絵の上手いヴィルマを側仕えに迎えたいマイン。
神官長に相談すると、楽器の得意なロジーナもあわせて迎え入れなさいと指示されます。
楽器も持っていないし、使う予定のなかったマインですが、神官長に説得されて結局ロジーナとヴィルマの2人を側仕えとして迎えることにします。
しかし、ロジーナは優雅ですがどうにも側仕えとしての仕事の認知に歪みがあるようで、楽器を弾く以外の仕事をしようとしません。
それではマインの側仕えとして抱えられないので、側仕え全員に話を聞くことになり…!
貴族社会の話も出てくるので、実は後々重要になってくる回です!
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目次
『本好きの下剋上 第二部』前回第20話のあらすじと振り返り
家族に商人になることを認めてもらえず、家出をしてしまうルッツ。
マインもとに訪ねてきたルッツの兄のラルフは、ルッツが働いているお店の場所すら知らなかったのです。
ベンノはルッツを養子にしたいと考えているようで、そのことでマインは頭を悩ませます。
そこでルッツの家族とベンノを召喚して神官長が間に立ち双方の話を聞くことになったのです。
ルッツは自分の仕事を認めて欲しいと言いますが、それに対して父親は甘ったれるな、と怒鳴るだけです。
ベンノはルッツの能力をかっているので跡取りとして教育したい、だから養子にと述べます。
それに対して利益しか追えない奴は親にはなれん、とルッツの父親に諭されることになります。
一方ルッツの父親も、実はずっとルッツのことを認めていたのに言葉が足りずにすれ違っていていたことがわかるのです。
父親の想いがわかり、涙するルッツ。
全てが丸く収まり、マインは泣きながら神官長に感謝します。
差し出してくれたハンカチに名前があり、マインは神官長の名前が「フェルディナンド」だという事を初めて知ったのでした。
【ネタバレ】『本好きの下剋上 第二部』第21話あらすじ・感想
新しい家族と絵本
調子の悪そうなエーファに声をかけるマイン。
なんとお腹に赤ちゃんがいるので、マインはついにお姉ちゃんになるようです。
産まれてくる子供のために「絵本」を作ると張り切るマイン。
しかし、周りの人間は誰も「絵本」を知らなかったのです。
それでも姉になるとすっかり上機嫌のマインは、孤児院の工房で絵本作りに取り掛かります。
絵本作りの為に絵の得意な側仕えが欲しいので、マインはヴィルマを側仕えにと神官長に打診します。
すると、これを期に貴族らしい振る舞いと教養を身につけるために音楽を習うようにと言われるのです。
しかし、マインは楽器も持ってないし、と頑なにヴィルマだけ側仕えにしたいとねだります。
あか
楽器、フェシュピール
ヴィルマ本人に打診に行ったマインですが、「大変ありがたいお話ですが」と断られてしまいます。
それというのも、側仕えに召し上げると主の部屋に移らなくてはならなくなります。
子どもたちの面倒を見ているのはヴィルマなので、そうなると子どもたちの面倒を見る人がいなくなってしまうのです。
どうすれば孤児院にヴィルマを残したまま側仕えにすることができるのか神官長に相談することにします。
相談の日、マインの元には神官長から楽器が届きます。
神官長はどうしてもマインに楽器を習わせたいようです。
ヴィルマが孤児院に留まるのなら、なおさら音楽の得意なロジーナを側仕えにしなさいと言われてしまいます。
貴族の教養として必要だから、と念を押されます。
マインにそのつもりがなくとも、今後間違いなくマインは貴族社会に関わることになる、と断言されます。
それというもの、マインの魔力が問題なのです。
貴族や身食いは魔力的に釣り合いが取れなければ子どもが持てない、しかも子どもの魔力は母親の影響を色濃く受けるらしいのです。
貴族が少ない今、魔力のあるマインは年頃になれば貴族から求婚されることは想像に難しくないのです。
その時に子どもを産むための道具として扱われるかどうかは、貴族らしい振る舞いが出来るかどうかにかかっている、だからこそ教養を身につけておくべきだと言われ、そういうことならとマインはできる限りの教養を身につけることに決めました。
あか
神官長のフェシュピール
手本として、神官長がフェシュピールを弾いてくれることになります。
技巧的にも素晴らしいもので、さらにそこに低音の美しい歌声が響き、神々の歌を歌う様子は美しい宗教画のようでもあります。
弾いてみなさい、と言われて楽器を抱えるマイン。
基本の音、と言われて並べられた音は日本で耳に馴染みのある「ドレミ」の音だったのです。
ついそこで「チューリップ」の歌を弾いてしまったマイン、それに驚いて感嘆する神官長。
自分からハードルを上げてしまったことに嘆くマインですが、これから毎日フェシュピールの練習をするように、と言われて結局神官長のお手伝いの時間を減らして、その分をフェシュピールの練習に当てることになりました。
あか
新しい側仕え
神官長から許可が下りたので、側仕えに召し上げることをマインはヴィルマに伝えます。
さらにロジーナと初めて会いますが、清楚なお嬢様のような雰囲気のロジーナに、こういう立ち居振る舞いを求められているのか、と納得するマイン。
ロジーナに側仕えに召し上げてフェシュピールを教えるのが仕事だと伝えれば、ロジーナは喜んで引き受けます。
フェシュピールはロジーナの一番得意な楽器なのです。
さっそく孤児院長室に移ってきたロジーナ。
せっかくだから少し弾いてみてと声をかけたマインに喜んで答えるロジーナですが、フェシュピールをフランに持ってこさせたり、椅子を引かせたりと何か違和感があります。
しかし、フェシュピールの腕は間違いなく本物で、とても美しい音色が響くのでした。
あか
苦情
翌日、デリアからマインに苦情が入ります。
ロジーナは楽器を弾く以外の仕事はまったく何もしないのです。
練習の時間なので、デリアには話は後できちんと聞く、と伝えて練習を終えます。
自分のフェシュピールもフランに片付けさせようとするロジーナに、マインは「フランは筆頭側仕えで、ロジーナが命令できる立場でなはい、立場をわきまえて」と伝えます。
ロジーナに水汲みをお願いした途端、「そんなことをしたら指を痛めてしまう。見習いにさせれば良いのです、マインの方が青色巫女見習いとして間違っている」と伝えられ、神殿のことに詳しくないマインはロジーナの言っていることが正しいのかどうかは全員の意見を聞いてから判断します、と神官長のもとへ向かいます。
あか
ロジーナの過去
ロジーナは、以前仕えていた主が芸術を愛する人だったが故に、芸事をすればするだけ可愛がられて青色巫女と同等の扱いをされていたようです。
その為、他の灰色神官や見習いを下に見るようになってしまったのです。
神官長は、筆頭側仕えの言葉は主の言葉、それが聞けないものは孤児院に返したほうがいいと判断します。
しかし、マインは側仕え全員の意見を聞いて話し合いの場を設けたいと思っているようです。
同じ主に仕えていたヴィルマは孤児院に戻り、今までの環境こそがおかしかったのだと理解したようで、やはりロジーナだけが前の主に囚われてしまっているようでした。
話し合いの場では、ギルもデリアもクビにして欲しいと伝えます。
しかし、ロジーナはマインにフェシュピールを教えるのだから芸事に精を出すのは当然、と言い切ります。
マインは私の側仕えになるのであれば他の仕事もしてください、知らないことできないことはこれから覚えればいい、でも前と同じ環境を求めないで欲しい、孤児院に戻るか、今ある環境を受け入れるか明日までに考えてきてくださいと伝えます。
あか
ロジーナのこれから
その夜、ロジーナは木の板をフェシュピールのように抱えて月を見上げ、あの頃にはもう戻れないのですね、とこぼすロジーナ。
ヴィルマは「マイン様は努力すれば認めてくださるわ」と励まし、ロジーナは涙を流して笑います。
翌日、ロジーナはマインに側仕えとして仕えますと宣言します。
そして、書類仕事をするようになったのです。
マインは神官長にそのことを報告すると、そろそろ成果が見たいと思っていたのだ、と10日後に成長をお披露目することになったのです。
それからロジーナと猛特訓の日々が始まり、なんとか本番を迎えます。
神官長の前でロジーナも神官長も満足の演奏をすることができたのです。
それ以来仲良くなったロジーナから、ヴィルマが殿方が苦手だということを聞きます。
過去に灰色神官に騙されて花を捧げ、いわゆる貴族への身売りに連れ出されそうになったらしく、事なきを得たものの、それ以来苦手になってしまったということでした。
あか
『本好きの下剋上 第二部』第21話まとめ
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— TVアニメ「本好きの下剋上」公式 (@anime_booklove) May 22, 2020
次回はヴィルマの過去が出てきそうですね!
花捧げ、神殿らしい言い回しですがあまりよくはないですし、無理やりなら大層怖かったでしょう…
そのあたりの神殿の暗い事情も次々と現れそうな予感ですね。
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