弁護士・明墨正樹(長谷川博己)は、殺人犯として生きるとはどういうことかを被告人・緋山啓太(岩田剛典)に説明しました。
そして、「私があなたを無罪にして差し上げます」と言います。
明墨は、検察側が提示した証拠を一つ一つ握り潰していき‥。
無実である確証がなくても、明墨が被告人を無罪にしたい理由は何でしょう。
第1話では、被告人を無罪にするために、明墨がどんな方法を使うのかに注目です!
目次
【ネタバレあり】ドラマ『アンチヒーロー』第1話あらすじと感想
私があなたを無罪にして差し上げます
「人を殺したんですか?」
弁護士・明墨正樹(長谷川博己)は被告人・緋山啓太(岩田剛典)にそう言って、殺人犯として生きるとはどういうことかを説明しました。
そして、「私があなたを無罪にして差し上げます」と言います。
羽木精工の従業員だった緋山は、社長・羽木(山本浩司)を殺した罪に問われていました。
緋山は羽木から酷いパワハラを受け、それに耐えかねて犯行に及んだと考えられています。
姫野検事(馬場徹)は、緋山が罪を犯した4つの証拠を提示しました。
-4つの証拠-
・被告人の入出が記録された防犯カメラ映像
・現場に付いた被告人の指紋
・被害者の爪の間から検出された被告人のDNA鑑定
・第一発見者の証言
しかし検察は、決定的な証拠(殺害に使用した凶器など)を掴んではいません。
検察は、様々な証拠を掛け合わせて、有罪にもっていこうとしていたのです。
一方、緋山を弁護する事になった明墨法律事務所には、3人の弁護士(明墨、赤峰柊斗(北村匠海)、紫ノ宮飛鳥(堀田真由))と2人のパラリーガル(白木凛(大島優子)、青山憲治(林泰文))、そして、ペットの犬・ミルが居ます。
明墨は、検察が掴んだ4つの証拠を握り潰そうと考えていました。
ミルトモ 編集部
第一回公判
緋山は、姫野検事からどんな尋問を受けても、罪を認めようとしませんでした。
一方、明墨は、証人として被害者家族を呼ぶことにします。
紫ノ宮に連れられ、証言台に立った湊(被害者・羽木の息子。5歳)。
湊は、緋山を「お兄ちゃん」と呼び、玄関の置物の傍にあったボールを緋山に取ってもらったと証言します。
明墨たちは、発見された指紋が事件前に付いた可能性を指摘し、証拠の一つを握り潰すことに成功しました。
その後、紫ノ宮は、湊が羽木精工の従業員・佐藤(前原瑞樹)を「お兄ちゃん」と呼び、「ボールで遊ぼう」と言っているのを目撃し‥。
ミルトモ 編集部
第二回公判
第二回公判で証人として呼ばれたのは、事件の第一発見者・尾形(一ノ瀬ワタル)(職を転々としていた。ギャンブル好き。お酒好き。借金をしていて、羽木にもお金を借りていた)です。
証言台に立った尾形は、被害者・羽木を発見した経緯を説明します。
-尾形の証言-
・メガネを忘れて取りに戻ると、緋山と羽木が揉めている声が聞こえた
・緋山と羽木が出て行った(緋山は「殺す」と言っていた)後、自宅方面から悲鳴が聞こえた
・様子を見に行き、倒れている羽木を発見する
明墨は、ある検証を行い、尾形の証言の不確実性を証明する事に成功します。
自分の病気を暴露された尾形は、明墨と姫野検事に怒りをぶつけ‥。
その後、姫野検事は、ずっと発見されなかった凶器を新たな証拠調べとして請求しました。
緋山の面会に行った明墨は、「事件が起きる前、あのハンマーをどこかで無くしませんでしたか?」と聞きました。
ミルトモ 編集部
罪を犯した人はやり直せるのか?
検事正・伊達原泰輔(野村萬斎)は、検事がどんな仕事か子供たちに説明した後、「日本という国は、罪を犯した人でもちゃんとやり直せる国」と言います。
そんな伊達原の姿を、検察官・緑川歩佳(木村佳乃)が笑みを浮かべて見ていました。
紗耶(近藤華)は、ミルを散歩に連れて行きます。
赤峰は、紗耶を明墨の娘だと思ったのですが‥。
ミルトモ 編集部
ドラマ『アンチヒーロー』第1話まとめ
弁護士・明墨は、殺人の罪に問われている緋山を無罪にしようとしていました。
明墨にとって、緋山が罪を犯したか犯してないかは関係ないようで‥。
しかし、証人たちを騙したり貶めたりして、検察が用意した証拠を握り潰すやり方は、あまりいいやり方とは思えませんでした。
罪を犯した可能性があるのに、無罪にするため証拠を捻じ曲げるのは、果たして正しい事なのか‥。
「殺人犯として逮捕され死刑が確定。10年以上も獄中生活を続け、未だ死刑執行の日を待つ。でもそれが本当は無実だとしたら‥」
そんな明墨の言葉を聞いて、明墨が被告人を無罪にしたい理由が少しだけ分かった気がします。
第2話では、緋山が罪を犯しているのかと、明墨が緋山を無罪にできるのかに注目したいです!