今宵、BARを訪れるのは…
何を出しても「まずい!」という客と、
口が悪い絡み客。
ワガママな2組のお客様に、
凄腕バーテンダーはどんな1杯を?
Episode2 古き仲間/One for the Road は、
優しい止まり木(バーテンダー)の気遣いが沁みるストーリー。
心がブレンドされた優しくあたたかいお酒で、
凝り固まった気持ちがスッとほぐれます。
目次
アニメ『バーテンダー 神のグラス』前回第1話のあらすじと振り返り
処方ひとつで毒にも薬にもなるものを売っているバーテンダー。
だから、絶対にお客さんを絶対に裏切ってはいけない。
バーテンダー佐々倉溜(CV.寺島拓篤)は、
これを胸に刻みながら仕事をしています。
パリから帰国し、
いまは銀座にあるプライベート・バー「Edenhall」で働く彼。
佐々倉がつくる“神のグラス”を求めて、人々が訪れます。
「おまかせで!」
凄腕バーテンダーの噂を聞きつけてやってきた来島美和(CV.南條愛乃)。
美和は、わざと試す様なオーダーをしました。
それを受けた佐々倉は、
いまの美和にぴったりの“おいしいハイボール”をつくりました。
それはストレスにさらされて溜まった疲れを吹き飛ばしてくれる1杯で…感動した美和は決意します。
この人を自分が働くホテルのカウンターバーに招き入れたいと!!
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佐々倉の神のグラスパワーに癒されたEpisode 1。
Episode 2でも、仕事で心が乾いた1人の女性の凝りを
佐々倉の1杯が優しくほぐしてくれます。
【ネタバレあり】アニメ『バーテンダー 神のグラス』第2話あらすじと感想
臨時休業!
神のグラスがつくれる理想のバーテンダーを見つけた…
ホテル・カーディナルのカウンターバーに、
佐々倉溜(CV.寺島拓篤)を立たせたい!
「一気に攻めよう!」
企画営業部・来島美和(CV.南條愛乃)は、意気込んでいました。
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この国で最初に話をする人間はホテルのバーテンダーです。
誰にでもできる仕事ではない。
笑顔一つ、サービスの所作一つで…
日本という国の印象が決まってしまいます。
しかし、「Edenhall」本日休業!
SNSによると…
臨時休業日の佐々倉はどこかのBARにヘルプに出ているらしい。
美和は、銀座じゅうのBARをめぐって佐々倉を探します。
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何を出してもまずい客、来店。
その頃、佐々倉は「LAPIN」というBARにいました。
きょう(22日)は、いまは亡きLAPINのマスターの月命日。
いつもこの日にくるお客様が…
例外なく、この日も来島泰三(CV.麦人)がやってきました。
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佐々倉はビターズをすこし落としたジントニックを作りました。
「まずい。」
1口飲んだ泰三の感想はこれ。何をだしてもダメ。
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それを聞いた佐々倉は、マティーニのオランダスタイルをつくります。
あえて昔ながらの製法を守る15年熟成のオランダジンを使いました。
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敏腕バーテンダー悩む…
「マスターが生きていたら、こんなもんは絶対に出さん。」
挙げ句…泰三は、自販機のカップ酒を買ってこいと佐々倉に言います。
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居酒屋おぐらの大将(CV.斧 アツシ)に聞くほどに、佐々倉は悩みます。
そこへ、来たのは美和と樋口由香利(CV.白石晴香)。
「うちに来ていただけませんか?」
美和が名刺を渡して誘うも不発。
おぐらの大将は、破格の予定給与を見て「俺が代わりに!」と言います。
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そして、泰三に用事があるといって「LAPIN」に来てもらいました。
心をときほぐす、オールド・パル。
戦争後の横浜、日本のバーの歴史は港からはじまりました…
昔話をしながら、佐々倉が泰三のための1杯をつくります。
亡きマスターに月に1度会いに来ている泰三のため、
彼が作ったのはオールド・パル(古き仲間の意)!
氷も冷蔵庫も貴重な時代、カクテルは今ほど冷たくありませんでした。
かすかな涼味でも十分美味しさを感じた時代。
そのときのままの古いつくり方でずっと…
亡きマスターは泰三のための1杯を作っていました。
「うまい!これこそ、あいつの…死んだマスターの味だ!」
泰三はうれしそうに飲み干しました。
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お酒を楽しめなくなっていた泰三。
思い出の味で、その心をほぐした!
「酒の味は変えるな」
これは、佐々倉が師匠から教わったことでもあります。
「お前は今日からわしの新しい仲間だ。」
こう言って名刺を置くと、泰三は帰っていきました。
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どこか抜けてる佐々倉はこの名にピンと来ず…w
酔いたいけどお酒は飲みたくないワガママ客、来店。
絶対に「うん」と言わせる!
美和たちは、めげずにきょうも「Edenhall」へ。
その夜の銀座は雨。
重そうなバックを持つ女性・五島(CV.伊藤 静)がEdenhallの扉を開けます。
「雨宿りついでに1杯を…。」
びしょ濡れの彼女に、佐々倉はタオルを渡します。
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佐々倉に絡みはじめます…
飲みたい気分だけどお酒は鼻について飲みたくないという五島が毒づきます。
そして、客はワガママを言うものだとタバコ片手に口を悪くします。
あげく、佐々倉を偽善者呼ばわり。
五島がいくら絡んでも、佐々倉は穏やかに対応します。
「すこしお時間がかかる1杯がございますが、お待ちいただけますか?」
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One for the Road…温かいブル・ショットをあなたに。
五島がタバコを2本吸う間に、佐々倉は予想外の1杯をつくりました。
スープカップに入れて提供された温かなその1杯はブル・ショット!
そのおいしさに、五島の肩の力がフッと抜けます。
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五島の体の芯まであたたかさが沁み込みます。
時には自分を偽って誤魔化しながら生きねばならない大人の世界で。
クソッタレな自分が嫌になっていた五島、このカクテルで生き返りました。
佐々倉は、One for the Road(帰り道のために飲む1杯)について語ります。
BARの1杯で本当のさよならをいうのは、今日のクソッタレな自分かもと。
「偶然でも、一番苦しいときにバーテンダーの自分を頼ってくれたと考えることもできますから。同じですね…お客様のお仕事と。」
謝罪して帰ろうとする五島に、佐々倉はこう声をかけました。
彼女のダレズバック(別名・法律家の鞄)を見て、
彼は弁護士さんだと気づいていました。
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一筋縄にはいかない…愛すべきクソッタレ野郎。
高所恐怖症だと話し、美和に断りを入れた佐々倉。
でも、調べてみたら彼が以前働いていたパリのホテルのBARは最上階!
すぐにばれるウソをついてまで断る理由って一体!?
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部下の矢島(CV.野川雅史)に、五島が聞きます。
「カクテル?それともミステリーの?」
強面のヤリ手、でも、本当は心優しい弁護士が活躍する話らしい。
しかも、その弁護士は「クソッタレ!」が口癖らしい!
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こう話す五島の顔はとても嬉しそうでした。
アニメ『バーテンダー 神のグラス』の次回に期待するもの
心をほぐすカクテル、まさに神のグラス!
余韻がクスッと心地いいストーリーでした。
Episode 3 完璧な味では、どんな1杯を…?
訳アリバーテンダーのこと、もっと知りたい。
来週もまた楽しみです!