『羅小黒戦記』で知られる寒木春華(HMCH)スタジオと中国人気IP「非人哉」の非人哉工作室(FENZスタジオ)がタッグを組んだアニメ『万聖街』。
リリィに惹かれていくニールは、彼女に誘われて郊外へピクニックに行きます。
二人きりだと思っていたら、そこには同じく誘われていた1031号室のメンバーがいました。
その時、魔王を宿したニールを滅ぼすために狼人間、悪魔、吸血鬼、ミイラたちがやって来ます。
そして、ついに魔王が目覚め……。
早速、アニメ『万聖街』第4話をレビューしていきます。
目次
【ネタバレあり】アニメ『万聖街』第3話の振り返り
ニールの兄・ニックが地獄からやって来ます。
ニックの目的は、ニールに眠る魔王を目覚めさせること。
1031号室の住人たちはニックの策に巻き込まれ、散々な目に遭ってしまいました。
その後、マイペースなニックが1031号室に入り浸るようになり、リンは手を焼きます。
こうして1031号室は、さらに騒がしくなるのでした。
【ネタバレあり】アニメ『万聖街』第4話あらすじ・感想
恋愛禁止の夏
リリィのことが気になるニールは、彼女の後をつけていき偶然を装って声をかけます。
ニールの好意に気付いて警戒しているリリィの兄・リンは、こっそり二人を追いかけていました。
さらに、その様子を見ていたニールの兄・ニックまでついてきて、兄たちの尾行が始まります。
ニールとリリィのデートを観察するリンは、ニックにメモ帳を渡して動向を記録するよう言いました。
ニックはそんなリンを呆れ顔で見ていましたが、頼りないニールの行動につい手を出したくなってしまいます。
リリィを心配しすぎているリンと、暴走寸前のニックが見ているとも知らず、ニールとリリィの距離は急接近!
ドキドキしながら本音を零すニールの言葉に応えたのは、リリィではなくリンでした。
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兄のように父のように
人間界の大学へ留学するためにやって来たリリィは、ついに寮へ入ることになります。
入寮を前に、リンにプレゼントを渡すリリィ。
リンはそのプレゼント――スノードームを見て、幼い日のことを思い出すのでした。
それは、リリィが天使として生まれ、リンの妹になった頃のこと。
そして、リリィのお手本になるため、完璧な兄を目指して頑張っていた頃のことです。
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リリィの成長を喜び、静かに微笑んだリンは、彼女を大学まで見送りに行きます。
過保護が故に少々口うるさくなってしまうリンを窘めるリリィと、癖で小言を言ってしまったことを謝るリン。
そんな和やかな兄妹の別れの時間に現れたのは、大荷物を背負ったニールでした。
ニールは、リリィが1031号室を出て行ったことが寂しく、彼女のことが心配で、いろいろな差し入れを手渡します。
リンは自分よりも心配性なニールに驚かされるのでした。
ピクニックに行く前は 必ず天気予報を見よう
リリィから郊外へ遊びに行かないかと誘われ、二人きりでデートだと舞い上がるニール。
しかし、実際は1031号室の住人たち全員に声が掛かっていました。
がっかりするニールでしたが、気を取り直してみんなとのピクニックを楽しみます。
すると、そこへ思わぬ襲撃が……。
なんと、魔王を宿したニールを滅ぼすために”人ならざる者たち”――狼人間、悪魔、吸血鬼、ミイラたちがやって来たのです。
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狼人間の長と対峙したダーマオが倒れ、ニールたちは息を飲みますが、どうやら人ならざる者たちも人間界を楽しんでいた様子。
隙があるのでは、と思いきや、とうとうニールの命を狙います。
そこへストップをかけたのは、ニックでした。
制作費は全部 この回につぎ込みました
悪魔代表(CV.大塚芳忠)に対し、自分に任せてくれと言うニック。
ニックをサポートしている何者かから「プランB」として送られてきた怪しげなスティックを取り出すと、ニールの中に眠る魔王の力を手に入れようとします。
ニックは見事に魔王の力を得ましたが、その負のオーラに耐えられず、すぐに倒れてしまいました。
一方、呼び起された魔王はニールの身体に戻ると、”人ならざる者たち”に対し怒りを爆発させ、反撃に出ます。
魔王曰く、ニールは負のオーラを吸収できる稀有な存在のようで、彼の中でなら静かに眠れると言うのです。
次々に魔王からの攻撃を受け、悪魔代表の号令で撤退しようとした一行でしたが、魔王がそれを許すはずもなく、現場は爆発とともに煙に包まれました。
しかし、剣を持ったリリィが魔王の前に立ちはだかります。
すると、魔王はリリィのことを「やはり、ただの天使ではない」と評しました。
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制作費は全部 前回と今回につぎ込みました
ニールが目覚めると、真っ暗な異空間の中にいました。
必死に仲間たちを呼びますが、返事は聞こえません。
一方、リリィは必死に魔王と戦っていましたが、大量のマイナスエネルギーを使いこなす魔王を前に、ついに叩き落とされてしまいます。
ニックもマイナスエネルギーと戦いますが、そのうちに幼少期のニールに抱いていた感情を思い出していました。
ニックとニールは異父兄弟であり、ニックはそのせいで酷い目に遭ったこともありました。
しかし、ニールのことを心の底から嫌うことなどできず、魔王の力を持ってしまった弟の弱すぎる悪魔性を心配して、スパルタ教育の道を選んだのです。
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ニックがそんなマイナスエネルギーに打ち勝とうと奮闘する中、ニールは異空間で魔王本体(CV.江原正士)と対峙していました。
友よ また会おう!
魔王は1031号室の仲間たちがそれぞれ何らかの下心を持ってニールに近付いたことを明かします。
さらに、ニールがリリィに抱いている恋心も、魔王が「戦う天使」に対してアレルギー反応を示した反動で生まれたと告げました。
こうしてニールを操ろうとした魔王ですが、魔王が静かに暮らしたいだけなのだと勘付いたニールはとある提案をします。
交渉の末、一瞬だけ身体を取り戻したニールは、みんなに言いました。
魔王がマイナスエネルギーを全放出した今こそ、倒すチャンスだと。
悪魔代表はその言葉の通り、ニールを攻撃する準備を始めます。
一方で1031号室の面々は、それではニールを失うことになってしまうと必死に抵抗しました。
しかし、攻撃はついに開始されてしまいます。
多くの砲撃を受け、ニールの身体からは魔王の力が爆発的に放出されました。
ところが、煙が消えていくと同時に、宙に浮いていたはずのニールが落下してきます。
リリィが咄嗟に受け止めて地上へ降りてくると、ニールは奇跡的に自我を取り戻しました。
実は、魔王は小さな黒い生き物としてニールとともにあり、彼がいたおかげで命まで助かっていたのです。
仲間たちはニールの生還を喜び、魔王を倒しに来た”人ならざる者たち”も現場の撤収作業を始めます。
そんな中、スマホで誰かとやり取りをしていたリンは現場の映像を送っており、その返信には「監視を続けろ」と書かれていました。
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アニメ『万聖街』第4話まとめ
いかがだったでしょうか。
ニールの中に眠っていた魔王の件が片付いたと思ったところに、リンの謎の行動……!
リンやニックがやり取りをしている相手は同一人物なのでしょうか?
最終回のような盛り上がりを見せた第4話でしたが、まだ展開が続きそうですね。
次回、第5話も楽しみです。