寝込むマインの元に、兄であるラルフが「ルッツが家出した」と乗り込んできます。
ルッツは商人になることに反対していた父親と口論になり、家を出て行ってしまったと言うのです。
ベンノは、このまま親の同意が得られないのなら他の街に買い付けに連れていけない、それなら養子にと考えています。
ルッツの家族とそのことで険悪になっていくのを見たマインは、どうするのがいいのか悩みます。
仕事も手につかず悩むマインに、神官長が親身になって相談を聞いてくれます。
そして、双方の意見を聞いてみてから判断すれば良いということで、ベンノ、ルッツ、そしてルッツの両親を神殿へ呼び出して話を聞くことになるのです。
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目次
『本好きの下剋上 第二部』前回第19話のあらすじと振り返り
孤児院長として、マインはまず手始めに孤児院の大掃除をすることにします。
子どもたちの前で立派に神に祈りを捧げるマイン、さらにマインは孤児院に「働かざるもの食うべからず」という下町の常識を浸透させようと、「ご褒美」を用意することにします。
そして、星祭りというお祭りが近づいてきます。
下町の子どもたちは「タウの実」という水風船のような実を投げ合って遊ぶので、マインは孤児院の子どもたちにも体験させたいと神官長に願います。
大騒ぎせずに後片付けをきちんとするのならと許可をもらい、いよいよ星祭り当日。
さぁ遊ぼうと意気込みますが、マインが「タウの実」を手に持った瞬間、それはトロンベに変化したのです。
高級な紙の素材になるので、子どもたちで何とか採集しますが、石畳の一部が裏返ってしまいます。
こっそり直しましたが、結局は後日神官長に見つかってしまいます。
後片付けをきちんとすることを条件に出されていたので、マインはその日一日反省室行きとなってしまい、冷たい反省室でマインはまた倒れて熱を出してしまったのです。
結局マインよりも神官長の方が深く反省したそうです。
【ネタバレ】『本好きの下剋上 第二部』第20話あらすじ・感想
ルッツの家出
見習いになる前から家族に商人になることを反対されていたルッツ。
父親と言い争いになり、家を飛び出してしまいます。
兄のラルフは、マインにそのことでルッツがどこにいるか知らないか?と訪ねてきますが、寝込んでいたマインは何も知りません。
お店にいるんじゃない?と答えますが、ラルフはギルベルタ商会の場所すら知らなかったのです。
トゥーリに連れられてギルベルタ商会にまでやってきたラルフは、店内で働くルッツに食って掛かります。
仕事中だから、と冷たく対応するルッツに、ラルフは掴みかかっていきます。
他の店員につまみ出されたラルフは「いい加減にしろ」とルッツを罵ります。
あか
家族の対応
それ以来、ルッツの家族はギルベルタ商会に押しかけてきて「ルッツを返せ」と店先で騒ぐようになります。
そのせいでギルベルタ商会では肩身の狭い思いをするようになるルッツ。
マインが体調不良の間に起こったことだったので、ベンノから事情を聞くことにします。
商品の買い付けの為に、ルッツをよその町に連れ出したいが、それには親の承認がいるようです。
ルッツは家出して以来、ギルベルタ商会の荷物置きの屋根裏部屋に住んでいるそうです。
さらにベンノは、ルッツとの養子縁組を考えていて、それに関してもルッツの両親と話をするつもりのようです。
マインはルッツを心配して、それでいいの?と声をかけますが、ルッツは家に戻れっていうのか?と反発し、悔しそうに涙を流します。
それを見たマインは「私は何があってもルッツの味方だよ」と手を取り励まします。
強がるルッツに、マインはルッツのために何ができるだろう、と考え始めます。
あか
マインの考え
養子縁組にも街の外に出るにも親の許可が必要、でも今のままでは劣悪な環境の住み込み見習いと変わらない、と頭を悩ませるマイン。
神官長の手伝いにも身が入らず、手が止まってしまいます。
その様子を見た神官長は「計算機の整備が先だ」と、マインを隠し部屋へと呼びます。
あか
隠し部屋では、マインは言うのを渋りましたが、頬を抓られて「子どもがうじうじとしていたら気になるであろう」と言われ、ルッツについてのことを相談します。
状況の整理をすることによって、もしルッツをベンノの養子にするのならルッツを一度孤児院に入れてしまえばいいと提案されます。
孤児院の子どもに関しての権限は孤児院長にあり、さらにその許可をするのは神官長だから、ということでしたが、マインは「ルッツの家族を壊すような真似はしたくないんです」とこぼします。
その様子を見て、それならばルッツの両親からも話を聞く必要があると言われます。
そうは言ってもどうやって…と困るマインに「相手を召喚すれば良いであろう」と断言されます。
そして、神官長の前で全てを詳らかにすることになったのです。
あか
話し合い
そうして、ルッツとその関係者が神殿に集められることになったのです。
マインは盗聴防止の魔術具を握らされて、余計な口を出さないようにと釘を刺されます。
始まった話し合いでは、まずルッツの気持ちを話します。
しかし、途中で父親に「甘ったれるな」と遮られます。
神官長はそれはどういう意味だ、と私に分かるように説明しなさいと言われ、口下手なルッツの父親に代わって母親が口を出します。
その仕事で本当に一人前になれるのかい?と聞かれ、だからってどうしてよその街に行くのを許してくれないのか、とルッツは疑問を投げつけます。
それに対して、父親は「危険すぎる」としか言いません。
ベンノは馬車で行くし、半日程度の距離だとフォローしますが、それでも「必要ない」と相手にしてくれません。
仕事だと言っているのに認めてくれない父親に怒りを募らせるルッツ。
ベンノは新しい工房の為にルッツを連れて行きたい、母親は見習いのルッツがなぜそんなことまでしなければいけないのか、と口論になります。
ベンノはルッツを跡取りとして育てたいと考えている、だからこそ養子縁組を望んでいると希望を口にします。
父親は「話にならんな」と一蹴します。
その理由は、商売人としては立派かもしれんが、親っていうのは利益がどうとかじゃない。だからあんたは親にはなれないと言われ、ベンノは笑いながら確かに、と納得します。
じゃあせめて商人見習いになることを認めてもらいたいと言うルッツに「勝手にしろと言っただろう」と言う父親。
つまり、父親は口下手ですが、ルッツのことは認めていたということだったのです。
あか
一度決めたなら泣き言を言わずにやりきれ、ましてや孤児院に逃げ出すなんて許すわけないだろうと言う父親と、今日まで大切に育ててきた息子だ、養子になんてやるはずないだろうと言う母親の言葉で涙を浮かべるルッツ。
親がこう言っている以上m養子縁組はできないと言われ、ベンノは将来店を担うための後継「ダプラ」としての契約ならば受けてくれるだろうか、と提案します。
それだけルッツを買っていると言うベンノに、承諾する両親。
愛されていることに気がついたルッツは涙を流して、絶対に凄い商人になってみせると誓って仲良く神殿を後にします。
あか
マインの涙
神官長から片方の言い分だけでは見方が歪む、と言われ気落ちするマイン。
それを見た神官長は「あの家族が壊れなくてよかったな。君が望んだ結果になった」と励ますように声をかけます。
マインはそれを聞いて、笑いながら泣いてしまいます。
「本当によかったです」と嬉しそうに泣くマインに、神官長はハンカチをそっと差し出してくれます。
そこには「フェルディナンド」という刺繍がされていて、そこでマインは神官長の名前を初めて知ることになるのでした。
あか
『本好きの下剋上 第二部』第20話まとめ
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— TVアニメ「本好きの下剋上」公式 (@anime_booklove) May 15, 2020
新しい側仕えが増えるようです!
さらに、新しい楽器も登場して、世界観がより深まりそうな予感ですね!
そろそろ物語も新しい展開を迎えそうな感じがしますね。
本作りも頑張ってもらいたいです!
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