2019年に公開された『スーパーティーチャー 熱血格闘』。
『イップ・マン』シリーズや『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でハリウッドにも進出した俳優、ドニー・イェンが初の教師役に挑みました!
- ドニー・イェンが初めて教師役に挑んだ、心温まる学園物語
- アクションシーンも満載!アメリカ海兵隊出身の教師が学園を舞台に大暴れ
- 現代が抱える教育問題・社会問題にも正面からメスを入れている
マルコヤマモト
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目次
『スーパーティーチャー 熱血格闘』作品情報
作品名 | スーパーティーチャー 熱血格闘 |
公開日 | 2019年11月15日 |
上映時間 | 101分 |
監督 | カム・カーウァイ |
脚本 | チャン・タイリー |
出演者 | ドニー・イェン ジョー・チェン ジャック・ロク ユー・カン ブルース・トン クリス・トン グラディス・リー ジェス・リアウディン ゴードン・ラウ |
音楽 | ダイ・タイ |
【ネタバレ】『スーパーティーチャー 熱血格闘』あらすじ
ドニー・イェンによる最強ティーチャーが誕生!
2019年に公開されたドニー・イェン主演の『スーパーティーチャー 熱血格闘』。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』やディズニーの実写版『ムーラン』への出演など、近年ハリウッドでの活躍も目覚ましいドニー・イェン。
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そんなドニー・イェンが演じるのは、元アメリカ海兵隊出身の教師、チャン・ハップ。
『3年B組金八先生』や『GTO』の如く、学校で一番荒れているクラスの担任になったハップ先生が、生徒たちが抱える様々な問題をともにクリアし徐々に生徒たちの信頼を勝ち得る物語です。
さらに、学力の低下による廃校や学校への支援金打ち切りなど、香港が抱える教育問題にも切り込んでいます。
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ですが、そこを突っつくだけでなく若者たちを夢に向かって前向きにさせるようなメッセージが込められており、内容は終始爽やか。
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生徒たちが抱える問題=現代社会に通じる問題
チャン・ハップが担任を務めることになった6Bは、問題児だらけ。
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祖父の代から香港に住み続けているパキスタン系移民のホン(ゴードン・ラウ)は、広東語がペラペラなことで笑われ歌手になりたいという夢を閉ざしていました。
裕福な家庭に生まれ育ったダッナン(グラディス・リー)は、F1レーサーになりたいという夢を持っていながらも、父親に無理やりお見合いをさせられそうになります。
カイチン(ブルース・トン)とカイイン(クリス・トン)の双子の兄弟はアルコール中毒の父親とともに暮らしながら、ゲームの世界で活躍する夢と立派なビジネスマンになってお金を稼ぐという夢を持っています。
そして、一番の問題児レイ(ジャック・ロク)は両親を幼い頃に亡くしおばあちゃんと2人ぐらし、生活を支えるために学業よりもバイトに明け暮れる毎日を送っていました。
これだけでも様々な問題が浮き彫りになりますが、ハップ先生はそんな問題児たちを暖かく包み込みナイスなプログラムで問題を解決していきます!
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香港ベテラン俳優ケント・トンの双子の息子であるブルース・トン、クリス・トン兄弟や、中国の男性アイドルグループMr.BIOで活躍するジャック・ロク。
歌手としての活躍も目覚ましい新進気鋭の女優グラディス・リーや、アンソニー・ウォン主演の『淪落の人』に出演したゴードン・ラウなど、映画の経験があまりない若手を起用しています。
ドニー・イェン作品だけあってアクションも満載!
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『スーパーティーチャー 熱血格闘』のアクション監督を務めたのは、邦画『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心伝説の最期編』などでアクション監督を務めた谷垣健治。
ドニー・イェンの右腕として多数作品のスタント・コーディネーターとして活躍しています。
今作でのアクションの見どころは、まずジムのロッカーを舞台に元総合格闘技選手のジェス・リアウディン演じる、MMAチャンピオン、デビッド・ジョーンズとの格闘シーン!
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また、『イップ・マン』と違い現代劇での重厚で痛みを感じるドニー・イェンのアクションからも目が離せません!
『スーパーティーチャー 熱血格闘』の結末は…!?
生徒たちを救い、一躍クラスの信頼を勝ち取ったチャン・ハップが、実は学校のOBでとてつもない悪ガキだったことを知り、生徒たちは驚きます。
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アメリカの軍学校への推薦状を書いてくれたフォン校長の好意を受け取り、チャン・ハップは米国に渡り、軍学校で学んだ後に海兵隊への入隊を果たします。
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そして自分を助けてくれたフォン校長の元を再び訪ね、自分の後輩たちを育てるべく教師への道を志したのです…。
ハップの活躍により6Bは落ち着きを取り戻し、学校の存続をかけた模擬試験の勉強にクラス全員で励んでいました。
しかし、双子の兄カイチンが自分が抱えるADHDに悩み薬物を摂取しすぎた結果、自殺未遂を起こしてしまったのです。
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さらに、学校が廃校になることを目論んでその土地を狙う組織が、ハップが居なくなったことをチャンスと踏んで模試の当日に生徒たちを監禁するという事件が起こったのです!
組織を仕切る男は、ハップの学園時代のライバル、ロー・ギンイン(ユー・カン)だったことがわかります。
過去の喧嘩でハップに指を怪我させられたギンインは、親からも反対されピアノの道を諦めることになってしまったのです…。
和解すらしなかったものの、ハップは自分が犯した過去の過ちを受け入れ、ギンインに謝罪をしました。
その後、模試での生徒たちの成績が評価され、学校は廃校を免れ、ハップも引き続き、教師を続けることになったのです。
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『スーパーティーチャー 熱血格闘』感想
往年の学園ドラマを思い出す!アクションも満載で満足!
坂本金八より爽やかで、鬼塚英吉よりスマート、そして何よりも「強い」ドニー・イェン演じるスーパーティーチャー、チャン・ハップ誕生の瞬間を目撃しました!
マルコヤマモト
昔やんちゃをしていた生徒が、様々な経験を経て自分の母校へ恩返しにくるという展開は、『鶴の恩返し』ならぬ「ドニーの恩返し」でした。
ドニー・イェン演じるハップ先生はどこまでも上品で好感が持てますし、もちろんアクションシーンも充実で大満足。
それだけでなく、香港という土地柄なのか生徒の抱える問題も多種多様。
移民差別、男女差別、貧困問題、夢への挫折などなど、なかなかヘヴィな内容もありましたが、ハップ先生とのふれあいの中で自分のやりたいことや夢を見つけていく姿に感動しました。
マルコヤマモト
たしかに子どもにも両親を含む大人と向き合う姿勢は大事ですが、大人が子どもに向き合う姿勢を見せることも大切だと感じました。
『スーパーティーチャー 熱血格闘』は、誰が観ても楽しめる作品です。
勉強を頑張る現役学生が観ても良いですし、アクションファンも楽しめる内容、そして教育現場で働く先生にもぜひ鑑賞してほしいと思います。
マルコヤマモト
SNSでのみんなの感想・評判
『スーパーティーチャー 熱血格闘』は、完璧なGTD(グレート・ティーチャー・ドニー)映画ですよ!ドニー先生が問題児の生徒たちに誠意を持って向き合う様にボロ泣き必至。見事な学園ドラマに仕上がってます。勿論、格闘シーンも最高。これがドニーさん流の文武両道!! pic.twitter.com/bV5VTS25xN
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) June 23, 2020
『スーパーティーチャー 熱血格闘』
アメリカ帰りの教師が問題児達と向き合う熱血学園アクション。地元でラスト鑑賞。それぞれの問題を解決するドニー兄貴が爽快でカッコ良く、TVドラマの懐かしさも感じ引き込まれた… アクション少なめだったが痛みを感じる重いアクションは健在で最高! pic.twitter.com/z2jQtINZHM— nahitan@jc (@dobaitan) February 6, 2020
ここまで気持ちよく理想を体現してくれる方いるだろうか。こんな頼れる大人が傍にいてくれたらどんなに嬉しかったろう。私の心はいつまでも子供でこんな先生に出会うのずっと待ってた。ありあまる筋力と優しさをもって生徒の可能性を全力肯定してくれるドニー先生を心に住まわせた私は今日から無敵です pic.twitter.com/MQmb9aWFm4
— ポーグ(雪印) (@lokizirusi) June 24, 2020
『スーパーティーチャー 熱血格闘』で、ドニー・イェン演じるチャン・ハップは、まさに「理想の教師」。
マルコヤマモト
作品を観た方は、ハップ先生の虜になること間違いなし!
マルコヤマモト
『スーパーティーチャー 熱血格闘』まとめ
生徒のみんな、今日も1日おつかれ様。
今日は映画のメイキング画像サーキット編だ。
明日もがんばろう👊#スーパーティーチャー #熱血格闘 #ドニー・イェン #アクション #映画 #香港#カム・カーワイ 監督 pic.twitter.com/966PL5Yzcb— 『スーパーティーチャー 熱血格闘』公式 (@superteacher019) December 3, 2019
マルコヤマモト
- まさにドニー・イェン版『GTO』+アクションシーンマシマシで大満足
- 問題を抱える生徒それぞれに真摯に向き合うハップ先生が胸アツ!
- 自分の夢を見つけたり再発見をするきっかけになる作品かもしれない
マルコヤマモト
『スーパーティーチャー 熱血格闘』で教師役が初めてということでしたが、これはもう連続ドラマで観たいレベルではまり役でした。
ハップも元は問題児だっただけあって、子どもたちが自分と同じ目に遭わないようにしっかりと向き合う姿は感動的。
マルコヤマモト
また、チャン・ハップのライバルであるロー・ギンインが再びピアノを開き、自分の夢に再度向き合うという演出も良かったです。
誰でも夢を持っている…ということを、思い出させてくれますよね。
子どもたちを正しく導ける大人でありたいと思うと同時に、現役の先生たちにもぜひ観てほしい作品だと思いました。
マルコヤマモト
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