『べしゃり暮らし』第8話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!圭右と辻本の集大成となる漫才を刮目せよ

ドラマ『べしゃり暮らし』第8話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『べしゃり暮らし』公式ページ

上妻圭右(間宮祥太郎)と辻本潤(渡辺大知)の漫才コンビの物語『べしゃり暮らし』、

やっとコンビとしてやっていこうとしているここで、もう最終回です!

『漫才新人グランプリ』の優勝を目指すため日々練習を積み重ねるのですが、圭右がロクに台本を覚えずアドリブで突っ走ることが問題だと言われてしまいました。

圭右が台本を覚えようとしないのが悪いと思われますが、そんな相方をうまく制御できない辻本に力がないという捉え方もできます。

こんな問答があったせいか、『漫才新人グランプリ』の二次予選で圭右はアドリブを封印。

これによって、余計に辻本との関係が険悪になり…解散?という事態にまで陥りました。

自分は才能がない、解散をしたほうが良いかもしれないと、辻本は2次予選に行かず、別の所へ…

辻本の元相方の静代(小芝風花)は一次予選は通過したものの、それが「るのあーる」の上原(早乙女友貴)のおかげっだとはるか(柳ゆり菜)に言われて激怒します。

売れればいいと思うはるか、漫才師として認められたい静代、ふたりの衝突も勃発し相方って何なのだろうという問題を最後まで追求して終わったなぁと思えます。

最後の最後に行われた「べしゃり暮らし」の漫才も、この8話分の集大成。色々な想いが蘇るものでした。

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『べしゃり暮らし』第8話(最終回)あらすじ

お笑い養成所YCA入学後、子安(矢本悠馬)を交えトリオで活動してきた圭右(間宮祥太朗)は、本来の持ち味である“しゃべり”を発揮できず、友情と芸との間で葛藤。

研究生ライブを最後に“相方にはなれない”と子安に別れを告げた。

再び辻本(渡辺大知)とのコンビに戻ったべしゃり暮らしは、芸人選抜クラスで芸を磨き、『漫才新人グランプリ』での優勝を目指す!

ドラマ『べしゃり暮らし』第8話(最終回)あらすじ④

YCAの講師から、“セリフ覚えの悪さをアドリブでごまかしている”と指摘された圭右だったが、態度を改めないまま漫才新人グランプリの1次予選に臨む。

その舞台で辻本は、昔からファンだったという女性が客席で体調不良に陥るのを見て、激しく動揺。

かろうじてネタはやりきるものの、圭右も自分の過信に気づかされることに…。

ドラマ『べしゃり暮らし』第8話(最終回)あらすじ③

2次予選で圭右はアドリブを完全封印した。

そのせいで持ち味を出せなかったことに辻本は不満を感じるが、圭右は”あれが一番いいんだよ、お前だってセリフ飛ばさなくてすんだ”と、互いの思いはかみ合わないまま。

ドラマ『べしゃり暮らし』第8話(最終回)あらすじ②

ついに”お前が信じてくれるような相方になれなかった”と、辻本は圭右のもとを去ってしまい…!

このまま圭右と辻本は解散してしまうのか…。

ドラマ『べしゃり暮らし』第8話(最終回)あらすじ①

相方とは、パートナーとは…。

漫才を通して、大切な相手との関係を問い続けてきたヒューマンドラマが、ついに完結!
出典:『べしゃり暮らし』公式ページ

【ネタバレ】『べしゃり暮らし』第8話(最終回)の感想

漫才コンビ「べしゃり暮らし」の長所も短所もアドリブ

芸人選抜クラスで笑いを勉強し、講師である本家爆笑王(山口祥行)の前でネタを見せるが、言われることは「長い!」です。

圭右(間宮祥太郎)のアドリブ漫才は確かに面白いが、それはセリフを覚えられないことをごまかしているだけだと指摘されてしまいます。

確かにそうなんですが、アドリブこそ自分の芸だと思う圭右は、そんな自分をコントロールできない辻本(渡辺大知)に腕がないのだと言い出します。

そんなことはないと辻本も主張しますが、ここで辻本が決定的なミスを犯します。

自分のファンだと名乗る女性が、客席で苦しそうにしているのです。

それを見た辻本は動揺し、漫才どころではなくなっていました。

何とか漫才は終えたものの、明らかに様子がおかしかったことで圭右から思いっきり文句を言われてしまう辻本。

すると、漫才コンビとして成立するには、圭右をうまくコントロールすることができない自分の実力不足で、お客さんや本家爆笑王を納得させられないのでは?と思い始めるのでした。

圭右(間宮祥太郎)がアドリブを封印。これは辻本(渡辺大知)に対する「遠慮」だろ

一次予選は通過したべしゃり暮らしでしたが、ここでまた大喧嘩です。

二次予選に向けて、圭右はしっかりとネタを覚えようと努力を始め、アドリブを完全封印しました。

自分の強みはアドリブだと言い張っていたのにそれを封印。

圭右としてはセリフを飛ばさなくて良かっただろとプラスに言いますが、辻本としては屈辱です。

圭右が自分に合わせてアドリブを封印したということは、自分が足を引っ張っていると思ったから。

それは遠慮であり、自分には漫才師としての才能がないと言われているようなもの。

これに腹を立てた辻本は圭右と大喧嘩。

そのせいで、べしゃり暮らし解散の噂まで流れ出したのでした。

コンビは思い切りぶつかったほうが良いと今までたくさん言われ続けました。

それに辻本は相方に遠慮するところがありました。

蔑まれた気持ちもありますが、引かずに自分の意見をぶつけたことは、このドラマ7話までを通して変わったんだなぁと思わされました。

しかし、解散の噂を聞きつけた他の芸人は、次々と圭右と組もうと声をかけてきます。

元芸人であっても、辻本の方が「じゃない方」だと思われるということなんですね。これはこれで辛いです。

漫才が好きで、漫才師をやっていたというプライドもズタボロでしょう。

ニップレスも大喧嘩。ポテンシャルの違いと思われたが…

一次、二次と難なく予選を通過する「ニップレス」。

そのネタは本当に面白く、見るものを大いに笑わせてきましたが、こちらのコンビも解散の危機です。

二次予選を通過したとき、静代(小芝風花)は自分たちの実力が認められたからだと喜ぶのですが、相方のはるか(柳ゆり菜)がとんでもないことを言ったのです。

「上原さん(早乙女友貴)が通過させてくれるって言ったから通過できたんだ」と。

上原から漫才おもしろいと言われて以来、はるかは上原に夢中。

恋よりも今は漫才を選べと静代に言われても、すでにはるかの心は上原一直線。

自分たちの実力ではないのに通過してしまったことに静代はショックを受けます。そ

れと同時に、それで喜ぶはるかにも怒り、静代は家を出て行ってしまいました。

このポテンシャルの違いは最初からあったものですが、このままでは確かにコンビを続けていくのが難しそうです。

次のステージに一緒に立つことを拒む静代。

その時、偶然にも本家爆笑王が通りかかり、ニップレスを褒めてくれました。

よく考えれば、同じ大会に出場している「るのあーる」の2人には、なんの権限もありません。

ニップレスが通過できたのは、上原が面白いと思ったからではなく、本家爆笑王が認めたからでした。

そして静代は、自分の見えないところではるかがお笑いの勉強を必死にやっていたことを聞かされ、考えを改めるのでした。

テレビに出たいだけーと言っていたはるかですが、今では静代に付いて行こうと必死にお笑いに向き合っていたのです。

だからこそ、おもしろい漫才ができたと言えるでしょう。

分かり合うことができた静代とはるかは、意気揚々と次の舞台へ。

そこでも多くの人を2人で笑わせていました。

二次予選も補欠で合格。会場で待つ圭右(間宮祥太郎)をよそに、辻本(渡辺大知)は先輩の元へ

るのあーるが漫才を終え、ニップレスの漫才が終わり、補欠で合格した「べしゃり暮らし」の順番が刻一刻と迫っているのに、辻本は未だ会場には来ません。

辻本が来るのを信じて待つ圭右。

そんな時、辻本は金本(駿河太郎)の元にいました。

自分に才能がないと嘆く辻本。自分は芸人に向いていないのでは?と相談したかったのでしょう。

しかし、金本はそんな言葉をかけるはずがありません。

「俺と藤川(尾上寛之)の何を見て来たんや!」

同じようなことで悩んでいた藤川だったが、彼は自分は相方の金本より輝くことができないからと腐り続けることはしませんでした。

死ぬ直前には、金本にメールで「笑わせてやる」と啖呵を切った藤川。

相方と差があってダメだと思うのではなく、圭右を笑わせられるように努力せぇ!と金森に怒鳴られ、辻本は目を覚ましました。

8話分の「べしゃり暮らし」の漫才

金本にタクシーで会場まで送ってもらえた辻本は、圭右と和解。

圭右は圭右で、セリフが覚えられないことをごまかしてアドリブをしているようでは辻本と肩を並べられないと思っていました。

そしてふたりは一緒に舞台に出たわけですが、そこで始まった漫才が驚きです。

圭右が自分の実家の蕎麦がマズいと言い始めたのです。

これは…ねずみ花火のネタ。

他にも、デジタルきんぎょのやっていたネタを使ってみたり、静代と辻本の漫才を取り入れたりと、今までお世話になった人たちを彷彿とさせるネタを披露。

見事に混ざり合ったことが、とてつもなく面白かったです。

『べしゃり暮らし』第8話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ

最終話まで見終わって…やっぱり続きがもっと見たい!という想いしかありません。

漫才のネタが面白かった上、それぞれの芸人の心理がよく描かれていたと思います。

これは演出が劇団ひとりだから表現できたものなのかなぁなんて思ったりもするのです。

そしておそらく、このドラマの中の「相方ってなんだろう」の答えは、共に協力し合いながらもしのぎを削り合い、意見をぶつけ合って共に成長していくものなのかなぁと思いました。

パートナーでありライバル。圭右と辻本、静代とはるか、金本と藤川、根津と花田など、色々なコンビの姿を見た答えがそれでした。

で、このまま終わると、るのあーるが宙ぶらりんな気がします!

作家コースに言った子安(矢本悠馬)がどうなったのかも気になります!

原作で読めばいいとも思うのですが、できればドラマで見たい!と思うのです。

まずは、素敵な作品をありがとうございました。

…やっぱり続きをください楽しみにしています!

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