明墨正樹(長谷川博己)は、糸井一家殺人事件の資料を何度も読み返していました。
一方、赤峰柊斗(北村匠海)と紫ノ宮飛鳥(堀田真由)は、志水裕策(緒形直人)の無実を証明する新たな証拠を探し始め‥。
第9話では、糸井一家殺人事件で志水が有罪になった過程と、桃瀬礼子(吹石一恵)が明墨に託した思いに注目です!
目次
ドラマ『アンチヒーロー』前回第8話のあらすじと振り返り
明墨正樹(長谷川博己)は、志水裕策(緒形直人)が無実である証拠を手に入れるために、有罪だった緋山啓太(岩田剛典)を無罪にした事が分かりました。
12年前、無実を訴える志水を強引に自白させたのが明墨だったことも分かり‥。
6年前、明墨の同僚・桃瀬礼子(吹石一恵)から糸井一家殺人事件の資料を渡され、志水が冤罪だと知った明墨。
明墨は、自分が犯した罪を償うために、志水の無実を証明しようとしていました。
明墨は江越/本名:後藤秀一(迫田孝也)と取引し、志水のアリバイが映っている動画を手に入れようとしますが‥。
動画はすでに伊達原泰輔(野村萬斎)の手に渡り、握り潰されていました。
【ネタバレあり】ドラマ『アンチヒーロー』第9話あらすじと感想
糸井一家殺人事件の全容
明墨正樹(長谷川博己)は、糸井一家殺人事件の資料を何度も読み返していました。
一方、赤峰柊斗(北村匠海)と紫ノ宮飛鳥(堀田真由)は、志水裕策(緒形直人)の無実を証明する新たな証拠を探し始めます。
しかし、紫ノ宮は父・倉田功(藤木直人)から面会を拒否され、赤峰も新たな証拠を掴むことが出来ませんでした。
そんな中、赤峰は、12年前の糸井一家殺人事件を整理し‥。
-糸井一家殺人事件-
・事件が起こった日付と場所:2012年3月5日。千葉県にある糸井さんの自宅
・死亡した前夜に嘔吐・下痢などの症状で受診していた
・死亡した前日の夜7時半頃、糸井家に客が招かれ食事会が催されていた
・現場検証で高濃度のタリウムが検出(タリウムは、志水が手に入れやすい毒だった)
・犯人の痕跡(毛髪、皮脂、皮膚片などを含む)は発見できなかった
警察は毒殺事件と断定し、食事会に招かれた客が毒物を持ち込んだと考え捜査を進めました。
そして、糸井一家と親交が深かった志水が逮捕されたのです。
ミルトモ 編集部
嘔吐・下痢の症状で受診した時に、毒物の可能性に気づいていれば、糸井一家を助けることが出来た気がするのですが‥。
志水の冤罪を知りながら真犯人を放置し、「我ら検察こそ正義」と言う伊達原泰輔(野村萬斎)には腹が立ちました。
桃瀬(吹石一恵)が明墨(長谷川博己)に託した思い
赤峰は、桃瀬礼子(吹石一恵)の日記を明墨に渡しました。
その日記には、伊達原の下で働き始めてから、志水の冤罪に気づく過程が書かれていて‥。
桃瀬は、保護犬施設に通う紗耶(近藤華)と親しくなり、宇都宮地検に異動になった後も、糸井一家殺人事件を調べていました。その後、桃瀬は病気が見つかり‥。
桃瀬は明墨を呼び出し、糸井一家殺人事件の資料を渡します(6年前)。
明墨君へと書かれた手紙には、“志水さんを救って こうなってみて分かる 命は有限で 尊い 私も もっと生きたかった でもまだ救える命がある ‥”と書かれていました。
ミルトモ 編集部
白木凛(大島優子)の裏切り
週刊誌には、明墨の印象を悪くする記事が載っていました。
明墨は、事件の真相を知る瀬古成美(神野三鈴)と倉田に会いに行き、全てを話して欲しいと説得しますが‥。
志水のノートには、長時間に渡って過酷な尋問を受ける様子と、娘・紗耶への想いが書かれています。
そんな中、紫ノ宮は、糸井一家の死因となる毒物の鑑定結果に不可解な点を見つけ‥。
一方、白木は、事務所に保管されていた緋山啓太(岩田剛典)の作業着(緋山が有罪である証拠)を伊達原に渡し、明墨は証拠隠滅罪の容疑で逮捕されてしまいました。
ミルトモ 編集部
ドラマ『アンチヒーロー』第9話まとめ
自分の過ちを認めようとしなかった明墨と、亡くなる直前まで無実の人を救おうとしていた桃瀬。
桃瀬の強い思いが、今の明墨を作り上げたのだと感じました。
明墨は自分の過ちを正すため、全てを懸けて志水の冤罪を晴らそうとしています。
一方、自分の保身のために、邪魔者を消していく伊達原。
伊達原はもはや、検察を束ねる長とは言えない気がしました。
検察が、毒物の鑑定結果を改ざんし、無実の証拠を隠ぺいしたのなら大問題です。
緋山が無罪になったのは、DNA鑑定が改ざんされた証拠が見つかったからです(第2話)。
もしかすると明墨は、自分を犠牲にして証拠の隠ぺいと鑑定結果の改ざんを証明しようとしているのかも‥。
白木の行動は、明墨への裏切りなのか、別の意図があるのか?
緑川歩佳(木村佳乃)が、誰の味方なのかも気になります。
最終話は、法廷で争う明墨と伊達原が、どんな結末で終わるのかに注目したいです!