『アクアマン』あらすじ・ネタバレ感想!DCコミックスのヒーローから、ついにアクアマンが単独作品に。

映画『アクアマン』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:映画.com

『スーパーマン』や『バットマン』など、アメコミの人気キャラクターが多く登場する「DCコミックス」。

【DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)】の中でも期待のヒーロー『アクアマン』がついに単独作品でスクリーンデビューです!

DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)とは?
アメコミのDCコミックスに登場するキャラクターを主人公とした「スーパーヒーロー映画作品シリーズ」のことを指します。

今作では、アクアマンの誕生秘話と、海底王国アトランティスを巡っての戦いがメインで繰り広げられます。

ポイント
  • 海底の王国アトランティス人の母と、人間の父親を持つ半海底人「アーサー」の物語。
  • 海の生物を率いての海中バトルは大迫力の仕上がり!
  • アンバー・ハード、ニコール・キッドマンなど美しい女性陣の活躍も注目!

それでは、鑑賞したてピチピチの『アクアマン』情報をお届けいたします!

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『アクアマン』作品情報

『アクアマン』

出典:映画.com

作品名 アクアマン
公開日 2019年2月8日
上映時間 143分
監督 ジェームズ・ワン
脚本 デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マ クゴールドリック
ウィル・ビール
出演者 ジェイソン・モモア
アンバー・ハード
ウィレム・デフォー
パトリック・ウィルソン
ドルフ・ラングレン
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
ニコール・キッドマン
音楽 ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ

「DCコミックス」のアメリカン・コミック『アクアマン』の実写化映画。

DCEUシリーズ待望の6作品目に当たります!

『アクアマン』主要キャラクター紹介

魅力的なキャラクターたちが出演する『アクアマン』

主人公のアーサーと、彼を取り巻く人物たちを簡単に紹介します。

アクアマン / アーサー・カリー(ジェイソン・モモア)

アクアマン / アーサー・カリー(ジェイソン・モモア)

出典:THE RIVER

  • アトランティスの女王「アトランナ」と人間の灯台守「トム・カリー」の間に生まれた。
  • 人間のトムに育てられ、幼い頃から水族館の魚と通ずるなど、不思議な力を発揮していた。
  • 自分の出生のせいで母が海底人に殺されたと思っており、人間界にも海底にも馴染めない。
  • 現在は地元のアムネスティ湾を拠点に「アクアマン」として、困った人々を助けている。

メラ(アンバー・ハード)

メラ(アンバー・ハード)

出典:THE RIVER

  • アトランティスの同盟国「ゼベル」の王女で、水を操る能力を持っている勇敢な女性。
  • アクアマンの異父兄弟「オーム」の許嫁だが、本人は不本意な様子。
  • 伝説の矛「トライデント」を探すうちにアーサーとの関係が深まっていく。

バルコ(ウィレム・デフォー)

  • アトランティスの王家を守る忠臣。
  • 幼いアーサーにアトランティス人としての教育や、海底人としての能力、武術を教える。
  • アトランナがいなくなった後は、オームが王となり、バルコはその参謀を務めている。

オーム王(パトリック・ウィルソン)

  • すべての海を支配する覇王「オーシャン・マスター」を目指し、陸の支配も目論む。
  • アトランナがいなくなった後、アトランティスの王になった、アーサーの義弟。
  • 自分は純粋な海底人のため、人間の血が混じったアーサーを見下している。
  • 事実上アトランティス最強の戦士と言われている。

ネレウス王(ドルフ・ラングレン)

  • 海底王国「ゼベル」の王でメラの父親。
  • アトランティスとゼベルは同盟国であるが、オーム王の野心に警戒はしている。
  • オームの兄が地上にいるなど、アトランティスの内政にも不安を抱いている。

ブラックマンタ / デイビット・ケイン(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世)

  • 父親は第二次世界大戦中の潜水工作員で、通称「ブラックマンタ」と呼ばれていた。
  • 代々が海賊の家系で、歯向かうものは容赦なく殺し、略奪する。
  • アクアマンとの混戦の中で、父親が命を落とし、復讐をすることを誓う。
  • オームと密通しており、アーサーとメラを殺すように命ぜられる。

アトランナ女王(ニコール・キッドマン)

  • アーサーの母でアトランティスの女王。
  • 政略結婚が嫌で逃げ出したところをトムに助けられ、人間との禁断の恋に落ちる。
  • アトランティスに連れ戻され、オーバックス王と結婚、オームが生まれる。
  • その後、海底の獣「トレンチ」の生贄となり命を落としたと言われている。

【ネタバレ】『アクアマン』あらすじ・感想


『ジャスティス・リーグ』を経て『アクアマン』単独デビュー!

DCは、『スーパーマン』や『ワンダーウーマン』など、これまでの作風やヒーロー像が真面目なイメージがありました。

そして、なんだか画面が暗い…。ということもあり、作品は観ていたもののなぜか「大好き」にはなれずにいました。

しかし、DCヒーローたちが集結する『ジャスティス・リーグ』に”アクアマン”が登場したときに「私がはじめての推せるDCヒーローかも!」と、彼の活躍に期待しながら鑑賞しました。

アクアマンには、ワンダーウーマンやスーパーマン、バットマンには無い、ユーモアと寛大さがあると思いました。

ですが、観終わったあと、なんだか消化不良な気がしました。

『ジャスティス・リーグ』鑑賞後の個人的な感想は…「アクアマンが足りない!!」だったのです。

なので、今回の単独作品が決まったときはとても喜びました!

上映時間143分!アクアマンが存分に堪能できる作品ではありませんか…。

それでは、映画『アクアマン』の魅力を、たっぷりと紹介していきます。

アクアマン誕生秘話

アクアマンことアーサー・カリーは、アトランティスの女王であるアトランナと、人間の灯台守の男性、トム・カリーの間に出来た子供で半海底人です。

アーサーが子供のころ、政略結婚を避けて逃げてきたアトランナは、灯台にやってきた海底人に襲われます。

ひとりで敵をなぎ倒しますが、自分が帰らなければ、アーサーやトムに危険が及ぶと思い、自らアトランティスへ帰ることを誓います。

そして、オーバックス王と結婚し、純粋な海底人の子供であるオームが生まれます。

トムはアトランナが戻ることを信じて、毎朝、灯台の前の桟橋に立ちます。

アーサーは、小さいころから海の生物と交信できる不思議な力がありました。

そして、アトランナが差し向けた、アトランティスの忠臣であるバルコに、アトランティス人の能力や戦闘技術を学んでいました。

アーサーは母親に会うことを渇望していましたが、ある日、バルコから「母のアトランティナは海底の獣”トレンチ”の生贄になった」と聞かされます。

それが自分の出生のせいだと思ったアーサーは、ひどく落ち込みました。

大人になったアーサーは「アクアマン」として、地元のアムネスティ湾で困った人々を助けていました。

ある日、ロシアの潜水艦が海賊に襲われます。

圧倒的な強さで海賊達を倒したアーサーは、水夫たちを救助します。

しかし、海賊の長であるデイビット親子がまだ船内に残っていました。

アーサーとの戦闘で、デイビットの父親は鉄の塊の下敷きになってしまいます。

浸水し始める船内を去ろうとするアーサーに、思わずデイビットは助けを求めましたが、自分たちの始末は自分たちでつけろと、アーサーはその場を去ります。

デイビットの父親は息子を行かせ、自分は持っていた爆弾で自爆しました。

そして、父親の死をきっかけに、デイビットはアーサーへの復讐を誓うのでした…。

最初、アクアマンの生い立ちは、アーサーの口調で語られます。

そして、嵐の夜に海辺に打ち上げられる美しいニコール・キッドマン…。

調べてみたら51歳!?美魔女の秘訣を教えてください!もう、これだけで胸が熱くなりました。

そして、水槽の中の金魚をチュルリと食べるニコール・キッドマン…。キュート!

潜水艦のシーンでは、確かにデイビットの父親を助けなかったアーサーには、ちょっと冷たいなと思いました。

しかし、それがデイビットの復讐心に火を付け、今作のヴィラン「ブラックマンタ」誕生に繋がることになるのです。

アトランティスの危機

アトランナがいなくなった後、アトランティスの実権は、オームが王となり実権を握っていました。

オームは、同盟国ゼベルの王ネレウスとともに、地上の人間による海洋の汚染について許せないでいました。

しかし、オームは、地上への攻撃まで画策していたのです。

同盟を求められたネレウスは、オームの真意が全ての海を支配する覇王「オーシャン・マスター」の称号を得ることにあるのではないかと考えて、慎重な姿勢を崩せないでいました。

しかし!その折に人間の潜水艦が突如現れて攻撃を受けたのです。

これで人間の危険性は明らかになりました。

そう考えることしかできなかったネレウス王は、潜水艦による襲撃がオームの仕組んだ狂言であることは知る由もありませんでした…。

そしてある日、地球上のあらゆるところで、海岸に大量のゴミと軍用船が打ち寄せられる大波が発生したのです。それはアーサーの元にもやってきました。

車に父親のトムを乗せたまま大波に飲まれたアーサーは必死にトムを助けますが、意識を戻りません。

そのとき、波の中から水を操る女性「メラ」が登場してトムを助けます。

海底からやってきたメラは、地上と海底の戦いを避けるために、アーサーの力が必要だと言います。

そして、やっとアーサーも決意し、メラに協力するためにアトランティスへ向かいました。

そこで待っていたのは、忠臣のバルコでした。

海と陸の危険を回避するためには、オームの異父兄にあたる長男のアーサーが、伝説の矛「トライデント」を見つけて、王位に就かなければならないと言います。

アーサーは、その後アトランティスの警備隊に捕らえられ、民衆の前でオームと一戦を交えることになりますが、母親から譲り受けた矛はオームによって破壊されてしまいます。

隙を見て逃げ出したメラとアーサーの、トライデントを見つける旅がはじまります。

わあ…。兄弟の争いはMARVELだけでなくDCでも…。

しかもこのオームも結構狡猾ですね。悪くない!こういう設定大好きですよ!

そしてネレウス王を演じるのはドルフ・ラングレン!

『アクアマン』では、キレイめなドルフ・ラングレンを観ることができる、チャンスです。

そして、一番好きだなと思ったキャラクターがバルコです。

オームに仕えているし、実は悪いことを考えている人で、絶対に裏切るし、絶対に死ぬな…とか思っていたのですが、ただただ、アトランティスの平和を考えているめちゃくちゃいい人でした。

誤解していました、すみません、バルコ!!推せます。

しかし、海の汚染問題は人間の罪であることは確かで、本当に考えものですね…。

伝説の矛「トライデント」を探す冒険

ここからは、地上でアーサーとメラがトライデントを探す旅が始まります。

二人は手がかりを求めて砂漠をさまよったり、イタリアのシチリア島では、デイビットがオームより受け取ったアトランティスの技術が詰まったスーツを改造した「ブラックマンタ」の急襲にも遭います。

さらには、アトランナを殺したと言われる海の獣「トレンチ」にも襲われます。

しかし、そのことでメラは地上の世界を見ることも大事だと、理解を深めるようにもなったのです。

アーサーとメラ、二人の距離はだんだんと縮まっていきます。

トレンチに襲われた二人が最後にたどり着いたのは、地球のコアにある「隠された海」でした。

それはトライデントのある場所でもありました。そして、海獣に襲われそうになったメラをある人物が助けます。

鎧に身を包んだ者の正体、それは死んだと言われていたアトランナだったのです!

アーサーは思わぬところで母親と再会します。

そして、トライデントは島の滝の中にあり、巨大な怪物「カラセン」が守っているというのです。

アーサーはカラセンの気持ちを読み取り、ついにトライデントを引き抜いたのです。

アーサーとメラがトライデントを探す旅は、まるで『インディ・ジョーンズ』のような、『ジュラシック・パーク』のような内容が盛り沢山です!

なかでもブラックマンタと対決をするシチリア島の景色や空の色が美しく、いままでのDC映画のなかでも爽快な景色を見ることができると思いました。

真の王が誕生!アトランティス王座を掛けての決戦!

そのころ、アトランティスでは、オームが地球に攻撃を仕掛けるために各海底の国々へ強引に同盟を求めていました。

海底には7つの国があり、そのうちの4国の同意を得れば、地上との戦争を始めることができるのです。

オームはすでに、ゼベルと魚人王国を手中に収めており、あと1つの国の了承を得るだけでした。

そして、甲殻王国を武力により無理やり承諾させようとしていたところに…!

トライデントを手にしたアーサーが、カラセンに乗って現れたのです!

カラセンだけでなく、アーサーは、海の生き物達を味方につけ、オーム達を怯ませました。

そして、海面でアトランティスの王座を懸けて、アーサーとオームの二人の決闘がふたたび始まりました。

今度はアーサーのトライデントがオームの矛を破壊します。

アーサーは戦いに勝利し、真のアトランティスの王であると認められたのです。

アトランティスに新しい王が誕生し、オームは牢屋に連行されました。

ある日の朝、トムが桟橋でいつものように待っていると、アトランナが姿を現します。

アトランナはやっと、トムの元へ戻り、アーサーはアトランティスへ戻り、王として、アクアマンとして生きていくことを誓うのでした…。

今作のみどころはやはり!海底でのバトルです。

海底の各国ごとに軍隊の乗り物がサメやタツノオトシゴなど、もうすごくかっこいいんです!

そして、戦いの最中に海洋生物たちがアーサーを援護しにやってくるシーンは鳥肌モノです。

イルカ、クジラ、サメ、シャチなど、頭の良い生物たちから、タコは炭で煙幕を張って応戦…など、一瞬でしかわからないところに、生き物たちの細かい生態が仕組まれているシーンでもあります。

そして、見逃してはいけないポスト・クレジットシーンの映像では…シチリア島でアーサーに海に落とされたブラックマンタの姿が!

アトランティスが実在すると提唱し、周りから異端児扱いされているシン博士が、漂流するブラックマンタを助けたのです。

そしてなんと、早くも続編が決定した『アクアマン』

次作ではブラックマンタが再び、アーサーを襲うのでしょうか…?

続きが気になる終わり方でした!

今作はたっぷりアーサーを堪能できて大満足で劇場を後にしました!

『アクアマン』まとめ

以上、大満足した『アクアマン』の感想レビューを書かせていただきました。

要点まとめ
  • 海の美しさと、海底の世界観を作り上げる技術や、計り知れない想像力に感動!
  • アクアマンは、地上と海底の懸け橋となる運命のヒーローである。
  • 半海底人のアーサーが自分の存在とは何かを探し、確認し、行動する物語。
  • ブラックマンタ生存に、弟オームの存在と、これからも見逃せない『アクアマン』

DCコミックファンの方はもちろん、今までまだ触れたことのない方も、スケールの大きさに圧倒されるほど素晴らしい作品です。

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