ミスターパーフェクトと呼ばれているバーテンダーと…
神のグラスをつくるバーテンダーが、
マンハッタンでカクテル対決をしたなら?
Episode 3 完璧な味は、“未熟”がキーワード!
マンハッタンとジンフィズ、そしてB&B。
3杯のカクテルで、未熟という言葉の意味を
深く考えさせられるストーリー。
先輩から後輩への「頑張れ!」に心を熱くさせられます。
目次
アニメ『バーテンダー 神のグラス』前回第2話のあらすじと振り返り
BAR LAPINへ…
ヘルプに来たバーテンダー・佐々倉溜(CV.寺島拓篤)。
そこへ、亡きマスターの命日に
必ずここを訪れる常連客・来島泰三(CV.麦人)が来店。
亡きマスターのカクテルしかのまない泰三が、
佐々倉のカクテルを「まずい!」と言いまくります。
数日置いて…佐々倉はリベンジ!
古き仲間の意味をもつオールド・パルで、
佐々倉は、泰三と亡きマスターの思い出の味を見事に再現します。
すっかり佐々倉を気に入ったホテル・カーディナルの会長・泰三。
「ホテル・カーディナルのカウンターバーに佐々倉を!」
親代わりの泰三が、孫の美和(CV.南條愛乃)に念押しします。
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1杯のカクテルがもつパワーに感動したEpisode 2。
Episode 3では、頑張る仲間を鼓舞する、
3杯のカクテルが登場します。
【ネタバレあり】アニメ『バーテンダー 神のグラス』第3話あらすじと感想
ミスターパーフェクト!
紫陽花が咲く頃になっても…
ホテル・カーディナルのカウンターバーはCLOSE状態。
お目当てのバーテンダー佐々倉溜(CV.寺島拓篤)から断られて進展なし。
企画営業部では不穏な動きも!
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部長の神嶋(CV.山本 格)が密談中!
「会長は佐々倉に入れ込んでるが、保険が必要だ。」
ライバルホテルのバー・Kに対抗するために、
会長の来島泰三(CV.麦人)はバーテンダーの人選に拘っています。
ライバルのホテルダイヤモンドスターには、超一流BAR(バー・K)があります。
そこはバーテンダー葛原隆一(CV.内田直哉)目当てに
政財界の重鎮も通うほどの場所。
「葛原さんに対抗できる者は、私の知るかぎり存在しない。」
西沢はこう断言します。
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神のグラスをつくる彼がいるBARへ。
仕事が恋人な来島美和(CV.南條愛乃)が、珍しく今日は定時退社。
この夜、ドレスアップした美和はホテル・ダイヤモンドスターへ。
泰三と一緒に、バーテンダー葛原隆一の叙勲記念パーティーに出席!
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彼は、日本のバーテンダーの地位を世界レベルに高めた立役者。
葛原と挨拶を交わした泰三はこう告げます。
LAPINマスターのお酒しか口にしないと知っている葛原は、驚いた顔をします。
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とても仲の良いおじいさんと孫。
名探偵・佐々倉は、ふたりの関係を語らずとも察します。
ふたりが席についてすぐ、川上京子(CV.松井恵理子)が来店します。
「まだ大丈夫ですか?…B&Bをお願いします。」
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眠れぬ夜に…ナイトキャップ(B&B)を求めて。
ブランデーとベネディクティンを同量混ぜるカクテル・B&B。
ナイトキャップとも呼ばれるこのカクテルは、
寝る前のお酒に適していると言われています。
B&Bについてあれこれたずねてくる川上。
穏やかに答えながらつくる佐々倉。
佐々倉のB&Bを飲み、彼女は表情を変えます。
そして佐々倉が経歴8年だと聞き、川上はさらに沈んだ顔をします。
「今日で仕事を辞める決心がつきました…。」
グラスを空にしてお店を出ていきました。
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川上がバーテンダーであることを、佐々倉は見抜いて接客していました。
「やはり君はうちに必要な人材!」と絶賛する泰三。
佐々倉はまた、高所恐怖症を理由に断ります。
一流バーテンダーへの1杯は…和三盆のジンフィズ!
「まだ、いいかね?」
次にEdenhallの扉を開けたのは葛原でした。
仕掛けた泰三は、葛原の来店をたいそう嬉しそうにします。
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有名な葛原のことを知らない。
インペリアルキャビネットサロン・ラモス氏がはじめて作ったカクテル。
フィズは、炭酸のはじける音からきているそう。
「フィズフィズなんて聞こえませんよね。」
茶目っ気たっぷりに佐々倉が言います。
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佐々倉オリジナルのジンフィズが入ったグラスを不思議そうに見つめる葛原。
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和三盆を入れたジンフィズ。
完璧からはほど遠いカクテル
プロがBARに入って力量を試すために頼むのは…
バーテンダーの基本技術がすべて詰まったカクテル・ジンフィズ。
葛原の右手小指にあるシェイカータコ。
以上2つの理由から、佐々倉は葛原が一流のバーテンダーだと見抜いていました。
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奇をてらった酒を作って消えていったバーテンダーを何人も知っている葛原。
彼はそれ以上飲むことはなく、帰りがけにこう言い残しました。
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「まだ辞めてなくてよかった。」
佐々倉が声をかけます。
聞けば、あの夜の川上は落ち込んでいました。
「君のB&Bはまだまだ…ステアがなってない」と指摘されたらしい。
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完璧vs未熟…マンハッタン対決!
失敗に悩む後輩へ、佐々倉はお酒への想像力が足りないと助言します。
そして、そんなことで辞めるなら目指さない方がいいとわざと突き放します。
「悔しかったら、ぜひもっと美味しい1杯を!」
佐々倉に煽られて、怒った川上はイイ顔になって帰っていきました。
「頑張れ…」彼女には聞こえぬ声で佐々倉が呟きます。
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そこで待っていたのは泰三と葛原でした。
「ふたりに同じカクテルを作ってもらいたい。」
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急に呼び出された美和が勝負カクテルを決めました。
課題は、カクテルの女王と呼ばれるマンハッタン!
葛原は、自分が勝ったら泰三に自分のお酒を飲んでほしいと条件を提示します。
万が一負けたら、バーコートを脱いで引退すると。
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完璧な味に完敗!
完成した2つのマンハッタン…
美和は、どちらが作ったものかわからないまま飲みます。
「こっちの方が好き!」
美和が選んだのは、佐々倉のマンハッタンでした。
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それを計算してつくった美和のための1杯!
美和に、佐々倉のお酒をもう1度飲んでみるよう促します。
すると、佐々倉のマンハッタンは味が変わってしまっていました…
対して、葛原のマンハッタンは味が崩れておらず“完璧”でした。
「バーテンダーは、客がひれ伏す様な完璧な味を目指さなくてはならない。未熟さが分かったなら帰りなさい。」
佐々倉が何も言えずに帰った後に、葛原が口を開きます。
未熟ということは、熟成の可能性を秘めていますから…と。
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泰三にお酒を飲んでもらえることを…
嬉しそうにする葛原がまた素敵でした。
美和のまっすぐな言葉に、佐々倉は励まされました。
アニメ『バーテンダー 神のグラス』の次回に期待するもの
佐々倉と美和の視線の交わりに…ちょっときゅんとしたラスト!
気になるEpisode 4のタイトルは、バーの隠し味 マティーニの顔です。
いよいよ来週は“カクテルの王様”が登場します!