『僕のワンダフル・ジャーニー』あらすじ・ネタバレ感想!イーサンとベイリーの感動物語が完結

映画『僕のワンダフル・ジャーニー』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『僕のワンダフル・ジャーニー』公式ページ

最愛の飼い主・イーサンの願いを叶えるために始まった、長い長い旅路の果てにベイリーが見つけた答えとは?

犬と人間の絆を二作通してしっかりと描いた、究極の「ラブ」ストーリー。

ポイント
  • 犬好きにはたまらない!出てくる犬たちがみんな可愛すぎ。
  • 二作通して描かれたイーサンとベイリー、一人と一匹の絆の深さに号泣必至。
  • 家族愛、友情、恋愛など、前作『僕のワンダフル・ライフ』と比べ、人間ドラマとしての要素が多くなっています。

それではさっそく映画『僕のワンダフル・ジャーニー』をネタバレありでレビューしたいと思います。

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『僕のワンダフル・ジャーニー』作品情報

映画『僕のワンダフル・ジャーニー』作品情報

(C)2019 Storyteller Distribution Co., LLC, Walden Media, LLC and Alibaba Pictures Media, LLC.

作品名 僕のワンダフル・ジャーニー
公開日 2019年9月13日
上映時間 108分
監督 ゲイル・マンキューソ
脚本 W・ブルース・キャメロン
キャサリン・ミション
マヤ・フォーブス
ウォレス・ウォロダースキー
原作 W・ブルース・キャメロン
出演者 ジョシュ・ギャッド
デニス・クエイド
マーグ・ヘルゲンバーガー
キャスリン・プレスコット
ベティ・ギルピン
ヘンリー・ロウ
アビー・ライダー・フォートソン
ジェイク・マンリー
音楽 マーク・アイシャム
エミリー・ベア

【ネタバレ】『僕のワンダフル・ジャーニー』あらすじ・感想


前作『僕のワンダフル・ライフ』とのつながりは?

前作『僕のワンダフル・ライフ』は、ベイリーという犬の「犬生」にスポットライトが当たった作品でした。

子犬の頃、命を救ってくれた少年・イーサンのことが最愛の存在であるベイリー。親友で家族で相棒。

『僕のワンダフル・ライフ』

(C)2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

父親が家を出て行った時も、イーサンに彼女ができた時も、いつも一緒の一人と一匹。

しかし、順調なハイスクール生活を送っていたイーサンを妬んだ仲間のせいで火事が起き、イーサンは足に怪我を負ってしまいます。

イーサンはアメフトを諦めることになり、彼女のハンナにも別れを切り出してしまいます。

農場の勉強をするため、祖父母や母親と暮らす農場にベイリーを置いて家を出るイーサン。

やがてベイリーは病気で安楽死させることになり、学校から帰って来たイーサンに見送られて、息を引き取ります。

そして生まれ変わったベイリーは警察犬として生きたり、一人の女性を幸せにしたりと、その犬生ごとに人間に寄り添いながら、やがて数十年振りに、何とイーサンの農場へと辿り着きます。

家族を亡くし、一人農場に暮らす50代のイーサン。

ベイリーは愛するイーサンを幸せにしようと考え、イーサンが昔の恋人ハンナと再会できるよう、彼なりに頑張ります。

子供や孫に恵まれながらも、夫を亡くしていたハンナ。

イーサンが素直に過去の過ちを謝罪したことで、何と二人は結婚することに。

ベイリーは幸せそうなイーサンの姿に大満足。

残されたただひとつの願いは、自分が「ベイリー」だとイーサンに気づいてほしい、ということ。

『僕のワンダフル・ライフ』

(C)2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

昔、イーサンと潰れたアメフトボールをキャッチする遊びをしていたベイリーは、農場にあった思い出のボールを引っ張り出し、イーサンに投げるようお願いします。

昔と同じようにしゃがんだ自分の背中をジャンプ台にして、空中でボールをキャッチするベイリーに、イーサンは思わず昔の名前で呼びかけます。元気よく答えるベイリー。

イーサンは自分の農場に迷い込んできた、昔の恋人を取り戻すきっかけをくれた犬がベイリーの生まれ変わりと確信します。

そうしてベイリーは数十年の時を経て、大好きなイーサンの元に帰って来たのでした。

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人間と犬は飼い主とペットという関係だけでなく、家族の一員で友人で相棒と思う人にとってはこんな素敵な結末は他にないと鑑賞しながらずっと思っていました。

愛した「家族」がまた自分の元に帰って来てくれるんですよ。

こんな素晴らしいことはないじゃないですか。

そんな強い絆で結ばれたイーサンとベイリーが、スクリーンに帰って来ました。

『僕のワンダフル・ジャーニー』は、『僕のワンダフル・ライフ』の登場人物のその後、家族の絆、友情や様々な愛の形を描いた人間ドラマとして、大人も子供も楽しめる作品となっています。

※前作『僕のワンダフル・ライフ』の詳しいあらすじ・ネタバレを読みたい方はこちら!

『僕のワンダフル・ライフ』あらすじ・ネタバレ感想!飼い犬は最愛のご主人の元に帰るため輪廻転生を繰り返す

ベイリーとイーサンの絆は変わらず、新しい家族も増えていた続編

『僕のワンダフル・ライフ』で、色々な「犬生」を生きてきたベイリー。

イーサンと妻のハンナと一緒に農場で幸せな生活を送っていたわけですが、ハンナの息子が亡くなったことで、嫁のグロリアと孫娘のCJという家族が増えているところから物語は始まります。

イーサンとハンナは孫娘にメロメロ。

愛情たっぷりにCJを育てています。

ベイリーもCJを温かく見守っていますが、グロリアはまだ若いこともあり、田舎の農場暮らしに不満がある様子。

『僕のワンダフル・ジャーニー』

(C)2019 Storyteller Distribution Co., LLC, Walden Media, LLC and Alibaba Pictures Media, LLC.

夫を事故で亡くしたことも、グロリアの心を深く傷つけていたのでしょう。

しかし、イーサンはグロリアには母性がないと苛立っていて、ハンナは自分たちがその分も孫娘に愛情を注ごうと夫をなだめます。

結局感情のもつれから、グロリアは止めるイーサンやハンナの言葉も聞かず、まだ小さなCJを連れて農場を出て行ってしまいます。

やがてベイリーは、今回の「犬生」も終えることに。

イーサンはベイリーを看取りながら「僕を幸せにしてくれたように、CJも幸せにしてくれ」と告げます。

『僕のワンダフル・ジャーニー』

(C)2019 Storyteller Distribution Co., LLC, Walden Media, LLC and Alibaba Pictures Media, LLC.

ベイリーの生まれ変わりを信じているからこその、イーサンの願い。

ベイリーは大好きなイーサンの願いを叶えるため、新しい「旅」に出発するのでした。

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今回生まれ変わりのシーンは、麦畑をベイリーが走って行くと、道の途中にCJが待っているという絵で描かれています。

表現方法が変わったのは、ベイリーが「CJを幸せにする」という使命を果たすため、彼女に会うことを目的として生まれ変わろうとしているからかなと思いましたが、これも実は伏線のひとつになっています。

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とにかく幼児のCJは可愛いし、ベイリーが彼女を守ろうをしている姿も可愛い。

だというのに、グロリアのことや彼女が目を離したことでCJが大怪我をしたかもというシーンなどがあったため、冒頭から不穏な雰囲気が続きます。

幼児から目を離すと、とんでもない事態になるかもという一例ですよね。

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ベイリーがCJを守ってくれましたが。

そんな中での、イーサンとハンナ、ベイリーのダンスシーンはほっこりします。

イーサンがベイリーを見送るシーンは、生まれ変わるとわかっていてもやはり泣かずにはいられないです。

イーサン役のデニス・クエイドは、本当に本当に当たり役ですよね。犬との相性が良すぎ。

イーサンがベイリーの名前を繰り返し呼ぶ声や、ボスドッグと呼ぶ時の声がもうたまらなく優しくて、愛情に満ち溢れていて大好きなんです。

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その姿が最初から見れただけでも、大満足。

今作のベイリーは、CJを守るために犬生をくり返す

ベイリーは、あるビーグル犬のブリーダーの元に生まれ変わります。

楽しく兄弟たちと遊んでいたベイリーですが、ある日、弟・ロッキーを譲り受けに来たトレントという少年と一緒にいた一人の少女の姿を見て、彼女がCJだと確信します。

絶対離れない、とばかりにCJに突進。

愛情に飢えていたCJは、友人のトレントの協力を得て、電話で母親の真似をしてまで何とかベイリーを引き取ることに成功。

『僕のワンダフル・ジャーニー』

(C)2019 Storyteller Distribution Co., LLC, Walden Media, LLC

モリーと名づけて、いつも一緒にいるようになります。

グロリアは男と夜遊びをしたりと、まだ11歳そこそこのCJの育児を半ば放棄しています。

寂しいCJにとって、モリーは大切な「家族」で「相棒」。

(C)2019 Storyteller Distribution Co., LLC, Walden Media, LLC

なくてはならない大事な存在となっていきます。

友人のトレントも、CJをいつも気にかけています。

イーサンとハンナも一度二人を訪ねて来るのですが、グロリアはCJに会わすことなく追い返してしまいます。

しかしイーサンは、モリーがベイリーだとすぐに気づいて、CJを頼むと言って帰って行くのでした。

この少女時代のCJを演じているのが、『アントマン』でアントマンことスコット・ラングの娘・キャシー役だったアビー・ライダー・フォートソン

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相変わらず可愛い&演技上手。

愛情に飢え傷ついている、それでいてどこかたくましいCJを見事に演じていました。

そうして、いつしか17歳になったCJ。

18歳になったら父親が遺してくれた保険金を手にNYへ行き、歌手を目指したいと思っています。

しかし、愛された記憶がないからか自分に自信もなく、歌も仕上がらず、人前で歌うことなどとても無理という状態。

そんなCJにモリーとしてベイリーはいつも寄り添っています。

やがてCJはベイリーが初対面から気に入らないと思っていたシェインという男と付き合うようになります。

昔からCJを想っていたトレントは、密かに傷つくことに。

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CJの生い立ち的に「ちょっと強引な悪い男、でも自分には優しいところがある」という相手に惹かれるのはわかります。

しかし、シェインに連れて行かれたパーティーでクスリが売られていて、そこに警察の手入れが入ったことで、CJはただいただけでも捕まってしまい、モリーと引き離されてしまうのでした。

施設までモリーを引き取りに行ってくれたのは、やはりと言うかトレント。

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良い友人すぎます。

CJは100時間の社会奉仕を命じられ、モリーを連れてガン探知犬の訓練所に通うことになりました。

モリーことベイリーは、おやつ欲しさに訓練中の犬を真似て、施設の職員を驚かせ、本格的な訓練をしないかと言われます。

ある日、訓練所にシェインが姿を見せますが、冷たくあしらうCJに激怒し、CJはその場で襲われそうになります。

帰宅したCJはグロリアにそのことを話しますが、ここである事実が発覚します。

CJが心の支えにしていた父親の遺産はグロリアに使い込まれてしまっていたのです。

激しいショック受けながら家出し、モリーを後部座席に乗せ、夜の街に車を走らせるCJ。

しかし、シェインが車で追って来て、執拗なあおり運転をしたことによって大事故が起きてしまいます。

ベイリーは事故で横転した車の中で「モリー」と懸命に自分を呼ぶCJの声を聞きながら、犬生を終えるのでした。

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とにかくCJが可哀想なんですが、グロリアも妊娠8ヶ月で夫を亡くしたことを考えると同情の余地がないわけでもなく。とは言っても、許されることではないんですよね。

モリーすら失ってしまったCJがあまりにも不憫で。

まだ18歳前の少女には、過酷な運命です。

ベイリーはCJのそばにいられなくても彼女の幸せを思う健気さに胸が痛む

またまた生まれ変わったベイリーはガソリンスタンド店で店主のジョーとそれなりにうまくやっていましたが、CJのことはずっと気にしています。

そこに現れたのは、NYへ向かう途中のCJ。

「モリー」だと分かってほしくても、もちろんそれは無理な話。

しかし、CJはモリーのことを思い出したのか、ふと思いついてくじを購入し50ドルを当てます。

『僕のワンダフル・ジャーニー』

(C)2019 Storyteller Distribution Co., LLC, Walden Media, LLC

ベイリーは旅立つCJを追いかけようとしますが、車に追い付けるはずもなく、そのままジョーの店で一生を終えるのでした。

大切に飼っていた犬が生まれ変わる前の飼い主たちのことばかり考えている、なんてことは今の飼い主が知る由もなく。

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そう考えると、たとえずっと寄り添ってくれていてもジョーが可哀想なんですけれど。

それでもベイリーが無理矢理にでも逃げ出さず、無謀と知っていてもCJを追わなかったのは、ベイリーにもジョーへの感謝や忠誠心があった。

何より彼が好きではあったんだろうな、と思いたいところです。

ベイリーのひたむきな姿に胸を打たれる

そうして、またベイリーは生まれ変わります。

ヨークシャー・テリアのマックスに。

NYの公園で行われていた譲渡会で、ベイリーはCJの匂いをかぎつけます。

檻から逃亡したマックスは、何とかCJと再会。

マックスがこのままだと翌日には殺処分されると聞いたCJは、現在の恋人と暮らすマンションにマックスを連れて帰ります。

そして、CJはマックスのおかげでNYに引っ越して来たばかりのトレントとも再会します。

しかし、トレントはどうやら若くして仕事で成果も出していて、美人の彼女もできていました。

未だ歌も仕上がらず、犬の散歩代行で生活費を何とか稼いでいるCJは落ち込んでしまいます。

その後、色々あって恋人と別れたCJは、マックスと友人のところを転々としていたところで、トレントと彼の恋人の姿を見かけます。

とっさに隠れるCJですが、トレントのことを好きなベイリーのせいで見つかってしまいます。

『僕のワンダフル・ジャーニー』

(C)2019 Storyteller Distribution Co., LLC, Walden Media, LLC

そしてつい弱音を吐いてしまい、トレントはCJにゲストルームを貸すことを提案します。

彼女が快く思っていないのは当然。

幼馴染みとは言え、自分の彼が女性と一緒に暮らすのを何とも思わない人はいないはず。

同居を始めた二人ですが、ある日ベイリーはトレントから「ある匂い」を嗅ぎつけます。

そして「モリー」の時に覚えたように、CJに伝えようとします。

CJはその姿に昔のことを思い出し、トレントに検査を勧めます。

検査の結果、早期発見とは言え、トレントに手術が必要な癌が見つかってしまいます。

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まさかモリー時代の訓練がこんな形で繋がるとは思いませんでした。お手柄すぎるベイリー。

看病は嫌と去って行ったトレントの恋人に代わり、CJはマックスと一緒に辛い治療を続けるトレントを支えます。

やがてトレントの癌は消えたと知り二人は抱き合って喜びますが、友達という壁はなかなか壊せないまま。

そんな時、母・グロリアから数年振りにCJに連絡が入ります。

気が進まないもののマックスを連れて会いに行くCJですが、今まで犬をあまり好いてないように思っていた母親のマックスへの態度に驚きます。

昔からグロリアの「匂い」を知っているマックス(ベイリー)も、匂いが変わっていることに気づきます。

そしてグロリアは自分が9ヶ月以上お酒を絶っていることなどを娘に話し、今までのことを謝罪し、いつか許して欲しいと訴えます。

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更生プログラムの一環ですよね、これは。グロリアが立ち直ろうとしている姿にはほっとしました。

グロリアは妊娠中に夫から届いていた何通もの手紙を娘に読んで欲しいと手渡します。

CJが受け取った手紙は、生まれて来る娘や妻への愛情に満ちたもの。

CJはその手紙を読んだことでついに曲を仕上げることができ、トレントとマックスが見守る中である店の小さなステージに上がります。

『僕のワンダフル・ジャーニー』

(C)2019 Storyteller Distribution Co., LLC, Walden Media, LLC

惜しみない拍手をもらったCJに、トレントはマックスも一緒に車で遠出しようと誘うのでした。

ここでトレントが取る行動は、予想できる人も多いでしょう。

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そして物語は、ついに佳境へと突入します。

加速した物語は幸せな結末へと進んでいき、ベイリーとイーサンの絆の深さに改めて感動する

トレントがCJとマックスを連れて来たのは、イーサンの農場。

すっかり年老いたイーサンとハンナでしたが、一目でCJのことがわかり、感動の再会を果たします。

『僕のワンダフル・ジャーニー』

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当然イーサンは、マックスがベイリーだとすぐにわかります。

マックスは人にあまり懐かない犬だと思っていたCJは、イーサンにあっさり懐く愛犬の姿に戸惑います。

ハンナたちに昔のアルバムを見せてもらうCJと彼女に寄り添うトレント。

イーサンとハンナは二人を恋人同士だと最初から思っていますが、当の本人たちは未だ友達だと言い張っています。

マックスはイーサンに「ベイリー」と呼ばれることに対し当然のように振る舞っていて、CJはそれが納得いかない様子。

ハンナは彼の犬だったベイリーが何度も生まれ変わっているとイーサンが信じているの、とCJやトレントに話します。

イーサンはそれならとCJを外に連れ出して、潰れたアメフトボールを投げてマックスにキャッチさせようとします。

以前は投げてから、すっと屈んで自分の背中をジャンプさせていたイーサン。

マックスは教えられてもいないのに、まるでいつもしているように軽やかにジャンプして空中でボールをキャッチ…は口が小さくてできませんでしたが、その姿にCJは驚きます。

イーサンからベイリーの話を聞いたCJは、過去の出来事を思い出します。

いつもそばにいてくれたモリー。

旅立つCJに50ドルを当選させてくれたビッグドッグ。

トレントと再会させてくれた、彼の癌を教えてくれたマックス。

すべてが繋がったCJはトレントの元に走り、マックスがモリーでベイリーでもあることを話し、戸惑うトレントに初めて愛していると告げ、トレントも昔から愛していたと返し、二人はやっと結ばれるのでした。

そして『僕のワンダフル・ジャーニー』は、この後に本当の素晴らしい「終章」を用意してくれていたのでした。

『僕のワンダフル・ライフ』から続く物語の最終章は美しく、そして奇跡のような結末へ

トレントとCJは結ばれ、CJはシンガーソングライターとしてアルバムもリリースしたよう。子供にも恵まれています。

もちろん、マックスもCJたちと一緒。

親子の仲も修復したようで、グロリアが孫を可愛がっている様子もちゃんと描かれています。

イーサンが亡くなる時は、マックス=ベイリーは今までは自分が見送ってもらったから、今度は僕の番とイーサンの最期の時に寄り添います。

イーサンのお葬式にはグロリアの姿もあり、イーサンやハンナとも和解していたのがわかります。

しかしやがて、マックスとしてのベイリーの「犬生」も、CJとトレントに見送られて終わりを告げます。

ずっとずっと見守り続けてきたCJはもう大丈夫だとわかったベイリーは、新しい生を受ける時にいつも通った麦畑の中の道を今回も元気に駆けていきます。

マックスからビッグジョン、モリー、そしてベイリーの姿に変わった先に待っていたのは、50代のイーサン!

『僕のワンダフル・ジャーニー』

(C)2019 Storyteller Distribution Co., LLC, Walden Media, LLC

相棒イーサンの願いを叶えるため、大好きなCJを幸せにするため、何度も犬生を繰り返したベイリーが辿り着いた先に待っていたのはイーサンなんですよ。

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これが泣かずにはいられようか、てなものです。

ベイリーの旅は、きっとここで終わり。

これからはとても美しい場所でイーサンとずっと一緒にいられるという、これ以上ないハッピーエンド。

二作に渡って描かれてきたベイリーとイーサンの物語はこれでおそらく最後でしょうし、それがいいと思います。

もっとも、新しい犬とCJの子供の物語にするか、新しい犬と新しい人間の物語にするか。

そういう形ならまた描けるかと思いますが…

くりす

イーサンとベイリーの絆を超えるものを描くのはハードル高いと思いますよ?

犬と人間の極上のラブストーリー。鑑賞のお供はタオルかティッシュで。

『僕のワンダフル・ジャーニー』は、『僕のワンダフル・ライフ』と比べ、より家族の絆にスポットライトを当てた物語になっています。

ベイリーがイーサン、ハンナ、CJ、そしてトレントやグロリアの絆を繋いでいく健気な姿には、わかっていても泣かされてしまいます。

続編は監督が変わってどうなるかな思いましたが、犬愛が溢れた作風はそのまま。

CJの心の機微、グロリアという母親の描き方には女性監督ならではの目線も感じました。

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犬が亡くなるような話は悲しいから観ない。泣かそうとする映画は苦手。そう言って敬遠する人も多いジャンルかもしれません。

しかし、『僕のワンダフル・ライフ』も『僕のワンダフル・ジャーニー』も突き詰めれば「愛の物語」なんです。まさに奇跡で究極のラブストーリー。

こうあったらいいな、こんな風に思ってくれていたらいいな、とペットを飼ったことがある人なら一度は考えた理想の世界なんです。

ただまっすぐに愛してくれる、寄り添ってくれる。

ちょっとしたことに¥幸せを感じさせてくれる、愛しい存在。

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今ペットを飼っている人がいたら、鑑賞後に絶対ギュッと抱きしめたくなる、そんな映画です。

ちょっと疲れている人や、観終わった後に優しい気持ちになりたい人、そして泣きたい気分の人はタオル持参で鑑賞しましょう。できればティッシュも必要ですよ。

そして前作『僕のワンダフル・ライフ』を観てからの鑑賞を強くおすすめします。

エンドロールでは可愛いワンちゃんたちが名前つきで次々登場するので、結局シアター内が明るくなるまで涙は止まらなくなる可能性が高いです。

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涙もろい人は、要注意。

予告で流れていた曲も、ぜひフルバージョンでの試聴を。

番外編的に、予告のお話も少し。

予告で流れていた曲は、フィリップ・フィリップスの「Gone, Gone, Gone」という曲です。


『ペット2』を観に行った時にも流れた曲で「ここでかけるなよ、泣くだろう」とすでに泣きかけたくらい歌と映像がマッチしていました。

フィリップ・フィリップスはとっても素敵な歌声の持ち主で『アメリカン・アイドル』シーズン11の優勝者でもあります。

曲の歌詞も調べると、ベイリーとイーサン、CJのことを想って涙腺崩壊します。

ものすごく要約すると「君に何かあったら何でもするよ、君が死んでしまってもずっと愛し続けるよ」という内容なので。

エンドロールで流れるかなと期待していたのですが、本編では聞けることなく、それだけはちょっと残念です。

『僕のワンダフル・ジャーニー』まとめ

以上、ここまで映画『僕のワンダフル・ジャーニー』について紹介させていただきました。

要点まとめ
  • 『僕のワンダフル・ライフ』から続く、極上のラブストーリーの結末には涙腺崩壊必至です。
  • ベイリーの人間へのひたむきなまっすぐな愛情に、心が温まりすぎます。
  • ベイリーの犬生は、まさにワンダフル!でした。これからはイーサンとずっと一緒にいられて良かったね。

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