綾瀬はるかは、コメディから真摯に生きる役、数々の難役を演じ、そしてアクションまでこなす魅力ある女優です。全ての世代から高い支持を受けている国民的女優です。
内面も外見も多様性を持ち、演じる役により新たな魅力が引き出されていきますし、彼女がいるだけでドラマに花がそえられます。
とても絵になるヒロイン力、決定力があります。
ここ最近のドラマの中から特に彼女の魅力が溢れていた10作品を選んでみました。
目次
綾瀬はるか出演ドラマおすすめ10選
『精霊の守り人』
大河ファンタジー『精霊の守り人』は2016年から2018年にNHKで放送されました。
主演のバルサ役に綾瀬はるかを迎え、上橋菜穂子が書いたファンタジー小説シリーズ『精霊の守り人』第1作から12作目『炎路を行く者』までの内容を、3シーズンにわたり、全22回にまとめています。
タイトルは一作目と同じく「精霊の守り人」ですが、『守り人シリーズ』全話をドラマ化し、シーズン1は原作に忠実に、シーズン2以降は構成を大きく変更して制作されました。
水や卵や怪物ラルンガなどの描写にVFXを駆使し、原作におけるアジアの多様性や大自然を表現しようと、北海道から九州そして韓国の広域でロケを行っています。映像は4Kで撮影されています。
壮大なスケールの『精霊の守り人』は、バルサという三十歳の女用心棒が、ひょんなことから新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを助け、彼を守るために奮闘する物語です。
舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界。腕ききの女用心棒・バルサはある日、川におちた新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグム(小林颯)を助けます。
チャグムは、その身に得体の知れない”おそろしいモノ”を宿したため、「威信に傷がつく」ことをおそれる父・帝によって暗殺されそうになっていました。
チャグムの母・二ノ妃(木村文乃)から、チャグムを守るよう依頼を受けたバルサは、幼ななじみの薬草師・タンダ(東出昌大)の元へ身を寄せます。
そして、バルサとチャグムは、タンダとその師である呪術師のトロガイ(高島礼子)から驚くべきことを告げられるのでした。
チャグムに宿ったのは、異界の水の精霊の「卵」であること、孵化まで守らないと大干ばつがおこること、そして、異界の魔物がその「卵」をねらってやってくること。
帝のはなつ追っ手、さらに人の世の力をこえた危険から、バルサはチャグムを守り続けます。
ミルトモ 編集部
“戦う” と“守る” の境界線はどこか、何のために戦うのか、戦いから何を学ぶのか…最終章では登場人物それぞれの激闘に結末が訪れます。
ミルトモ 編集部
使命を果たしたバルサは、これからどこに向かうのか、バルサの幸せを思うと、切なくなります。
ミルトモ 編集部
チャグムに対しては次第に心を開き、母性的な感じも出てきます。
多くは語らないけれども芯のある強さと本当の意味での優しさのある人です。
綾瀬は戦う女用心棒から、恨み、憎しみ等の多くの感情を乗り超え、人として変わっていく過程を見事に演じています。
綾瀬はバルサはどんな声のトーンか、語尾はどんな感じか、歩き方は?座り方は?と試行錯誤したそうです。
食べるときのしぐさは男っぽいのか、ピシッとしているけど品がいいのかとか、食べ物のつかみ方ひとつについても思案したそうです。
綾瀬は、アクションシーンが多く、精悍で男勝りなバルサ役を演じるにあたって、とてつもない準備をし、朝から夜まで数日かけて戦いの場面を撮りました。
実際に立ち回りが始まると命がけの戦いで自然と気持ちが高ぶり、“猛獣化”したそうです。
NHK「精霊の守り人2」が始まりましたね、綾瀬はるかさんは天然ぽいと云われてますが、女優モードになると怖いぐらいに演者に成りきります。それが魅力ですね\(*⌒0⌒)b♪ pic.twitter.com/2NlXWJbK91
— TAKE7700 (@take7700gh5fs) January 22, 2017
このアクションシーンの撮影を乗り越えて、逆にふだんの生活のシーンが演じやすくなったと言います。
ミルトモ 編集部
このドラマは、人の営みの何もかもをあっけなく押し流していくこの世の無常と、それでも天と地のはざまで生きていく人という生き物の美しさを描いています。
深い哀しみの闇の中、短槍を掲げてすっくと立つバルサのあの凛とした姿には、実に多くのものが詰まっています。
実写精霊の守り人の綾瀬はるか良すぎるからぜひ十二国記の陽子もやってくれ頼むNHK!!!!! pic.twitter.com/q2v2uQbM0v
— 鴎外先生推しの陸@文アル審神者 (@riku_tourabu) March 19, 2016
- U-NEXT(https://www.video.unext.jp/)/ 見放題 / 31日間無料
『義母と娘のブルース』
『義母と娘のブルース』は、2018年7月期TBSで放送されました。
桜沢鈴の4コマ漫画が原作の義理の母と娘の絆を描いた物語で、キャリアウーマンの主人公が前妻を亡くし娘を育てる男性と結婚し、よい母親になるために一生懸命に奔走しながら家族と過ごす10年間が描かれています。
このドラマの魅力は、なんといっても綾瀬はるか演じる亜希子のキャラクターです。
キャリアウーマンだった亜希子が、よりよい母親になるためにビジネススキルを駆使して奮闘する姿がとてもコミカルで面白く、それでいてひたむきで心を打つのです。
ミルトモ 編集部
幕開けの父・宮本良一(大谷亮平)と子・みゆき(上白石萌歌)とのご対面シーンで、亜希子はいきなり名刺を差し出して深々と頭を下げ、「初めまして、わたくしこのような者でございます」と9歳の子どもに向かってキャリアウーマンの挨拶をします。
また、みゆきの学童保育施設に押しかけて感謝の意を表すためになんと腹芸を披露します!みゆきも視聴者も度肝を抜かれてしまいます。
ミルトモ 編集部
亜希子は、みゆきの良い母になろうと奮闘し「生物学的な問題はクリアできないにせよ、考え方や行動など細かな情報を貰えればかなりの部分はコピーできるのではないでしょうか?」と独特の言い回しで語り、実行に移します。
5話では良一が入院するのですが、亜希子は恥ずかしさから良一の体を拭けず、そのぎこちない姿がなんとも微笑ましくて笑えました。
ミルトモ 編集部
ミルトモ 編集部
1話で亜希子は、みゆきの悩み事を解決することで、距離を縮めようとします。
クラスメイトからいじめられていると知ると、主犯格・大樹をリサーチし、みゆきに自分で「イジメないでほしい」と説得するように勧めます。
みゆきは大樹と話してみると、彼はみゆきを元気づけたかったけれど素直になれずにからかっていたことが分かったのでした。
ミルトモ 編集部
3話では、専業主婦となった亜希子がPTA会長らと対立、保護者からあっというまに署名を集め、学校に嘆願書を提出。
亜希子仕切りの運動会は、全力で仕事をする彼女の姿を見て、母親たちが自発的に協力してくれたおかげで成功しました。
この回でもっとも素晴らしかったのは、運動会を一切仕切ると約束した亜希子が教員やみゆきからPTA会長に謝るよう頼まれた時の返しの言葉です。
「親は子どもが嫌われることを恐れて言葉を飲み込み、陰口で憂さを晴らす。その背中を見て育った子どもは思うでしょう、『長い物には巻かれればいい』『強いやつには逆らうな』『本当のことは陰でいうのが正しいんだ』『だって大好きなお父さんとお母さんがそうやっていたんだから』。」
ミルトモ 編集部
後半の話では、亜希子は仕事の尊さをみゆきに示すため「ベーカリー麦田」へ就職し赤字のこのパン屋を立て直そうと奮闘します。
亜希子は「1日5万円の売上げ」という目標を設定して、「いつでも焼きたて作戦」を提案し陳列棚配置見直しサクラ利用などの手段を駆使し、ほんの数日で売上げ5万円を達成します。
売上げが徐々に落ち始めると、店主の佐藤健演じる麦田にパンの質を上げるよう提案するなど切り返しが早いです。
先代の味を復活させることがベストだとなり、麦田の父親に協力をお願いするのでした。麦田は父子の対立を乗り越え次々とパンを改良することになります。
ミルトモ 編集部
こんな感じで天然で可愛いけどかっこよさもある綾瀬はるかの魅力が堪能できるドラマでした。
▼動画の無料視聴はこちら▼
『JIN-仁-』
『JIN-仁-』は、2009年10月期、2011年4月期にTBSで放送されました。
「現代の医師が、もし幕末へタイムスリップしたらどうなるか?」を描いたSF要素の強い医療ドラマですが、それだけにとどまらない壮大なヒューマンストーリーとなっており、視聴者の心にいつまでも残る作品です。
ある事件をきっかけに江戸時代へタイムスリップしてしまった現代の脳外科医・南方仁(大沢たかお)が、満足な医療器具もない中で幕末の人々の命を救います。その医術を通して、幕末の英雄・坂本龍馬(内野聖陽)らとの交流を深めていきます。
そして、公私に渡り支えとなる橘咲(綾瀬はるか)、吉原の花魁だった野風(中谷美紀)らと共に、自らも幕末の動乱に巻き込まれていきます。
ミルトモ 編集部
大沢たかおの魅力が全開なのは言うまでもありませんが、その傍らにいて健気につくす綾瀬はるかのきまじめな可愛さもこのドラマの魅力の1つです。
ミルトモ 編集部
昔風の着物やかつらがとてもよく似合い、初々しく透明な肌が際立ちました。
いつも複雑な心境に置かれているのにその中で必死に耐えて、仁先生の前では笑顔を絶やさずにいるところもすごいなと感じますし、自分のことを犠牲にしてまで「仁先生のために」と努力し続ける姿は本当に健気です。
咲は自分の持ち物を売ってまでも、『仁友堂』のために尽くしています。
ミルトモ 編集部
仁先生から見ても咲は次第に頼れる存在になっていき、先生が迷っているときに「こうしたほうがいいです」とアドバイスをするようなシーンがあったり、ところどころで先生の背中を押すような場面もあります。
咲自身の医術に対する知識も豊富になっていきました。
ミルトモ 編集部
▼動画の無料視聴はこちら▼
『いだてん〜東京オリムピック噺〜』
『いだてん〜東京オリムピック噺〜』は、2019年放送のNHK大河ドラマ第58作です。
宮藤官九郎のオリジナル脚本です。
日本が初めて夏季オリンピックに参加した1912年のストックホルムオリンピックから1964年の東京オリンピック開催までの52年間、戦争と政治と景気に振り回された人々の群像劇、歴史に動かされた人と町の変遷をじっくり描いています。
物語は、大きく二部に分かれており、第一部は、まだ「スポーツ」の言葉もない時代、1912年に日本人としてオリンピックに初参加した金栗四三(中村勘九郎)という人物が、そして第二部は、1964年の東京オリンピックの開催に向けて尽力した田畑政治(阿部サダヲ)という人物が、それぞれ主人公になります。
ただし、その人の生涯にスポットを当てるのではなく、まさしく“時代”そのものを主人公としてそこに生きる人々の群像劇が描き出されています。
ミルトモ 編集部
そして、物語は五代目古今亭志ん生(ビートたけし)が語る架空の落語『オリムピック噺』の語りにのせて進行するという形式で、随所に志ん生自身の人生も挿入され、その視点で見た明治から昭和にかけての東京の変遷も描かれています。
そんな画期的なドラマの中で綾瀬はるかは、第一部の主人公・金栗四三を支える妻・スヤを演じました。
夫婦愛を描くホームドラマとなっている第2章前半のキーパーソンです。
綾瀬が持つ「ヒロイン力と決定力」「少女、女、母親の長いレンジの役の成長をどれも説得力を持って演じられるすごさ」がドラマを引っ張りました。
スヤはもともと四三とは幼なじみ、熊本・玉名の医者の娘で村一番のハイカラなお嬢でした。
四三に淡い思いを抱き、四三の五輪出場を応援してきました。
熊本の名家・池部家の跡取りと結婚しますが夫に先立たれ、義母・幾江(大竹しのぶ)が四三を養子に迎え入れスヤは四三と再婚したのでした。
第3回最後、自転車で列車と並走して四三さんを見送るシーンでは綾瀬の身体能力のすごさを証明しています。
四三の前では溌剌と元気よく送り出し、列車が消えた後に少し憂いが生まれるという表現も見事でした。
これが一発勝負で撮ったというスヤさんの四三見送りシーンね。
自転車で全力疾走の綾瀬はるかさんご本人も物凄く緊張したと仰っていたけど、このシーンを一度で成功させるなんて本当に素晴らしい‼️✨✨。#いだてん pic.twitter.com/RsjGbNTTgS
— マルマルコ (@marukodorama) January 20, 2019
第12回で、スヤが「どうしても四三さんに食べてほしかです。精ばつけてほしかです」と鯛を持って金栗家を訪ねますが、ストックホルムまで送るのに「2週間かかりますけん、腐りますけん。マラソンは今日ですけん」と兄に言われるシーンがあります。
ここがこんなにも微笑ましく感じられるのは綾瀬のヒロイン力です。
ミルトモ 編集部
綾瀬は熊本県玉名郡の四三とスヤが暮らした家で、存命の家族とスヤについて語り合う機会を持ちました。
綾瀬はるか演じるスヤさんは明治、大正、昭和、平成まで4つの時代を生き抜きました(画像は知ってるつもりより) #いだてん pic.twitter.com/CrLVtzkF1t
— 芝@JARA 最近FF11復帰組 (@ShivaJara) April 21, 2019
写真、思い出話、面影を受け継ぐ娘さんから、スヤという人間が綾瀬の中で浮かび上がってきました。
6人の子供たちとの接し方、義理の母・幾江との関係もきくことができました。これらは、演技に確実に生きています。
第15回では、義母役の大竹しのぶと並んで決して引けを取らない心情表現と決定力がありました。
義母から「(四三を)好いとっとね?」と問われるシーンでは、夫への愛情にウソはなかったこと、しかしもう一度生きるなら四三を選ぶという意志を毅然と伝えました。
スヤという人格は、正直さ、たくましさ、生命力によってさらに輝きました。綾瀬の素直さ、真っすぐさ、美しさ、潔さ、全開です。
ミルトモ 編集部
第15回のラスト、スヤの冷水浴も反響を呼びました。
結婚した四三から手紙で冷水浴を勧められたスヤが「何事も経験ばい」と頭から水をかぶり「ひゃー!」と叫ぶシーンです。
ミルトモ 編集部
第17回では1916年のベルリン五輪が中止になると、教員の道を捨て、棄権に終わったストックホルム五輪の雪辱に燃えていた四三は激しく落ち込みます。
熊本から上京したスヤは夫の無念を受け止め、夫婦として共に痛みを分かち合い、四三は再び走り始めるという展開でした。スヤの愛が溢れていました。
いだてん第17話。オリンピック開催中止で失意のどん底の四三。スヤの包み込む優しさに救われ、駅伝という新しい夢を見つけて再出発。最愛の妻に最高にカッコいい姿を見せることができた四三と、それを生で見守れたスヤ。なんて幸せで素敵な夫婦だろうと思いました。#いだてん #いだてん絵 #絵だてん pic.twitter.com/CHT0CGAC9O
— KEI-CO (@keico) May 12, 2019
ミルトモ 編集部
とにかく、演出陣も口を揃えて絶賛してやまない綾瀬の演技でした。
今週のいだてんも良かった。四三はどうしようもないけどスヤ(綾瀬はるか)が最高に可愛い。良いところもダメなところも愛せるって素敵。 pic.twitter.com/Z41rfNOo1X
— いちはる (@24chart24) May 12, 2019
→大河ドラマ『いだてん』動画フル無料視聴!1話から最終回まで再放送なしで見れる配信サービスをご紹介
『ホタルノヒカリ』
『ホタルノヒカリ』は、2007年7月期日本テレビで放送され、さらにその3年後の姿を描く続編『ホタルノヒカリ2』が2010年7月期に放送されました。
「干物女」という流行語を生み出した“働く女性ドラマ”です。
原作は、講談社発行の漫画雑誌『Kiss』に2004年から2009年まで連載されていたひうらさとるの大人気漫画です。
一般的に恋に仕事に華やかであろう20代の人生を、恋愛を半ば放棄してぐうたらに過ごす「干物女」・雨宮蛍を描いたこの作品は、主人公の性格、生活スタイルなど共感出来る部分が多くあり女性に高い人気を誇りました。
綾瀬はるか演じる主人公・雨宮蛍は、SWビルドのインテリア事業部に勤めるOLです。
会社では有能な仕事ぶりを見せるまともなOLですが、恋愛には無関心で家でゴロゴロとしているのが大好きな干物女です。
しかしある日、部長の高野誠一(藤木直人)が引っ越して来て、不本意ながらも同居する破目になります。
1作目は部長と思いが通じ合ったところで終了し、2作目はその後香港に転勤になった蛍が仕事を終え3年ぶりに日本に帰国したところからスタートします。
綾瀬はるかと藤木直人が演じる蛍と「部長」のもどかしい恋模様を描く恋愛要素だけでなく、ギャグドラマとしても楽しめるテンポのいいストーリー展開が魅力の作品です。
干物女である蛍の暮らしぶりは、多くの女性の共感を呼びました。
ミルトモ 編集部
あるあると思わず頷いてしまうシーンが多いため視聴者は蛍に自分を重ねてドラマを観ることができます。
蛍のすごいところは、オフモードのときはまるでおじさんのように過ごしているのに、会社ではきちんと仕事をこなしているところです。
キャリアを着実に積みながらも、家では自分らしく好きに過ごす潔さは見習うべきところがあります。
ミルトモ 編集部
『ホタルノヒカリ』は1作目ではキスはおあずけとなり、2作目に入ってもなかなかキスシーンは登場せず、第9話でようやく2人のキスシーンを観ることができます。
『ホタルノヒカリ2』
瀬乃(向井理)が蛍(綾瀬はるか)に接近してることを知って、ヤキモキしている高野(藤木直人)は家の前で蛍を待つ・・
(蛍が帰ってくるなり)
【忘れるな。お前は俺の女だ】 pic.twitter.com/w75FLUkaAD— ♡ヤバい胸キュンSTORY♡ (@yabai_munekyunn) February 19, 2020
2人のやり取りに胸キュンさせられるシーンは多いのになかなか恋人として進展しないもどかしさも、この作品の魅力です。
愛嬌があり少しドジな一面もある蛍は、女性だけでなく男性からも支持されるキャラクターです。
外では干物女を封印していることもあり、意外にもモテます。
家に帰れば干物女でダラダラしている蛍がモテるという描写は、フィクションと分かっていてもリアルな干物女たちに夢を与えてくれました。
ミルトモ 編集部
▼動画の無料視聴はこちら▼
『八重の桜』
『八重の桜』は、2013年NHK大河ドラマ第52作です。
主演・綾瀬はるかが演じるのは、動乱の幕末から激動の明治期を駆け抜けた新島八重の生涯です。
どんな状況でも力強く突き進んでいく新島八重の姿を魅力たっぷりに演じており、銃や薙刀などのアクションシーンにも挑戦しています。
八重は会津藩に生まれ、幼少期から男まさりな性格で、裁縫よりも家芸の砲術に興味を示し、兄・覚馬(西島秀俊)から洋式砲術の操作法を学び夢中になります。
兄の勧めで18歳の時に洋学者・川崎尚之助(長谷川博己)と結婚しますが、戊辰戦争後に離縁します。
会津・鶴ヶ城籠城戦では断髪・男装しスペンサー銃を持って新政府軍と戦い、後に”幕末のジャンヌ・ダルク”と称されます。
ミルトモ 編集部
大河ドラマ『西郷どん』では西郷隆盛ら勝者の物語を描いていますが、『八重の桜』では旧幕府軍として戦い、最後は逆賊として降伏した会津藩の物語を描いています。
徳川家への義と朝廷への尊崇の念を胸に戦い続け、維新後も様々な困難に見舞われながら、それでも力強く乗り越えていこうとする会津の人々の生き様が描かれています。
その中心に八重という女性がいたのです。
八重は維新後、その武器を銃から知識へと持ち替え、時代をリードする女性へと成長していきます。
覚馬を頼って京都へ行き、新島襄と再婚します。
結婚後は、同志社大学の設立に奔走する襄を支えました。封建的風潮の残る中男女の平等を望む八重は、西洋帰りの夫を「ジョー」と呼び捨てにしレディーファーストを貫きます。
その奇妙な夫婦関係を世間が罵っても八重はまるで気にしない、その生きざまを夫は「ハンサムウーマン」と称しました。
襄の死後、日本赤十字社の正社員となり日清・日露戦争では篤志看護師として従軍します。
その功績により、皇族以外の女性として初めて叙勲を受け「日本のナイチンゲール」と称されました。
ミルトモ 編集部
川崎尚之助は八重の良き理解者として共に会津戦争を戦いぬきました。
八重が新天地の京都で出会う宣教師・新島襄は戦争の悲しみを乗り越え、絆を深めた2人は結婚し、同志社大学設立という夢に向かって共に歩んでいきます。
その後、未亡人になってからも輝きを失うことなく、次のステップへと邁進していく本当にすばらしい女性を綾瀬が熱演しました。
▼動画の無料視聴はこちら▼
『きょうは会社休みます。』
『きょうは会社休みます。』2014年10月期、日本テレビで放送されました。
これまでの人生で一度も彼氏ができたことがないOLの青石花笑(綾瀬はるか)は、処女のまま30歳の誕生日を迎え悲嘆していました。
会社のアルバイトの青年・田之倉悠斗(福士蒼汰)と酒を飲み、次第に酔っ払っていった花笑が翌朝目を覚ますと、田之倉と一夜を共にした後でした。
酔って記憶を失い、処女喪失の実感が全く湧かない花笑でしたが、田之倉と付き合うことになっており、花笑の初めての恋愛が始まるのでした。
恋愛経験ゼロの30歳“こじらせ女子”がヒロインとなり、イケメン俳優陣の出演と“壁ドン”など胸キュンシーンがちりばめられています。
福士蒼汰が綾瀬はるかにエレベーターで“壁ドンキス”など、ドラマ「きょうは会社休みます。」の萌えシーンまとめ http://t.co/EMaHqm3vmG pic.twitter.com/5hIk4SFF0D
— 【公式】ウォーカープラス (@walkerplus_news) October 27, 2014
女性に支持された理由の一つにドラマオリジナルの奥手な女性の“リアル”があり、綾瀬のもつ自然な魅力でドラマは展開していきます。
ミルトモ 編集部
花笑は一般職から総合職への転向の誘いを上司から受け、原作ではその誘いを断っていますが、ドラマでは引き受けることになります。
また、福士蒼太演じる9歳年下の彼氏・田之倉の母親に挨拶をするときに、勘違いから花笑が「私が一生養います!」と高らかに宣言するシーンもあったりします。
原作にはないヒロインと家族の関係性も興味深いところです。
ミルトモ 編集部
ドラマの中では花笑は家族とあまりにも仲が良く、いつも自室ではなくリビングで過ごしており、だからこそ恋愛のことを家庭に持ち込むのが照れくさく、なんとなく30歳まで彼氏がいなかったのだとわかります。
妄想シーンも見どころのひとつです。
例えばあるときは田之倉がVシネマも真っ青なヤクザ男風になるシーンがあったり、あるときは時代劇風の妄想シーンがあったりと、毎回趣向が凝らされています。
このように、ドラマ版の『きょうは会社休みます。』は、演じる俳優、女優のキャラクターに寄せた、原作とは一味違ったドラマになっていて、綾瀬はるかの魅力も存分に発揮されています。
『わたしを離さないで』
『わたしを離さないで』は、2016年1月期TBS金曜ドラマで放送されました。
英国のベストセラー作家カズオ・イシグロが発表した衝撃作で、英国で100万部を超える大ヒットとなった小説を世界で初めてドラマ化。
舞台をイギリスから日本に変更、カズオ・イシグロの透明感溢れる世界を描いていきます。
このドラマの綾瀬はるかは独特の世界観に溶け込み熱い思いを内に秘めながらも淡々と自分の任務を遂行していくひたむきな姿を演じており、静かに心を打たれました。
物語は陽光学苑という施設で育った保科恭子(綾瀬はるか)の回想からはじまります。
人里離れた場所にあり高い壁で外界との接触を拒む隔離された施設で共同生活を送る子どもたちは、実はクローン人間で、将来は提器移植の献体となるために「提供者」として育てられてきました。
クローンの臓器移植が日常化している世界を舞台に「提供者」としての運命に苦しむ恭子、酒井美和(水川あさみ)、土井友彦(三浦春馬)は、そんな逃れられない宿命を背負った仲間意識から、お互いに対して深い愛憎を抱くようになります。
物語は三部構成となっており、第二部では思春期を迎えた恭子たちがコテージと呼ばれる場所で共同生活を送り、その中で恋愛やセックスを体験する姿が描かれます。
その姿はまるで青春ドラマのようですが、その状況自体があらかじめ国家に用意された舞台だと考えると、実に残酷なものに見えてしまいます。
ミルトモ 編集部
恭子たちクローン人間は、理不尽な運命を受け入れ、限られた生をなんとか充実したものとして過ごそうとしています。
その姿は美しく見ていて感動しますが、その感動を支えているグロテスクな世界観を前提にみている自分に気づき、居心地の悪さを感じてしまうのです。
ミルトモ 編集部
▼動画の無料視聴はこちら▼
『奥様は、取り扱い注意』
『奥様は、取り扱い注意』は、2017年10月来日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送されました。
金城一紀が原案・脚本を手掛け、元スゴ腕の特殊工作員の専業主婦・伊佐山菜美が新婚生活を送る高級住宅街で主婦たちが抱える様々なトラブルに直面し持ち前の強さと賢さで次々とトラブルを解決していく、笑いありアクションありの痛快エンタメ作品です。
第10回コンフィデンスアワード・ドラマ賞、第95回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で綾瀬はるかが主演女優賞を受賞しました。
綾瀬はるか演じる主人公・伊佐山菜美は某国に雇われた特殊工作員という過去を持ち、それゆえ格闘技の経験者とも互角以上に渡り合うほどの高い身体能力を持ちます。
スパイとしてのスリルに満ち溢れた毎日を過ごしていましたが、生まれて間もなく両親に捨てられたために家族と一緒に暮らす穏やかな生活に憧れを抱きます。
やがてスパイを辞めることを決意し、任務の逃走中に川に飛び込んで自殺したかのように見せかけてそのまま日本へ帰国し、派遣社員として一流企業の受付嬢をします。
その後、合コンで知り合った伊佐山勇輝(西島秀俊)に一目惚れして結婚し、閑静な高級住宅街の光桜町で新婚生活を送ることになります。
10月4日スタート
【奥様は、取り扱い注意】
<YouTube>
第1話 60秒PR
新米主婦のヒミツ編https://t.co/T4lEtShRB3 pic.twitter.com/CgYoYPRe4k— 本日の西島さん (@Nishijima_Time) September 29, 2017
ミルトモ 編集部
そんなある日に隣人の主婦・大原優里と佐藤京子に誘われて料理教室に通うようになり、生まれて初めて女友達として友情を育んでいきます。
それ以降は共に色々なカルチャースクールに通い、「主婦力」を少しでも向上させようと奮闘します。
一方、幸せに見える主婦たちが抱えるさまざまなトラブルに彼女は気づいてしまいます。
各回で持ち前の身体能力、洞察力を生かし、あの手この手でトラブルを解決していきます。
DV夫に悩む主婦を助けたり、落書き犯人を見つけたり、こどものいじめ克服、誘拐事件、殺人事件の推理、初恋相手探し、空き巣窃盗犯探し、など多岐にわたり毎回スリルがあります。
ミルトモ 編集部
また、夫や周囲の人々に「ワケありの過去」を知られないようにするため、人目に付く場面ではなるべく高い身体能力が露呈しないよう努めているところが笑いを誘います。
最終回では、勇輝が帰宅した菜美に拳銃を突きつける衝撃のシーンで終了し、続きを待ち望む声も多く見られその後の映画化が決定しています。
㊗️本編映像、取り扱い注意⚠️
最強奥様 is BACK.
国家を巻き込んだ”#史上最強の夫婦喧嘩”勃発🔥
そして舞台は…🌍⁉️#奥様は取り扱い注意 #綾瀬はるか #西島秀俊 #トリチュー #初解禁 #特報 pic.twitter.com/tLcq79NNB9
— 【映画化決定】「奥様は、取り扱い注意」 (@okusama_ntv) February 3, 2020
▼動画の無料視聴はこちら▼
『南極大陸』
『南極大陸』は、2011年10月期TBS系「日曜劇場」枠で放送されました。
TBS開局60周年記念番組の集大成として、北村泰一の『南極越冬隊タロジロの真実』を原案に制作され「神の領域に挑んだ男と犬の物語」という副題、「その夢には、日本を変える力がある」のキャッチコピーがありました。
ミルトモ 編集部
撮影は2011年2月から半年間行われ、そのうち南極のシーンは2月から2ヶ月半北海道根室市で行われました。
主演の木村拓哉が 「inaccessible=接近不可能」な領域に立ち向かいます。
演じるのは第一次南極越冬隊副隊長で地質学の研究者・倉持岳志です。
戦後10年を過ぎた昭和30年代、戦後最大の国家プロジェクトとして前人未踏の南極大陸に仲間とそして熱き絆で結ばれた樺太犬と共に命がけで挑みます。
これは日本人がプライドを取り戻すため、決して諦めることのなかった戦後日本の象徴の物語です。
その倉持を想い、健気に日本から支えるヒロイン・高岡美雪役を綾瀬はるかが演じています。
#throwback Kuramochi Takeshi ❤ Takaoka Miyuki 南極大陸~神の領域に挑んだ男と犬の物語~ #nankyokutairiku ❄ #takuyakimura #木村拓哉 #harukaayase #綾瀬はるか 💞 pic.twitter.com/TPR1HfzAC8
— loveistakuya ❤ (@Karaleaaaa) April 10, 2017
戦争で妻を亡くし、傷つきながらも命がけの戦いに挑む倉持のことを美雪は心配しながらも倉持の力になろうと尽します。
倉持からは、自分にかまっていないで早く結婚をするように勧められますが、倉持に対する想いを抱えながらもそんな感情は表に出さないように献身的に支えていきます。
そしていつしか倉持の美雪への気持ちも変わっていく事になります。
綾瀬は義兄の無事を待つ不安、孤独、美雪の願いを一生懸命演じました。
「抑えて、抑えて、感情は出さないように」と監督に言われ、そこを意識して演じたそうです。
プロデューサーの石丸氏は、男たちの挑戦だけでなく、そこに生きた男と女の命がけの愛を描いていくという設定で、直感で木村と綾瀬以外思い浮かばなかったそうです。
木村拓哉と綾瀬はるかは
ミスターブレインだよなあ。あと(´;ω;`)南極大陸(´;ω;`) pic.twitter.com/2qdZGtLXqd— ユエ🎯👑🍒 (@hamuteru2017) April 20, 2019
激動の昭和の中で懸命に生き抜いた2人の愛の絆を見れます。
綾瀬はるかドラマおすすめ10選・まとめ
いかがだったでしょうか。
凛とした役も、かわいい役も、コミカルな役も、生真面目な役も何でもこなす国民的女優綾瀬はるか。
気になる彼女の最新作はこの記事でも紹介した『奥様は取り扱い注意』の劇場版!
公開は2020年6月5日と少し先ですが、今年も綾瀬はるかの魅力をしっかり堪能できそうです。