ドラマ『地球の歩き方』 第5話 森山未來㏌タイ! チェンライの芸術祭へ!

©ドラマ「地球の歩き方」製作委員会

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「地球の歩き方」タイ版でアート特集を担当することになった俳優・森山未來。

タイ最北端のチェンライに向かった森山は、今回の旅の最大の目的である芸術の祭典『タイランド・ビエンナーレ』を訪れます。

様々な作品を鑑賞している森山の前に謎の男・オットさんが現れます。

その後、少数民族アカ族の村を訪れた森山に心境の変化が生まれ、スタッフに驚きの発言をします。

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ドラマ『地球の歩き方』 前回振り返り

『地球の歩き方』の芸能人記者特集ページを担当することになった俳優・森山未來。

森山が選んだテーマは「タイのアート特集」。

早速タイ・バンコクに降り立った森山は、世界で活躍する漫画家やグラフィティ・アーティストと会い、最新アートスポットを紹介してもらい彼らの話やアートからたくさんの刺激をもらいました。

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【ネタバレあり】ドラマ『地球の歩き方』第5話あらすじと感想

チェンライへ

首都バンコクで世界的にも有名なタイの漫画家、グラフィティアーティストと会った森山。
次に彼が向かったのは、タイ最北端のチェンライ。

ここでは、今回の旅で森山の最大の目的である『タイランド・ビエンナーレ』が開催されています。

このイベントは2年に一度開催場所を変えて行われており、今回はチェンライで行われています。

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世界中の芸術家60名の作品が市内の至る所に散りばめられています。

森山はレンタカーを借り、まずはメイン会場であるチェンライ国際美術館へ。
数日の間に全ての作品を見ることは不可能なので、チェックする作品を絞ることに。
森山が一番見たいのは、映画監督でありアーティストのアピチャッポン・ウィーラセタクン(通称:ジョー)の作品。

ジョーはタイ映画として初めてカンヌ国際映画祭のパルムドールを獲得しており、アートも世界中の名だたる文化施設に展示されているタイのトップアーティストです。

森山がジョーの作品の場所を確認していると、謎の男性が「森山未來さんですね?」と声をかけてきました。

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派手ないで立ちで、かなり胡散臭いです。

男性は「アートディーラーのオットだ」と名乗ります。
実はオットさんは、バンコクでタムくんと森山が一緒にいるところに居合わせたと言います。

オットさんは森山が「アートは刹那で消えちゃうのが良い」と話しているのを耳にして、「あなたがタイで生み出す作品を買いたい」と話します。

「作品が見たい」と言われたことと、オットさんの胡散臭さで森山は困惑してしまいます。

「どうしよう(笑)」

そんなことはおかまいなしに、オットさんは森山が注目していたアピチャッポン・ウィーラセタクンと連絡を取り、「彼に会えます」と約束を取り付けました。

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詐欺師にしか見えないけど・・・と思いつつも、とりあえずついていくことに。

アートは必要ない

チェンライ市内から車で1時間半。
森山とオットさんは『バンメーマ小学校』という廃校へ向かいます。

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この廃校にアピチャッポンさんの作品が展示されているのです。

森山はまず彼のインスタレーション作品を見てから、本人と面会しました。
作品の感想を伝えると、アピチャッポンさんは「貴重な感想だよ!」と喜んでくれました。

アピチャッポンさんは、自然は常に変化し続けていて、自然の中に身をおけば音が聞こえ、山が季節ごとに姿を変えていることがわかるので、それだけで十分であり結局は「アートは必要ない」と結論づけたと言います。

でも、アピチャッポンさんはアーティストです。そこに矛盾が生まれていると森山が指摘すると、アピチャッポンさんは「それには僕も葛藤しているんだ」と答えました。

彼にとってアートや映画はずっと続けたいものではありません。
しかし、アートは必要ないということを理解するためには、続けるしかないのです。

「今はまだ僕にはアートが必要なんだ」

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空即是色色即是空ということですかね?

「君も同じだろう?」

アピチャッポンさんは森山に問います。演じる時に何が大事なのか、果たして価値があるのか自問する瞬間があるはずだと。
しかし、その問いに対する答えを森山は持ち合わせていません。感情抜きにどうやってアートを作ればいいのか・・・。

「こうした会話の答えを出すのは難しい。日本では“禅問答”と言います」

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あまりに高尚な会話でした。

ジョーと話してみて、自分はジョーのファンであるということに気がついた森山。

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あまり誰かのファンだと感じることはないそうですが、はっきりと感じたそうです。

ジョーとの面会後、オットさんは「この後も一緒に回ろう」と森山を誘いますが、森山は1人で見たいからと、その誘いを断りました。

オットさんは「でも諦めません。私はあなたの作品が見たいです」と言い残して、森山の前から去って行きました。

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森山さんはオットさんの言う作品が何のことか分かりません。

少数民族アーティスト

森山は別の場所に移動して様々なアートを見て回ります。
そこに、何の動物かわからない形状の木彫り作品がありました。

それは、ブスイ・アジョウさんという女性が手がけたものでした。
タイ北部山岳民族の“アカ族”出身で、アカ族の文化や伝説をテーマに作品を制作しているというアーティストです。
ブスイさんは「アカ族の文化を絶やさないために作品を作っている」と語ります。

ブスイさんは元はミャンマーの山岳地帯に生まれますが、25年前軍事政権に迫害されチェンライに移り住みました。

「私たちの村を迫害する人々が突然やってきて、何もかも奪われた」

ブスイさんはアートで自分たち少数民族の虐げられた歴史を世界中に訴えているのです。

「アートは銃になりうるのです」

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彼女の話を聞いて、考え込む森山さん。

アカ族の村へ

「アートとは何か?」
それぞれにとってひらめきをもたらすもの、生活に彩りを与えるもの・・・考え方は様々です。
森山はアートの持つ本質というものを諦めていないと、それを確かめるためにアカ族の村を訪ねることにしました。

向かったのは、アカ族の集落フェイキーレックガオ村。

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山の中ですが、3000人〜4000人が住んでいるというかなり大きな集落です。

村に入ると、綺麗な民族衣装を着た女性たちが刺繍をしていました。
色とりどりの刺繍が入った衣装は特別な日だから着ているわけではなく、普段着だということです。

森山は村の食堂となっている場所に案内してもらいました。
食糧事情を聞くと、お米や野菜を自給自足していて、肉は鶏を育てていますが、たまにしか食べないとのこと。

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女性たちはそんな貴重なお肉を、ふるまってくれると言います。

料理の間、森山が棺の文化は残っているのかと尋ねると「そういう家もある」という答えでした。

アカ族の女性たちは森山に「軍鶏の雑炊」とおかずを食べさせてくれました。

「シンプルで美味しい!」

食事の後、森山はアカ族の衣装は何故そんなにカラフルなのかと尋ねます。

「美しいから。ただそれだけ!」

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こちらも実にシンプルです!

予定していた取材を全て終え、一行はバンコクに戻り高級レストランで打ち上げをしていました。
すると森山は突然「明日のフライトをキャンセルして欲しい」と言い出しました。
まだタイを色々と見て回りたいというのがその理由です。

スタッフの心配事は、ただ一つ。特集ページのことです。

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一応、締切というものがありますからね・・・。

「なんとかします。また連絡します!」

こうして森山は1人でタイに残ることになりました。

ドラマ『地球の歩き方』 第5話 感想&まとめ

衝撃のラストで終わった今回のタイ旅。森山さんは1人でタイに残ると言い出しました。

バンコクやタイランド・ビエンナーレでの取材はシリアスな内容もあり、アーティストがアートというものについて真面目に語っているのでドキュメンタリーだと思われますが、今作は前作に比べてところどころフィクションが結構加えられている印象です。

さて、タイに残った森山さんは何をするつもりなのでしょうか? 果たして連絡は来るのか・・・次回要チェックです!

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