韓国ドラマ『馬医』は、朝鮮王朝中期、その当時一番最下層の身分であった「馬医(獣医)」から、王の主治医にまで登り詰めた人物の波乱万丈サクセスストーリーです。
主人公のペク・クァンヒョンは、朝鮮王朝初の漢方外科医として実在した人物です。
「大長今」「ホ・ジュン」と並ぶ、朝鮮医学界の歴史に残る人物ペク・クァンヒョンが「馬医」からどのように医学を学び、「王の主治医」まで登り詰めたのかを数々の波乱万丈な出来事をうまく入れ込み、さらに初恋の女性との運命的なラブロマンスも描かれています。
そして、ドラマ『馬医』の注目は俳優陣もですが「韓国時代劇の巨匠」と言われるイ・ビョンフン監督が「どのように描くのか?」も注目したいところです。
それではさっそく韓国ドラマ『馬医』をネタバレありでご紹介したいと思います。
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目次
『馬医』主要キャスト
チョ・スンウ / 役:ペク・クァンヒョン
- 司僕寺の馬医
- 馬の治療を通して生き物への深い愛情を持ち、やがて人間を見る医官を目指す
- 初恋の相手ヨンダルを探している
イ・ヨウォン / 役:カン・チニョン(幼少期:ヨンダル)
- 赤ん坊の頃、クァンヒョンとすり替えられた奴婢の娘
- しっかり者なので、誰からも愛される性格の持ち主
- 初恋のクァンヒョンを今も忘れられずにいる
イ・サンウ / 役:イ・ソンハ
- イ・ミョンファンの一人息子
- 成績優秀なエリート高官で、誠実で優しい
- 姉弟関係にあるチニョンを一途に愛する
ユソン / 役:チャン・インジュ
- 恵民署の医女長で、天才的な鍼の技術を持つ
- クァンヒョンの亡き父ドジュンの親友
- 唯一クァンヒョンの出生の秘密を知る人物
【ネタバレ】『馬医』あらすじ・感想
イ・ビョンフン監督が描くペク・クァンヒョンをチョ・スンウが熱演!
韓国時代劇ドラマの巨匠と言われるイ・ビョンフン監督が、以前より熱烈な出演へのアプローチをしており、ようやく念願の出演となったペク・クァンヒョンを演じる俳優チョ・スンウ。
チョ・スンウはドラマや映画が中心であるもののミュージカル界でも大スターで、そのすごさを見込んだイ・ビョンフン監督が本作『馬医』に大抜擢したのです。
イ・ビョンフン監督作品が目指すパク・クァンヒョンをチョ・スンウがどれだけうまく表現できるかも見応えありますが、イ・ビョンフン監督の作品が最近「マンネリ化」との噂もあった中で、チョ・スンウは見事にイ・ビョンフン監督ワールドを熱演しました!
韓国ドラマ『馬医』は、どんな逆境や苦悩にも負けず、最後まで感動の渦に巻き込む作品になっていると思います。
クァンヒョン(チョ・スンウ)とチニョン(イ・ヨウォン)の「身分を越えた愛」のラブストーリーも必見!
正統派時代劇なのですが、しっかりラブストーリー含まれています。
クァンヒョンとチニョン(イ・ヨウォン)の恋の行方が、実はとても気になってしまうのです。
幼い頃からの初恋同士の2人、クァンヒョンとチニョン。
近くにいるのに全く気づかない2人のもどかしさもあり、クァンヒョンが追われる身となり、しばらく会えなくお互いの生死も分からない時間もあり、しかもクァンヒョンとチニョンが実は身分が違っていたりと、2人の恋愛もクァンヒョンの人生同様に波乱万丈なので色々と切なくなってきます。
最後には「全てがうまくいく」という時代劇の法則(?)を信じて、見守っていただきたいなぁと思います。
『馬医』ではいよいよ外科手術が?
朝鮮王朝時代、儒教を重んじる国であるがゆえ、人間の体に傷をつけるなどもっての他という時代でした。
そのため、今で言う「外科手術」はタブーとされていたのです。
もちろん有名な朝鮮の医師「大長今」や「ホジュン」もそれぞれの人生を描いたドラマ内で極秘で外科手術を行ってはいますが、決して認められる治療法ではありませんでした。
ですが、クァンヒョンは「病気の原因を根本から排除・駆除する外科的治療法」をこの時代に確立したのです。
歴史上では、第18代国王の顕宗に正式に認められたと言われています。
この外科療法によって、より多くの患者を助けることができたと知られているのです。
今では当たり前のような外科療法も、昔は色々柵があり、それにより救えたはずの多くの命が失われたと言っても過言ではありません。
それくらいクァンヒョンの功績は偉大で、多くの治療結果を残していることから「神医」と呼ばれていたそうです。
ホジュンの「心医」とは似て異なるもの称号ですね。
内医院内でもやはり陰謀が…
韓国時代劇には、どこかで「陰謀」が隠れていますが本作『馬医』にもやはりありました。
そして陰謀の主犯者がクァンヒョンの父親を巻き込み、チニョンを引き取った親でもあるイ・ミョンファン(ソン・チャンミン)。
生き残るために毎日必死な内医院ですが、クァンヒョンの父はあえて「出世」も望んでいませんでした。
ですが、ミョンファンは医術より出世だったのです。
ここでも、やはり「出世に目がくらむものは、自ら破滅することになる」と、韓国時代劇あるあるな視聴者へのメッセージを謳っているのかもしれません。
悪いことをすると必ず自分の身に返ってきてしまうことを、韓国時代劇ドラマからはいつも学べているような気がするのです。
なので、本当は大人だけではなく歴史を勉強中の学生などにも見ていただけいるといいかな?と、私はおすすめしたいです。
『馬医』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想まとめ
韓国医療系三大時代劇の1本となったドラマ『馬医』。
獣医から医師へ…動物を愛する心も、人を愛する心も同じだと思います。
そんな中、クァンヒョンは獣医で培った技術も含め、人間への治療にも常に「愛をもって」行動していたことはブレない姿が印象的に描かれているような気がします。
どうしてここまで?というほどクァンヒョンの人生は波乱万丈続きですが、これが毎度どツボにハマッてしまう要因で見るのを辞められません。
また、クァンヒョンを支える周りの方々がとても温かい!それを観ているだけでも、心が熱くなるのです。
歴史好きな方だけではなく、色々な年代・性別の方々におすすめしたい作品の1本として、ぜひ韓国ドラマ『馬医』をご覧になってみてください。
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