『バッドボーイズ フォー・ライフ』あらすじ・感想!バッドボーイズが17年振りに帰って来た!【ネタバレなし】

『バッドボーイズ フォー・ライフ』あらすじ・感想!バッドボーイズが17年振りに帰って来た!【ネタバレなし】

出典:『バッドボーイズ フォー・ライフ』公式ページ

1995年、ジェリー・ブラッカイマー製作&マイケル・ベイというヒットメーカー・チームが世に放ったのが、アクション映画『バッドボーイズ』です。

マイアミを舞台に、ウィル・スミスとマーティン・ローレンス演じる2人の刑事が活躍する姿を描き、世界でも大ヒットを記録しました。

当時27歳だったウィル・スミスにとって、初の主演映画であり、『バッドボーイズ』の大ヒットを受けハリウッドスターの仲間入りを果たします。

8年後には続編『バッドボーイズ 2バッド』も製作された、大ヒットシリーズ。

そんな「バッドボーイズ」が17年振りに帰って来たのが、本作『バッドボーイズ フォー・ライフ』です。

監督は新鋭アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーのコンビ。

相変わらずの無茶な捜査振りと、息の合った相棒同士の掛け合い、息を飲むカーアクション、ド派手な銃撃戦がたっぷり楽しめます。

既に続編の企画も始動!アクション好きは必見です。

ポイント
  • バッドボーイズの迷コンビ振りは、17年経っても健在!相変わらずの軽口の応酬が最高です。
  • 前作を観ているとわかる小ネタを拾うのが、シリーズファンとして楽しみの一つになっています。
  • きちんと現代に寄せつつ、昔からの世界観もそのままなので、旧作のファンにも嬉しい仕上がりです。

それでは話題のアクション映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』についてネタバレなしでレビューします。

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『バッドボーイズ フォー・ライフ』作品情報

作品名 バッドボーイズ フォー・ライフ
公開日 2020年1月31日
上映時間 124分
監督 アディル・エル・アルビ
ビラル・ファラー
脚本 デヴィッド・グッゲンハイム
出演者 ウィル・スミス
マーティン・ローレンス
ヴァネッサ・ハジェンズ
アレクサンダー・ルドウィグ
ニッキー・ジャム
ジョー・パントリアーノ
音楽 ローン・バルフェ

『バッドボーイズ フォー・ライフ』あらすじ・感想【ネタバレなし】


あらすじ

相も変わらず高級車を乗り回し、高級ブランドスーツを身にまとい、独身生活を楽しんでいるマイク・ローリー(ウィル・スミス)と、娘に子供が生まれ、ついにおじいちゃんになったマーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)はマイアミ屈指の敏腕刑事。

今までもいくつもの事件を2人で解決してきました。

けれど孫が生まれたことで、マーカスは刑事という危険な職場から今度こそ離れようと真剣に引退について考えるようになります。

その頃メキシコの刑務所から1人の女囚イサベルが脱獄。

イサベルは自らの息子アルマンドにファミリーの復讐のためマイクたちの暗殺を指示します。

マイクは夜の街で襲撃され命の危険にさらされることに。

過去にマイクと共に合同捜査をした判事や検事なども次々と殺される事態が発生。

ハワード警部(ジョー・パントリアーノ)は言うことを聞かないマイクを仕方なく、エリート捜査チームのアドバイザーとして事件の捜査に加わることを許可します。

しかし捜査を進めるうちに、マイクやマーカスの大切な仲間も犠牲になってしまいます。

やがて明らかになる犯人の動機と、隠されていたマイクの過去。

これがバッドボーイズ最後の事件と決めた捜査の行方は一体どうなる?

17年経っても変わらない、ウィル・スミスにびっくり!

第1作の公開が1995年ですから、現在からもう25年も前。

当時27歳のウィル・スミスは当然若かったわけですが、現在の姿と比べて見ると、改めて驚きしかありません。

くりす

かっこいいまま!スタイルそのまま!さすがハリウッドスター!

もちろん年齢を重ねているのはわかりますがそれでも同年代の男性と比べると若々しく、何よりスタイルがまったく崩れていないのでスーツが似合ってとにかく歩く姿すら格好良いのです。

ウィル・スミス、御年51歳、『アラジン』のジーニーがハマっただけはありあすね。

正直ウィル・スミスが「太った中年おじさん」になっていたら、本作の面白さは損なわれていたかもしれません。

マイク・ローリーは格好良いままでいないといけないのです!

年齢相応のポジションは相棒のマーカスがちゃんと務めていますから。

相棒であり兄弟で家族な2人が正反対のキャラクターだからこそ面白いのが『バッドボーイズ』シリーズ。

くりす

格好良さをキープしてくれていたウィル・スミスにはシリーズのファンとして感謝しかありません。

マーカス役のマーティン・ローレンスも、役柄的に「あれでいい!」存在なので問題はまったくなし。

くりす

やはりバッドボーイズはウィル・スミスとマーティン・ローレンスの2人でなくてはと、鑑賞後はしみじみするはず。

前2作の予習復習を強くおすすめ。そうすると2倍楽しめるはず!

前作までの設定はきっちりと踏まえてくれているのが、大変ありがたい『バッドボーイズ フォー・ライフ』。

マイクは相変わらず高級ブランドスーツを身にまとい、ポルシェを爆走させ、暮らすのは高級マンション、一人の女性に落ち着く様子はないまま。

対してマーカス家にはなんと娘に赤ちゃんが生まれ、危険なことから今度こそ手を引きたいご様子。

マーカスの娘ビアンカが映画の冒頭で出産するのですが赤ちゃんの父親はシリーズ2作目で出演していた青年でした。

ビアンカをデートのお迎えにやって来て厄介な父親とその相棒にネチネチと嫌味を言われて脅されていた、レジー少年の成長した姿だったのです。

くりす

17年経っているのに、顔立ちがまったく変わってないので、2作目を覚えていたらすぐわかりますよ、保証します!

他にも、2作目のラストで上手くいったかと思ったマーカスの妹シドとマイクの関係が言及されたり、警部のバスケのネタが出たり。

マーカスの刑事を辞める辞める詐欺もあり。

マーカスの奥様にはマイクもマーカスも頭が上がらないのもお約束。

くりす

マーカス夫婦の仲は変わらず夫が妻の尻に敷かれている描写も観ていて安心するだけ(笑)

シリーズのノリは時代を越えても引き継がれていますので、昔からのファンも間違いなく楽しめます。

しかしもちろん現代に合わせた部分もあります。

美人でキレ者な新キャラ・リタと彼女が率いるハイテクを駆使するエリートチーム「AMMO」が本作には登場します。

マイアミ市警の特殊エリート部隊で、若手の捜査官たちで組織されたのがAMMOです。

エリートなAMMOの若者メンバーが「昔ながらの捜査方法はもう古いんだよ、おじいちゃん」とばかりに、クソ生意気な態度をマイクに取る姿を鑑賞前は想像していたのですが。

3人ともまったく腹が立つ存在ではなく、鑑賞しながら「もっと突っかかれよ、もっと嫌味なこと言えよ」と、けしかけたくなったほど。

くりす

マイクたちが年寄りと馬鹿にされるのを覚悟して、しかしラストは見返すシーンを楽しみにしていたのに、何だか肩すかしを食らった気分です(笑)全員そこそこキャラ立ちしているので、続編があるならAMMOも継続して出演かなとも思います。マーカス役のマーティン・ローレンスに、アクションシーンを今作以上にさせるのは無理でしょうし(笑)

このように新キャラの活躍も多いので今作から観ても充分楽しめますが、やはり旧作を観ていてこその部分もあるので、予習復習することをオススメしたいですね。

シリーズ最大のヒットを更新!シリーズ2作との違いは?

公開後わずか10日間で、全米興収1億2000万ドルに到達した『バッドボーイズ フォー・ライフ』。

シリーズ最高記録の世界興収で2億ドルを突破してから、満を持しての日本での公開になりました。

くりす

世界中で待っていたファンが大勢いたんでしょうね。前作から17年経っているのにこの人気はすごい!

監督は変わりましたが肝になるアクションシーンはたっぷり、主役2人の掛け合いもばっちりの上、シリーズを良い意味で現代版にアップデートした製作陣の手腕は素晴らしかったです。

アクションシーンはエンターテイメント色を出し迫力もスピード感もあったので、かなり楽しめる仕上がりになっています。

ただし監督がマイケル・破壊王・ベイではないため、全体で「ベイ成分」が抑えられてしまったのは残念の一言。

くりす

もっと火薬マシマシで、ド派手に爆発するシーンを入れて欲しかった!それでこその『バッドボーイズ』なのに!

火薬量やハチャメチャなカーチェイスが減ったからなのか、代わりとばかりに投入されたのが前作までは家族や相棒や仲間との絆に重きが置かれていたドラマパート部分の増量です。

今作は、マイクの過去や恋愛が加わります。

過去にマイクと付き合っても上手くいかなかったリタや、何故かマイクに復讐を誓っているイサベルが登場し、モテ男という設定で2作目ではマーカスの妹といい感じだったマイクの知られざる一面が見られることに。

また、殺しの実行犯であるイサベルの息子アルマンドの存在感もなかなか良いです。

マイクとのアクションシーンも見応えあり。

クライマックスの対決も、ドキドキハラハラ、差し込まれる笑いでかなり楽しめます!

くりす

メキシコパートは、2作目のキューバパートより緊迫感もあって大変良かった!女性陣の活躍も観られますが、ハッカーなのに筋肉モリモリのドーンの暴れっぷりが何とも笑えます。

ところで、減っていた「ベイ成分」ですが、これが意外な形で注入されています。

マイケル・ベイ本人のカメオ出演という。

くりす

の方法のベイ成分は、ファンは別に求めてないよ?と思いましたがベイ監督、ごくいい笑顔でしてねえ。ちなみに出演は、結婚式のシーンです。何故?(笑)

ベイ前監督出演より、その分の金額だけでも火薬に回して欲しかったなと真剣に思います。

くりす

そこだけが本当に、数少ない不満点(笑)

やはり大爆破・大破壊・とんでもカーチェイスの三拍子を揃えることに関して、マイケル・ベイに敵う監督はなかなかいないのかもです。

※ちなみにマイケル・ベイが「ベイ成分」てんこ盛りで撮った新作がこちら!

『6アンダーグラウンド』あらすじ・感想!マイケル・ベイが最も「ベイしてる映画」が誕生!【ネタバレなし】

最後の任務と謳いながらもどうやらまだまだ続きそうなバッドボーイズの物語。

バッドボーイズ、最後の任務

そんな煽り文句で公開されたと言うのに、今作の大ヒットを受けて実はもう第4作目の企画は始動しているのです。

既に脚本は執筆中で、主演2人の続投の可能性も高いとのこと。

くりす

と言うより主役替えたらそれは『バッドボーイズ』ではないので、続投熱烈希望ですよ!

ラストシーンを観る限り製作陣が続編を狙っていたのは丸わかりだったので、これは嬉しいニュースです。

作り手側にも映画の出来に手応えがあったからこそ、挿入したシーンだったのかと思いますし。

アクション要員は今作で若手を数人確保しましたしマイクの恋の行方など楽しみも出来たので出来れば早いうちに企画を進めて欲しいところです。

監督を務めたアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーは、エディ・マーフィの最新作『ビバリーヒルズ・コップ4』に就任する可能性が噂され、マーベル・スタジオとの面会も近く実現するとのこと。

くりす

『バッドボーイズ フォー・ライフ』の続編は出来ればまたこのコンビにお願いしたいのですが、今作が大ヒットしたことでますます忙しくなりそうですね。

『バッドボーイズ フォー・ライフ』まとめ

以上、ここまで『バッドボーイズ フォー・ライフ』についてレビューしてきました。

要点まとめ
  • 前作とのつながりも描かれ、シリーズファンも満足できるシリーズ3作目。
  • とある大好きなキャラが今作で退場決定なのが、悲しすぎて引きずります。
  • 世界で大ヒットしていることもあり、続編が作られる可能性は大!

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