柊(中川大志)は、美月(新木優子)が葵ちゃんだと確信し、彼女を殺すことに迷いを感じ始めていました。
そんな中、詩織(水野美紀)が美月の仕事場を訪れます。詩織に母のことや家族のことを聞かれた美月は詩織に対して警戒心を抱きます。
そして詩織は、柊に「丈一郎の死を無駄にしないで欲しい」と言います。
そして映画『ハリネズミ探偵 ハリー』のクランクインの日。美月と柊は撮影現場の古い洋館に見学に行きます。
「ようこそ死の館へー」。
そこは、美月を死へと誘うデス・ハウスなのでした。
目次
ドラマ『ボクの殺意が恋をした』 前回第3話振り返り
ターゲットの美月(新木優子)と初恋の人『葵ちゃん』の面影が重なり、思わずときめいてしまった柊(中川大志)。
そんな中、映画『ハリネズミ探偵・ハリー』に出演が決まった流星(鈴木伸之)。
流星は美月たちを慰労したいとグランピングに誘います。
柊は美月を止めますが、彼女は聞き入れず誘いを受けてしまいます。
柊は、グランピングに行って流星より先に美月を殺そうと決意しますが、結局今回も美月の命を救ってしまいました。
そして、柊はひょんなことから美月が『葵ちゃん』ではないかという疑惑が浮上したのです。
【ネタバレ】ドラマ『ボクの殺意が恋をした』4話 見どころ・あらすじ・感想
美月は葵ちゃん?
「必ず殺してやる」
そう思っていたはずなのに、またしても美月(新木優子)を殺し損ね、それどころかきゅんとしてしまった柊(中川大志)。
そして美月の仕事部屋で見つけてしまった、『葵ちゃん』の”お守り”。
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「葵ちゃんだったんだね・・・」
眠っている美月にそう問いかけると、美月は目を覚まし、柊の目を見つめました。
「誰よ、それ。知らない」
美月にははぐらかされてしまいましたが、柊には確信がありました。
「間違いない。葵ちゃんと美月は同一人物だ」
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流星の毒牙
映画『ハリネズミ探偵・ハリー』の台本の打ち合わせに、八乙女流星(鈴木伸之)が同席すると知った柊は、気が気ではありません。
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風岡(中尾明慶)は、そんな柊の気持ちを察し、改めて美月には手を出すなと釘を刺します。しかし柊も引くつもりはありませんでした。
「美月先生があの男の餌食になってもいいんですか!」
確かに、恋愛に奥手な美月が、もしプレイボーイの毒牙にかかってしまったら、漫画が描けなくなってしまうかもしれません。
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美月が漫画が描けなくなってしまったら、自分の出世に影響すると踏んだ風岡は、一転流星を美月から遠ざけることに決めました。
「僕は柊くんを応援する!だから君は先生を守れよ!」
その流星ことデス・プリンスは、なかなか美月を仕留められないため、クライアントにプレッシャーをかけられていました。
もう後がないデス・プリンスは、この仕事にデス・プリンス生命を賭けていると宣言しました。
詩織の襲来
打ち合わせが終わり、美月たちが仕事場に戻ると、そこに詩織(水野美紀)が「柊の父の知り合い」だと言って美月のところへ押しかけてきました。
「居ても立っても居られなくて・・・」
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詩織は、ハリーの大ファンだと言って、本物の鳴宮美月に大興奮して見せます。
「お母さんのお加減はいかがですか?」
詩織は、突然美月の家族のことに言及します。
家族のことを公にしていない美月は、詩織に対して警戒します。
柊は「なんであんなことをしたんだ」と怒りますが、詩織にしてみれば、いつまでも任務を遂行出来ない柊に業を煮やして、釘を刺しに来たのです。
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死を無駄にしないで
柊は、美月が自分の初恋の人だったことを明かします。
まさかの偶然に驚く詩織ですが、任務とは別の話です。
しかし、柊は彼女が本当に人を殺したとは思えないし、それを確かめるためにももう少し時間が欲しいと言いました。
当然、詩織はそれを許しません。
「あなたは任務を遂行すればいい。子どものお遊びじゃないの」
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SOSは、1人でも多くの国民を守るために、この暗殺業務を行っています。
時間がかかればかかるほど、また丈一郎(藤木直人)を亡くした柊のように、また誰かの大切な人が奪われてしまうかもしれません。
「丈ちゃんの死を無駄にはしないで」
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あの時の約束
柊の両親が亡くなった後、寂しくて泣いている柊に、1つ上の葵が慰めてくれました。
仲良くなった2人は、辛い時にはお互いを助けるという約束を交わします。
その直後、滑り台からバランスを崩して落ちそうになった葵。
柊は、その腕を掴んで助けたのです。
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「あの時の約束がこんな形で叶うなんて・・・」
美月は、母・京子(榊原郁恵)に柊と再会したことを話します。
柊が、あの頃と同じく、ちょっと抜けているけど優しくて、自分を助けてくれると言うと、京子は微笑みました。
「今でも好きなのね」
「そんな資格、私にはないよ」
美月は寂しそうに微笑みました。
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一方、「丈一郎の死を無駄にするな」と言われた柊は、逆に真相を確かめるまでは、美月のことを殺さないと胸に誓っていました。
映画のクランクイン
そして迎えた映画のクランクインの日。美月は現場で主演の2人と対談をする予定になっていました。
出発前、柊は美月に本当は『葵ちゃん』なのだろうと問います。
しかし、美月は「知らない」と言い張りました。
「何を隠しているの?何か抱えているなら、苦しんでいるなら、俺にだけ話して」
「俺が守るから!絶対に助ける」
しかし、柊の訴えも空しく、美月は真相を語らずに車に乗り込んでしまいました。
そして一行は山の中にある古い洋館に到着します。
「俺が絶対に守ってみせる!」
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美月たちを待ち構えていたデス・プリンスは1人つぶやきます。
「ようこそ、死の館へー。」
本物のハリネズミ
映画の撮影は、ハリー役はぬいぐるみを使って行われていました。
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流星は、感覚を掴みたいという理由で、本物のハリネズミを持ち込んでいました。
そこはデス・プリンスのこと。柊は、ハリネズミに何か仕掛けがあるに違いないと思いましたが、それがどんなものなのか全く思い浮かびません。
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デス・プリンスの仕掛けがわからないまま、対談がスタートしてしまいました。
話がそれぞれの恋愛観に及ぶと、流星(デス・プリンス)は「恋愛なんて所詮五感の錯覚だ」と言います。
「それを脳が理解していれば、コントロールすることなんてたやすいことです」
それに対して、美月は恋というのは、それまでの恋愛観を吹き飛ばしてしまうものだと思うと話しました。
流星は、美月に取り入るために、その意見に賛成して見せました。
五感を制するもの
「さぁそろそろ始めようか」
デス・プリンスは、作戦を開始しました。
美月とスタッフたちは、ラウンジで美月が差し入れた高級チョコレートに群がっていました。
美月は近づいてきた流星にチョコレートを勧めます。
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流星が手を伸ばそうとしたその時、柊が間に入って箱の中にあった全てのチョコレートを平らげてしまいました。
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チョコレートが無くなってしまったので、美月は自分が持っていたチョコをそのまま流星の口に入れます。
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そして、目には美月の笑顔が飛び込んできました。耳からは、殺しの時にいつもかけているクラシック音楽が流れています。
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我こそはデス・プリンス
プリンスの様子がおかしくなってきたので、柊はこれも殺しの作戦の一つなのか?と戸惑ってしまいます。
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プリンスはハッとして自分で頬を殴りつます。
「我こそはデス・プリンス」
そして、再び作戦に戻りました。
柊たちは、二手に別れてハリネズミを捜索することになりました。
柊は、いつ何時プリンスが仕掛けてくるかわからないので、美月に「俺から離れるな」と言いつけていました。
しかし、ハリネズミの気配を感じ取った美月は、1人で地下に下りて行ってしまいます。
慌てて柊も追いますが、2人はまんまと地下室に閉じ込められてしまいました。
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ダンシングトゥナイト
「殺しとは、すなわちダンシングトゥナイト」
先ほどの浮ついた気持ちを抑え、殺しのスイッチを入れたプリンスは、踊りながらスイッチを押します。
すると、地下室に置かれた西洋の鎧から、美月目がけて針が飛んできました。
柊は、その類まれな身体能力で、美月を針から守ります。
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針が届かないとわかったプリンスは、奥の手としてキャプチャーモーションを使って鎧を動かし始めます。
柊は美月を安全な場所に隠し、鎧と戦いますが、無機物である鎧には柊の攻撃は利きません。
そして、柊は鎧に首を取られて動けなくなってしまいます。
鎧の頭部から、針が出てきた瞬間、美月が鎧に椅子を殴りつけて柊を救いました。
ところが、倒れた瞬間に針が飛び出してきて、美月の身体に刺さってしまったのです。
美月はすぐに苦しみだし、倒れてしまいました。
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トリカブトの毒
「永遠にお別れDEATH」
デス・プリンスは、自らの勝利を確信しました。
柊は、美月に刺さったのが何の毒かを必死で考えました。
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首を触ってみると、不整脈があります。毒はトリカブトが使われているようですが、地下室では応急処置は出来ません。
柊は必死で美月を外に連れ出します。
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診療所まで抱えて行くのは難しいと判断した柊は、森の中で美月を横たわらせます。
「必ず戻るから待ってて」
柊は、診療所に向かって走り出します。
その頃、詩織は入院している京子に接触を図っていました。
美月の正体
トリカブトの毒は、抗不整脈薬で助けることが出来ると、丈一郎から学んでいた柊は、診療所から薬を持ち出しました。
薬は、口の中で溶かすチュアブルタイプですが、脈が弱まっている美月には上手く口の中に入れることが出来ません。
柊は、マウストゥマウスで薬を美月の口の中に入れました。
「間に合ってくれ!葵ちゃん!」
しばらく経つと、美月が目を開けました。
「また助けてくれたの・・・」
「約束したから」
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一方、詩織は京子に娘のことを聞き出していました。
京子は、「葵は漫画家を目指しているところで、まだデビューしていない」と話しました。
柊は、再び美月に問います。
「君は誰なんだ?」
「私は葉山葵」
葵は、鳴宮美月に頼まれて彼女のフリをしていたと明かしたのでした。
ドラマ『ボクの殺意が恋をした』 第4話 ネタバレ・感想&まとめ
遂に、美月が葵だということを認めました。
今回の物語の中で、チーフアシスタントの水瀬は、柊の身辺を調べたり、怪しい表情を見せることが度々ありました。
この水瀬の行動は、本物の鳴宮美月と関係があるのでしょうか?
葵は何故美月の身代わりを務めていたのでしょうか?
それがわかるのはまだ先のようです。
次回も見逃せません!