ドラマ『地球の歩き方』 第12話(最終話) 森山直太朗inニュージーランド 最終話! いよいよ最終目的地へ!

©ドラマ「地球の歩き方」製作委員会

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ニュージーランドでマオリの聖地を巡る旅をしている森山直太朗はいよいよ最終目的地であるケープレインガを目指します。

その途中で「森の父」と呼ばれる大木の元で祈りの儀式を行い、マオリの集落ではマオリの伝統的な踊りである「ハカ」を教えてもらった森山。

“始まりで終わりの地”に到着した時、森山は何を思うのでしょうか?

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ドラマ『地球の歩き方』 前回振り返り

ニュージーランド取材中、ガス欠になったところを助けてくれた女性に誘われて、ノマドフェアを訪れた森山直太朗。

占いやビーズ店などの店を見て回り、ノマド生活を送る人々の姿に感銘を受けた森山は、突然タトゥーを入れることを決意し、スタッフを驚かせます。

その後、観衆が見守る中音楽ステージに立ち、ニュージーランドの人たちに歌声を披露したのでした。

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【ネタバレあり】ドラマ『地球の歩き方』第12話(最終話) あらすじと感想

マオリの聖域

2024年2月。
森山直太朗のプライベートスタジオでは、新曲のレコーディングが大詰めを迎えていました。

しばらくして、新たな曲が完成。
その契機は4か月前のニュージーランド旅でした。

旅を始めた時は「そう簡単に曲は出来ない」と話していた森山。
しかし、ニュージーランドでマオリの聖地を巡る旅の中で森山は様々なインスピレーションを与えてもらいます。

moyoko

なんせ、タトゥーまで入れてしまいましたからね。

一行はいよいよ最終目的地である「ケープレインガ」を目指します。

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マオリがニュージーランドに着いた場所といわれる岬で、死んだら魂がそこに還るとも言われています。

森山は、ケープレインガに行く前に途中で寄りたいところがあると言いました。

「マオリの聖域と呼ばれる場所に行ってみたい」

森山はそこでマオリの伝統的な踊り『ハカ』を踊ってもらい、もう一つ“あっち側”に行きたいと言うのです。

ハカの中では「私は生きる、私は死ぬ」という言葉が出てきます。
森山はそのシンプルで強い言葉こそ自分を含めた歌い手が歌いたいテーマなのだと話します。

一行はキャンパーバンの“ジェームス”でオークランドから250㎞北上し、ワイポウアという町に着きました。

翌朝、ワイポウアのキャンプ場でおにぎりを握る森山。
マオリの人たちは歓迎のしるしに食事を与えてくれることがあります。
その時のお返しとしてこのおにぎりを渡したいと、心を込めて握ります。

moyoko

塩むすびの中に、ツナ入りの“あたり”が入っているサプライズおにぎりです。

ハカを踊る

森山は今回、特別な許可を得て普段は観光客が入れないマオリの集落に入れてもらいました。

そこではヘニ・マシューズさんらマオリの人々がアワビのスープなどの料理を作って森山たちを歓迎してくれました。

食事の後、森山はハカを教えてもらいます。
ハカとは戦いの踊りです。

「勇気とパワーを与えてくれる」

マオリの有名な言葉で、「キアカハ キアマナ キアマヌアヌイ」というものがあります。
それは「強くあれ 勇敢であれ 勇気に敗北はない」という意味で、ハカを教えてくれるムニュアル・テ・ローレさんは「日本のサムライに似ているだろう?」と言いました。

moyoko

確かに、武士道に近いかもしれませんね。

森山はムニュアルさんにハカの動きを教えてもらいます。
ハカは、最後に怖い顔をするのが秘訣だということです。

moyoko

ちゃんと怖い顔をしないと笑われてしまうそうです。

森の父

その後森山はヘニさんと共にワイポウアの森へ。

ヘニさんは「テマトゥアナヘレの木」を見せてくれると言います。
その木は樹齢およそ3000年で、「森の父」と呼ばれているとのこと。
森山とヘニさんは手をつないで、森の奥へと進みます。

moyoko

ヘニさんは詔のような、呪文のようなものを唱えながら歩いています。

テマトゥアナヘレの木は、突然森山の目の前に現れました。
その神秘的な大木を見て、圧倒される森山。
ヘニさんはそんな森山の手を引き、ホンギをします。

moyoko

恐らく、礼をしたり柏手を打ったりするような儀式なのでしょう。

かつて、マオリの長老が語ったのは、この木がケープレインガとつながっているということ。
亡くなった人の魂は、3日かけてこの木からケープレインガへ向かうと言われています。

moyoko

前回のサイパンでも精霊の木というものがありました。日本人、マオリ、チャモロ・・・何か共通するものを感じます。

ヘニさんは木の前で、森山のために歌を歌います。
歌は歌で返すのがマオリの流儀。森山は自分の曲である『生きとし生ける物へ』の一節をお返ししました。

森山が歌い終わると、ヘニさんは「見せたいものがある」と、木の枝に咲く白い花を指しました。
それは「白いラタ」と呼ばれる花で、年に一度しか咲くところを見られないという貴重な花です。

「歌のインスピレーションになるかも」

moyoko

そんなものが見られるなんて、すごい!

森山は森に入って、木や花を見て20年ぐらい前に作った『生きとし生ける物へ』という歌の本当の意味がわかった気がしました。
そして、自分でも分かっていたことだけれど、ヘニさんの歌や自分が歌うことで、「歌というのは祈りなのだ」ということを実感したと語る森山。

moyoko

とても貴重な体験でしたね。

始まりで終わりの地

ワイポウアを後にした一行は、いよいよケープレインガへ。
しかし、長い一本道の向こう側には重い雲が立ち込めています。

岬の駐車場に車を停めると、あたりは霧で何も見えません。

「思い描いていたのとは違うけど・・・」

moyoko

ただ、耳を澄ますと海の音が聞こえてきます。それが余計にあの世みたいです。

ところが、森山が岬の先端まで歩いて行くと急に晴れ間になり、目の前に大海原が広がっています。

moyoko

絶景です!

森山は最後の最後にまた一つこの地に受け入れられたような、肯定された気持ちになりました。
どこからか「歌っていけばいい」とゆるやかな肯定をされたと感じた森山は、今回の旅を経て、「旅は自分を知る行為」だと改めて感じたと言います。

色んな場所に行って色んな人に会っても、結局自分の心の中に足を踏み入れて、闇と光を知る。
森山は47歳にしてまだまだ自分の知らない感情があると知りました。

moyoko

ふとした涙は、自分の感情ではなかったといいます。

始まりで終わりの地で、この旅で紡いできた歌を口ずさむ森山。
これからも、転がり続けながら形を変えながらも、変わらないものを残して行こうと心に決めたのでした。

ドラマ『地球の歩き方』 第12話(最終話) 感想&まとめ

森山さんの旅は、ドラマ自体の最終回でもありました。

ドラマのエンディングテーマは他にもありますが、この回では森山さんの新曲『Non Stop Roll’in DOSA』が流れました。とても素敵な曲でした!

今回の森山さんをはじめ、この作品に出演された方々は、旅を経てまた一回り大きくなったような気がします。

見ている方も、新たな発見の連続でとても楽しいひと時を過ごせました。

また、新たなキャストと場所でSeason2も見てみたいですね!ありがとうございました!

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