アルスノトリアに防除係が回ってきました。
不安な表情を浮かべるアルスノトリアの元にメル、ピカトリクス、アブラメリン、小アルベールが集まります。
4人で協力しながら防除係の仕事を進めるアルスノトリアたち。
無事に終えられるかと思ったその時、教師の1人であるペルデラが蟲の出現を知らせます。
蟲らしき影を見つけたアルスノトリアたちは、急いで追いかけますが……。
それでは第3話をレビューしていきましょう。
目次
アニメ『咲う アルスノトリア すんっ!』第2話のあらすじと振り返り
ついにアルスノトリアが防除係となる番です。
助太刀に来てくれたメル、ピカトリクス、アブラメリン、小アルベールと共に、防除の仕事をこなしていきます。
順調に仕事を終えていく中、ペルデラから蟲の出現を知らされ、空気が一変。
大騒ぎの末に追い詰めたものの、蟲の正体は汚れた精霊だったのでした。
【ネタバレ】アニメ『咲う アルスノトリア すんっ!』第3話あらすじ・感想
無人の砦
砦のあちらこちらから黒い煙が上がっていました。
しかし砦のどこにも人影は見当たりません。
人影の代わりに残されていたのは真っ黒な塵の山です。
誰もいない砦の中、大量に積まれた塵が崩れます。
ナカジマミドリ
騎士も兵士も描かれず、大量の黒い塵だけが残されている様子は不気味です。
アルスノトリアの異変
気持ち良さそうに眠るアルスノトリアの元に、小アルベールがやって来ます。
今日の日直は小アルベールとアルスノトリア。
小アルベールはアルスノトリアを起こして日直の仕事を始めようとします。
アルスノトリアは寝ぼけながらも、すんすんと匂いを嗅ぎますが、首を傾げるのでした。
朝食の時間になり、第五寮の仲良し5人組は食堂に集まりました。
サラダやトーストなど味わっているうちに、メルたちは異変に気付きます。
いつもは真っ先にパンの種類や焼き加減を当てるアルスノトリアが、他の4人よりも遅く反応しているのです。
どのペンタグラムよりも鋭い嗅覚を持つアルスノトリア。しかし、起きてからずっとにおいが分からなくなっていました。
鼻を治そうにも、アルスノトリアは薬のにおいが苦手なため、休んで自然に治るのを待つしかありません。
ナカジマミドリ
鼻が利かなくなった原因は分からないようですが、どうやって治していくのか気になります。
第五寮、奔走
購買でずらりと並ぶお菓子を前に、悩み顔でたたずむピカトリクス。
そこへアブラメリンもやって来ました。2人の目的はアルスノトリアが好きな特別なアップルパイです。
お金を出し合って買ったアップルパイをさっそくお茶会の席で出します。
しかしアルスノトリアの嗅覚は戻りませんでした。
ナカジマミドリ
初めて聞くレシピですが、リンゴの甘さとラズベリーの酸味でいくらでも食べられそうな気がします。
アルスノトリアの好きな物で嗅覚を戻す作戦は失敗。
5人で悩んでいると、小アルベールがひらめきました。
好きな物でダメなら、強烈なにおいで鼻を驚かせてしまおうと言うのです。
小アルベールの作戦に賛成したメル、ピカトリクス、アブラメリンはさっそく強烈なにおいを探し始めます。
ピカトリクスは図書室に行き、植物図鑑で目星をつけます。
メルは見張り塔の外壁の隙間をのぞき込み、目当ての生き物を見つけました。
小アルベールが植物園で探すのは「世界一臭い食べ物」です。姉の大アルベールから本当に取る覚悟があるか聞かれていると、ピカトリクスの悲鳴が聞こえてきます。
アブラメリンは目的の物を手に入れるため、ソローから許可を取っていました。
アルスノトリアの不調を知るソローは快く許可を出してくれます。
ペルデラの考え
4人が奔走している時、アルスノトリアはいつもお茶会を開く部屋でお菓子を補充していました。
そこへ現れたのはペルデラです。
ペルデラは、今いる部屋は伝承の魔法使いの部屋なのだから、あまり勝手なことはしないようにと注意します。
自分たちがよく部屋にいると知られていたことに気まずくなるアルスノトリア。
注意しつつも、実はペルデラも勝手に部屋を使っていた1人でした。お菓子の隠し場所を変えようと見回すペルデラに、アルスノトリアは使えそうな戸棚を開けます。
しかし、戸棚の中にはぎっしり詰め込まれたお菓子と、メルの顔が描かれた紙が貼られていました。
伝承の魔法使いの部屋が、ペンタグラムのお菓子だらけになっていて大笑いするペルデラ。
ナカジマミドリ
それにしてもペンタグラムだけでなくペルデラにまで勝手に使われているとは……。
ひとしきり笑うと、ペルデラはアルスノトリアの鼻が自覚している以上に繊細で特別だと話します。
だから、想像できないほど嫌なにおいを嗅いで、傷ついたことが今回の原因かもしれないと言うのです。
とびきり優しいにおい、色々なにおいを嗅いで心を癒すことが治す方法だとペルデラは助言します。
抽象的な助言をよく理解できないアルスノトリア。ペルデラは彼女を励ましつつ、とっておきのクッキーを渡して去りました。
ナカジマミドリ
嗅覚を取り戻すために
時は経ち、4人が再び部屋に集まりました。
それぞれが考える「強烈なにおいの物」を手に入れたので、いよいよアスルノトリアにかがせる段階です。
メルはカメムシ、小アルベールはドリアン、ピカトリクスはデビルズタンという植物、アブラメリンは鳥の分泌物。
4人が持ってきたものを、アルスノトリアは次々に嗅いでいきます。
どれも強烈なにおいを放っているにも関わらず、相変わらずアルスノトリアには何も感じられません。
どれを嗅いでも効果が無いため、本当に臭いのか疑うピカトリクス。
ピカトリクスから始め、アブラメリン、小アルベール、メルも試しに嗅いでみると、思わず顔をしかめます。
ナカジマミドリ
どんなにおいか気になりますが、嗅ぎたくない気持ちもあります。
結局、アルスノトリアの嗅覚は戻らないまま就寝時間になってしまいました。
アルスノトリアが寮の部屋にいると、翌日の授業の確認など様々な理由で4人が集まります。
メルたちの鼻は、なんとか治っていました。
ピカトリクスからハーブティーを受け取りつつ、アルスノトリアはみんなに迷惑をかけたと申し訳なくなります。
4人は気にしなくて良いと言いますが、それでもアルスノトリアの気分は晴れません。
元気のない様子を見かねたメルは、アルスノトリア目掛けて枕を振り上げます。
メルの動作に反応したアブラメリンは、別の枕で応戦。小アルベールも参戦したのを見ると、アルスノトリアやピカトリクスも枕を使ったじゃれ合いに参加します。
ナカジマミドリ
大人しそうな印象の小アルベールも、意外とノリノリで楽しんでいます。
動き回って一息つく5人。落ち込んでいたアルスノトリアも元気が出ていました。
すると、アルスノトリアの鼻が動きます。
においを嗅いでいるような様子に、期待が高まる4人。
期待した通り、アルスノトリアの嗅覚が戻ったのです。
大喜びのメルたちに囲まれ、アルスノトリア本人もホッとした表情を浮かべます。
不安だった気持ちと、メルたちのおかげで嗅覚が戻った感謝を口にしつつ、アルスノトリアは眠ってしまいました。
ぐっすり眠るアルスノトリアを見て、メルたちも一安心です。
次の日のお茶会について話しながら、そっと部屋を後にしました。
ナカジマミドリ
やっぱりペルデラの言っていた「嫌なにおいで心が傷ついた」ことが理由なのかもしれないです。
アニメ『咲う アルスノトリア すんっ!』第3話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
突然、アルスノトリアの嗅覚が消えてしまいました。
原因が分からないため、メルたちは良い香りから嫌なにおいまで様々な物をアルスノトリアに嗅がせます。
結果は惨敗。しかしその夜、5人で楽しい時間を過ごすと嗅覚が戻ってきたのでした。
次回はアルスノトリアたち以外のペンタグラムも登場するようです。
一体どんな子かがいるのか、第五寮のメンバーとはどう関わってくるのか気になることが満載で目が離せません。