ドラマ『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』キャスト・あらすじ・ネタバレ！香取慎吾×関水渚出演。“顔の見えないSNS犯罪者”を炙り出す！

俳優・香取慎吾、5年ぶりの民放ドラマ主演！
犯罪ミステリー「アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜」は、ネット被害に焦点をあてた話題作！！

SNSの匿名利用率が7割を超えた2021年…
絶えず誹謗中傷がかきこまれるのが日常。
そんな中、キーボードによる殺人=指殺人が社会問題に。
舞台は、警視庁に新設された“指殺人対策室（指対）”。
一匹オオカミ系訳アリ捜査官・万丞（香取慎吾）と仲間たちが、顔の見えない犯罪者（アノニマス）を捜し出します。

溢れすぎている“悪しき匿名犯罪”に、どう対処すべきか？
根深い社会問題（SNSの怖さ）を、このドラマは描いています。
苦しむなかで見えてくる人間ドラマにグッときます。
それでは、2021年の幕開けから世間をザワつかせたドラマ「アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜」を紹介していきます。

『アノニマス～警視庁“指殺人”対策室～』の主演・注目キャスト

©「アノニマス」製作委員会

香取慎吾/役：万丞渉

警視庁指殺人対策室の刑事。超マイペースな人。
捜査一課で“狼”と一目置かれる存在であったが…
ある事件を機に第一線から外され、
指対に異動してきた訳アリで難アリ人物。
2年前、ある事件で相棒を失った過去がある。

関水渚/役：碓氷咲良

捜査にのめりこんで熱くなりがち。
相談者に感情移入しがち。
そして、うっかり失言もしがち。
指対で万丞の相棒に！

MEGUMI/役：菅沼凛々子

指対所属。
特定が得意な鬼女で、勝気で凜とした女性刑事。
警察内ゴシップをすべて把握している情報通！

清水尋也/役：四宮純一

指対のデジタル担当。
天才ホワイトハッカー。

勝村政信/役：越谷真二郎

対策室室長。穏やかな人。
指対発足会見にて、派手なネクタイでプチ炎上。
クセ強で自由な指対メンバーに振り回される。

シム・ウンギョン/役：倉木セナ

捜査一課の元刑事。万丞のかつての相棒。

山本耕史/役：羽鳥賢三

捜査一課の刑事。
万丞をライバル視しており、何かとかまう。

『アノニマス～警視庁“指殺人”対策室～』の楽曲

アイナ・ジ・エンドが歌うオープニングテーマ「誰誰誰」

クライムサスペンスドラマのオープニングにピッタリ。
ヒリヒリと癖になるメロディが印象的な曲。

香取慎吾feat.WONKが歌う主題歌「Anonymous」

後味苦め、心がざわつく結末が多いこのドラマ。
最後を最高に盛り上げてくれるカッコイイ曲。

【ネタバレあり】『アノニマス～警視庁“指殺人”対策室～』あらすじ・感想

第1話 引き金をひいた指

匿名大国・日本では、インターネットをめぐるトラブルが急増中。
SNSに書き込んで、スマホやキーボードを使って相手を死に追いやる誹謗中傷などの行為は“指殺人”と呼ばれています。
事態を重く見た警視庁は、指殺人対策室を設置。
そこへ、捜査一課を外された刑事・万丞渉（香取慎吾）が配属になります。

万丞と相棒の碓氷咲良（関水渚）は、18歳のファッションモデルの梢（八木莉可子）が自殺した件を担当。
梢の「年収1千万以下の男は絶対にだめ」発言動画がSNSで炎上。
次に、梢のプライベート写真（未成年飲酒疑惑写真）が世に出回りました。
動画を悪質に切り取って意図的にこの炎上を仕掛けたヤツがいる…こう睨んだ万丞。
“引き金を引いた指（炎上の黒幕）”を見つけるため、指対が捜査開始！
卑劣な中傷犯へと迫る第1話。
サイバー捜査のイロハがわかり、かなり興味深い。
そんな中、事件情報提供サイト・裏K察で“第一発見者の母親が梢を殺した犯人だ”というデマが拡散されはじめます。
混迷する捜査…梢の心を壊したのは誰？
明らかとなった真相に胸がギュッとなりました…

第2話 消せない過去

梢を死に至らしめた黒幕を法では裁くことは叶わず。
でも、アノニマスと名乗る者が裏K察サイトで黒幕の個人情報を晒します！！
アノニマスが正義の鉄槌を下した！？
ガソリンスタンド客が、店員を恐喝して土下座をさせている動画がSNSにて拡散。
その悪質な客、“通称 土下座野郎”は大炎上！
“土下座野郎のオンナ”として何の関係もない亜里沙（深川麻衣）の個人情報が出回り…結婚を控えた亜里沙は、デマを収束させてほしいと指対に相談します。
デマだと発表するも、バッシングはやまず…
追い打ちをかけるようにAV出演の過去動画が露出。
断固として戦う姿勢をみせていた亜里沙。
でも、隠していた消せない過去が表に出回ったことで、亜里沙は婚約者と別れて泣き寝入りすることに。
消えない過去を持つ被害者を救うため、碓氷が奮闘します。
なんと消えない過去を持つ人物がもうひとりいて…！
まっすぐな碓氷が奮闘する第2話。

第3話 17歳の殺人者

2年前に万丞の相棒だった倉木（シム・ウンギョン）が、
最後に発した言葉は「アノニマス」でした。
2年前の事件回想からスタートする第3話。
アノニマスがまた…土下座野郎事件の加害者たちの情報を拡散。
正体不明の投稿者、その存在を不気味がる指対のメンバーたち。
アノニマスは警察内部に？
三鷹市ホームレス殺人事件の加害者少年の実名と顔写真がネット上に晒されました。
その少年・片山蓮（青木柚）の父親から、事実とはかけ離れた書き込みをした犯人（さらし犯）を捕まえてほしいと指対に捜査依頼がきました。
加害者少年・蓮は、犯した罪を悪いとも感じておらず…
父親の影響で歪んだ性格になった哀れな少年でした。
敵ばかりつくる蓮をさらしている犯人特定は困難を極めます。
誰からも見放された蓮…
「被害者のために犯人を捕まえるのが俺たちの仕事だ！」
万丞の喝が、指対メンバーの心に火をつけます。
さらし犯は意外な人物で！
人を語る万丞のラスト6分に、胸が熱くなりました。

第4話 匿名の恋人

“あなたにとって正義とはなんですか？”
アノニマスから万丞に、メールが送られてきました。
ついに接触！
夫以外の素性を知らぬ男性と不倫密会していた元アイドルの平坂澪（田中美里）。
何者かがタレこんでW不倫報道され、澪への悪質書き込みが急増！
芸能人を救う超シークレット案件が、指対に舞い込みます。
裏K察には、週刊誌にリークしたのは3年前に澪を苦しめたストーカー柳田だと書き込まれました。
夫、元ストーカー、不倫密会相手。
元アイドル妻を巡る騒動は、想定外の事態に発展していきます！
この事件に隠れていたのは“匿名の愛”。
すべてを知ると切なさで胸いっぱいになる第4話！

第5話 奪われた居場所

ある事件の捜査で、ガセネタを信じて真犯人を単身で深追いしてしまった倉木。
あれから2年…単独暴走で撃たれて自滅した刑事・倉木は、ずっと心神喪失状態が続いています。
生きていた倉木！
大人気配信者さわてぃ（橋本淳）から、脅迫被害に遭っていると指対に依頼あり。
被害者曰く、元オンラインサロンメンバー星野（萩原利久）が怪しいとのこと。
リアルでもネットでも孤立無援な星野。
サロンを強制退会させられた恨みによる犯行か？
星野が通っていた図書館の司書・栞（鞘師里保）に事情を聞くと、星野はいい人だと答えます。
さわてぃが語るヤバい星野像と、
調べて浮かび上がってきた人当たりがいい星野という男。
指対メンバーは、ふたつが違いすぎて違和感を覚えます。
本当の星野はどっち？
居場所を失って追い込まれた孤独な青年が、危険な復讐計画を実行します…。
ネットリンチ（いじめ）に焦点があたる第5話。
アノニマスが星野を煽り、衝撃の結末へ！

第6話 偽りの復讐

ネットで暗躍するアノニマス。
つい先日も、警察が見過ごそうとした悪をアノニマスが暴露しました。
刑事部長の城ヶ崎（高橋克実）が、その存在を知ります。
「指対の誰かが警察内部情報を漏らしているアノニマスなのでは？」
指対が疑いをかけられます。
一番疑われているのは万丞！
指対へ、匿名の中傷メールで悩む専門学生の香（川島鈴遥）がやってきます。
香の恋人で大学生の総一郎（田中偉登）を中傷するメールが送られてくるらしい。
そんな中、総一郎の拉致監禁事件発生！
生配信をして、犯人が宣言します。
「4時間以内に監禁場所を特定できなかったらコイツは終わり」と。
突如はじまった私刑執行生配信。
裏K察の書き込みを捜査に活用すべきという考えの四宮（清水尋也）。
四宮の考えに異を唱えた万丞とが衝突し、指対室に不穏な空気が流れます。
指対を飛び出した万丞＆碓氷コンビが足で事件の真相を追うことに！
ネットの悪の恐ろしさ…そして、問われる“正義”。
第6話は予想だにしない展開へ。

第7話 アノニマスの正体

“あなたは悪を許していいのか？”
復讐計画実行前に、香はアノニマスからこう煽られていました。
またも背中を押したのは姿の見えないあいつ。
世間はすっかりアノニマスの味方です。
アノニマスの思惑通りに事が進みはじめます。
最終章スタート。
私的制裁を許す危ない空気感。
「次の告発ターゲットは警察！」
とうとう、アノニマスが予告動画（真の目的）を投稿。
2年前に起きた刺殺事件で、警察は罪なき男を冤罪で自殺に追い込んだと告発します。
アノニマスから得た情報を信じて…
2年前、倉木は真犯人を追って命を落としかけました。
アノニマスの正体を暴け！
これが、指対存続をかけたミッション。
アノニマスが正しいのか、警察が正しいのか…
指対が総力を挙げて再捜査に挑みます！
なんと、アノニマスは2人もいた…
正体が明かされる！！

第8話 名もなき正義

いまのアノニマスは、誰よりも警察の腐敗を憎む人でした。
アノニマスこと倉木は、裏K察サイトに刺殺事件の捜査資料をすべて公開します。
「こっちの番です…名もなき正義の力を見せましょう」
正義執行のため、大胆な行動に踏み切ったアノニマス！
倉木の追求の果てに犯人のねつ造を警察が認めるまで、2人の死者が出ました。
暴走を止めなければ！
万丞たちは、倉木より先に真の黒幕を暴きました。
万丞と倉木の直接対決を経て、裏K察（アノニマス）は一旦終わりを告げます。
執拗な正義で真実を見誤った元相棒へ、
万丞が紡いだ言葉にグッときました…

『アノニマス～警視庁“指殺人”対策室～』まとめ

「強い人間なんていない…人は誰でも、この指一本で傷ついてしまう。」
“人のもろさ”を語る万丞の姿が、とても印象に残りました。
麻痺してしまい、安易に考え、目を背けてしまいがちな現実が、このドラマに詰まっています。
ドラマ「アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜」を紹介しました。