ドラマ『僕の姉ちゃん』 第3話 出世する人、しない人。社会人1年目の順平の苦悩！

入社1年目のフレッシュマン、順平（杉野遥亮）は、雨に降られてずぶ濡れになって帰宅します。

昼間に同期たちと出世のことについて話をした順平は、姉・ちはる（黒木華）に「出世する人はどういう人か」と尋ねたところ「雨に濡れないような人じゃないの」と言われてしまいます。

別の日には順平が担当していた取引先から「担当を変えて欲しい」と言われ、落ち込む順平。その時社会人経験が豊富なちはるがくれたアドバイスは意外なものでした。

ドラマ『僕の姉ちゃん』 前回振り返り

気になる同期・美穂子（久保田紗友）が自分に気があるのではとご機嫌の順平（杉野遥亮）。

姉・ちはる（黒木華）からは、「その女、あんたの手に負える女じゃないよ」と断言されてしまいます。

そんな中、順平は美穂子と映画デートに行く事に！それを聞いたちはるのアドバイスは「女の本気度は指の毛でわかる」というものでした。

美穂子の指が気になって仕方がなかった映画デートの結果は可もなく不可もなし。その夜、姉弟は景気づけにお寿司を頼むのでした。

【ネタバレあり】ドラマ『僕の姉ちゃん』第3話あらすじと感想

出世する人って？

社会人1年目の順平（杉野遥亮）が同期達と出世について話をしている時、気になる女子・美穂子（久保田紗友）は、スマートで要領の良い吉岡（若林拓也）がすぐに出世しそうだと語ります。

その日の帰り道で雨に降られてしまい、ずぶ濡れで帰宅した順平。
お風呂から出た後、姉・ちはる（黒木華）に「出世する人はどういう人か」と尋ねてみると

「雨に濡れない人じゃない？」

と返ってきました。

でも、ちはるは「自分たちは既に出世している」と言います。
我々は生まれて来ただけで出世だというのです。

「我々はもう社長みたいなもんだわ！」

順平は“こういう人が出世しそう”と密かに思うのでした。

癒し本

ちはるがソファに寝転がって、熱心に読書をしていました。表紙を見ると収納法の本のようです。

ちはるは、以前も断捨離の本を読んでいました。でも、順平に言わせれば姉の部屋は全然片付いていません。

「あんたわかってないねー。片付けるために読んでないし。」

ちはるは、この通りにやれば誰でも出来るという本を読んで、自分でも出来ると安心するために読んでいるのです。

その時順平は“出来る男になるための”啓発本を読んでいました。本人としては勉強のつもりで読んでいるのですが、ちはるは鼻で笑います。

「人って、未来に約束が欲しい生き物なのよねぇ」

順平の良いところ

ある日、順平は取引先から「担当を変えて欲しい」と言われてしまいました。

先輩も、やる気があると取るべきか、しっかりしろと叱るべきか悩みどころでした。
そのため、次回先方に行くときは、自分も一緒に行くと言いました。

順平は「営業向いてない」と、激しく落ち込みました。
自分の良いところなんて、何もない気がします。

弟の不幸オーラを感じたちはるは、珍しく作った玉子焼きを出してくれました。
そして、おもむろに順平の中学の時からの親友・タケシについて話し始めます。

タケシはめちゃめちゃイイ奴で、そのイイ奴のタケシが、すぐ調子に乗って油断する順平を何故かイイ奴だと思って、今でも友達でいてくれています。
順平の良いところはタケシが知っているだろうし、他の友達も知っているでしょう。

「だから、あんたが知らなくてもいいんじゃん？」

順平は顔を上げます。

「ついでに、私も知ってるし。あんたの良いところ」

順平はその夜もタケシに電話しました。
順平とタケシは、お互いの良いところを発表し合いました。

翌日、順平は先輩に取引先には自分1人で行かせて欲しいと願い出ました。
先輩は嬉しそうにニヤリとします。

「言うじゃない」

でも、わざわざ時間を空けてあるからと結局先輩と2人で行くことになりました。
出かける間際、美穂子が「いってらっしゃい！頑張って！」と声をかけてくれたので、順平は張り切って会社を出ました。

ドラマ『僕の姉ちゃん』 第3話 感想＆まとめ

新入社員の順平に、第一関門と言える試練がやってきました。

落ち込む順平に、ちはるは彼女らしい言葉で励まします。

自分がダメだと思っても、ちゃんと見てくれている人はいるということですね。良いお話でした。

ちなみに、ちはるが仕事帰りにブックカフェに寄るシーンがあるのですが、とても素敵なお店でした。そこでちはるが手に取った『卵ドリル』という本も気になります！