看板のない歌舞伎町の隠れ家BARの扉を開けたら…
そこには“8年ぶりに会う先輩”がいました。
Episode 9 North Windでは…
バーテンダー佐々倉溜（CV.寺島拓篤）が、
ずっと会いたかった人に再会します。
バーテンダーという生き方について。
そして、人生について深く考えさせられる回。
ラスト1分で衝撃…佐々倉溜が
日本に戻ってきた理由がついに明かされます。
目次
アニメ『バーテンダー 神のグラス』前回第8話のあらすじと振り返り
歴史と格式あるSUNTORY THE COCKTAIL AWARDファイナル！
バーテンダーたちの魂の1杯が、SUNTORY HALLに集結！！
志高きバーテンダーたちが、
舞台上で“それぞれのいま”を出し切りました。
コンテストを観戦し、魂の1杯を見届けたバーテンダー佐々倉溜（CV.寺島拓篤）。
佐々倉は、ホテル・カーディナルのラウンジバーに
川上京子（CV.松井恵理子）を推薦しました。
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Episode 9では、あるバーテンダーの生き方に触れ…
心がふるえます。
【ネタバレあり】アニメ『バーテンダー 神のグラス』第9話あらすじと感想
思いがけない場所で、8年ぶりの再会。
慣れない歌舞伎町を歩き、不安そうにする佐々倉溜（CV.寺島拓篤）。
今夜は、来島美和（CV.南條愛乃）のおごりで隠れ家オシャレBARへ。
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看板がないらしい。
扉を開けて店名を告げると、そこのバーテンダーがめんどくさそうに答えます。
「その店は上！」
ふいに、佐々倉がそのバーテンダーの前へ行き…
「お久しぶりです、北方さん」と挨拶。
北方（CV.東地宏樹）は、咥えタバコしながら
「へぇ…」と声を漏らしてニヤつきます。
ふたりは、8年ぶりに再会しました。
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バー風で先輩だった人物。
ワイルドすぎでキケンなカクテル…ブラッディ・シーザー
「デカと目配りが同じ…これだからバーテンダーってやつは。」
佐々倉の探り視線に呆れる北方。
「1杯だけ…」と佐々倉は席へ。
渋々、美和も隣に座ります。
佐々倉は、ブラッディ・メアリーを注文しました。
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「北方さん、いつもの。」
ここの常連・慶子（CV.大地 葉）が、慣れた感じでブラッディ・メアリーを注文。
どうやら、最後の1杯をここで飲んだら…
連れの男性にこの後も付き合うという約束をしているようで。
88度あるウォッカだけを先にシェイクする北方。
クラム（ハマグリエキス）が入ったトマトジュースを使い、
北方はブラッディ・シーザーを完成させます。
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なんとか今日を生き延びるための1杯。
「おまえらも同じでいいな？」
北方が、佐々倉＆美和にも同じものを出しました。
慶子の連れは、その1杯でヘロヘロに！
連れを酔わせてくれた北方に対し、慶子は感謝して帰っていきました。
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度数を感じさせないように仕立てた1杯で…。
バーテンダーは客の魂を預かる医者だ。
こう佐々倉に教えてくれたのは、北方でした。
「酒には毒と薬、2つの顔がある。酔わせるための酒は、人を傷つける毒にもなりうる…それを客に出すのは、バーテンダーの仕事じゃない。」
後輩の佐々倉が、先輩に苦言を呈します。
「ここは、銀座のように気取って酒を飲む店じゃない。」
はっきりと線引きをして、話を続ける北方。
「病院は病院でもこの店は野戦病院。血だらけの客が、なんとか今日を生き延びるための1杯を飲んでるんだ。」
毒を必要とする客もいる…
「酒が毒だからこそ、それを必要とする客だっている。」
苦しい思いを何度もして生きてきた慶子のために…
酔わせるための1杯を提供したことを、北方はまったく後悔していません。
「隣の子も口説きやすくしてやったのに。」
北方の言葉をスルーして、佐々倉は美和を連れて店を出ました。
佐々倉たちが帰った後、北方が少し嬉しそうに呟きます。
「オヤジ…あの溜（佐々倉）が、俺に説教していきましたよ。」
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最後まで事情を知るとまた…じわる。
昔から愛想はよくないけど、いい先輩でした。
今度は、その北方が慶子を連れてEdenhallへやってきました。
焼酎好きな彼女へつくった1杯。
「後輩が働いているんだ。一度くらい顔をみせるのが義理だろ？」
佐々倉がどんな酒を出すのか気になってEdenhallへ。
銀座のBARの独特な雰囲気、慶子は自分は場違いだと感じ居心地悪そうにします。
今日は、おごりだと言って彼女を連れてきました。
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切ったライムをグラスに入れ、砂糖を加えたのち、潰す。
そこへ、ブラジルの国民的なスピリッツ（カシャーサ）を入れて完成。
それは、カッコつけた感じで作るカクテルではない1杯でした。
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カシャーサは焼酎と同じ作り方でできたお酒。
人々に愛されているカクテル・カイピリーニャ
慶子への1杯は、ライムを皮ごと豪快に潰して黒砂糖でコクを。
北方のカイピリーニャは、
ライムの果肉を丁寧に潰しグラニュー糖で爽やかなテイストに。
気遣いが詰まったおいしい1杯に、慶子は感動します。
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愛されているカクテル。
思いは通じたようでした。
「人は、バーテンダーという職業に就くんじゃない。バーテンダーという生き方を選ぶんだ。」
これが、ふたりの師匠・加瀬五朗（CV.堀内賢雄）の口ぐせでした。
ここへ導いてくれたたくさんの人への感謝をもちながら、
佐々倉は今日もカウンターに立っています。
「バーテンダーは職業じゃない…その言葉の意味がお前にわかるのか？」
こう問うた北方は…
加瀬の元へ、佐々倉を連れて行きます。
North Wind.
7年前にバー風で倒れた加瀬五朗は…
ひっそりと川崎の病院へ入院していました。
身寄りのない加瀬のお世話をずっと北方がしてきました。
「溜…立派になりましたね。」
すこし細く弱くなった師匠は、佐々倉が来たことを喜びます。
1人では食べきれないからと…
帰りがけに師匠は、林檎を1個、佐々倉に渡します。
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そう言い続け、お客のために生きた師匠（バーテンダー）のいま。
病院の外のベンチに座りながら、北方は加瀬の報われないいまを嘆きます。
そう口ではバーテンダーを悪く言う北方ですが、佐々倉は知っています…
北方が自分の店にNorth Wind.と名付けた理由を。
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大切な2つを組み合わせて命名。
アイツのせいで客が一人死んだ…！？
客は、自分を癒してくれた1杯のことは忘れない…
こう信じている北方は、決して生き方を後悔していません。
客の魂を癒す最後の1杯“神のグラス”を目指している眩しい後輩・佐々倉へ。
先輩・北方が、バーテンダーの1つの生き方を自分たちの背中を見せて伝えました。
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それぞれのやりとり（関係性）が尊かった。
任せられるのは佐々倉しかいない…
けれど、佐々倉からEdenhallを奪ってしまうようでしのびない。
悩める美和の足は、自然とNorth Wind.へ。
北方は「口が堅い？」と美和に確認したあとで…
佐々倉溜が日本に戻ってきた理由を告げます。
「アイツのせいで客が一人死んだ…佐々倉溜は、そう思い込んでいるんだよ。」
アニメ『バーテンダー 神のグラス』の次回に期待するもの
佐々倉溜の心に抱えているものは、とても重いものでした。
果たして、カウンターバーはこれからも開かずの扉のままなのでしょうか？
注目のEpisode 10、タイトルは心の棘。
来週も見逃せません。