ドラマ『ブラッシュアップライフ』 第1話 平凡な人生を送る麻美の2周目の人生が始まる!

ブラッシュアップライフ

出典:ブラッシュアップライフ公式ページ

地元の市役所で働く近藤麻美(安藤サクラ)33歳、独身。
麻美は実家で両親と妹と4人暮らしで、ごくごく平凡な人生を送っていました。
ある日、麻美は幼馴染と思い出話に花を咲かせながらご飯やカラオケを楽しみ、その帰りにトラックにはねられてあっけなく死んでしまいます。
真っ白な空間の「案内所」にいた男(バカリズム)から告げられた来世はまさかの動物。
もう一度人間に生まれ変わるには、徳を積む必要があるということで、麻美は2周目の人生をやり直すことに決めたのでした。
果たして、麻美の2周目の人生はどうなるのでしょうか?

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ドラマ『ブラッシュップライフ』 見どころ

地元の市役所で働く33歳の独身女性近藤麻美(安藤サクラ)が、ある日突然人生をゼロからやり直すことになりました。
2周目の人生は、前世の記憶が残ったまま。麻美は33年の経験と知識を活かして人生を”修正”していきます。
脚本家・バカリズムが壮大なスケールを持て余して不思議な日常を描いていきます。平凡な人生をもう一度やり直す平凡な女性の不思議なお話です。

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【ネタバレあり】ドラマ『ブラッシュアップライフ』第1話あらすじと感想

平凡な人生

近藤麻美(安藤サクラ)、33歳、独身。
両親と妹の4人実家暮らしで、市役所の年金窓口で働いています。

窓口業務はとにかくストレスの多い仕事。
午前中に溜めたストレスは、同僚とのお昼ご飯で吐き出し、午後にまた新たにストレスを溜めます。

ある日、麻美は地元にいる幼馴染のみーぽん(木南晴夏)となっち(夏帆)と共にレストランで夕飯を食べ、中学生の時に撮ったプリクラを見ながら思い出話に花を咲かせます。
その後カラオケに流れ込むと、同じく同級生の福ちゃん(染谷将太)が店員として働いていました。

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福ちゃんとは成人式以来13年ぶりです。

福ちゃんと再会したことで、さらに思い出話にさらに拍車がかかる3人。
喋りつつ、歌いつつ、楽しい時間を過ごします。

そしてみーぽんの運転でコンビニに寄り、デザートを食べたら、麻美はそこから歩いて帰ることにしました。

2人と別れた麻美は、手を拭こうとお手拭きのビニールを開けると、そのクズが道路に飛んでいってしまいました。
それを拾おうとした麻美は道路に飛び出し、やってきたトラックにはねられてしまいます。

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麻美の人生が、あっけなく終わってしまいました。

案内所

気がつくと、麻美は真っ白な場所にいました。死んだことは悟ったものの、どうしていいかわかりません。

「こういう地獄なのかな?」

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地獄に堕ちると思っていたんですね。

すると、少し離れたところに『案内所』があるのが見えました。

「なんか、死んじゃったみたいなんですけど」

案内人の男(バカリズム)は、システマチックに書類に名前と生年月日を書かせました。

「33年間お疲れ様でした。これから新しい生命にご案内します。」

いきなり転生すると言われて、困惑する麻美。

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インターバルがあると思っていたのですが、ないみたいです。

案内人は左側のドアを開けると来世に入れると言います。
麻美は、念のためにどこに生まれ変わるのか聞いてみました。すると、案内人は表情一つ変えず、『グアテマラ南東部のオオアリクイです』と告げました。

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オオアリクイか・・・。

てっきり人間に生まれ変われると思っていた麻美。
何故オオアリクイなのか聞いてみると、人間に生まれ変わるのに必要な“徳”が不足している可能性があると言われました。

「なんとかならないですか?」

「こればっかりは決まりなので。」

市役所の窓口で働く麻美は、これまで何度となく同じやりとりを経験しています。
ここでこの人にゴネても仕方がないと、すぐに思い直しました。

すると、案内人は希望の生命でない場合、来世に行くのではなく今世をやり直すことが可能だと言いました。

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人生を修正していき、徳を積んで希望通りの生命に生まれ変わるのです。

麻美はすぐに『やり直しの人生』を選びました。
そして、案内された来世とは反対側のドアを開けました。

2周目の人生

こうして、麻美の2周目の人生がスタートしました。
33歳までの記憶を残したまま生まれた麻美。2周目はとにかく徳を積んでいかなくてはいけませんが、赤ん坊である今、出来る事は育つことのみです。

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記憶がある乳幼児期はとにかく暇そうです。すぐに喋れましたが、さすがにやめておきました。

数年後、保育園に入園。
この時から麻美は1周目の知識と経験を小出しにして、大人たちを驚かせたりしました。

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この頃よく飲んでいたツツジの蜜は、窃盗や器物損壊の恐れがあり、徳に影響がありそうなので念のために控えておきました。

ある日、麻美はお友達のれなちゃんのパパと、担当のようこ先生が妙に仲良さげにしていることに気がつきました。

そういえば、1周目ではれなちゃんがある日突然引っ越し、その後先生も辞めていったということがありました。
これは、れなパパと先生が不倫関係になり、それがバレてれなちゃんの両親は離婚し、れなちゃんは引っ越して行ったのだろうと察した麻美。

それからというもの、麻美は何かにつけて、れなパパと先生が話しているところに割って入るようにしました。

ポケベル大作戦

しかし、作戦むなしく、れなパパは先生に電話番号らしきメモを渡しました。
麻美はすぐさま先生のデスクに入れてあったメモを確認すると、やはり電話番号が書かれていました。

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麻美はそのメモをただのお礼のメモにすり替えます。保育園児ですが、大人の文字が書けるので大丈夫です。

先生の方は押さえましたが、連絡が来なかった場合、れなパパがまたアクションを起こす可能性があります。それを阻止するためにはどうすればいいか麻美は考えます。

この時代はまだ携帯電話はないので、番号はポケベルのようです。
麻美は両親が眠るのを待って夜中にこっそり起き、家電からメッセージを送ろうとしましたが、もしかしたら番号通知されてしまうかもしれません。
その場合、自宅の電話からはかけられないので、麻美は外に出て公衆電話を使うことにしました。

でも、公衆電話を使ったことがないので、どこにあるのかわかりません。
その時、死んだ日に妹から近所の公園に電話ボックスがあったと聞いたことを思い出しました。

その後公衆電話を見つけますが、お金を持って来るのを忘れて取りに帰り、やっとメッセージを送ったものの、おまわりさんに見つかったので逃げ回ったりしながらやっとのことで帰宅しました。

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ちなみに、ポケベルの使い方も、1周目の人生で幼馴染との会話の中で調べたので、無事クリアできました。

作戦成功?

保育園児の身体では、歩幅が狭いので移動に時間がかかる上、やはり夜中に起きているのは厳しいものがあります。

ヘトヘトになりながら帰宅した麻美は、「出来る限りのことはやった・・・」と眠りにつきました。

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麻美が送ったメッセージは「フリン シタラ バラス」です。

翌日、お迎えに来たれなパパは明らかに先生への態度を変えていました。
どうやら作戦は成功したようです。

その後もそれ以上2人の距離が縮まることはなく、れなちゃんは引っ越さずに済みました。

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少しは徳を積めましたかね?

そして、夜。
家族で見た動物番組でオオアリクイを見た麻美は、引き続き精進しようと心に誓ったのでした。

ドラマ『ブラッシュップライフ』 第1話 感想&まとめ

これまでの日曜新ドラマの企画とは一線を画した、不思議な雰囲気を醸し出した、いかにもバカリズムさんらしいドラマが始まりました。
1話目は前半部分はほとんど他愛のない会話劇が繰り広げられ、後半部分でその会話が回収されていくという展開ですが、その会話の進み方がとても自然で、安藤サクラさんをはじめとする実力派の女優陣に感心しきりでした。
こんな地味なタイムリープストーリーもなかなかありません。次回からのやり直し人生も楽しみです!

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