映画マスコミや観客から高い評価を集めて、ブラジル映画『ぶあいそうな手紙』がシネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開中です。
この度、本作のアナ・ルイーザ・アゼヴェード監督から動画&テキストメッセージが到着しました。
『ぶあいそうな手紙』アナ・ルイーザ・アゼヴェード監督動画メッセージ到着
2020年7月18日の公開以来、「ブラジル映画を初めて見たけど素敵!」「ラストが素晴らしい!」とSNSでも大きな反響がある今夏注目のブラジル映画『ぶあいそうな手紙』。
老境で目が見えなくなった78歳の頑固老人・エルネストが、ある日届いた手紙の読み書きを、ひょんなことで知り合った23歳のワケあり娘ビアに頼むことから動き出すストーリー。
名作『苺とチョコレート』の原作者が協力した脚本、東京国際映画祭グランプリのウルグアイ映画の名優、ブラジル音楽のレジェンド、カエターノ・ヴェローゾの名曲が揃った話題作です。
当初4月2日に予定されていたブラジル公開は新型コロナ感染拡大によって延期となり、世界で最初の劇場公開となった日本の観客に向けて、アナ・ルイーザ・アゼヴェード監督から動画&テキストメッセージが到着しました。
現在、アゼヴェード監督は、映画の舞台でもあるブラジル南部・ポルトアグレにある自宅で、コロナ禍で外出を自粛中。
テキストメッセージでは、世界のどこよりも早く日本で劇場公開となったことについて「日本の映画館が再開し、この映画が公開されると聞いて、とても嬉しく思いました。」とコメントを寄せ、メッセージ動画では、現在、「皆さんが映画を気に入って下さるようブラジル南部から祈っています。映画館を出る時、幸福を感じる映画です」とメッセージを寄せています。
可笑しくて温かい、ラテンアメリカらしい愛にあふれた『ぶあいそうな手紙』は、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺、シネ・リーブル梅田、京都シネマほか全国順次公開中です!
テキストメッセージ全文
この映画は4月にブラジルで劇場公開されるはずでした。
しかし、世界中に拡大したパンデミックにより延期になりました。
ブラジル公開もアメリカ公開も今はめどが立っていません。
そんな中で、日本の映画館が再開し、この映画が公開されると聞いて、とても嬉しく思いました。
世界のどこよりも早く日本で劇場公開されるのです。
私はこの映画で「あなたはどんな老いを生きたいのですか」と問いかけたいと思いました。
若い方には、まだまだ「老い」なんて先の話だと思うでしょう。
けれど、「あなたは本当はどう生きたいのですか」という問いであればどうでしょう。
映画の中でエルネストとビアは変わります。
それは、それぞれの可能性の発見なのです。
『ぶあいそうな手紙』監督アナ・ルイーザ・アゼヴェードより
『ぶあいそうな手紙』作品情報
原題:Aos Olhos de Ernesto
英語題:Through Ernesto’s Eyes
監督:アナ・ルイーザ・アゼヴェード
脚本:アナ・ルイーザ・アゼヴェード、ジョルジ・フルタード
脚本協力:セネル・パス(『苺とチョコレート』)
出演:ホルヘ・ボラーニ(『ウィスキー』)、ガブリエラ・ポエステル、ホルヘ・デリア(『僕と未来とブエノスアイレス』、ジュリオ・アンドラーヂ(『ゴンザーガ〜父から子へ〜』)
ブラジル/2019/123分/
字幕翻訳:比嘉世津子
配給:ムヴィオラ
公式サイト:http://moviola.jp/buaiso/
あらすじ
視力を失いつつある78歳の独居老人エルネストと、手紙の読み書きを頼まれた23歳のワケあり娘ビア。
頑固なエルネストが最後に宛てた手紙の相手とは?
ブラジル南部、ポルトアレグレの街。
エルネストは78歳の独居老人。
隣国ウルグアイからやって来て46年、頑固で融通がきかず、本が好きでうんちく好き。
老境を迎え、ほとんど目が見えなくなった。
もうこのまま人生は終わるだけ。
そう思っていたある日、一通の手紙が届く。
差出人はウルグアイ時代の友人の妻。
エルネストは、偶然知り合ったブラジル娘のビアに手紙を読んでくれるように頼む。
「手紙の読み書き」のため、一人暮らしのエルネストの部屋にビアが出入りするようになるが…それは、彼の人生を変える始まりだった。
ワケありのビア、唯一心を許せる隣人ハビエル、昔の友人の妻ルシア、折り合いの悪い息子のラミロ…。
心を正直に伝えられないエルネストが最後に宛てた手紙の相手とは?
Gallery
『ぶあいそうな手紙』はシネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺、シネ・リーブル梅田、京都シネマにて公開中、ほか全国順次公開中!