柊(中川大志)と葵(新木優子)は、詩織(水野美紀)に追い詰められて絶体絶命の危機に陥ります。
そして詩織は自らの過去を明かし始めます。
武尊(小池徹平)が殺された経緯を知った葵は怒りをぶつけるものの、詩織は「人を殺すことにも正義はある」と主張。
一方、柊は、復讐のために鳴宮美月を殺そうとした自分を思い出して何も言えなくなってしまいます。
詩織が再び銃の引き金を引こうとしたその時、丈一郎(藤木直人)が現れますが・・・!?
最後まで気が抜けない最終回です。
目次
ドラマ『ボクの殺意が恋をした』前回振り返り
柊(中川大志)が鳴宮美月殺害未遂の容疑で指名手配されてしまいました。
丈一郎(藤木直人)は、詩織(水野美紀)の策略だと考えます。
詩織はSOSを使い、指名手配をされて身動きが出来なくなった柊たちを皆殺しにするかもしれない。そう考えた丈一郎は、風岡(中尾明慶)に事情を話し、鳴宮美月の引退会見を開くと告げます。
一方、詩織を憎み切れない柊と兄を殺した詩織を絶対に許せない葵(新木優子)の間で、次第にすれ違いが生まれてしまいます。
丈一郎と詩織の攻防が続く中、柊と葵は詩織に捕らえられてしまったのです。
【ネタバレ】ドラマ『ボクの殺意が恋をした』9話 見どころ・あらすじ・感想
捕らえられた2人
鳴宮美月が会見を開く中、柊(中川大志)と葵(新木優子)は詩織(水野美紀)に捕まり、絶体絶命の危機に。
丈一郎(藤木直人)は会見中止を叫び、3人がいる倉庫へ急行します。
moyoko
詩織は、丈一郎が到着するのを待っていました。
「3人まとめて始末する」と冷酷に告げる詩織。さらに、SOSのためなら人も殺すと言い放ちました。
moyoko
「詩織さんにとっての正義ってなんなんだよ!」
詩織の過去
「私ね、子供がいたの」
詩織は静かに語り始めました。
詩織の息子は、「人を殺してみたかった」という身勝手な動機で、殺されました。
しかも犯人は少年で、ろくに罰も受けずに世に放たれてしまったのです。
その直後、警察内で法で裁けない悪人を始末するSOSが極秘に発足し、詩織はこの仕事が使命だと思い、のめり込みました。
しばらくして、詩織の息子を殺した元少年を偶然見かけた詩織。
moyoko
とんでもないクズです!
詩織は元少年を追いつめ、人知れず銃殺します。
そしてそれを『自殺』として処理しました。
ところが、元少年は詩織に追われていると気づき、偶然知り合った武尊(小池徹平)に助けを求めていたのです。
武尊は、殺害現場の音声を詩織につきつけ、さらにSOSの存在も明らかにすると言いました。
moyoko
詩織の正義
兄を殺した理由を知った葵は、詩織に怒りをぶつけます。
しかし詩織は「人を殺す事にも正義はある」と主張します。
「柊くんはわかってくれるわよね」
葵を本気で殺そうと思ったことがある柊は、何も言えませんでした。
moyoko
詩織に反論し続ける葵が、「うるさいから」と銃を向けたその時、丈一郎が現れました。
moyoko
丈一郎は、「会見は終わっていない」と詩織に告げます。
倉庫には隠しカメラが仕掛けてあり、詩織の告白は会見場に流れていました。
流星(鈴木伸之)が仕掛けた爆弾はフェイクだったのです。
moyoko
タネ明かし
実は、丈一郎はこの瞬間のために入念に準備を進めてきました。
莉奈の仕掛けたこけし盗聴器に気がついた丈一郎は、わざと会見を開くことを詩織に知らせ、詩織が動くのを待ち受けていました。
moyoko
会見の前日、流星は丈一郎に手を組みたいと持ち掛けていました。
moyoko
敗北を悟った詩織は、自らに銃口を向けます。
「死んで終わらせるのかよ!そんなの汚ねぇよ!」
柊は、身をもって学んだ復讐の愚かさを訴え、詩織に近づいていきます。
動揺する詩織。
「私はあなたを殺そうとしたのよ!」
柊は、泣きながら「俺と丈さんがいる」と言って詩織を抱きしめます。
柊の気持ちに撃たれた詩織は、泣き崩れ、その後自首することを決めます。
moyoko
やったことは許されませんが、自首してくれて良かったです。
笑顔の別れ
その後、柊と葵はお互いのためになると思い、2人で「もう会わない」と約束を交わし、笑顔で別々の道を歩いて行きました。
moyoko
それから半年後。
警察は、SOSを詩織が個人的に組織したものだと全て詩織に責任を押しつけ隠ぺいを図りました。
風岡(中尾明慶)は武尊の代わりにSOSの真実を記事にまとめ、世の中に暴露しました。
千景(田中みな実)は改めて鳴宮美月として漫画を描き始め、葵はそこの新人アシスタントとして働いていました。
柊は、丈一郎と共に再び清掃業に精を出していました。
moyoko
最後のミッション
そんな中、柊の仕事場に流星が現れます。
葵に対して「もう会わないと決めている」と頑なな柊に、流星は葵が明日東京を離れることを伝えます。
次の日丈一郎は、葵に本当の気持ちを伝えなくていいのかと、柊の背中を押します。
moyoko
柊は、鳴宮美月の仕事場まで走りました。
しかし、間が悪い柊は、葵がいるはずの時間に少しだけ間に合いませんでした。
ところが、葵はまだ出かけていませんでした。
moyoko
moyoko
ハッピーエンド
2人がキスをしようとしたその時、モニターの電源が入り、デスプリンスの華麗なダンスが始まりました。
moyoko
そして部屋に大きなデスプリンスマークの爆弾が現れ、爆発するかと思いきや、それは2人を祝福するくす玉でした。
実は、これも丈一郎の差し金でした。
柊と葵の関係に業を煮やした丈一郎が、流星たちに協力してもらい、2人を結びつける計画を実行したのです。
柊と葵は、皆に祝福されますが、柊はなんだか納得がいきません。
moyoko
2人の時間を邪魔された柊は、改めて告白すると葵に誓いますが、葵は柊に期待はしていませんでした。
「いつかキュン死にさせてやる!!」
一人闘志を燃やす柊。
そんな時、不意に葵からキスをされ、柊はキュン死にさせられてしまうのでした。
ドラマ『ボクの殺意が恋をした』 第10話 ネタバレ・感想&まとめ
ここ数回、シリアスな内容が続きましたが、最後はコミカルにハッピーエンドを迎えて、清々しい最終回となりました。
ずっと冷酷で人殺しにしか見えなかった詩織でしたが、最後に柊の優しさに触れ、押し隠していた人の心が戻ってきて安心しました。
流星と莉奈も幸せになって良かったです!
最終回は、葵こと新木優子さんがとにかく可愛らしかったです。
ずっと可愛いのですが、特に可愛かったです。
全10話楽しませてもらいました。お疲れさまでした!