コスプレを通して交流を深めていく喜多川海夢と五条新菜。クラスメイトやコスプレ仲間と共に更なる世界へ飛び込んでいく。
ある日の出会いから少し経ち、コスプレ衣装を一緒に作ってはお披露目を続けている海夢と新菜。しかしまだまだ作りたい衣装、なりたいコスがたくさんある中、二人はクラスメイトや他のコスプレ仲間と交流を深めていく。そして、海夢の新菜へのドキドキもまたとどまることをしらず…果たして二人の恋の進展はあるのか?
・クラスメイトたちやコスプレ仲間によって、海夢と新菜の世界が広がる様子にワクワク。
・人形師を目指す新菜によって作られる数々の魅力あふれる衣装たちに感動。
目次
『その着せ替え人形は恋をするシーズン2』声優・キャラクター紹介

©福田晋一/SQUARE ENIX・アニメ「着せ恋」製作委員会
喜多川海夢/声優:直田姫奈
・アニメ、ゲーム、漫画が好きな高校一年生。
・クラスでの人気もあり、読者モデルも務めている。
・衣装づくりで助けてもらって以来、五条のことが好き。
五条新菜/声優:石毛翔弥
・ひな人形師を目指す高校一年生。
・クラスでの控えめだが、真面目で一途。
・自分の好きなものを心から楽しんでいる海夢が気になっている。
乾紗寿叶/声優:種﨑敦美
・人気コスプレイヤー「ジュジュ」。
・高校二年生で、妹の心寿とともにコスプレ活動をしている。
・背が小さいことを気にして、好きなキャラのコスが出来ないことを悩んでいる。
乾心寿/声優:羊宮妃那
・「ジュジュ」の専属カメラマン。
・姉のコスプレ活動を心から応援しており、大好き。
・中学生でありながら、背が高く男装にてコスプレデビューした。
『その着せ替え人形は恋をするシーズン2』あらすじ・感想
新菜の成長
いくつかのコスプレ衣装を作ることで、距離を縮めてきた海夢と新菜。次の衣装はバニーガールに決まり、衣装づくりに慣れてきた新菜は自信をもって作製していくが、出来上がった衣装はどこか納得いかないものだった。
色んな人からのアドバイスにより、衣装作りの為の知識を更に身に着けていく新菜。そんな中、学校が文化祭シーズンに突入し、海夢がミスコンに参加することになった。参加するための衣装を決めた海夢に詳細を聞き、クラスメイトの推薦もあり衣装を作製することになった新菜。
衣装は出来上がってきたものの、装飾に虹色のバラが必要となったことで一度作製するがうまくいかなかった。
作り直そうと考えた時にクラスメイトの一人が助けてくれたことによって、新菜は一人で頑張ろうと考えすぎたことに気が付く。
新菜が作る衣装やメイクに興味津々なクラスメイトの姿にプレッシャーを感じつつも、海夢のコスプレを完成させること、応援してくれるクラスメイトの気持ちに応えるために新菜は力を尽くすのだった。
Mai
コスプレ仲間
新衣装でコスプレイベントに参加した海夢と新菜は、会場で姫野あまねと出会う。可愛らしい女キャラのコスプレをしていたあまねと意気投合した海夢。実はあまねが男性だったことに驚いたが、女装するにあたって行ったメイクや衣装のこだわりと聞くことで、コスプレの奥深さを知っていく。
基より研究熱心だった新菜は新しく得たコスプレ知識に感動し、次に生かそうと決意する。更に初期から海夢のコスプレの写真を撮ってくれていたカメラマン・伊藤涼香、その友人本多都。そして新菜が造形に興味をもったことで知った緒方旭と出会うことで、コスプレ世界の広さを知る事になっていく。
以前出会った乾姉妹を交えた「合わせ」をすることになった海夢たち。経験者が多くいることで衣装や装飾のクオリティもあがり、それぞれが役に溶け込むことで最高のクオリティでの作品が出来上がっていく。
Mai
海夢の新菜への気持ち
©福田晋一/SQUARE ENIX・アニメ「着せ恋」製作委員会
「綺麗」という言葉は特別な時にしか言わない。そう告げていた新菜が海夢のコスプレした姿を見て「綺麗」という感想を告げたときから、海夢は新菜のことが好きになっていた。
それから、一緒に日常を過ごすたびに好きの気持ちを更新し続けていた海夢だったが、クラスメイトに付き合ってるのか聞かれた時に誤魔化したものの、その後ついに告白しようと決意を固める。
しかしなかなかタイミングがなく、コスプレイベントなどでやることも増えた為、告げられないまま時間は過ぎていった。しかし、そんな中でも海夢は新菜が作る衣装のために自らも買い物をかって出たり、自分の為に頑張ってくれる新菜を支えようと動き続けていた。
合わせのために打ち合わせをしていた帰り、電車が運転を見合わせ帰れなくなった新菜を心配した海夢は、自宅に来るよう説得した。泊りの為の買い出しをしている新菜が「俺、今夜寝るつもりないので」と言いだし海夢はパニックに。
もしかして・・・?とドキドキしながら家に帰り一人ソワソワしていたが、新菜が取り出した栄養ドリンクを見て我に返った。新菜はせっかくだからと今度の合わせの為に寝ずに勉強しようとしていただけだったのだった。
Mai
緒方旭について
新菜が造形に興味をもってからSNSで知り合った緒方旭という人物。イベントで直接会うことになったが、実際に現れたのは大人の女性だった。そして緒方自身も新菜を見て女性だと思ったと驚いた。
お互いに誤解しやすい名前であったことを知った二人だったが、造形の話になると話は弾み、緒方は自分の知識を新菜へと話しだす。
その後、新菜が海夢と合流し、緒方と海夢が顔を合わせた時、何故か緒方の反応はそっけないものだった。
その後の合わせの準備中、海夢は緒方が自分のことを嫌っているというような話を偶然聞いてしまう。
合わせの日当日、それぞれ衣装やメイクの準備をしている中、悲鳴が響き渡る。声に聞き覚えのあった緒方の友人、涼香と都はすぐに駆け付けた。新菜とあやねも駆け付けた先、悲鳴を上げていたのは緒方で、その前で困惑した表情の海夢がいた。
緒方に嫌われていると思っている海夢はおろおろしていたが、実は緒方は海夢の大ファンであったことが発覚する。緒方にとって海夢は推しであり、そんな推しが目の前にコスプレをして現れたことにより、抑えきれない気持ちが悲鳴として出てしまっていた。
そんな緒方の事情をようやく知った海夢は、感激し緒方に感謝の言葉を至近距離で告げたことにより、緒方は気絶してしまうのだった。
Mai
新菜の衣装
少しずつ、コスプレ衣装への知識と経験を深めていっている新菜。しかし冬コミで選ばれた「ハニエル」というキャラクターの衣装作りに今までで一番の困難を迎えることに。いつも通り衣装についての知識をつけ、原作を読み込み作業を行っていたが、衣装のとある質感にどうしても納得のいく生地が見つからなかった。
海夢も自ら生地売り場に足を運び、新菜へ訪ねながら探していくもののそれでも見つからず、イベントまでの日時が迫る中、新菜はふとひな人形に目を止める。そしてようやく答えにたどり着いたのだった。求めていた生地、それは着物にしかない質感の生地だった。答えは身近にあったとさっそく生地を入手し、ついに衣装は完成した。
イベント当日、会場に現れた「ハニエル」そのものの存在に、あたりのカメラマンは引き寄せられていく。新菜が作った衣装とハニエルになりきった海夢の表情や立ち振る舞いにより、この日のイベントの主役は海夢となり、SNSでも騒がれ、更には原作者の心も動かした。今まで一度も呟いたことのないSNSで原作者がコメントを残すという事態にまで発展したこの日の騒ぎは、海夢へのプロ勧誘にまで話が進んでいく。
こだわりぬいた衣装にも称賛の声は向けられ、新菜も満足そうに輪の中心にいる海夢を見つめる。しかし、大勢に囲まれ堂々と振る舞う海夢の姿を見ていると、まるで別世界の人だと感じてしまうのだった。
Mai
『その着せ替え人形は恋をするシーズン2』キャラ/声優・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
・数々のイベントでクオリティの高いコスプレ姿が楽しめる。
・新菜の衣装作りへのこだわりに感心し、心配し、最終的には感動へ。
海夢と新菜が行っていくコスプレ活動、シーズン2ではその世界が更に広がり、交流もどんどん増えていきます。新菜の衣装作りへのこだわりや知識もどんどん深まっていき、クオリティも高まっていく様子や、なによりそんな衣装を着た海夢の楽しそうで嬉しそうな姿を見られたり、他のコスプレ仲間やクラスメイトたちとのやりとりもたくさん楽しめます。現実でも存在するコスプレという文化へのリアルな日常を体感する事の出来る作品となっていますので、皆さん是非ご覧ください!

