アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』は、鴨志田一によるライトノベルをTVアニメ化した作品です。
『青春ブタ野郎』シリーズとして、累計発行部数は100万部を突破している大ヒット作。
通称「青ブタ(あおぶた)」としてファンに愛されていて、映画化もされるなど大きな支持を集めています。
今回は、2018年10月に放送された大人気アニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』のあらすじ・ネタバレ感想を書いていきたいと思います。
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目次
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』作品情報
作品名 | 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない |
放送年 | 2018年10月〜2018年12月 |
話数 | 全13話 |
原作 | 鴨志田一 |
監督 | 増井壮一 |
声優 | 石川界人(梓川 咲太) 瀬戸麻沙美(桜島 麻衣) 久保ユリカ(梓川かえで) 種﨑敦美(双葉 理央) 東山奈央(古賀 朋絵) 水瀬いのり(牧之原 翔子) 内田真礼(豊浜 のどか) |
音楽 | fox capture plan |
主題歌 | オープニングテーマ「君のせい」 エンディングテーマ「不可思議のカルテ」 |
増井壮一監督をはじめとするスタッフには実力派が集い、繊細なストーリーや感情を豊かに描き上げています。
空と海の輝く街「藤沢」を舞台に、切なく、心に響く物語をお贈りするラブコメファンタジーとなっています。
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』声優・キャラクター紹介
梓川 咲太(声優:石川界人)
- 本作の主人公。峰ヶ原高校2年。「青春ブタ野郎」とは彼のこと。
- 高校2年生にして、携帯を持っていない変わり者。
- 暴力事件を起こしたと噂されていて、学校では浮いた存在だが、本人はまったく気にしていない。
桜島 麻衣(声優:瀬戸麻沙美)
- 峰ヶ原高校3年生。
- 人気タレントだが、現在は活動休止中。
- ちょっぴりSなバニーガール先輩。
- 真面目で礼儀正しいが、気も強い。
梓川 かえで(声優:久保ユリカ)
- 咲太の妹。中学3年生。
- おうちが大好きなブラコン妹。
- 過去のいじめが原因で引きこもりになっている。
古賀 朋絵(声優:東山奈央)
- 峰ヶ原高校1年生。
- イマドキ女子だが、おてんばな小悪魔キャラ。
- 博多弁を隠しているが、気を抜いたときに博多弁に戻る。
双葉 理央(声優:種﨑敦美)
- 咲太の同級生。
- 冷静沈着な理系女子。
- 咲太が心を許す数少ない友達のひとり。
【ネタバレ】『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』あらすじ・感想
「次の話が気になる」を楽しめる作品
知り合いの男性に勧められて『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』を観ました。
その知人からオススメとして同時に挙がった他作品は、『この素晴らしい世界に祝福を!』『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』『魔法科高校の劣等生』などなど…。
この中でも青春日常好きの私が目を留めたのが、本作『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』でした。
正直タイトルからも絵柄からもなんとなく「いかにもラノベ」という、どちらかと言えばあまり良くない印象の先入観から軽い気持ちで観始めました。
……が、観始めるとこれがとてもおもしろい。
基本的に私はマンガなども含めて、物語は最初から最後まで一気に見たいタイプです。続きが気になるまま時間が空くのが嫌なので。
ただ、このアニメは久しぶりにリアルタイムで観ながら、「来週が気になる」という気持ちを楽しめながら観ることができました。
日常の中の不思議な出来事
主人公・梓川咲太の周りの女の子たちにちょっと不思議な出来事が起こって、それを咲太が解決していくというあらすじ。
それだけを聞くと、ラノベによくあるちょっとファンタジーな学園ラブコメなのですが、これは厨二病がテーマなのでしょうか。
思春期症候群という名前の不思議現象から推測しただけなので、あくまでアニメから受けた原作未読である私の印象です。
不思議な出来事そのものや、その原因、解決法が、小難しいようでわかりやすい。
内容も設定もまったく違うのですが、昔アニメも原作も追っていた『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズを連想しました。
『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズは登場人物そのものに不思議な力が備わっていたり、異世界人や未来人が登場したりと、設定そのものにファンタジー要素がありました。
ですが、『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の世界観は、あくまでも現代日本の学生たちの日常。
だからこその原因と解決法というところが、この作品の魅力のように感じます。
魅力的な登場人物たちと思春期症候群
それから各キャラクターたちも魅力的です。
まずヒロインの桜島麻衣がかわいい。
ツンデレの年上という萌えポイントをばっちり押さえているんですが、彼女のツンデレには嫌味がまったく無いんですよね。
デレの割合も高いし、ツンデレと言うよりは気位の高いお姉さまって感じです。
ビジュアルも黒髪長髪で、私の好みドンピシャでした!
それから彼女に対する好意にブレがまったくない主人公の梓川咲太に、なによりも好感が持てます。
咲太が他の女子のために走り回っていても、彼の麻衣への想いが安定しているので、恋愛面でのドロドロとした話になることはありません。
その分、次々と起こり得る不思議な出来事とその解決に入り込める作品でした。
他にもかわいい妹、小生意気な後輩、駆け出し中のアイドルなど、魅力的な女子がたくさん出てきます。
そしてそれぞれになにかしらの悩みを抱え、それが故に起こる不思議な出来事…。
私が一番心に残ったのは、主人公の友人・双葉理央がふたりに増えてしまう回でした。
これは思春期症候群という名前がぴったりなほどに青春を感じましたね…。
解決はするけれどもすべて綺麗にうまくいくとは限らない。
“HAPPY END”でも”BAD END”でもない終わりのようでいて、そもそもENDでもない。
本当に日常の中で起こった、ちょっとした夢物語という感覚でした。
しかし、どれもが解決していようがいまいが周囲に大した影響はない。
けれど、本人にとっては大問題という思春期症候群の名にふさわしい問題ばかりです。
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』まとめ
【雑誌掲載情報】
明日30日発売のメガミマガジン3月号には #青ブタ の描き下ろしポスターが付録!麻衣さんのポスター、ぜひゲットしてくださいね!https://t.co/SEgbV1dcT8 pic.twitter.com/xxDJmIu5mx— アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」公式 (@aobuta_anime) 2019年1月29日
原作のライトノベルでは、1巻につきひとつの問題を解決していく、という形のようです。
30分に収まるアニメだけでは描けなかった部分なども、原作を読めばもっと詳細に理解できるようになるのかなぁと思うと、少し原作を手にとってみたくなるような作品でした。
作中に江ノ島だったり、実在する地名が出てくるので、今流行りの聖地巡りなんかも楽しめそうですね。
まだまだ解決しきれていない問題がたくさんあるようにも思えるので、第2期のTVアニメ化にも期待したいです!
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