願の脱出成功!
豚は、心が読めるイェスマの美少女・ジェス(CV.楠木ともり)の元へ。
道中、彼は“ジェス殺害計画”を耳にします。
殺しを企む者(悪徳売人)から彼女を守らねば!
豚、猛ダッシュ!
まだ暗いうちから…
約束の待ち合わせ場所で、健気にジェスは待っていました。
思わずときめいちゃった豚は、自らの心を律します。
推しにガチ恋してはならない!と。
それから、ふたりは協力し、見事に悪徳売人を倉庫に閉じ込めました。
ところが、売人に刺され、豚がひん死に!!
泣きじゃくる彼女の声が、次第に遠くなっていき…
豚は力尽きました。
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第4話、イェスマ(彼女)に課せられているモノを知ることに!
歪な世界の、信じがたい現実に震えます…。
【ネタバレあり】アニメ『豚のレバーは加熱しろ』第4話あらすじと感想
俺(豚)の背中に乗ってみないか?
豚になった男子大学生(CV.松岡禎丞)は、森の中で目覚めます。
売人に刺され、死の淵をさまよった彼。
またしても、心が読めるイェスマ族の少女・ジェス(CV.楠木ともり)のおかげで命拾いしました。
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豚さんを救ったジェス。
彼女はほとんど眠らず、豚さんを台車に乗せ…
夜通し歩き、北東の森まで運んでくれていました。
ジェスは、豚にお屋敷に書置きを残してきたと報告します。
ここからは、旅未経験者ジェスのとって初めての道。
小さな街をいくつか超え、北にある王都へ向かわなければなりません。
「俺の背中に乗ってみないか?」
ジェスの扱いに慣れてきた豚は、脳内で「かわいい生足の女の子に馬乗りになってもらうのが夢」と強く念じます。
優しすぎるジェス、見事に豚さんの脳内誘導にかかります。
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その姿が、シュールでキュートw
豚の乗り方には注意しろ
「こんなの初めて…(あるところが)擦れてくすぐったくて。変な感じがする。」
頬を染めたジェスが、薄い本のような言葉を言い出して恥ずかしそうにします。
「ちょ…座り方あかんわ!」
豚さんは、少女の異変の正体を察します。
座り方変更をしたら、豚の背骨刺激が強かったらしく…
純真な少女が発しちゃいかん声を漏らす事態に!
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ようやく座り位置が落ち着きますw
メステリア(この異世界)では、ごくありふれた生き物。
会うと幸運をもたらすと言い伝えがある地域もあれば、
見たら不幸になるという地域もあります。
歴史や民話が大好きなジェスは、楽しそうにヘックリポンのことを語ります。
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日常系アニメを観て美少女にブヒブヒ言うことと、読書。
豚になってからのマイブームは、雑草の食べ比べ。
こんなとりとめのない話をしながら、豚にまたがった少女との旅がはじまりました。
16歳になった金髪美少女(イェスマ)の宿命。
細かいことがつい気になっちゃう彼の好みのジャンルは、謎解きミステリー。
「じゃあ、豚さんに隠しごとはできませんね…」
ジェスが気になる言葉を発します。
知られたくないことはスルーして詮索しないよ?と、告げる彼。
リスタ無断使用で罰せられそうなことをヒミツにしていたこと。
仕えていたキルトリン家にもう戻ることはないのに、お遣いで王都へ行くと誤魔化したこと。
これまでも、ジェスは“抱えている何か”を隠そうとしてきました。
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「話を聞いても…一緒に王都まで行ってくれるって、約束してくれますか?」
「何を聞いても怖気づいたりしない!安心しろ!」と、豚。
王都に身を捧げに行くと、イェスマの宿命を語るジェス。
そうでない場合は、この旅の道中での死が待っているとのこと。
メステリアでは、16歳になったイェスマは仕えていた家を出て自力で王都に向かう決まりがあります。
少女たちは、大半が王都に辿り着けずに命を落とします。
王都にひとたび入れば、一生元の場所に戻ることはありません。
王都ではどうなるのか?については、いろんな噂があり、本当のことは不明。
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残酷すぎる運命に翻弄されながらも強く生きる少女。
ジェスが逃げるようにキルトリン家を出たのにも理由があります。
イェスマがしている銀の首輪には“とてつもない魔力”が注ぎこまれていて…
とても高額で売れます。
そしてやっかいなことに、イェスマのアイデンティティである首輪は魔法で守られ、首を切り落とさない限り外せない。
加えて、残酷なことに骨などのイェスマの身体そのものも安くない値段で売れてしまうのです。
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その瞬間、ジェスは“イェスマ狩り”に追われる立場に!
昨日、彼女は店主キリンスに“旅立ちの日”を明かしてしまった…
ジェス旅立ちの情報は、どこから漏れるかわからない。
だから、昨晩、ジェスは急いで屋敷を離れ、豚さんを連れて森に隠れました。
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剣も魔法も使えないただの豚だけど、知恵の限りを尽くしてジェスを守ると誓います。
彼女が旅立つ前日に、この世界に豚として転生してきたのは…きっとジェスを救うため!
「俺たちは運命共同体!王都に辿り着くまでずっと一緒だ!」
豚の言葉に、ジェスが涙を流して鼻をすすりはじめます。
ほどなく、少女は気が抜けたのか豚の背中で眠りに落ちます。
少女は、宝物を手に入れる!
いま、豚の血は使命感に燃えています。
その炎でレバーもしっかり加熱されていることでしょう。
豚は、少女のために全身全霊で考えます。
なぜ、イェスマが平和に生きることをゆるしてやらないのか?
この旅は、ゴール王都が近づけば近づくほど…
イェスマ狩りに遭遇しやすく危険になることが予想されます。
心の声が読めるジェスの能力と、考えることができる豚という存在。
この2つの武器を駆使して、なんとか王都まで生き抜かねばなりません。
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村の中では、声に出さずにやりとりすると決めたふたり。
豚は、ジェスに「首輪を隠す“スカーフ”を買わない?」と提案します。
「どれが似合うと思います?」
雑貨屋さんで、嬉しそうに聞いてきた彼女。
「肌の色に近い色がいいんじゃないか?」
彼女いない歴=年齢の童貞オタク豚さんは、気がきかないことを言ってしまいます。
一番似合う色を!と、すぐ訂正!
選んでほしいと頼まれ、豚は綺麗な浅い湖の色(うすみどり)をチョイス。
ジェスは選んでもらったそのスカーフを買います。
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豚と少女、宿屋へ。
ふたりは宿屋で1泊することにします。
豚と少女に気づいたそこの女将マーサ(CV.小若和郁那)が、小間使いのセレス(CV.富田美憂)を呼びます。
「イェスマのお嬢ちゃん、キルトリンから王都へ?簡単な食事とホットタオルを用意してあげて。」
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無警戒さが心配…。
かつてバップサスの修道院で、16歳を迎えたイェスマを匿っていました。
そこで5年前、原因不明の大火事に見舞われました。
何人ものイェスマが火事で亡くなりました。
でも、イースは火事で亡くなったのではなく…
イェスマ狩りに連れていかれたのだとマーサから教わります。
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膝の裏、ほんのり桃色…ブヒブヒ!
セレスの生足に、ついオタ豚の性が…
咄嗟に「俺は豚」を連呼してよこしまな思考を抑えます。
このスカーフは宝物です!
ジェスが、修道院の焼け跡へ花を供えたいと言います。
セレスに案内してもらいます。
「私の足を見て、いろいろなことを考えておられた…おかしな豚さんだなって思っていたんです。」
豚の素性(19歳のひょろガリくそ童貞)を知ったセレスは納得します。
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豚は今後はジェスの足のみを見て生きることを誓いますw
そのとき、ジェスは心の中で思っていました。
豚さんの心の声は安心する。
これほどまでに表の声と乖離がなくて…
これほどまでに優しい内面に、私は触れたことがない。
私のことを確かに思ってくれている人がいるのだという証し…
このスカーフは宝物です、と。
アニメ『豚のレバーは加熱しろ』の次回に期待するもの
心が痛む、16歳に課された宿命。
それでも、彼女が掴んだささやかで尊い幸せに…
ラストは温かなもので心がいっぱいでした。
前回とは違う意味で、エンディングのMyuk「ひとりじゃないよ」が沁みました。
俄然応援したくなった、豚さんと少女の旅!
第5話でも、彼女に幸せがあるよう願うばかりです。