『ベイビー・ドライバー』は、強盗犯罪の逃がし屋として、華麗なドライビング・テクニックを駆使するベイビーが、愛する者を犯罪組織から守るために立ち上がる爆走カー・アクション。
ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの「ベルボトム」をBGMに始まる冒頭6分!
音楽を楽しむ、緊張感の全くないベイビーから、一気にアクセル全開!
流れるようなドライビング・テクニックを披露するベイビーから目が離せません!
- 軽快な音楽と映像の融合がスタイリッシュ!
- 冒頭6分の華麗な神業ドライビング・テクニック
- 全編にちりばめられたアップテンポな音楽
- 車もキャストの『ベイビー・ドライバー』
- 大切な人たちのために激走するベイビー
それでは『ベイビー・ドライバー』をネタバレなしでレビューします。
目次
映画『ベイビー・ドライバー』作品情報
作品名 | エドガー・ライト |
公開日 | 2017年8月19日 |
上映時間 | 113分 |
監督 | エドガー・ライト |
脚本 | エドガー・ライト |
出演者 | アンセル・エルゴート ケヴィン・スペイシー リリー・ジェームズ エイザ・ゴンザレス ジョン・ハム ジェイミー・フォックス ジョン・バーンサル |
音楽 | スティーブン・プライス |
映画『ベイビー・ドライバー』あらすじ・感想【ネタバレなし】
85号線のゴースト
真っ赤なスバルWRXの中で待機するベイビー(アンセル・エルゴート)は、銀行強盗の逃走ドライバー。
たった今、銀行から出てきた仲間のグリフ(ジョン・バーンサル)、バディ(ジョン・ハム)とダーリン(エイザ・ゴンザレス)を拾い、天才的な車の操作でアクセルを全開に、エンジンをふかして警察の追跡をかわすのでした。
仕事を終え、潜伏先の隠れ家に戻る4人。
銀行強盗計画の首謀者でボスのドク(ケヴィン・スペイシー)が、強奪した20万ドルを手慣れた様子でそれぞれに分け前として渡すのでした。
ベイビーは、10年前に高速道路のパトカーをひきつれて、豪速でふりきった伝説の「85号線ゴースト」。
かつてドクの車を盗んで、積んでいた麻薬の価値を知らずに捨ててしまったベイビー。
ベイビーの度胸と運転技術に舌を巻いたドクは、ベイビーを見つけだし、麻薬の弁済として強盗の逃し屋ドライバーをつとめることを条件に、ベイビーを組織の仲間に引き入れたのでした。
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最後の仕事
ドクと組む「最後の仕事」を次に控えたベイビーは、耳が不自由で年老いた里親のジョー(CJ・ジョーンズ)と住んでいました。
事故で両親を亡くしたベイビーを引き取って育ててくれた心優しいジョーの世話を、かいがいしくするベイビー。
ジョーは、ベイビーの仕事を心よくは思っていません。
でも、心根の優しいベイビーの唯一の理解者なのです。
次が「最後の仕事」というベイビーに、「これからは、人を危険に巻き込まない仕事をして欲しい」とジョーは伝えるのでした。
「最後の仕事」でベイビーと組んだ、バッツ(ジェイミー・フォックス)、エディー(フリー)、JD(ラニー・ジューン)。
現金輸送車の襲撃でいつも通りになめらかに逃走するはずが、バッツが警備員を殺したことに動揺したベイビーは、窮地に陥ります。
それでも、持ち前の機転とドライビング・テクニックを駆使して、ベイビーは「逃がし屋」としての最後の仕事をやり遂げたのでした。
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デボラとジョー
寡黙なベイビーは、かつて母の働いていた「ボーの店」の常連客。
新しく店に入ったデボラ(リリー・ジェームズ)に興味をもったベイビーは、音楽を通してデボラと意気投合、打ち解けます。
ドクとの最後の仕事を終えたベイビーは、胸を張ってデボラをデートに誘うのでした。
そんなベイビーとデボラが食事をするレストランに現れたドク。
大事なものを傷つけたくなければ、これまで通りの仕事をするよう、ベイビーに求めるのでした。
デボラとジョー、大切な2人を守りたいベイビーは、仕方なくドクの仕事を引き受けることにします。
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ベイビーの暴走
以前に組んだことのある、バディとダーリン、バッツをメンバーとして郵便局襲撃の計画に加担することになったベイビー。
気性の荒いバッツの暴走で、襲撃計画は最初から破綻、めちゃくちゃになります。
なんとしても人を傷つけたくないベイビーは、これまでのスムーズな逃走からは想像もつかない、大胆な行動に出るのです。
バッツを倒し、警察に囲まれて逃げ場を失い抵抗したダーリンが撃たれ、1人、2人といなくなる仲間から逃れるベイビー。
恋人のダーリンを殺されキレて凶暴になったバディから、ジョーとデボラを守る死闘の末、ベイビーの出した結論は意外なものだったのです。
スタイリッシュで楽しいカーアクション
『ベイビー・ドライバー』は、凄腕ドライバーのベイビーが、スタイリッシュな音楽をBGMに豪速で車を走らせるカー・アクションです。
冒頭のドリフト満載の走行から、現金輸送車襲撃後の手に汗握る逃走、恋人や家族を守るため、組織から離れる決心をしたベイビーのハードボイルドなドライブ、などなどバリエーションあふれる展開を楽しむことができます。
BGMや車にもこだわった、エドガー・ライト監督のミュージック・ビデオのような映像美も映画の魅力の一つ。
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冒頭のカーチェイスだけでも一見の価値ありです。
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映画『ベイビー・ドライバー』あらすじ・感想まとめ
以上、ここまで『ベイビー・ドライバー』をレビューしてきました。
- 冒頭6分だけでも見ごたえ十分のカー・アクション
- ミュージック・ビデオのような映像美
- 全編にちりばめられたアップテンポな音楽
- 愛するものを守るベイビーの決心