バーで繰り広げられる人間ドラマに感動し、
心癒されるアニメ「バーテンダー 神のグラス」。
Episode 7 バーテンダーの覚悟 では…
父と息子のこれまでが詰まったシンガポール・スリング。
そして、失敗のキールロワイヤルと
初心を取り戻すジントニック。
3杯の印象的なカクテルが登場します。
魂を癒す1杯に込める思いに…グッときます！
目次
アニメ『バーテンダー 神のグラス』前回第6話のあらすじと振り返り
ホテル・カーディナルの企画営業部の元気印こと、
樋口由香利（CV.白石晴香）の結婚が決まりました。
それを聞いたEdenhallのバーテンダー・佐々倉溜（CV.寺島拓篤）は、
神のグラススペシャルを作ってお祝いしました。
その1杯は、ふわふわで甘いアレキサンダー…
しばらくして、浮かない顔をした由香利がお店を再訪します。
そして、またアレキサンダーを注文。
祖母のためにと決めた結婚の是非を悩む由香利へ…
佐々倉はアレキサンダーというカクテルがもつ2つの顔の話をします。
このままじゃダメだと気づいた由香利は、ムリするのをやめることにします。
sat0330
そっと思いに寄り添う
バーテンダーの細やかな気遣いに感動を覚えたEpisode 6。
Episode 7では、そんな佐々倉が珍しくミスをします…
その真意とは？
【ネタバレあり】アニメ『バーテンダー 神のグラス』第7話あらすじと感想
ウェルカム・ドリンクを開発せよ！
ホテル・カーディナルの企画営業部。
本日はウェルカム・ドリンク開発会議中！
sat0330
甘いものを提供したのがウェルカムドリンクの起源。
記憶に残る印象的なものが望ましく、
日本らしさや華やかさ、季節感も欲しい。
来島美和（CV.南條愛乃）は考えます…
大事なのはホスピタリティだと！
ホテル・カーディナルがお客様を心から歓迎しているとわかる“おもてなしの1杯”。
結果…肝心のメニュー開発は、
神のグラスを作るEdenhallのバーテンダーに依頼することに！
sat0330
イケメンバーテンダーの切実な事情…
またもや、無茶ブリをされた佐々倉溜（CV.寺島拓篤）。
佐々倉はこの頼みを断りきれませんでした。
sat0330
切羽詰まった様子のケルビン・チェン（CV.古川慎）が、頭を下げて頼んできます。
聞けば、師匠・葛原隆一（CV.内田直哉）から破門された（辞めさせられた）らしい。
sat0330
チェンがこうなった経緯を語りはじめます。
「僕は兄の代わりなんです。」
本当は年の離れた兄が継ぐはずでしたが、事故で亡くなりました。
ちょうど桜の咲く頃で…
日本を訪れていましたが、家族で桜をみることは叶いませんでした。
神のグラスのつくり方を教えてください！
バー・Kに送り出されたのは、接客について勉強するため。
父に言われるままやっていただけ。
でも、研修旅行を経て意識が変わりました。
本気でバーテンダーをやりたい！
父に伝えたら、お店をクビに…
そして、父はもうすぐチェンを連れ戻しにやってきます。
バーテンダーとしての技術を認められれば、父を納得させられるかもしれません。
「どうか、神のグラスのつくり方を教えてください！」
完璧な1杯をつくりたいと話すチェン。
sat0330
断った佐々倉ですが、チェンがこの場所を使えるようにします。
その日から、チェンは佐々倉の接客を見て学びます。
そして、Edenhallに遅くまで居残りし、
父が認めざるをえない1杯を考える日々を過ごします。
sat0330
お前はサービスの本質がわかっていない…
チェンの父であるリー（CV.速水 奨）が来日！
リーは、空港から直でEdenhallへ。
「1杯だけだ。」そう言って、席につく父。
sat0330
チェンはシンガポール・スリングのラッフルズスタイルを出しました。
「チェックお願いします。」
1口も飲まず、航空券を置いて席を立つ父。
お前はサービスの本質がわかっていない…
父は息子にこう告げます。
もう1度だけ！
去りゆく父に懇願し、チェンはもう1度だけチャンスをもらいます。
sat0330
目の前の疲れた旅人（お客様）のための1杯を！
居酒屋おぐらで反省会。
佐々倉は、チェンにホスぺス（客人の保護者の意）の話をします。
古代ローマでは、お腹がすいていたり、
疲れた旅人に、愛の手を差し伸べた現地の人間がいたそうです。
sat0330
このホスぺスが語源で…ホテルやホスピタル、病院に。
目の前の疲れた旅人（お客様）のために1杯をつくる。
佐々倉の言葉に、静かにチェンは耳を傾けます。
そして彼は反省します…
あれは目の前の父のための1杯ではなかったと。
自分の力を見せつけたくて、ひとりよがりの1杯を作ってしまいました。
sat0330
どれだけ見えない氷を蓄えられるか
金城ユリ（CV.白石涼子）＆川上京子（CV.松井恵理子）が合流！
このカクテルアワード参戦コンビは、準備に苦戦中。
コンテスト受賞歴のある佐々倉に秘訣をたずねます。
「練習あるのみ！あとは、どれだけ見えない氷を蓄えられるか。」
佐々倉は言います…
大事なのは、技術を支える感受性だと。
映画や絵画を鑑賞したり、本を読んだり、音楽を聴いたり。
水中に隠れた部分が全体を支える氷山のように、土台作りが重要。
心に湧きあがった感情すべてがバーテンダーの力になります。
sat0330
「語り得ぬものについては沈黙せねばならない。」
おぐらの大将（CV.斧 アツシ）が、佐々倉の気持ちを察してフォローします。
失敗のウェルカム・ドリンク。
佐々倉のウェルカム・ドリンクレシピが完成！
Edenhallで試飲会をします。
少し豪華な食前酒・キールロワイヤルにしました。
シャンパンに…巨峰、洋梨、いちじく。
各々3対1で合わせたキールロワイヤル3種を作成。
おいしいとは思うが、これが神のグラスか…？
神嶋（CV.山本 格）も経験豊富な西沢弘幸（CV.山口令悟）もなんだか物足りない感じ。
なんだかいつもの佐々倉らしくない1杯に、心配する美和。
お役に立てず面目ないと謝る佐々倉。
常に目の前にいるお客様の魂を癒すために酒を作る。
バーテンダーの1杯はそのためにある。
師匠からこう教わった佐々倉にとって、
顔が見えないお客様への1杯を考えることは至難の業でした。
今日のお詫びに1杯を…と、
佐々倉は美和においしいジントニックを作りました。
これは、佐々倉が迷ったときや自信をなくしたときにつくる
初心にかえるための1杯でもあります。
その所作から、チェンは何かを感じとります。
sat0330
魂を癒したい…父に捧ぐシンガポール・スリング！
「大事なのは失敗から学ぶこと。」
思い出したくないくらいに失敗を重ねてきた佐々倉は、
これから父を迎えようとしているチェンにこのひとことを授けます。
この日、チェンはリーのために…
シンガポール・スリングのサヴォイスタイルを作りました。
日本の四季が詰まったジャパニーズクラフトジンを使いました。
sat0330
抱いて生きているのは自分だけではなかったと気づいたチェン。
「修行に出して正解だった…最高にうまい1杯だった。」
こう褒めたリーでしたが…
「お前をバーテンダーにはしない」と、
明日、息子を連れ帰る意志を変えることはありませんでした。
アニメ『バーテンダー 神のグラス』の次回に期待するもの
バーテンダーになりたい彼のこれからが気になります！
Episode 8 のタイトルは挑戦。
物語が大きく動きだす予感がします！！